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Apple WatchとiPhoneのペアリングが解除される原因と対処法【完全ガイド】
こんにちは!突然Apple Watchの画面に赤いiPhoneマークや×マークが表示されて、「えっ、壊れた!?」と焦った経験はありませんか?「昨日までは通知が来ていたのに急にApple Watchが反応しない」「新しいiPhoneに替えたらApple Watchが繋がらなくなった」など、意外とよくあるトラブルです。
でも安心してください。原因のほとんどはソフトウェアの一時的な問題や設定ミスであり、ご自身で解決できるケースがほとんどなんです😊
この記事では、Apple WatchとiPhoneのペアリング(接続)が解除される原因を網羅的に解説し、それぞれの症状・対処法・予防策を、ITに詳しくない方でもわかるようにステップバイステップでご紹介します。読み終えるころには、突然のトラブルにも冷静に対処できるようになっているはずです。
まず知っておきたい「ペアリング」の仕組み
Apple WatchとiPhoneがどのように「つながっている」のかを理解すると、トラブルの原因がグッとわかりやすくなります。
Apple WatchとiPhoneをつなぐ3つの通信方式
Apple Watchは、iPhoneと通信するために3つの方式を自動的に切り替えて使用しています。電波状況に応じて、最も効率の良い方法を自動で選んでくれるんです。
Bluetooth(ブルートゥース)接続が最優先
iPhoneが近くにあるとき(おおよそ10メートル以内)は、省エネルギーなBluetoothが使われます。普段の生活で「つながっている」状態は、ほとんどがこのBluetooth接続です。Apple WatchとiPhoneはBluetoothやWi-Fiで通信しているので、離れすぎると接続が切れてしまいます。
Wi-Fi接続はBluetoothの補助
iPhoneが少し離れた場所にあってBluetoothが届かない場合、Wi-Fiを経由して接続を維持します。ただし、以前iPhoneでそのWi-Fiネットワークに接続したことがある場合に限ります。
セルラー接続は最後の手段
GPS+Cellularモデル(セルラー対応モデル)をお持ちの方は、BluetoothもWi-Fiも使えない状況で携帯電話回線を使って通信できます。
接続が切れると何が起こる?
Apple WatchとiPhoneの接続が切れると、以下のような症状が現れます。
- Apple Watchの画面に赤いiPhoneマークまたは赤い×マークが表示される(逆に緑の📱アイコンが出ていれば接続中)
- LINEやメールなどの通知がApple Watchに届かない
- 電話の着信がApple Watchに表示されない
- メッセージの送受信ができない
- ヘルスデータやアクティビティが同期されない
ただし、Apple Watchに通知が届かないと「ペアリングが外れた?」と不安になりますが、実は接続自体は維持されているケースもあります。例えば、iPhone側で通知の設定がオフになっていたり、おやすみモード等が有効だと通知が来ません。文字盤のアイコンもチェックしてみましょう。
ペアリングが解除される主な原因一覧
Apple WatchとiPhoneの接続が切れたりペアリングが解除されてしまう原因は、実はさまざまです。主な原因をまとめると以下のようになります:
- 通信環境や設定の問題 – Bluetoothの不調や電波干渉、機内モードの設定、デバイス間の距離など、物理的・通信的な要因で接続が不安定になる場合があります。
- ソフトウェアやOSの不一致・不具合 – iPhoneとApple WatchのOSバージョンが対応していない場合や、ソフトウェアの一時的な不具合で接続が切れることがあります。古いバージョン同士だと互換性に問題が生じることもあります。
- Apple IDやiCloud設定の問題 – Apple IDの不一致やアクティベーションロック(Apple Watchの盗難防止機能)の影響で、正しくペアリングできないケースがあります。iCloudへのサインイン状態や「探す」機能の設定なども関係します。
- 機種変更時の手順ミスや操作上の問題 – 新しいiPhoneに変えた際に古いiPhoneでのペアリング解除を忘れた場合や、Apple Watch本体を誤って初期化してしまった場合など、ユーザーの操作ミスでペアリングが解除されてしまうことがあります。
- ハードウェアの不調 – 稀ですが、iPhoneやApple WatchのBluetoothアンテナ故障などハード的な問題で接続が維持できない場合も考えられます。この場合は専門のサポートが必要です。
まずはこれらの原因が考えられることを頭に入れておきましょう。次に、それぞれの具体的なケース別に背景と対処法を見ていきます。
ソフトウェアが原因でペアリングが解除されるケース
最も多いのが、iOSやwatchOSといったソフトウェア(基本ソフト)に関連する問題です。多くの場合、再起動や設定の見直しで解決できます。
iOS・watchOSアップデート後の不具合
なぜ起こるのか
iPhoneのiOSやApple WatchのwatchOSをアップデートすると、まれに両者の「相性」が一時的に悪くなることがあります。特にメジャーアップデート(例:iOS 17からiOS 18へのアップグレード)直後は、細かなバグが残っていることがあります。また、アップデートが途中で止まってしまった「中途半端な状態」も接続不安定の原因になります。
実際の例では、Apple Watch Series 6をwatchOS 11にアップデートすると、少なくともiOS 18を搭載したiPhoneが必要になります。古いiPhone X(iOS16まで対応)ではこのWatchとはペアリングできなくなってしまうのです。
具体的な症状
- アップデート直後から接続が不安定になった
- 「アップデートを確認できません」というエラーが出る
- アップデート画面のプログレスバー(進行状況を示すバー)が長時間動かない
解決方法
- 両方のデバイスを最新バージョンに更新する
- iPhone:「設定」→「一般」→「ソフトウェア・アップデート」
- Apple Watch:iPhoneの「Watch」アプリ→「マイウォッチ」→「一般」→「ソフトウェア・アップデート」
- 両デバイスを再起動する(詳しい手順は後述)
- 改善しない場合はペアリング解除→再ペアリングを実行
予防策
- アップデート前にバックアップを作成しておく
- アップデートは充電残量50%以上、安定したWi-Fi環境で行う
- メジャーアップデート直後は1〜2週間様子を見てからアップデートするのも手
- Apple公式も「旧iPhoneとApple Watchは最新バージョンにアップデートしてから新しいiPhoneへ移行する」ことを推奨しています
Bluetooth・Wi-Fi設定の問題
なぜ起こるのか
iPhone側でBluetoothやWi-Fiがオフになっていたり、「機内モード」がオンになっていると、Apple Watchとの通信ができなくなります。知らないうちにiPhoneとの距離が離れていたり、意外と気づかないうちにオフにしてしまっていることが多いです。
具体的な症状
- Apple Watchの画面に飛行機のマーク(機内モードのアイコン)が表示されている
- コントロールセンターのBluetooth/Wi-Fiアイコンが白くなっている(オフの状態)
- 突然通知が来なくなった
解決方法
- iPhoneのコントロールセンターを開く(画面右上から下にスワイプ、またはホームボタンがある機種は下から上にスワイプ)
- 機内モード(飛行機マーク)がオフ(色がついていない状態)であることを確認
- BluetoothとWi-Fiがオン(青色になっている状態)であることを確認
- Apple Watch側でも同様に機内モードをオフにする
まずはお互いを近づけ、iPhoneのBluetoothとWi-Fiがオン、機内モードがオフであることを確認しましょう。特に朝起きたときや外出先から戻ったとき、「あれ通知が来ないな?」と思ったらまずiPhoneとWatchが通信圏内にあるか、設定がオフになっていないか確認する習慣をつけると安心です。
予防策
- 「iPhone側の機内モードをApple Watchにもミラーリング」の設定をオフにしておくと、iPhoneを機内モードにしてもApple Watchは通常の通信を維持できます
Apple Watchの省電力モードに注意
なぜ起こるのか
Apple Watchのバッテリー残量は大丈夫ですか?バッテリーが極端に減ると**省電力モード(パワーリザーブ)**に入ることがあります。省電力モードになると時計表示以外のすべての機能が停止し、iPhoneとの接続も切れてしまいます。
具体的な症状
- 突然時計しか表示されなくなった
- 画面が黄色い表示になっている
- どの操作も受け付けない
解決方法
充電して再起動することで元の状態に戻せます。サイドボタンを長押しして電源を入れ直してください。
ソフトウェアの一時的不具合
なぜ起こるのか
ときにはApple WatchかiPhoneのシステムが一時的に不安定になり、接続が途切れることもあります。例えば、Apple Watch側がフリーズしていたりバックグラウンドで何か処理をしていると、ペアリングが外れたように見える場合があります。実際にApple公式コミュニティでも「ゲーム中に突然Apple Watchが初期化され、再ペアリングになった」という報告がありました。
解決方法
両デバイスの再起動を試すと改善することがあります。詳しい再起動手順は後述のトラブルシューティングセクションをご覧ください。
iCloud同期の問題
なぜ起こるのか
Apple WatchのデータはiCloud(クラウド上の保管庫)を経由して同期されています。iCloudサーバーに一時的な問題が発生したり、Apple IDの認証情報が古くなっていると、同期エラーが起こりペアリングに影響することがあります。
具体的な症状
- 「iCloudデータを同期できませんでした」というエラーが表示される
- ヘルスデータやアクティビティリングが同期されない
- セットアップ中に「サーバーエラー」が出る
解決方法
- iPhoneで「設定」→ 一番上の自分の名前をタップ →「サインアウト」→ 再度サインイン
- 「設定」→ 自分の名前 →「iCloud」で「ヘルス」「キーチェーン」などがオンになっているか確認
- 改善しない場合は、しばらく時間をおいてから再試行(Appleのサーバー側の問題の可能性)
Apple IDとパスワードの問題
なぜ起こるのか
Apple WatchにはiPhoneと同じApple ID(Appleのアカウント)が紐づけられています。パスワードを変更した後や、2ファクタ認証(二重のセキュリティ確認)の設定変更後に、認証情報の更新がうまくいかないことがあります。
具体的な症状
- ペアリング時にApple IDのパスワードを何度も求められる
- 「Apple IDを確認してください」という通知が繰り返し表示される
- 「アクティベーションロック」画面でペアリングが進まない
解決方法
- Apple IDのパスワードを確認:appleid.apple.comでサインインできるかチェック
- パスワードを変更した場合は、iPhoneとApple Watchの両方で新しいパスワードでサインインし直す
- 中古で購入したApple Watchの場合、前の持ち主のApple IDが残っている可能性があるため、前の持ち主にアクティベーションロック解除を依頼する
予防策
- Apple IDとパスワードは必ず紙やパスワードマネージャーに記録しておく
- 機種変更や売却前には必ずペアリング解除を行う
ハードウェア(機械的な問題)が原因のケース
ソフトウェアの問題ではなく、Apple Watch本体やiPhoneの物理的な故障が原因で接続が不安定になることもあります。稀ですが、こうしたハード的な問題で接続が維持できない場合は専門のサポートが必要です。
Bluetoothアンテナの故障
なぜ起こるのか
Apple WatchやiPhoneの内部には、Bluetooth通信を行うための小さなアンテナとチップが搭載されています。落下による衝撃や、非正規の修理でこれらが損傷すると、通信品質が大幅に低下します。
具体的な症状
- ごく近距離(数センチ)でしか接続できない
- ペアリングはできるが、すぐに切断される
- AirPodsなど他のBluetoothデバイスでも同様の接続問題がある
解決方法
- Apple Storeの「Genius Bar」で診断を受ける
- 保証期間内またはAppleCare+加入者は無償修理の可能性あり
- 保証外の場合は有償修理または買い替えを検討
バッテリー劣化による影響
なぜ起こるのか
Apple Watchのバッテリーは、使い続けるうちに少しずつ劣化していきます。バッテリーの「最大容量」(新品時を100%とした現在の容量)が80%を下回ると、電力供給が不安定になり、Bluetooth通信に必要な電力が足りなくなることがあります。
具体的な症状
- バッテリー残量があるのに突然電源が落ちる
- 充電中に異常に熱くなる
- 以前よりバッテリーの減りが明らかに早い
- 接続が不安定な状態が続く
確認方法
Apple Watchで「設定」→「バッテリー」→「バッテリーの状態」で最大容量を確認できます。
解決方法
- AppleCare+加入者は、最大容量80%未満で無償バッテリー交換が可能
- 保証外の場合は有償バッテリー交換(Apple公式で1万円前後)
予防策
- 極端に暑い・寒い環境での使用を避ける
- 0%まで使い切ってから充電する習慣は避け、20〜80%の間で充電するのがバッテリーに優しい
物理的な損傷や水没
なぜ起こるのか
Apple Watchは日常生活防水に対応していますが、高温のシャワーやサウナ、海水、石鹸水などは故障の原因になります。また、落下による衝撃でガラスが割れたり、内部の接点が損傷することもあります。
具体的な症状
- 外観上のひび割れや変形がある
- 特定の角度でしか接続できない
- 損傷後から急に接続問題が発生した
解決方法
Apple StoreまたはApple正規サービスプロバイダで診断・修理を依頼します。
予防策
- 保護ケースやスクリーンプロテクターの使用を検討する
- 水泳は可能だが、温水・石鹸水は避ける
- AppleCare+への加入で万が一の損傷に備える
デバイスの過熱
なぜ起こるのか
真夏の車内放置や直射日光下での長時間使用など、Apple Watchが高温になると、自動的に機能を制限して本体を守ろうとします。この際、Bluetooth通信も一時的に無効になることがあります。
具体的な症状
- 本体が触れないほど熱い
- 「温度:Apple Watchを冷やす必要があります」というメッセージが表示される
- 画面が暗くなったり、機能が制限される
解決方法
- すぐに涼しい場所に移動する
- 充電器から外して放置する
- 温度が下がれば自然と機能は回復
予防策
Apple Watchの動作温度範囲は0°C〜35°Cです。この範囲外での使用は避けましょう。
ネットワーク環境が原因のケース
自宅やオフィスのネットワーク環境、電波干渉なども、ペアリング問題の原因になることがあります。
Bluetooth電波の干渉
なぜ起こるのか
Bluetoothは2.4GHz帯という周波数の電波を使っています。実は、この周波数は電子レンジやコードレス電話、一部のWi-Fiルーターなど、多くの家電と同じなのです。これらが同時に動いていると、電波同士が干渉して通信品質が低下します。
干渉の原因となりやすい機器
- 電子レンジ(使用中は特に影響大)
- コードレス電話(2.4GHz帯のもの)
- ベビーモニター
- 一部のワイヤレスヘッドフォン
- 古い蛍光灯
解決方法
- 電子レンジ使用中は2メートル以上離れる
- 不要なBluetoothデバイスの電源をオフにする
- Wi-Fiルーターを5GHz帯に設定変更する(可能な場合)
マンションなど集合住宅での電波干渉
なぜ起こるのか
日本の都市部、特にマンションでは、多数のWi-Fiネットワークが密集しています。隣の部屋や上下の部屋のWi-Fiと電波が干渉し、通信が不安定になることがあります。鉄筋コンクリートの壁も電波を遮りやすいです。
解決方法
- Wi-Fiチャンネルを変更する:ルーターの管理画面で、空いているチャンネル(1、6、11のいずれか)に変更
- 5GHz帯のWi-Fiを使用する(Series 6以降のApple Watchは対応)
- メッシュWi-Fi(複数のルーターで家全体をカバーするタイプ)の導入を検討
距離と障害物の影響
Bluetoothの通信範囲は約10メートルですが、これは障害物がない理想的な条件での数値です。実際には壁や家具、さらには自分の体も障害物になります。
障害物別の影響度
- 木製・石膏ボードの壁:影響小。1〜2枚程度なら問題なし
- コンクリート壁:影響大。壁を挟むと接続が不安定になりやすい
- 金属製のドア・壁:影響特大。金属は電波を大幅に遮断
- 水槽:影響大。水は電波を吸収しやすい
対策
- Apple WatchとiPhoneは同じ部屋で使用するのが理想
- iPhoneはApple Watchと同じ側のポケットやバッグに入れる
- 金属製のiPhoneケースやApple Watchバンドは、電波に影響する可能性があるため注意
ユーザー操作が原因のケース
気づかないうちに自分で操作してしまったことが、ペアリング問題の原因になっていることも少なくありません。
誤ってペアリングを解除してしまった
よくある操作ミス
- Watchアプリで別の設定をいじっているうちに、誤って「ペアリング解除」をタップしてしまった
- Apple Watchの「設定」→「一般」→「リセット」から、意図せず「すべてのコンテンツと設定を消去」を実行してしまった
確認方法
iPhoneの「Watch」アプリを開き、「マイウォッチ」タブの上部に自分のApple Watchが表示されているか確認します。表示されていなければ、ペアリングが解除されています。
対処法
後述の「再ペアリング手順」に従って、再度ペアリングを行います。
新しいiPhoneに機種変更したら接続できなくなった場合
iPhoneを機種変更した後でApple Watchが使えなくなるのは、初心者の方が特につまずきやすいポイントです。新しいiPhoneでApple Watchがペアリングできない場合、以下の背景が考えられます。
古いiPhoneでペアリング解除をしていない
Apple Watchは1台のiPhoneとしかペアリングできない仕様です。機種変更前に古いiPhone側で「Apple Watchのペアリングを解除」しておかないと、新しいiPhoneでペアリングしようとしても拒否されてしまいます。
よくあるのが、「古いiPhoneは下取りに出して手元にないけど、Apple Watchがまだそちらに紐付いたまま」というケースです。古いiPhoneが手元にある場合は、そちらでApple Watchアプリを開き「○○とのペアリングを解除」を実行してから新iPhoneでセットアップしましょう。
OSのバージョン不整合
新しいiPhoneとApple WatchのOSバージョンが対応していないと、ペアリングができません。機種変更の際には、新しいiPhoneを最新iOSに、Apple Watchも最新watchOSにアップデートしてバージョンを揃えるようにしましょう。
Apple IDの不一致(アクティベーションロック)
新しいiPhoneで以前とは別のApple IDでログインしている場合、Apple Watch側にかかっているアクティベーションロックが原因でペアリングできないことがあります。Apple Watchは盗難防止のため、最後にペアリングに使ったApple IDでロックされる仕組みです。
そのため、新しいiPhoneが異なるApple IDだと「他人の時計」とみなされ、Apple IDとパスワードの入力を要求されます。心当たりがある場合は、新しいiPhoneでも以前と同じApple IDでサインインするか、Apple Watchを初期化する際に旧IDの認証が必要になります。
機種変更時の正しい手順とバックアップの重要性
新しいiPhoneへの移行時にApple Watchをスムーズに引き継ぐには、以下の手順とポイントを押さえておきましょう。
旧iPhoneでのバックアップとペアリング解除
まず古いiPhoneでiCloudまたはPCにバックアップを取ります。iPhoneをバックアップすると、ペアリング中のApple Watchのデータも保存されます。その後、旧iPhoneのWatchアプリでApple Watchを選び「ペアリングを解除」を実行します。
iPhoneからペアリング解除をすると、Apple Watchのデータがバックアップされた上で、時計が初期化(消去)され、iCloud(探す)からも登録が外れます。こうしてアクティベーションロックも自動で解除され、新しいiPhoneでペアリングできる準備が整います。
新iPhoneでの復元とペアリング
新しいiPhoneを起動し、先ほどのバックアップから復元します。復元途中で「Apple WatchをこのiPhoneで使うか?」と尋ねる画面が出た場合は、Apple Watchを腕にはめたまま「続ける」をタップしましょう。
もし自動的に聞かれなかった場合でも心配いりません。iPhoneのセットアップ完了後にWatchアプリを開き、新しくペアリングを開始します。ペアリング開始時に「古いWatchがペアリング待ちの状態で残っている」というエラーが出ることがありますが、その場合はApple Watchを一度リセットすれば先に進めます。
バックアップからの復元設定
新しいiPhone上でApple Watchとのペアリングが完了したら、「新しいApple Watchとして設定」ではなく**「バックアップから復元」**を選択してください。こうすることで、以前のApple Watchで収集したヘルスケアデータや実績(バッジ)、文字盤のカスタマイズなどを元通り引き継ぐことができます。
誤って「新しいApple Watchとして設定」を選ぶと、それまでのデータがリセットされてしまうので注意が必要です。
各種設定の確認
復元が完了したら、Apple Watch側でSuicaなどの交通系ICカードやクレジットカードをApple Payに再登録する必要がないか確認しましょう。Apple Watchのバックアップにはカード情報(Suicaなど)は含まれないため、自動では戻ってきません。
実際、バックアップから復元してもSuicaだけは出てこず手動で再追加する羽目になった…という声もあります。また、ペアリングの復元後に一部設定が初期状態に戻ることもあるので(通知設定や文字盤の並び順など)、順次元の設定に戻していくと良いでしょう。
機種変更時のポイントまとめ
古いiPhoneでペアリング解除(バックアップ作成)→新iPhoneで復元→Apple Watchをペアリング&バックアップから復元、という流れが基本です。これを押さえておけば、「機種変したら繋がらない!」というトラブルをかなり防げます😊
パスコード忘れやリセット操作による影響
Apple Watchのパスコードを忘れた場合
Apple Watchのロック解除用パスコードを忘れてしまうと、セキュリティ上Apple Watch自体をリセット(初期化)するしかなくなります。リセットは事実上ペアリング解除と同じ意味になります。
この場合でも、Apple Watchには引き続きアクティベーションロック(Apple IDによる保護)が掛かったままです。つまり、初期化後に再セットアップ(ペアリング)する際には以前使っていたApple IDとパスワードの入力が必要になります。パスコードを忘れてリセットする事態になっても慌てず、Apple IDの情報を用意しておきましょう。
Apple Watch本体でリセット(消去)した場合
iPhone側が手元になくApple Watch単体で「すべてのコンテンツと設定を消去」した場合も、ペアリングは解除され初期化されます。しかしこの方法ではApple Watchはまだ前のペアリング時のApple IDにロックされたままです。
後で他のiPhoneとペアリングし直す際に、そのロック解除のため前述のApple IDとパスワード入力が求められます。一方、iPhoneのWatchアプリからペアリング解除を行った場合は自動的にアクティベーションロックも解除される(iCloudの登録が外れる)ので、新しいペアリング先での認証入力は不要になります。
この違いは覚えておきましょう。可能であれば、ペアリング解除はiPhone側から行うのがおすすめです。
バックアップの有無による影響
Apple Watchのデータは、iPhoneのバックアップ(iCloudバックアップやiTunesバックアップ)に含まれる形で保存されます。特にペアリング解除をiPhoneから行った場合、その時点で自動的にApple Watchのバックアップが作成されます。
したがって、後で再ペアリングする際に「バックアップから復元」を選べば、文字盤のレイアウトや各種設定をかなりの部分まで元通りに戻すことができます。逆に、バックアップがない(または初期化前にバックアップを取っていない)場合、再ペアリング後にデータを復元することはできません。アクティビティの履歴や達成バッジなどもゼロからやり直しになってしまいます。
日頃からiPhoneのバックアップを定期的に取っておく習慣が大切ですね。
トラブルシューティング:段階的な解決手順
ここからは、実際にペアリング問題が発生したときの具体的な解決手順をご紹介します。上から順番に試していき、改善したらそこで終了してOKです。
ステップ1:基本的な確認(所要時間:2〜3分)
まずは、単純な設定ミスがないかチェックします。こうした「突然のペアリング解除」を感じた場合は、まず通信状況や設定を確認することが大切です。
iPhoneの確認
- 画面右上から下にスワイプしてコントロールセンターを開く
- 機内モード(飛行機マーク)がオフ(色がついていない)ことを確認
- Bluetooth(Bのマーク)がオン(青色)であることを確認
- Wi-Fi(扇形のマーク)がオン(青色)であることを確認
Apple Watchの確認
- 画面下端から上にスワイプしてコントロールセンターを開く
- 機内モードがオフであることを確認
- iPhoneを10メートル以内に近づける
デバイス間の距離やモード設定を見直し、それでもダメなら次のステップに進みます。
ステップ2:再起動(所要時間:5分)
設定に問題がなければ、両デバイスを再起動します。これだけで多くの問題が解決します。Apple WatchとiPhoneを再起動してみてください。多くの場合、これらの基本対処で再接続できます。
iPhoneの再起動方法
- Face ID搭載機種:サイドボタンと音量ボタン(上か下どちらか)を同時に長押し→「スライドで電源オフ」をスワイプ
- ホームボタン搭載機種:電源ボタンを長押し→「スライドで電源オフ」をスワイプ
- 電源が切れたら、30秒待ってからサイドボタン(または電源ボタン)を長押しして起動
Apple Watchの再起動方法
- サイドボタンを長押し
- 「電源オフ」スライダーが表示されたら、電源アイコンをタップ
- 「電源オフ」スライダーを右にスワイプ
- 電源が切れたら、サイドボタンを長押ししてAppleロゴが表示されるまで待つ
ステップ3:強制再起動(画面がフリーズした場合のみ)
Apple Watchがフリーズして通常の再起動ができない場合に実行します。
- サイドボタンとDigital Crown(右側の回転するボタン)を同時に長押し
- 約10秒間押し続ける
- Appleロゴが表示されたらボタンを離す
⚠️ 注意:強制再起動は、通常の操作ができないときの「最終手段」です。普段は通常の再起動を使いましょう。
ステップ4:ネットワーク設定のリセット(所要時間:10分)
実行前の準備
Wi-Fiのパスワードがリセットされるため、自宅Wi-Fiのパスワードを控えておきましょう。
iPhoneでの実行手順
- 「設定」アプリを開く
- 「一般」をタップ
- 「転送またはiPhoneをリセット」をタップ
- 「リセット」をタップ
- 「ネットワーク設定をリセット」をタップ
- iPhoneのパスコードを入力
- 確認画面で再度「ネットワーク設定をリセット」をタップ
iPhoneが自動的に再起動します。再起動後、Wi-Fiに再接続して、Apple Watchとの接続状態を確認してください。
ステップ5:ペアリング解除と再ペアリング(所要時間:20〜40分)
上記の方法で解決しない場合は、一度ペアリングを解除して再設定します。データはバックアップから復元できるので安心してください。
ペアリング解除手順
- Apple WatchとiPhoneを近くに置く
- iPhoneで「Watch」アプリを開く
- 「マイウォッチ」タブをタップ
- 画面上部の「すべてのWatch」をタップ
- 解除したいApple Watchの横にある「i」マークをタップ
- 「Apple Watchとのペアリングを解除」をタップ
- セルラーモデルの場合、「プランを保持」を選択(再ペアリング後も同じ電話番号を使う場合)
- Apple IDのパスワードを入力して確認
この操作で、iPhoneにApple Watchのバックアップが自動作成されます。
再ペアリング手順
- Apple Watchの電源を入れ、手首に装着する
- iPhoneをApple Watchに近づける
- 「このApple Watchを使って、iPhoneを設定」というメッセージが表示されたら「続ける」をタップ
- 表示されない場合は、Watchアプリ→「すべてのWatch」→「Watchを追加」
- 「自分用に設定」をタップ
- iPhoneのカメラで、Apple Watchに表示されている渦巻き模様のアニメーションを撮影
- 「バックアップから復元」を選択し、先ほど作成されたバックアップを選ぶ
- 画面の指示に従って設定を完了
⏳ 同期には時間がかかります。アプリやデータの量によっては1時間以上かかることもあります。両デバイスを充電器に接続したまま、近くに置いて待ちましょう。
ステップ6:それでも解決しない場合
ここまでの手順で改善しない場合は、ハードウェアの故障が疑われます。特に、何度繰り返しても翌日には切れてしまう、端末側に故障の疑いがある、といった場合にはデバイスの診断を依頼するのが安心です。
Appleサポートへの連絡
- 電話サポート:0120-277-535(無料)
- Appleサポートアプリ:iPhoneからチャットや電話予約が可能
- Apple公式サイト:support.apple.com/ja-jp
Apple Store・正規サービスプロバイダへの持ち込み
- 事前にGenius Barの予約を取る(混雑しているため必須)
- 持参するもの:Apple Watch、ペアリング済みのiPhone、購入証明書(レシートなど)
- 可能であれば症状をメモしておくとスムーズ
どうしても解決しない場合は、Appleサポートに相談しましょう。AppleのサポートアプリやWebサイトから問い合わせれば、適切な対応策を案内してもらえます。
日本市場特有の注意点
日本でApple Watchを使う際に知っておきたいポイントをまとめます。
セルラーモデルのキャリア対応
Apple Watch(GPS+Cellularモデル)でモバイル通信を使うには、iPhoneと同じキャリアでオプション契約が必要です。
| キャリア | サービス名 | 月額料金 |
|---|---|---|
| NTTドコモ | ワンナンバーサービス | 550円 |
| au | ナンバーシェア | 385円 |
| ソフトバンク | Apple Watchモバイル通信サービス | 385円 |
| 楽天モバイル | 電話番号シェアサービス | 550円 |
⚠️ 注意:povo、UQ mobile、Y!mobile、LINEMOなどのサブブランドは、Apple Watch向けサービスに非対応です。
海外購入品の注意
海外で購入したApple Watchは、日本のキャリアでセルラー通信が使えない場合があります。また、技適マーク(日本の電波法に適合していることを示すマーク)がない製品は、日本での無線使用が法律上問題になる可能性があります。可能な限り、日本国内で購入した正規品を使用しましょう。
集合住宅での電波対策
日本の都市部ではマンション住まいの方が多く、Wi-Fiの電波干渉問題が起きやすい環境です。接続が不安定な場合は、Wi-Fiルーターのチャンネル変更や、5GHz帯の活用を検討してみてください。
ペアリング解除を防ぐための日常的な対策
最後に、普段からペアリング解除を防ぐための習慣と、万一接続が切れたときにスムーズに再接続するためのポイントをまとめます。
常に最新のソフトウェアにアップデート
iPhoneもApple Watchも、ソフトウェアは常に最新バージョンに保ちましょう。古いままだと互換性の問題で接続に支障が出ることがあります。アップデートすることで不具合の改善や新機能への対応が行われ、接続安定性も向上します。
通信設定をこまめにチェック
基本的なことですが、BluetoothやWi-Fiのオン/オフ、機内モードなどを意識して確認しましょう。Apple WatchとiPhoneはお互いが近くにあって初めて繋がります。
定期的なバックアップとApple ID情報の管理
バックアップは非常に重要です。iCloudバックアップがオンになっているか、ヘルスケアのデータがiCloudで共有されているかなども確認しておきましょう。また、Apple IDとパスワードは忘れずに管理を。万一ペアリング解除や初期化となっても、Apple ID情報さえあれば再ペアリング時にロックを解除できます。
まとめ:トラブル時の対処フローチャート
最後に、ペアリング問題が発生したときの対処手順をまとめます。
1. 基本確認
↓ Bluetooth/Wi-Fi/機内モードの設定をチェック
↓ 解決しない場合
2. 再起動
↓ iPhoneとApple Watch両方を再起動
↓ 解決しない場合
3. ネットワーク設定リセット
↓ iPhoneのネットワーク設定をリセット
↓ 解決しない場合
4. 再ペアリング
↓ ペアリング解除→バックアップから復元
↓ 解決しない場合
5. Appleサポートへ連絡
ほとんどのペアリング問題は、ステップ2の再起動かステップ4の再ペアリングで解決します。焦らず順番に試してみてください。
Apple WatchとiPhoneのペアリングが解除されてしまう原因と対処法について幅広く解説しました。通信環境、OSのバージョン、アカウント設定など様々な要因が絡むことがお分かりいただけたと思います。
大事なのは、慌てず一つひとつ原因を確かめて対処することです。本記事のポイントを試せば、多くの場合は問題が解消するでしょう。それでもダメなときは専門家に頼ってOKです。
初心者の方でも、本記事を参考にしていただければ**「なぜペアリングが外れたのか」**が理解でき、不安が和らぐと思います。そして適切な対処を行えば、再びApple WatchとiPhoneが仲良く連携してくれるはずです⌚📱 ぜひ落ち着いて、できるところから試してみてくださいね。お読みいただきありがとうございました!
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