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超広帯域無線。非常に広い周波数帯を使い、機器同士の距離や方向をセンチメートル単位で正確に測れる近距離無線技術。AirTagの精密検索やデジタルキーに使われる。
詳しい解説
UWB(Ultra Wide Band、超広帯域無線)は、数百MHz〜GHz級の非常に広い周波数帯にごく短いパルス信号を流すことで、機器間の距離と方向を高精度に測定できる近距離無線通信技術です。電波の往復にかかる時間を精密に計測する仕組みにより、数センチメートル単位での位置特定が可能な点が、BluetoothやWi-Fiといった他の無線と大きく異なります。
スマートフォンでは、AppleのU1/U2チップ、AndroidスマホのUWBチップとして搭載されています。代表的な使い道がAppleのAirTagの『正確な場所を見つける(精密検索)』機能で、対応するiPhoneを向けると『あと2m 左方向』のように矢印と距離で落とし物の在りかを案内してくれます。これはUWBが方向まで分かるからこそ実現できる機能です。
そのほか、UWBはスマホを車の鍵にする『デジタルキー』、家の中での機器の位置把握、近くのデバイスへのコンテンツ共有の精度向上(AirDropの相手特定など)にも利用が広がっています。Bluetoothが『つながる/距離がなんとなく分かる』程度なのに対し、UWBは『どの方向に何メートル』まで分かるのが強みです。
注意点として、UWBはすべての機種に載っているわけではありません。iPhoneではiPhone 11以降の多くのモデルが対応しますが、廉価モデル(iPhone SEなど)には非対応のものがあります。また、電波法の関係でUWBが使える国・地域に制限があり、一部地域では機能が無効化されます。屋内の障害物や金属にも影響を受けるため、近距離で見通しが良いほど精度が出ます。
ソファのすき間に落としたAirTag付きの鍵を探す場面を想像してください。対応iPhoneで『探す』アプリを開き精密検索を始めると、UWBのおかげで画面に『1.2m 右』と矢印が出て、近づくにつれ数値が減っていきます。Bluetoothだけなら『近くにある』としか分かりませんが、UWBは方向と距離まで示してくれるため、ピンポイントでたどり着けます。
別の呼び方
Ultra Wide Band
超広帯域無線
ウルトラワイドバンド
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