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Macの起動ディスクとは?基本を理解しよう
「Macの起動ディスクって何?」「外付けSSDからMacを起動したい」「macOSとWindowsをデュアルブートしたい」——Macを使っていると、起動ディスクに関する疑問が生じることがあります。
起動ディスク(Startup Disk)とは、Macが電源を入れたときに読み込むオペレーティングシステムが格納されているドライブのことです。通常は内蔵SSDがデフォルトの起動ディスクになっていますが、状況に応じて変更することができます。
本記事では、Macの起動ディスクを変更するすべての方法を2026年最新情報に基づいて解説します。Apple Silicon(M1/M2/M3/M4チップ)搭載Macと、Intel Macそれぞれの注意点も詳しく説明します。
この記事でわかること
- 起動ディスクの基本概念と変更が必要なシナリオ
- システム設定から起動ディスクを変更する手順(macOS Ventura/Sonoma/Sequoia対応)
- Optionキーを使った起動時の一時的なディスク選択
- 外付けドライブからMacを起動する方法
- Boot CampでWindowsとデュアルブートする概要
- Apple Silicon Macでの起動ディスク変更の注意点

起動ディスクを変更する主なシナリオ
実際にどのような場面で起動ディスクの変更が必要になるか、代表的なケースを整理します。
| シナリオ | 概要 | 主な方法 |
|---|---|---|
| macOSのクリーンインストール後 | 新しいボリュームにインストールしたmacOSを起動ディスクに設定する | システム設定から変更 |
| 外付けSSD/HDDからの起動 | バックアップや別バージョンのmacOSを外付けドライブで運用 | Optionキー起動またはシステム設定 |
| macOSのトラブル診断 | 起動できない場合に外付けドライブや復元ボリュームから起動 | Optionキー起動・復元モード |
| デュアルブート(Windowsも使う) | Boot Campを使ってWindowsパーティションから起動 | Boot Camp / Optionキー起動 |
| 複数のmacOSバージョン管理 | 安定版と最新版を切り替えて使う開発・テスト用途 | システム設定から変更 |
方法1:システム設定から起動ディスクを変更する(恒久的な変更)
次回以降の起動で常に特定のディスクから起動したい場合は、この方法で設定します。
macOS Ventura / Sonoma / Sequoia(macOS 13以降)での手順
- Appleメニュー(画面左上のリンゴアイコン)→「システム設定」を開く
- 左サイドバーから「一般」をクリック
- 右側の「起動ディスク」をクリック
- 使用可能なディスクの一覧が表示されるので、起動したいディスクをクリックして選択
- 「再起動…」ボタンをクリック(即時再起動する場合)または、次回起動時から有効にする場合はウィンドウを閉じる
- パスワードの入力を求められる場合は管理者パスワードを入力する
macOS Monterey以前(macOS 12以前)での手順
- Appleメニュー→「システム環境設定」を開く
- 「起動ディスク」をクリック
- 鍵のアイコンをクリックして管理者パスワードを入力してロックを解除する
- 起動したいディスクを選択して「再起動」をクリック
起動ディスクが表示されない場合
接続した外付けドライブが一覧に表示されない場合は、以下を確認してください。
- 外付けドライブにmacOSがインストールされているか確認する
- ドライブの接続ケーブルを抜き差しし、Macが認識しているか確認する
- Macを再起動してから再度「起動ディスク」画面を開く
- Apple Silicon Macでは、セキュリティポリシーの変更が必要な場合がある(後述)

方法2:Optionキーで起動時にディスクを一時選択する
毎回起動ディスクを固定変更するのではなく、1回だけ別のディスクから起動したい場合はこの方法が便利です。
Intel Macでの手順
- Macの電源を入れる(または再起動する)
- 起動音が鳴ったらすぐに「Option(Alt)キー」を押し続ける
- 起動マネージャが表示され、使用可能なディスクがアイコンで表示される
- 矢印キーまたはクリックで起動したいディスクを選択する
- 「Return(Enter)キー」を押すか、矢印アイコンをクリックして起動する
Apple Silicon Mac(M1/M2/M3/M4)での手順
Apple Silicon Macでは操作方法が異なります。
- Macの電源ボタンを長押しする(電源が入っている場合は電源ボタンを長押ししてシャットダウンし、その後再度長押し)
- 「起動オプションを読み込み中…」という表示が出るまでボタンを押し続ける
- 起動オプション画面が表示されたら、起動したいディスクまたはボリュームを選択する
- 「続ける」をクリックして起動する
ファームウェアパスワード設定時の注意
セキュリティのためにファームウェアパスワード(Intel Mac)またはActivation Lock(Apple Silicon)が設定されている場合、起動ディスク選択画面を表示するにはパスワードの入力が必要になります。企業支給のMacでは管理者に確認してください。
方法3:外付けドライブからMacを起動する
外付けSSDやUSBフラッシュドライブにmacOSをインストールして、そこからMacを起動することができます。用途はシステムトラブルからの復旧、古いOSのテスト環境構築など多岐にわたります。
外付けドライブからの起動の前提条件
- 外付けドライブにmacOSがインストール済みであること
- Apple Silicon Macの場合、起動セキュリティポリシーの変更が必要な場合がある
- macOSのバージョンがそのMacの対応バージョンであること
Apple Silicon Macで外付けドライブから起動するための設定
Apple Silicon MacはデフォルトではApple署名済みのOSのみ起動を許可するセキュリティポリシーが設定されています。外付けドライブから起動するには、セキュリティポリシーを変更する必要があります。
- 電源ボタン長押しで起動オプション画面を表示する
- 「オプション」(歯車アイコン)を選択して「続ける」をクリック
- 復元モードが起動したら、メニューバーの「ユーティリティ」→「起動セキュリティユーティリティ」を開く
- 変更したいボリュームを選択して「セキュリティポリシー」をクリック
- 「許容されるセキュリティ」に変更する(外付けドライブ起動を許可するため)
- パスワードを入力して確定する
方法4:Boot CampでWindowsとデュアルブートする概要(Intel Macのみ)
Intel搭載のMacでは、Boot Campアシスタントを使用してWindowsをインストールし、macOSとWindowsを切り替えながら使用することができます。
Boot Campのセットアップ概要
- 「Boot Campアシスタント」(アプリケーション→ユーティリティ)を起動
- Windows ISOイメージを用意して指定する
- パーティションサイズを設定する(Windowsに割り当てる容量)
- 自動的にWindowsのインストールが開始される
- インストール完了後、Optionキー起動でmacOS/Windowsを選択できる
Apple Silicon MacではBoot Campは使えない
M1以降のApple Silicon MacはBoot Campに非対応です。Apple Silicon MacでWindowsを使う場合は、Parallels Desktopなどの仮想化ソフトウェアを使用する必要があります。Parallels Desktop 18以降はApple Silicon Mac上でWindows 11 ARM版を動作させることができます。
| 方法 | 対応Mac | 特徴 |
|---|---|---|
| Boot Camp | Intel Macのみ | ネイティブ動作、高パフォーマンス。macOSとWindowsを切り替えて起動 |
| Parallels Desktop | Intel / Apple Silicon 両対応 | 仮想化、macOS上でWindowsを同時起動。有料ソフト |
| VMware Fusion | Intel / Apple Silicon 両対応 | 仮想化、個人利用は無料版あり |

Apple Silicon Macでの起動ディスク変更:重要な注意点まとめ
Apple Silicon Mac(M1/M2/M3/M4チップ搭載)はIntel Macと比較して起動ディスクに関するセキュリティ設計が大きく異なります。主な注意点をまとめます。
電源ボタン長押しが基本操作
Intel Macでのoptionキー操作に相当するのが、Apple Siliconでは電源ボタンの長押しです。起動オプション画面が表示されるまで数秒間押し続けます。
起動セキュリティユーティリティ
Apple Silicon MacのセキュリティはT2チップよりも強固なSEP(Secure Enclave Processor)により保護されています。外付けドライブからの起動を有効にするには、復元モードから起動セキュリティユーティリティで設定変更が必要です。
各ボリュームが独立したセキュリティポリシーを持つ
Apple Silicon Macでは、ディスク内の各ボリューム(例:内蔵SSDに複数のmacOSをインストールした場合)ごとに独立したセキュリティポリシーを設定できます。これはIntel Macにはない機能です。
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よくある質問(FAQ)
Q1:起動ディスクを変更したら元に戻せますか?
A:はい、いつでも元に戻せます。同じ手順でシステム設定(またはシステム環境設定)の「起動ディスク」から、元のディスクを選択し直すだけです。
Q2:外付けドライブを取り外した後、Macは正常に起動しますか?
A:起動ディスクに設定した外付けドライブが接続されていない状態でMacを起動しようとすると、起動できずに「禁止マーク」や「疑問符フォルダ」が表示されます。その場合はOptionキー(Apple Siliconは電源ボタン長押し)で起動マネージャを呼び出し、内蔵ディスクを選択してください。起動後にシステム設定から内蔵ディスクを起動ディスクに戻しましょう。
Q3:「起動ディスク」がグレーアウトして変更できません
A:管理者権限がない場合に発生します。左下の鍵アイコン(macOS 12以前)をクリックして管理者パスワードを入力するか、管理者アカウントでログインし直してください。macOS 13以降ではパスワード入力プロンプトが自動で表示されます。
Q4:macOSの復元モードから起動ディスクを変更できますか?
A:はい、可能です。復元モード(Intel:Command+R起動、Apple Silicon:電源ボタン長押し→オプション選択)から「ディスクユーティリティ」ではなく、メニューバーの「Appleメニュー」→「起動ディスク」から変更できます。
Q5:Time Machineバックアップディスクを起動ディスクにできますか?
A:Time Machineのバックアップディスクは、バックアップデータが格納されているだけでmacOSがインストールされていないため、起動ディスクにはなりません。起動ディスクにするには、別途そのドライブにmacOSをインストールする必要があります。
Q6:複数のmacOSをインストールしてバージョンを切り替えることはできますか?
A:はい、可能です。macOSは同一ディスク内に複数ボリュームを作成して、それぞれに異なるバージョンをインストールできます(APFS方式)。起動ディスク設定またはOptionキー起動でバージョンを切り替えられます。開発者やテスト目的でよく使われる方法です。
まとめ:Macの起動ディスクを場面に合わせて使いこなそう
Macの起動ディスク変更は、一度手順を覚えてしまえば難しい操作ではありません。本記事の内容をおさらいします。
- 恒久的な変更:システム設定(macOS 13以降)またはシステム環境設定(macOS 12以前)の「一般」→「起動ディスク」から設定
- 一時的な変更:Intel MacはOptionキー起動、Apple Siliconは電源ボタン長押しで起動マネージャを表示
- 外付けドライブからの起動:Apple Silicon Macは事前に起動セキュリティポリシーの変更が必要
- デュアルブート:Intel MacはBoot Camp対応、Apple Silicon MacはParallels等の仮想化ソフトを使用
- Apple Silicon Macの注意点:操作方法・セキュリティポリシーがIntel Macと異なる
トラブル発生時の緊急起動から、複数OSの使い分けまで、起動ディスクの知識はMacを深く活用するための基本スキルです。ぜひ活用してみてください。
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