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Lightroomプリセットとは?写真編集を劇的に効率化する機能
「毎回同じような写真編集を繰り返していて時間がかかる」「プロカメラマンみたいな統一感のある写真を撮りたい」そんな悩みをお持ちではないでしょうか?
Adobe Lightroomのプリセット機能を使えば、よく使う編集設定を一発で適用でき、大量の写真を短時間でプロ品質に仕上げることができます。自分でプリセットを作成して保存したり、他のクリエイターが配布しているプリセットを活用したりと、使い方は多岐にわたります。
この記事では、Lightroomプリセットの基本的な使い方から、自作プリセットの作成・管理・配布方法まで、初心者にもわかりやすく徹底解説します。
この記事でわかること
- Lightroomプリセットの基本的な概念と種類
- プリセットの適用・適用前後の比較方法
- オリジナルプリセットの作成と保存手順
- プリセットのインポート・エクスポート・配布方法
- 無料・有料のおすすめプリセット入手先
- プリセットに関するよくあるトラブルと解決策

Lightroomプリセットの基本知識
プリセットとは何か
Lightroomのプリセットとは、現像パネルで行った各種補正設定(露光量・コントラスト・色温度・トーンカーブ・カラーグレーディングなど)をひとまとめにして保存したものです。Photoshopで言えば「アクション」に相当します。
一度作成したプリセットは、クリック一つで別の写真に同じ設定を適用できるため、写真スタイルの統一や大量編集の効率化に非常に役立ちます。
プリセットの種類
| 種類 | 説明 | 主な用途 |
|---|---|---|
| ユーザープリセット | 自分で作成・保存したプリセット | 自分の編集スタイルを再利用 |
| デフォルトプリセット | Lightroomに最初から入っているプリセット | 基本的な補正・エフェクト適用 |
| インポートプリセット | 外部から取り込んだプリセット | プロが配布するスタイルを活用 |
| クラウド同期プリセット | Adobeクラウドで同期されるプリセット | デスクトップ・モバイル間で共有 |
対応バージョン
本記事の手順はLightroom Classic 13.x(2026年版)とLightroom(クラウドベース)7.xを対象としています。古いバージョンでは一部メニュー名や操作が異なる場合があります。
プリセットの適用方法
現像モジュールでプリセットを適用する
最も基本的な適用方法です。
手順
- Lightroomを起動し、編集したい写真を選択します
- 画面上部の「現像」タブをクリックして現像モジュールに切り替えます
- 左側パネルの「プリセット」セクションを展開します
- プリセットフォルダをクリックして展開し、適用したいプリセット名にマウスを合わせます
- プレビューウィンドウ(ナビゲーターパネル)でリアルタイムプレビューを確認します
- プリセット名をクリックして適用します
ポイント:プリセットはあくまで「出発点」です。適用後に各スライダーで微調整するのが、プロの写真家の使い方です。
ライブラリモジュールで一括適用する
複数の写真に同じプリセットを一度に適用したい場合は、ライブラリモジュールのグリッドビューを使います。
- ライブラリモジュール(グリッドビュー)で対象の写真を複数選択します(Ctrl/Command+クリックで複数選択、Shiftクリックで範囲選択)
- 右クリックして「現像設定」→「設定を適用」を選択します
- プリセットリストから適用したいものを選びます
- 「適用」ボタンをクリックします
読み込み時にプリセットを適用する
写真の読み込み時にプリセットを適用することで、インポート直後から編集済みの状態にできます。
- 「読み込み」ダイアログを開きます
- 右側パネルの「現像設定を適用」セクションを展開します
- プリセットのドロップダウンから適用するプリセットを選択します
- 「読み込み」をクリックします
オリジナルプリセットの作成方法
作成の基本ステップ
自分だけのプリセットを作成することで、独自の写真スタイルを素早く再現できます。
ステップ1:ベースとなる写真を用意して編集する
プリセットを作りたいスタイルに合った写真を1枚選び、現像モジュールで理想の仕上がりになるまで各パラメーターを調整します。
- 基本補正:露光量、コントラスト、ハイライト、シャドウ、白レベル、黒レベル
- 色温度・色かぶり補正:ホワイトバランスの調整
- トーンカーブ:明暗のコントラストと色調
- HSL(色相・彩度・輝度):特定の色の調整
- カラーグレーディング:シャドウ・ミッドトーン・ハイライトへの色付け
- ディテール:シャープネス、ノイズ軽減
- レンズ補正:歪み補正、周辺光量補正
- エフェクト:粒子(フィルム粒子)、周辺光量補正
ステップ2:プリセットとして保存する
- 現像モジュールの左パネル「プリセット」セクション右上の「+」ボタンをクリックします
- 「プリセットを作成」ダイアログが表示されます
- プリセット名を入力します(例:「フィルム風・レトロ」「旅行風景・鮮やか」など)
- フォルダを選択または新規作成します(整理のため用途別フォルダを作ることを推奨)
- 保存するパラメーターにチェックを入れます(不要なものは外す)
- 「作成」ボタンをクリックして完成です
プリセットに含めるパラメーターの選び方
| パラメーター | 含める推奨度 | 理由 |
|---|---|---|
| トーンカーブ・カラーグレーディング | 必ず含める | スタイルの核心部分 |
| HSL・色調整 | 含める | 色の雰囲気を統一できる |
| 露光量・コントラスト | 写真による | 写真ごとに露出が異なるため注意 |
| 粒子・周辺光量 | スタイル次第 | フィルム風には有効 |
| レンズ補正・変形 | 通常は含めない | カメラ・レンズごとに異なるため |
| 切り抜き・回転 | 含めない | 写真ごとに構図が異なるため |
プリセットのインポート・エクスポート・配布
プリセットをエクスポートする(共有・配布)
- プリセットパネルで対象プリセットを右クリックします
- 「エクスポート」を選択します
- 保存先を指定して「保存」をクリックします
.xmpファイルとして出力されます(旧バージョンは.lrtemplate)
エクスポートした.xmpファイルは、メール・SNS・クラウドストレージなどで他のユーザーと共有できます。
プリセットをインポートする(外部プリセットの導入)
方法1:メニューから読み込む
- 現像モジュールのプリセットパネル右上「+」ボタン→「プリセットを読み込む」を選択します
- ダウンロードした
.xmpまたは.lrtemplateファイルを選択します - 「読み込み」をクリックします
- ユーザープリセットフォルダに追加されます
方法2:ファイルを直接配置する(Lightroom Classic)
プリセットファイルを以下のフォルダに直接コピーしてもインポートできます:
- Windows:
C:\Users\[ユーザー名]\AppData\Roaming\Adobe\Lightroom\Develop Presets\ - Mac:
/Users/[ユーザー名]/Library/Application Support/Adobe/Lightroom/Develop Presets/
ファイルを配置後、Lightroomを再起動するとプリセットが反映されます。

プリセットの活用テクニック
プリセットをスタック(重ね掛け)する
複数のプリセットを重ねて適用することで、より細かいスタイルを作れます。ただし、後から適用したプリセットの設定が上書きされるため、順番が重要です。
- まず「カラーグレーディング系プリセット」を適用
- 次に「ノイズ軽減系プリセット」を上乗せ
- 最後に「シャープネス系プリセット」を適用
このように役割を分けた「パーツプリセット」を組み合わせる方法が、上級者に人気の手法です。
プリセットをモバイル版Lightroomと同期する
Adobe Creative Cloudアカウントでサインインしていれば、デスクトップで作成したプリセットをモバイル版(iOS・Android)にも自動同期できます。
- デスクトップ版Lightroomでプリセットを作成・保存します
- Adobeクラウドを通じて自動的にモバイル版に反映されます
- モバイル版でもプリセットパネルから同じプリセットを使用できます
注意:Lightroom Classic(デスクトップ専用版)のプリセットは、クラウド版Lightroomとは別管理になる場合があります。
デフォルト設定として保存する
特定のカメラで撮影した写真に対して毎回同じベース補正をかけたい場合は、「デフォルト設定」として保存できます。
- 現像モジュールで理想の設定を行います
- メニューバーから「現像」→「カメラの初期設定を設定」を選択します
- 「カメラのシリアル番号別」にチェックして「更新」をクリックします
以降、同じカメラで撮影した写真を読み込むと自動的にその設定が適用されます。
人気プリセットのスタイル一覧
| スタイル名 | 特徴 | 向いている写真ジャンル |
|---|---|---|
| フィルム風(Film Look) | 粒子感・フェードしたシャドウ・独特の色調 | ポートレート・旅行・日常スナップ |
| モノクロ(B&W) | 白黒変換・コントラスト強調 | ストリート・ポートレート・建築 |
| ムーディー(Moody) | 暗めのトーン・シアン系の影・重厚感 | 風景・ポートレート |
| 明るくクリア(Bright & Airy) | ハイキー・淡い色調・透明感 | ウェディング・ポートレート・花 |
| ビビッド(Vibrant) | 高彩度・鮮やかな発色 | 旅行・自然・料理 |
| マット(Matte) | シャドウを持ち上げたフラットなコントラスト | ファッション・インスタ風 |

よくある質問(FAQ)
Q1. プリセットを適用しても変化がない場合はどうすればよいですか?
いくつかの原因が考えられます。まず、写真がRAWファイルではなくJPEGの場合、一部のプリセット(カメラプロファイル依存のもの)が正常に機能しないことがあります。また、すでに他のプリセットや手動調整が適用されている場合は、新しいプリセットの効果が上書きされた状態で適用されます。一度「設定をリセット」(Ctrl/Command+Shift+R)してからプリセットを適用し直してみてください。
Q2. インポートしたプリセットがLightroomに表示されない場合は?
ファイル形式を確認してください。Lightroom Classic 7.0以降は.xmp形式が標準です。.lrtemplate形式の場合は、旧形式として読み込める場合と読み込めない場合があります。また、Lightroomを再起動することで反映されることがあります。それでも表示されない場合は、プリセットファイルを直接プリセットフォルダに配置して再起動してみてください。
Q3. 無料で高品質なプリセットを入手できる場所はありますか?
はい、以下のサイトで高品質な無料プリセットを入手できます。
- Adobe Exchange(Adobeの公式マーケットプレイス)
- Preset Love(無料プリセット専門サイト)
- Sleeklens(無料・有料プリセットを提供)
- VSCO(有名フィルターをLightroom用に変換したものが配布されることがある)
- YouTube・写真家のブログ(多くのクリエイターが自作プリセットを無料配布)
Q4. プリセットは1枚ずつしか適用できませんか?
いいえ、複数写真への一括適用が可能です。ライブラリモジュールのグリッドビューで複数の写真を選択し、右クリックから「現像設定」→「設定を適用」を選ぶことで、選択した全ての写真にまとめてプリセットを適用できます。また、「同期」機能を使えば、1枚の編集内容を他の写真に一括コピーすることもできます。
Q5. 作成したプリセットを削除・整理するにはどうすればよいですか?
削除したいプリセットを右クリックして「削除」を選択します。フォルダごと削除する場合はフォルダを右クリックして「フォルダを削除」を選択します。整理する際は、ジャンル別(風景・ポートレート・食べ物)やスタイル別(フィルム・モノクロ・明るい)でフォルダを分けると管理しやすくなります。
まとめ
Lightroomのプリセット機能は、写真編集の効率を劇的に向上させる強力なツールです。本記事で解説した内容を改めて振り返りましょう。
- プリセットはワンクリックで複数の編集設定をまとめて適用できる機能
- 自分で編集した設定をプリセットとして保存・再利用できる
.xmpファイルでインポート・エクスポートが可能、他ユーザーとの共有も簡単- 複数写真への一括適用やデフォルト設定化で大量編集も効率化できる
- モバイル版とのクラウド同期でスマートフォンからも同じプリセットを活用できる
最初はデフォルトプリセットや無料配布のプリセットを試しながら感覚をつかみ、慣れてきたら自分だけのオリジナルプリセットを作成してみてください。写真編集の楽しさと効率が格段にアップするはずです。
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