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「Windows 11のSnipping Toolで画面録画を始めたら音声が入っていなかった」「マイクの声を録音したいのにオプションが出てこない」――2026年現在のSnipping Toolは画面録画機能が標準搭載されましたが、音声トラックの扱いがやや特殊で、初回利用者がつまずく代表的なポイントになっています。
この記事では、Windows 11のSnipping Toolで音声付き画面録画ができない問題について、マイク権限の確認手順からシステム音声録音の有効化、Game Barやサードパーティツール(OBS Studio)への切り替え判断まで、実用的な観点で解説します。録画ファイルを編集しやすい形式で書き出すコツや、会議録画・教材作成・ゲーム配信の各シーン別おすすめ設定もまとめましたので、ぜひ最後まで読んで自分の用途に合った最適解を見つけてください。

この記事でわかること
- Snipping Toolの画面録画機能が音声に対応する範囲
- マイク音声・システム音声を有効化する具体的な手順
- 音声が入らない場合の権限・ドライバ・ハードウェア確認手順
- Snipping Toolで対応できないケースと判断基準
- Game Bar(Xbox Game Bar)への切り替え方法と長所短所
- OBS Studioを使った高度な音声付き録画の始め方
- 会議録画・教材作成・実況プレイなどシーン別おすすめ設定
- 録画ファイルの保存形式とファイルサイズの目安
Snipping Tool画面録画機能の基本
Windows 11のSnipping Toolは2023年のアップデートで画面録画機能が追加され、2026年現在のバージョン(11.x)ではマイク音声とシステム音声の両方を録画できるようになりました。起動方法はキーボードショートカットWin+Shift+Sからツールバーを呼び出すか、スタートメニューから「Snipping Tool」を検索して起動します。
録画モードに切り替えるには、ツールウィンドウ上部のカメラアイコン横にあるビデオカメラアイコンをクリックします。録画範囲をドラッグで選択すると、録画開始ボタン(赤い丸)と音声トラックの設定パネルが表示されます。ここで「マイク」と「システム音声」のトグルスイッチを操作することで、音声の有無を切り替えられます。
ただし、初期状態ではマイク権限がブロックされていたり、システム音声録音オプションが非表示になっていることがあります。これはWindows側のプライバシー設定や、ハードウェアドライバ、Snipping Toolのバージョンによって挙動が変わるためです。次章以降で具体的な対処法を見ていきましょう。
基礎知識:マイク音声とシステム音声の違い
「マイク音声」はパソコンに接続されたマイク(内蔵・外付け・Bluetooth)から取り込む音、「システム音声」はパソコンが再生している音(YouTube動画、ビデオ会議の相手の声、ゲーム音など)を指します。Snipping Toolではこの2系統を独立して録音可能で、用途に応じて片方だけ・両方・無音を選べます。
たとえばオンライン会議の議事録を残したい場合は、相手の声=システム音声と自分の声=マイク音声の両方を有効にします。教材動画なら自分の解説音声=マイクのみで十分です。BGMが流れるゲーム実況なら、システム音声+マイクの組み合わせが標準です。
詳細な対処法
対処法1:マイク権限を許可する
もっとも頻発する原因がマイク権限のブロックです。次の手順で許可状態を確認してください。
- 「設定」→「プライバシーとセキュリティ」→「マイク」を開く
- 「マイクへのアクセス」がオンになっていることを確認
- 「アプリにマイクへのアクセスを許可する」もオンに
- 下部のアプリ一覧で「Snipping Tool」を見つけ、トグルをオンにする
この設定が無効だと、Snipping Toolのマイクアイコンがグレーアウトされて切り替えできません。設定変更後はSnipping Toolを一度終了して再起動してください。
対処法2:システム音声録音を有効化する
Snipping Toolのツールバーで録画範囲を選択した後、画面下部に表示される「マイク」アイコンと並んで「スピーカー」アイコンがあります。これをクリックして青色(オン状態)にすることで、再生中のすべての音声が録音されます。
このアイコンが見当たらない場合はSnipping Toolが旧バージョンの可能性があります。Microsoft Storeを開き、「ライブラリ」→「Snipping Tool」を選択してアップデートを実行してください。
対処法3:マイクのデフォルトデバイスを確認する
複数のマイクが接続されている場合、Snipping Toolが想定外のマイクを使用している可能性があります。
- タスクバーのスピーカーアイコンを右クリック
- 「サウンドの設定」を選択
- 「入力」セクションで使いたいマイクを既定として選択
- マイクの音量バーが反応することを確認
マイクのテスト機能で音声レベルが動かない場合はハードウェア側の問題なので、別のマイクで試すか、ドライバを更新してください。

対処法4:Snipping Toolを最新版にアップデートする
音声付き録画機能は段階的に拡張されているため、古いバージョンでは制限があります。Microsoft Storeを開き、「ライブラリ」→「更新プログラムを取得する」を実行することで、Snipping Toolを含む全Microsoftアプリを一括更新できます。
対処法5:オーディオドライバを更新する
マイクとシステム音声の両方が認識されない場合、オーディオドライバの不具合が考えられます。
- 「デバイスマネージャー」を開く(Win+X → デバイスマネージャー)
- 「サウンド、ビデオ、およびゲームコントローラー」を展開
- 使用中のオーディオデバイスを右クリック → 「ドライバーの更新」
- 「ドライバーを自動的に検索」を選択
更新後はパソコンを再起動し、Snipping Toolで録音テストを行ってください。
対処法6:Game Barで代替録画する
Snipping Toolで音声録画がうまくいかない場合、標準搭載されているXbox Game Barが代替となります。Win+GでGame Barを開き、キャプチャウィジェットの録画ボタンをクリックします。Game Barはゲーム録画向けに設計されており、システム音声+マイクの同時録音に強く、出力形式もMP4で扱いやすいのが特徴です。
キャプチャ設定は「設定」→「ゲーム」→「キャプチャ」から、ビットレート・フレームレート・音声品質を細かく調整できます。マイク音声の入力レベルもこの画面で確認可能です。
対処法7:OBS Studioで本格的な音声付き録画を行う
会議録画や講義動画など、複数音源を細かくミキシングしたい場合はOBS Studio(無料・オープンソース)が最強の選択肢です。次の手順でセットアップします。
- OBS公式サイトから最新版をダウンロードしてインストール
- 「ソース」→「画面キャプチャ」を追加
- 「ソース」→「音声入力キャプチャ」でマイクを追加
- 「ソース」→「音声出力キャプチャ」でシステム音声を追加
- 「設定」→「出力」で録画形式(MP4推奨)と保存先を指定
- 「録画開始」ボタンを押して録画開始
OBSは音声トラックを別々のレイヤーで管理できるため、後から編集ソフトで音量バランスを微調整できます。
対処法8:プライバシー設定の「最近の使用履歴」を確認する
マイク権限の問題が解決しない場合、Windowsのプライバシー診断機能を使います。設定 → プライバシーとセキュリティ → マイクの下部に「最近のアクティビティ」が表示され、どのアプリが直近にマイクへアクセスしたかを確認できます。Snipping Toolが一覧に出ていなければ、権限が適用されていないことを意味します。
対処法9:Snipping Toolをリセットする
設定が複雑に絡み合って動作しない場合は、アプリ自体のリセットが有効です。
- 「設定」→「アプリ」→「インストールされているアプリ」
- 「Snipping Tool」を探して「…」メニューから「詳細オプション」
- 「リセット」セクションの「リセット」ボタンをクリック
これでアプリの設定が初期化され、再起動後にクリーンな状態で再設定できます。
対処法10:マイクのハードウェア物理スイッチを確認する
意外と見落とされがちですが、ノートPCの中にはF1〜F12キーやサイドにマイクのハードウェアミュートスイッチが付いている機種があります。物理的にマイクが切られていればソフト側でいくら設定しても録音できません。LenovoのThinkPad、HPのEliteBook、DellのLatitudeシリーズなどには搭載されていることが多いので、本体の各キーや側面を確認してください。
録画ツール比較表
| ツール名 | マイク録音 | システム音声 | 出力形式 | 難易度 | 推奨用途 |
|---|---|---|---|---|---|
| Snipping Tool | 対応 | 対応 | MP4 | 初心者向け | 短時間スクリーンショット |
| Xbox Game Bar | 対応 | 対応 | MP4 | 初心者向け | ゲーム・会議録画 |
| OBS Studio | 多入力対応 | 多入力対応 | MP4/MKV/FLV | 中級者以上 | 配信・本格収録 |
| PowerPoint | 対応 | 対応 | MP4 | 初心者向け | プレゼン録画 |
| ShareX | 対応 | 対応 | MP4/GIF | 中級者向け | ワークフロー記録 |
シーン別おすすめ設定
オンライン会議の録画では、Game BarかOBS Studioを推奨します。Snipping Toolでも対応可能ですが、長時間録画ではメモリ消費が大きくなりがちです。Game BarならWin+Gですぐ起動でき、Win+Alt+Rで録画開始・停止が可能です。
教材動画の作成では、PowerPointの画面録画機能やOBS Studioが向いています。OBSならノイズ抑制フィルタやエコーキャンセラを音声トラックに適用でき、聞き取りやすい音声に仕上げられます。
ゲーム実況やライブ配信では、OBS Studio一択です。複数シーンの切り替えやWebカメラの合成、配信プラットフォーム(YouTube Live、Twitch等)への直接配信に対応しています。

よくある質問(FAQ)
Q1. Snipping Toolの録画時間に上限はありますか?
明確な上限は公表されていませんが、長時間録画ではメモリと保存先の空き容量に注意が必要です。1時間以上の録画はGame BarかOBS Studioを推奨します。
Q2. 録画ファイルの保存先を変更できますか?
Snipping Toolはデフォルトで「ビデオ」フォルダに保存されますが、録画停止後の保存ダイアログで任意のフォルダを指定できます。
Q3. 音声だけが入らない原因は何ですか?
マイク権限のブロック、デフォルトマイクの設定ミス、ハードウェアスイッチがオフ、またはSnipping Toolの旧バージョン使用が主な原因です。本記事の対処法1〜5を順に確認してください。
Q4. システム音声を録音すると著作権の問題はありますか?
個人利用や学習目的の範囲なら通常問題ありませんが、配信や公開には音楽・動画の著作権に注意が必要です。商用利用の場合は権利関係を必ず確認してください。
Q5. Bluetoothヘッドセットのマイクは使えますか?
使えます。ただしBluetoothのコーデックによっては音質が大きく劣化することがあります。高品質を求めるならUSB有線マイクを推奨します。
Q6. Snipping Toolで音量レベルの調整はできますか?
Snipping Tool内では音量調整機能は限定的です。Windows側の入力デバイスのプロパティから調整するか、OBS Studioで録音前に音量レベルを設定してください。
Q7. Macで同様の機能を使うには?
macOSではcmd+shift+5で起動するスクリーンショットツールが画面録画とマイク録音に対応しています。
Q8. 録画した動画を編集したいです。
Windows標準のClipchamp(旧映画&テレビ)やフォトアプリのビデオエディタが無料で使えます。本格的な編集ならDaVinci Resolveが無料で高機能です。
まとめ
Windows 11のSnipping Toolで音声付き画面録画ができない問題は、多くの場合マイク権限の許可設定とSnipping Tool内のマイク・スピーカーアイコンのオン切り替えで解決します。設定 → プライバシーとセキュリティ → マイクから「Snipping Toolにマイクへのアクセスを許可する」を確認するのが最初の一手です。
それでも音が入らない場合は、デフォルトマイクデバイスの確認、ドライバの更新、Snipping Tool自体のリセット、ハードウェアスイッチの確認の順で切り分けていきましょう。長時間録画や本格的な配信を目指すなら、Snipping ToolにこだわらずGame BarやOBS Studioへの乗り換えを検討するのが賢明です。
用途に応じて適切なツールを選び、目的に合った設定を行うことで、誰でも簡単に音声付き画面録画を実現できます。今日から自分の作業スタイルに合った録画環境を整えて、効率的なコンテンツ制作や記録残しを始めてみてください。
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