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【2026年最新版】Windows 11でDNSが解決できない・名前解決に失敗する時の対処法【完全ガイド】
「ウェブサイトにアクセスしようとすると『このサイトにアクセスできません』と表示される」「DNSが見つかりません、とエラーが出る」「特定のサイトだけ開けない」——こうした症状はWindows 11のDNS(Domain Name System)関連の問題である可能性が高いです。
DNSはインターネット上のドメイン名(例:example.com)をIPアドレスに変換する仕組みです。このDNS解決が正常に機能しないと、ブラウザやアプリがサーバーに接続できなくなります。本ガイドでは、Windows 11におけるDNS問題の原因と解決策を体系的に解説します。

この記事でわかること
- Windows 11でDNSエラーが発生する主な原因
- DNSキャッシュのフラッシュ手順(ipconfig /flushdns コマンド)
- パブリックDNS(Google 8.8.8.8 / Cloudflare 1.1.1.1)への変更手順
- WindowsファイアウォールとセキュリティソフトによるDNSブロックの対処法
- DNS over HTTPS(DoH)設定の確認と変更方法
- ルーターのDNSリセット手順
DNSエラーの主な種類と原因
Windows 11で表示されるDNS関連のエラーメッセージは主に以下の種類があります。
| エラーメッセージ | 考えられる原因 | 主な対処法 |
|---|---|---|
| このサイトにアクセスできません(DNS_PROBE_FINISHED_NXDOMAIN) | DNSキャッシュの破損、DNSサーバー障害 | DNSキャッシュフラッシュ、DNSサーバー変更 |
| ERR_NAME_NOT_RESOLVED | DNSサーバーへの接続失敗 | DNSサーバー変更、ルーター再起動 |
| DNS サーバーが応答していません | ISPのDNSサーバー障害、ファイアウォールブロック | パブリックDNSへの変更 |
| ホスト名が解決できません | hostsファイルの設定誤り | hostsファイルの確認・修正 |
対処法1:DNSキャッシュをフラッシュする
DNSキャッシュとは、過去に解決したドメイン名とIPアドレスの対応をWindowsが一時的に保存したデータです。このキャッシュが古くなったり破損したりすると、正しいIPアドレスに接続できなくなります。キャッシュをクリアすることで問題が解決するケースは非常に多くあります。
コマンドプロンプトからDNSキャッシュをフラッシュする手順
- スタートメニューを右クリックして「ターミナル(管理者)」を選択する(またはスタートボタンを押して「cmd」と検索し、「管理者として実行」を選択)
- 以下のコマンドを1行ずつ入力してEnterキーを押す:
DNSキャッシュの削除:
ipconfig /flushdns
「DNS Resolver Cache が正常にフラッシュされました。」と表示されれば成功です。
続けて以下のコマンドも実行すると、より確実に問題を解消できます。
TCP/IPスタックのリセット:
netsh int ip reset
Winsockのリセット:
netsh winsock reset
3つのコマンドをすべて実行したら、パソコンを再起動してブラウザからウェブサイトにアクセスできるか確認してください。再起動しないと変更が完全に反映されないことがあります。
PowerShellでDNSキャッシュを確認・削除する方法
PowerShellを使う場合は以下のコマンドで対応できます。
現在のDNSキャッシュを表示する:
Get-DnsClientCache
DNSキャッシュを削除する:
Clear-DnsClientCache
PowerShellもコマンドプロンプトと同様に管理者権限で実行する必要があります。スタートメニューで「PowerShell」と検索し、「管理者として実行」を選択してください。

対処法2:パブリックDNSサーバーに変更する
インターネットプロバイダー(ISP)が提供するDNSサーバーが混雑していたり障害が発生していたりする場合、Googleが提供する「8.8.8.8」やCloudflareが提供する「1.1.1.1」などのパブリックDNSサーバーに変更することで問題が解決することがあります。
主要なパブリックDNSサーバーの比較:
| 提供元 | プライマリDNS | セカンダリDNS | 特徴 |
|---|---|---|---|
| Google Public DNS | 8.8.8.8 | 8.8.4.4 | 高速・安定・世界中で広く利用 |
| Cloudflare | 1.1.1.1 | 1.0.0.1 | 最速・プライバシー重視 |
| OpenDNS(Cisco) | 208.67.222.222 | 208.67.220.220 | フィルタリング機能あり |
Windows 11でDNSサーバーを変更する手順
- スタートメニューを開き「設定」を選択(またはWindows + I キー)
- 左メニューから「ネットワークとインターネット」をクリック
- 現在接続しているネットワーク(「Wi-Fi」または「イーサネット」)をクリック
- 接続中のネットワーク名の右にある「>」をクリック
- 「DNSサーバーの割り当て」の「編集」をクリック
- ドロップダウンメニューを「自動(DHCP)」から「手動」に変更
- 「IPv4」のスイッチをオンにする
- 「優先DNSサーバー」に「8.8.8.8」(Googleの場合)を入力
- 「代替DNSサーバー」に「8.8.4.4」を入力
- 「保存」をクリック
変更後、ブラウザでウェブサイトにアクセスして問題が解決されたか確認してください。解決した場合は、ISP側のDNSサーバーに問題があった可能性があります。
コマンドラインでDNSサーバーを変更する方法
管理者権限のターミナルで以下のコマンドを実行することでも変更できます。「イーサネット」の部分は実際のネットワークアダプター名に置き換えてください。
netsh interface ip set dns name="イーサネット" static 8.8.8.8
netsh interface ip add dns name="イーサネット" 8.8.4.4 index=2
対処法3:WindowsファイアウォールとセキュリティソフトによるDNSブロックを確認する
Windowsファイアウォールやサードパーティのセキュリティソフトが、DNSポート(UDP/TCP 53番)の通信をブロックしていることがあります。特に最近セキュリティソフトをインストールしたり更新したりした後から問題が発生した場合は、これが原因の可能性があります。
Windowsファイアウォールを一時的に無効にして確認する
- スタートメニューを開き「Windows セキュリティ」と検索して開く
- 「ファイアウォールとネットワーク保護」をクリック
- 現在使用中のネットワーク(プライベートネットワークなど)をクリック
- 「Microsoft Defenderファイアウォール」を一時的にオフにする
- ウェブサイトにアクセスできるか確認する
- 問題が解消された場合は、ファイアウォールの設定に問題がある
- 確認後は必ずファイアウォールを再度オンにする
重要:ファイアウォールを無効にしたままにすると、セキュリティリスクが生じます。確認目的でのみ一時的にオフにし、原因確認後は必ず再度オンにしてください。
サードパーティのセキュリティソフトを一時的に無効にする
ノートン、マカフィー、ESET、カスペルスキーなどのセキュリティソフトが原因の場合、それぞれのソフトのシステムトレイアイコンを右クリックして「保護を一時停止」または「無効化」を選択します。
セキュリティソフトを無効にした状態でDNS問題が解消された場合は、そのソフトのDNS関連の設定(DNSフィルタリング、ウェブ保護機能など)を見直す必要があります。セキュリティソフトのサポートページまたはサポートセンターに問い合わせることをおすすめします。
対処法4:DNS over HTTPS(DoH)設定を確認・変更する
DNS over HTTPS(DoH)は、DNS通信を暗号化してプライバシーとセキュリティを向上させる機能です。Windows 11はDoHをサポートしており、ブラウザのDoH設定が正しく機能していない場合にDNS解決の問題が生じることがあります。
Windows 11のDoH設定を確認する
- スタートメニュー→「設定」→「ネットワークとインターネット」→「Wi-Fi」または「イーサネット」を開く
- 接続中のネットワークの「>」をクリック
- 「DNSサーバーの割り当て」→「編集」をクリック
- DNSを手動設定している場合、「優先DNS暗号化」の項目を確認
- 「暗号化のみ(HTTPS経由のDNS)」が選択されている場合、暗号化なしに変更してみる
DoHの設定が原因の場合、DNSサーバーがDoHをサポートしていないか、DoHの通信がブロックされている可能性があります。「暗号化なし(HTTPを使用したDNS)」に変更することで問題が解消される場合があります。
ChromeブラウザのセキュアなDNS設定を確認する
GoogleChromeには独自のセキュアDNS設定があります。
- Chromeのアドレスバーに「chrome://settings/security」と入力してEnterを押す
- 「セキュアなDNSを使用する」の設定を確認
- 問題が発生している場合は、この設定をオフにして確認する
対処法5:ルーターのDNSをリセットする
自宅ルーターがDNSサーバーとして機能している場合(多くの家庭用ルーターはこの設定)、ルーター自体のDNSキャッシュが問題の原因になることがあります。
ルーターを再起動する(最も簡単な方法)
- ルーターの電源ボタンを押してオフにするか、電源ケーブルを抜く
- 30秒以上待つ(内部のキャッシュがクリアされるまで時間が必要)
- 電源を入れ直す
- ルーターが完全に起動するまで1〜2分待つ
- PCをWi-Fiまたは有線LANに再接続してウェブサイトにアクセスできるか確認する
ルーターのDNS設定を変更する
ルーターの管理画面から直接DNSサーバーを変更することで、そのルーターに接続するすべての端末のDNS問題を一括で解決できます。
- ブラウザのアドレスバーにルーターの管理画面IPアドレスを入力する(一般的に「192.168.0.1」または「192.168.1.1」)
- 管理者のユーザー名とパスワードを入力してログイン(不明な場合はルーター底面のラベルを確認)
- 「インターネット設定」または「WAN設定」「詳細設定」等の項目を探す
- DNS設定の項目に移動する
- プライマリDNSに「8.8.8.8」、セカンダリDNSに「8.8.4.4」を入力する
- 「保存」または「適用」をクリックする
- ルーターが再起動するのを待ってから接続を確認する

対処法6:hostsファイルを確認する
Windowsには「hostsファイル」と呼ばれる特殊なテキストファイルがあり、ここに書かれたドメイン名とIPアドレスの対応はDNSサーバーより優先されます。このファイルが改ざんされていたり誤った設定が入っていたりすると、特定のサイトだけアクセスできない症状が出ることがあります。
hostsファイルの確認方法
- スタートメニューで「メモ帳」と検索し、「管理者として実行」を選択
- メモ帳でファイル→「開く」を選択
- アドレスバーに「C:\Windows\System32\drivers\etc」と入力してEnterを押す
- ファイルの種類を「すべてのファイル」に変更して「hosts」ファイルを選択して開く
- 「#」で始まるコメント行以外に、問題のドメイン名が記載されていないか確認する
- 不審な行がある場合は削除して保存する
正常なhostsファイルには「# Copyright (c) 1993-2009 Microsoft Corp.」などのコメント行と「127.0.0.1 localhost」「::1 localhost」の行のみが記載されています。それ以外の行でアクセスできないサイトが記載されていた場合は、マルウェアによる改ざんの可能性があります。セキュリティスキャンを実施することをおすすめします。
対処法7:ネットワークアダプターのリセット
ネットワークアダプターの設定が破損している場合、TCP/IPスタック全体をリセットすることで問題が解消されることがあります。
ネットワークアダプターの無効化・有効化
- スタートメニューを右クリックして「デバイスマネージャー」を開く
- 「ネットワークアダプター」を展開する
- 使用中のネットワークアダプターを右クリックして「デバイスを無効にする」を選択
- 数秒待ってから再度右クリックして「デバイスを有効にする」を選択
ネットワーク設定のリセット(Windows 11)
Windows 11には「ネットワークのリセット」機能があり、すべてのネットワーク設定を初期状態に戻すことができます。ただし、この操作を行うとVPNや手動で設定したネットワーク設定も削除されることに注意してください。
- 「設定」→「ネットワークとインターネット」を開く
- ページ下部の「ネットワークの詳細設定」をクリック
- 「ネットワークのリセット」をクリック
- 「今すぐリセット」をクリックして確認する
- パソコンが自動的に再起動される
よくある質問(FAQ)
Q1. 特定のサイトだけDNSエラーになる場合は?
特定のサイトだけアクセスできない場合は、そのサイト自体が障害中か、hostsファイルにそのドメインが記載されている可能性があります。まずhostsファイルを確認してください。また、DNSキャッシュに古い情報が残っている場合もあります。ipconfig /flushdns を実行してキャッシュをクリアしてみましょう。
Q2. VPNを使うとDNSエラーが解消される場合は?
VPN使用時に問題が解消される場合、ISP(インターネットプロバイダー)のDNSサーバーが原因の可能性が高いです。パブリックDNSサーバー(8.8.8.8など)に変更することで解決できるはずです。
Q3. 有線LAN接続では繋がるのにWi-Fiだとエラーになる場合は?
Wi-Fiのルーター設定またはWi-Fiアダプターに問題がある可能性があります。Wi-Fiアダプターのドライバーを更新するか、Wi-Fi接続を削除してパスワードを再入力し直す「接続の忘れ」操作を試してみてください。
Q4. 「DNSサーバーが応答していません」と表示される場合は?
ルーターの再起動と、パブリックDNSへの変更を試してください。それでも解決しない場合は、ISPに問い合わせてDNSサーバーの障害情報を確認しましょう。
Q5. Windows 11にアップグレードしてからDNSエラーが発生するようになった場合は?
Windows 11のアップグレードでネットワーク設定が変わることがあります。ネットワークアダプタードライバーを最新版に更新するか、デバイスマネージャーからネットワークアダプターを一度アンインストールして再インストールすることを試みてください。
Q6. 会社のネットワークからだとDNSエラーが発生する場合は?
社内ネットワークには、会社独自のDNSサーバーが使われていることが多いです。この場合はIT部門に問い合わせてDNS設定を確認するよう依頼してください。自分でDNSサーバーを変更すると、社内システムにアクセスできなくなることがあります。
問題解決の優先順位まとめ
| ステップ | 対処法 | 難易度 | 効果 |
|---|---|---|---|
| 1 | ルーターの再起動 | 簡単 | 高い |
| 2 | DNSキャッシュのフラッシュ(ipconfig /flushdns) | 普通 | 高い |
| 3 | パブリックDNSサーバーへの変更 | 普通 | 高い |
| 4 | セキュリティソフトの一時無効化で確認 | 普通 | 中程度 |
| 5 | hostsファイルの確認・修正 | やや難しい | 中程度 |
| 6 | TCP/IPスタックのリセット | やや難しい | 高い |
| 7 | ネットワーク設定の完全リセット | 難しい | 最高(最終手段) |
まとめ
Windows 11でDNSが解決できない問題は、原因が複数あることが多いため、ステップを踏んで確認することが重要です。まずはルーターの再起動とDNSキャッシュのフラッシュという2つの基本操作を試してみてください。
それで解決しない場合はGoogle(8.8.8.8)またはCloudflare(1.1.1.1)などのパブリックDNSサーバーに変更することで、ISP側のDNS問題を回避できます。セキュリティソフトによるブロックやhostsファイルの改ざんが原因の場合は、それぞれ専用の確認手順を実施してください。
一つ一つ試していくことで、ほとんどのDNS解決問題は自力で修正できます。どの対処法を試してもうまくいかない場合は、インターネットプロバイダーへの問い合わせも選択肢の一つです。
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