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Chromecast with Google TVやSony BRAVIA、Hisense、TCLなどに搭載されている「Google TV」では、ホーム画面に「ライブ」タブが用意され、リモートひとつでテレビ番組をすぐ見られるはずの設計になっています。海外のレビュー動画を見ると、Pluto TVやTubi、Plex Live TV、Sling TVなど無料・有料の数多くのライブチャンネルが綺麗にグリッド表示され、リアルタイムで切り替えながら視聴している様子が紹介されています。
ところが日本でGoogle TV搭載デバイスを購入し、いざ「ライブ」タブを開いてみると、Pluto TVもTubiも何も並ばず、空のグリッドや「ご利用の地域では使用できません」という表示が出てしまいます。これは故障ではなく、ライブTV機能で利用できる配信元が日本では極端に限られていることが原因です。
本記事では、Google TVのライブTV機能の仕組み、なぜ日本のチャンネルが表示されないのか、地上波・BS・CS・サブスク放送をGoogle TV上で楽しむための代替手段、TVerやAbemaなど日本独自のサービスの活用法まで、現状取り得るすべての対応策をまとめます。

この記事でわかること
- Google TVの「ライブ」タブの仕組みと地域制限の実態
- 日本のGoogle TVで使える/使えないライブチャンネル一覧
- Pluto TV・Tubi・Plex Live TVなど海外サービスの状況
- 地上波TVチューナーをGoogle TVに接続する方法
- TVer・Abema・NHKプラスなど日本独自サービスの活用
- Chromecast with Google TVと内蔵Google TV搭載テレビの違い
- HDMI入力をライブタブに登録する方法
Google TVの「ライブ」タブとは
Google TVのホーム画面上部には「For you」「Live」「Movies」「Shows」「Apps」「Library」というタブが並んでいます(機種・地域により多少違いあり)。このうち「Live」タブが、ライブ配信中の番組を一覧表示する仕組みです。
このタブに表示される番組は、Google TVが連携しているライブTVプロバイダ(米国のYouTube TV、Sling TV、Pluto TV、Tubi、Plex Live TV、Philo、Frndly TVなど)から提供される、リアルタイム配信中のチャンネル情報を統合したものです。各サービスのアプリをインストールしてサインインすれば、そのサービスのチャンネルがライブタブに統合されます。
米国での標準的な見え方
米国のGoogle TVでは、Pluto TV(無料・登録不要)を入れただけで、ニュース・スポーツ・ドラマ・映画・アニメなど250以上のチャンネルがライブタブに並びます。番組表もGoogle TV標準UIに統合され、リモコンの矢印キーひとつで「次の番組」「番組ジャンル別」に飛べる、まさに地上波感覚の体験です。
なぜ日本ではチャンネルが表示されないのか
日本でGoogle TVのライブタブが空っぽになる、または使えるチャンネルが極めて少ないのには、複数の構造的な理由があります。
理由1: 主要ライブTVサービスが日本未提供
Google TVのライブタブの中核を担うPluto TV、Tubi、Plex Live TV、Sling TV、YouTube TVは、いずれも日本未対応です。アプリ自体がGoogle Playストア(日本ストア)に並んでいない、もしくはダウンロードできても起動時に「ご利用の地域では使用できません」と表示されます。
理由2: 日本の放送業界の権利構造
日本の地上波・BS・CSは放送法および電波法、著作権集中管理団体(JASRAC、NexToneなど)、放送局単位の権利関係が複雑に絡み合っており、海外のFAST(Free Ad-supported Streaming TV)サービスのように「広告付きで自由に再配信」というモデルが成立しにくい土壌があります。
理由3: Googleの優先順位
米国・カナダ・英国・ドイツ・フランス・スペイン・イタリア・オーストラリアあたりまでがGoogleのライブTV戦略の重点市場で、日本市場向けの個別ローカライズはほぼ進んでいません。日本のGoogle TVチームはむしろ「日本のサブスクサービス(Netflix、Disney+、U-NEXT、Amazon Prime Video等)の統合」に注力しており、ライブ系は優先度が低めです。
理由4: 国内放送局の自前アプリ戦略
NHK、民放各局、TVerなどは「自前のアプリで完結させる」戦略を採っており、Google TVのライブタブに番組情報を流し込む統合APIへの参加が進んでいません。技術的に可能でも事業的に魅力が薄いと判断されているとみられます。
日本で利用可能/不可なライブチャンネル系サービス
2026年4月現在、日本のGoogle TVで使えるサービスと使えないサービスを整理します。
| サービス | 日本での利用 | ライブタブ統合 |
|---|---|---|
| Pluto TV | × | × |
| Tubi | × | × |
| Plex Live TV | △(機能限定) | × |
| YouTube TV | × | × |
| Sling TV | × | × |
| Philo | × | × |
| Abema | ○ | ×(独自UI) |
| TVer | ○ | ×(独自UI) |
| NHKプラス | ○ | ×(独自UI) |
| DAZN | ○ | ○(一部対応) |
| YouTubeライブ | ○ | ○(配信動画) |
表からわかるとおり、ライブタブに統合される日本のチャンネルはほぼ皆無で、利用できるサービスも各社の独自アプリ経由になります。

対処法1: 日本のライブ系アプリを個別にインストール
Google TVのライブタブにこだわらず、各サービスのアプリで直接視聴するのが最も実用的です。
Abema(アベマ)
20以上のチャンネルを24時間ライブ配信。ニュース、アニメ、スポーツ、麻雀、釣りなどジャンル別に常時放映されており、無料登録不要で視聴できる「日本版Pluto TV」と言える存在です。Google Playストアからインストールするだけで使えます。
TVer(ティーバー)
民放公式の見逃し配信プラットフォームですが、近年はライブ配信機能も拡充し、一部の民放系チャンネルがリアルタイムで視聴可能です。地上波番組のリアルタイム視聴(LIVE配信)に対応しているため、地上波の電波が届かない地域でも有効です。
NHKプラス
NHK総合・Eテレを24時間ライブ配信。受信契約が必要(視聴登録ID連携)ですが、契約者であれば追加料金なしで利用可能です。
DAZN
スポーツ専門のライブ配信。Jリーグ、プロ野球(一部)、F1、テニスなど月額課金で視聴。
U-NEXT・Hulu内のライブ配信
U-NEXTは「NHKオンデマンド」や一部スポーツライブを、HuluはMLBやプロ野球試合をライブ配信しています。サブスク契約者なら追加料金なし。
対処法2: HDMI入力を「ライブ」タブに登録する
BRAVIA、SHARP AQUOSなどGoogle TV搭載テレビには、地上波・BS・CSのチューナーが内蔵されています。HDMI入力やチューナー入力をホーム画面の「入力」タブからライブ系の入り口として固定できる機種があります。
BRAVIA(Sony)の例
- リモコンの「ホーム」ボタンを押す
- 「入力」タブを選択
- 「TV(チューナー)」を選んで決定
- 地上波・BS・CSが切り替え可能に
地上波の番組表(EPG)はテレビ本体の機能で表示されるため、Google TVのUIとは別物ですが、リモコン1つで切り替えられます。
Chromecast with Google TVの場合
HDMI入力を持たないドングル型のため、外付けの地デジチューナー(USB接続のSmartTuner、I-O DATAのTV-Stickなど)を組み合わせる必要があります。Android TV用に開発されたチューナーアプリ「StationTV X」「DiXiM Play」などを使えば、家庭内のレコーダーから録画番組やライブ放送を視聴できます。
対処法3: nasne・DiXiM Playで家庭内ネットワーク経由で視聴
SonyのnasneやBuffaloの地デジチューナーを家庭内ネットワークに接続すれば、Google TV側からアプリ経由で地上波・BS・CSをライブ視聴できます。
nasneでの設定例
- nasne(2026年現在はBuffalo販売)を家庭内Wi-Fiに接続
- Google TVに「torne mobile」または「nasne ACCESS」相当のアプリをインストール
- nasneを検出 → 視聴開始
- 番組表からライブまたは録画番組を再生
これにより、Google TVのライブタブが空でも、地上波の本物のテレビ放送を画面で楽しめます。リモコンでチャンネル切り替えも可能です。
DiXiM Play
DLNA対応の家庭内レコーダー(SHARP、Panasonic、SONY等)があれば、DiXiM PlayアプリでGoogle TVから直接視聴できます。アプリ自体は買い切り(数千円)。
対処法4: Plex Live TVを限定的に使う
Plex Live TVは米国向けにフルサービスを展開していますが、日本でも一部のFAST(Free Ad-supported Streaming TV)チャンネルが視聴できます。完全な代替にはなりませんが、海外のニュースチャンネルや一部映画ジャンルが楽しめます。
セットアップ手順
- Google PlayストアからPlexアプリをインストール
- 無料アカウントを作成
- 「ライブTVとガイド」を選択
- 視聴可能なチャンネル一覧から選んで視聴
視聴可能チャンネルは時期により変動しますが、無料登録だけで使える点は便利です。
対処法5: YouTubeライブ・YouTube TVの活用
YouTubeのライブ配信(ニュース、スポーツ、ゲーム実況、音楽イベント等)はGoogle TVから自然に視聴できます。日本のニュース局(ANN・FNN・JNN等)もYouTubeで24時間ライブ配信を行っているため、これだけでも「ライブテレビ」の一定の代替になります。
YouTube TV(Googleが米国で運営する有料テレビサービス)は日本で利用不可ですが、無料YouTubeライブだけでも国内ニュースのリアルタイム視聴は十分可能です。

対処法6: 海外サービスにVPN経由でアクセス(自己責任)
VPNを使って米国のIPからアクセスすれば、Pluto TVやTubiのアプリが利用できる場合があります。ただし以下の点に注意してください。
- 各サービスの利用規約違反となる可能性
- アカウントBANのリスク
- VPN自体の費用(月額500〜2,000円程度)
- 動画の遅延・画質低下
- 日本語字幕や日本語音声は基本的にない
当サイトとしては推奨しませんが、技術的には可能です。実行する場合は完全に自己責任で行ってください。
対処法7: 地域設定を米国に変更
Google TVの地域設定を米国に変更すれば、Pluto TV等のアプリがインストール可能になることがあります。手順は次の通りです。
- 「設定」→「システム」→「ロケーション」
- 「位置情報サービス」をオフ
- 「アカウントとプロフィール」→「Google Playストア」
- 「国/地域」→「アメリカ合衆国」を選択(支払い方法の登録が必要)
- 再起動後、米国向けアプリがインストール可能に
ただし支払い方法を米国住所のクレジットカードに変更する必要があり、他のサブスクや日本のアプリの動作にも影響するため、推奨される手順ではありません。
Chromecast with Google TVと内蔵Google TVの違い
Google TVと一口に言っても、ハードウェアの形態によって対応状況が異なります。
| タイプ | 地上波チューナー | ライブタブ活用 |
|---|---|---|
| Chromecast with Google TV | なし | 外部チューナー要 |
| BRAVIA(Sony) | あり | HDMI入力切替で対応 |
| SHARP AQUOS Google TV | あり | 同上 |
| Hisense(国内モデル) | あり | 同上 |
| TCL(国内モデル) | あり | 同上 |
| BRAVIA(海外モデル) | 地域による | 地域による |
Chromecast with Google TVのみを使っている場合、地上波視聴には別途チューナー機器が必要になります。逆にBRAVIA等の内蔵モデルなら、Google TV UIを使わずとも地上波視聴は可能です。
FAQ よくある質問
Q1. ライブタブが空なのは故障ですか?
故障ではなく、日本では対応サービスが極めて少ないことが原因です。
Q2. Pluto TVを日本でインストールするには?
日本のGoogle Playストアには登録されていません。VPN経由や地域変更で取得は可能ですが、規約違反リスクがあります。
Q3. Abemaはライブタブに統合されないのですか?
2026年現在、Abema独自アプリでの視聴のみで、Google TVの統合ライブガイドには含まれません。
Q4. NHKプラスの視聴に契約は必要ですか?
受信契約が必要です。契約者は追加料金なしで利用できます。
Q5. nasneは現在どこで買えますか?
2026年現在、Buffalo製のnasneが販売されています。Sony製の旧nasneは中古市場が中心です。
Q6. Google TVの「ライブ」タブを非表示にできますか?
機種により異なります。BRAVIAなどでは「設定」→「Google TVの設定」→「並べ替え」でタブを非表示にできる場合があります。
Q7. YouTube TVを日本で使う方法は?
2026年現在、日本では公式に利用不可です。VPN経由でも支払い方法の関係でハードルが高いです。
Q8. 地上波の番組表をGoogle TVのライブタブに統合できますか?
BRAVIA等の内蔵チューナー機の番組表は本体UIで表示されますが、Google TVのライブガイドには統合されません。
Q9. 海外のスポーツ中継を見たい場合は?
DAZNが日本で最も充実しています。NBA League PassなどはAndroid TV版アプリで視聴可能。
Q10. 今後日本でPluto TVが使えるようになる見込みは?
Pluto TV(Paramount傘下)は欧州・南米に進出していますが、日本市場参入の予定は2026年4月現在公表されていません。
まとめ
Google TVの「ライブ」タブは海外では地上波感覚で番組を切り替えられる強力なハブですが、日本ではPluto TVやTubiといった主要FASTサービスが未提供のため、ほぼ機能していないのが実情です。日本で同等の体験を得るには、Abema・TVer・NHKプラス・DAZNなどの日本独自サービスを個別アプリで使うか、BRAVIAや内蔵チューナーモデルでHDMI入力切替により地上波・BS・CSを視聴する、nasneやDiXiM Playを併用するなど、複数の手段を組み合わせる必要があります。
残念ながらGoogle TVのライブガイド統合に日本の放送局・配信サービスが乗ってくる兆しは2026年現在もありません。しかし日本独自のライブ系コンテンツは充実しており、Abemaの24時間配信、TVerのリアルタイム配信、YouTubeライブを組み合わせれば、Google TV上で見たいライブ番組のほとんどはカバーできます。「ライブ」タブが空のまま放置するのではなく、本記事の代替手段を積極的に活用して、日本ならではの楽しみ方でGoogle TVを存分に使い倒してください。
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