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旅行先で撮った絶景写真に偶然映り込んでしまった通行人、家族の集合写真の背景に映る電線や標識、子どもの晴れ姿に被さってしまった撮影禁止マーク…。せっかく撮影した写真の中に「これさえなければ完璧なのに」と感じるものが映り込んでいる経験は、誰しも一度はあるはずです。そんなときに役立つのが、Google Pixelシリーズに搭載されている「Magic Eraser(マジック消しゴム)」という生成AI機能です。Googleフォトの編集画面から数タップするだけで、不要物や人物を自然に消し去り、まるで最初からそこに何もなかったかのような仕上がりに変えてくれます。本ガイドでは、Magic Eraserの基本概念から、対応機種、起動方法、AI自動検出と手動指定の使い分け、カモフラージュ機能、Magic Editor(マジック編集)との違い、Photo Unblur・Best Takeとの比較、元写真の保存方法、うまく消えないケースの対処まで、2026年最新の情報を網羅して解説します。Pixelユーザーはもちろん、Google Oneプランの加入を検討中の他Android・iPhoneユーザーにもぜひ参考にしていただきたい内容です。
この記事でわかること
- Magic Eraserの基本概念(Googleフォト内の生成AI機能)と何ができるのか
- 対応機種の詳細(Pixel 6以降は無制限・他デバイスはGoogle One有料プラン)
- Googleフォトでの具体的な起動手順
- AI自動検出機能の使い方(候補が自動でハイライト表示)
- 手動指定(ブラシで囲む・タップで選択)の操作方法
- カモフラージュ機能で色を周囲に同化させる使い分け
- Magic Editor(マジック編集)との違いと使い分け
- Photo UnblurやBest Takeなど他のPixel AI機能との違い
- 元の写真を残したまま編集後の写真を保存する方法
- うまく消えないケース(複雑な背景・人の前の物体)と対処法
Magic Eraserとは
Magic Eraser(マジック消しゴム)は、Googleが開発した生成AI技術を活用した写真編集機能で、Googleフォトアプリ内に組み込まれています。写真に写り込んでしまった不要な人物・物体・電線・看板などをAIが自動または手動で検出し、その部分を周囲の景色から推測した自然な背景に置き換えることで、まるで最初から存在しなかったかのように消し去ることができます。
従来のPhotoshopなど専門ソフトでは、不要物を消すためにクローンスタンプツールや塗りつぶしツールを使い、手作業で時間をかけて編集する必要がありました。Magic Eraserは、そうした高度な編集スキルをまったく必要とせず、スマートフォン上で数秒・数タップで自然な編集を完了できる革新的なツールです。AIが学習データから周囲のテクスチャやパターンを推定し、違和感のない仕上がりを実現します。
初登場は2021年のPixel 6リリース時で、Pixelシリーズ独占の目玉機能でしたが、その後Google One加入者向けに対象機種が拡大され、2026年現在では多くのAndroidスマートフォンとiPhoneでも利用できるようになっています。
対応機種(Pixel 6以降は無制限、他Android/iPhoneはGoogle One有料プラン)
無料・無制限で使える機種
以下のPixelシリーズユーザーは、追加料金なしで何度でもMagic Eraserを利用できます。
- Pixel 6 / 6 Pro / 6a
- Pixel 7 / 7 Pro / 7a
- Pixel 8 / 8 Pro / 8a
- Pixel 9 / 9 Pro / 9 Pro XL / 9a
- Pixel Fold
- Pixel Tablet
Google One加入で利用可能な機種
上記Pixel以外のAndroidスマートフォンおよびiPhoneでは、月額・年額のGoogle Oneプラン(100GB以上)に加入することでMagic Eraserが利用可能になります。Google Oneは元々クラウドストレージサービスですが、Magic Eraserなど一部のAI編集機能もプレミアム特典として含まれています。
| Google Oneプラン | 月額料金 | ストレージ | Magic Eraser |
|---|---|---|---|
| 無料プラン | 0円 | 15GB | × |
| ベーシック | 250円 | 100GB | ○ |
| スタンダード | 380円 | 200GB | ○ |
| プレミアム | 1,300円 | 2TB | ○ |
Pixel 6以降をすでに使っているユーザーは、Google Oneに加入しなくてもMagic Eraserを利用できます。一方、iPhoneユーザーやSamsung、Xperia等の他Androidユーザーは、Google Oneのベーシックプラン(月額250円〜)に加入することで、無制限にMagic Eraserを使えるようになります。
起動方法
基本手順
- Googleフォトアプリを起動する(Google Play / App Storeから事前にインストール)
- 編集したい写真をタップして開く
- 画面下のメニューから「編集」(鉛筆アイコン)をタップ
- 下部のツールバーを横にスワイプして「ツール」タブを選択
- 「マジック消しゴム」ボタンをタップ
- AIによる自動候補ハイライト、または手動指定モードに切り替わる
初回起動時の準備
Pixel以外のデバイスで初めてMagic Eraserを使うときは、Google Oneプランへの加入確認と機能の有効化が必要です。画面の指示に従ってGoogleアカウントへログインし、プラン契約を確認すると利用可能になります。
AI自動検出(背景の人物・電線・標識などを候補ハイライト)
Magic Eraserを起動すると、AIが自動的に画像を解析し、消去候補となりそうな物体(背景の通行人、電線、標識、看板、ゴミ箱、街灯など)を自動でハイライト表示します。検出された候補はそれぞれが選択可能な状態になっており、画面下に「すべて消去」というボタンも表示されます。
AI自動検出の便利な点
- 1タップで全候補を一気に消去できる
- 消したい候補だけを個別タップで選択できる
- 「やり直し」ボタンで操作前の状態に戻せる
- 初心者でも迷わず使える直感的な操作
AIが提案する候補は、写真の構図上「邪魔になりそうなもの」を中心に選ばれます。風景写真の中の小さな人物、空に走る電線、地面の影、ガラスへの反射など、多種多様な要素を検出可能です。検出精度はPixel 8以降で大幅に向上しており、複雑な背景でもかなり正確に主役と不要物を区別できるようになっています。
手動指定(ブラシで囲む・タップで選択)
AI自動検出で候補に挙がらなかった物体や、検出されたものの選択範囲が不適切だった場合は、手動で消したい部分を指定できます。手動指定には2つのモードがあります。
ブラシで囲む
消したい物体の輪郭に沿って指でなぞる方法です。物体全体を囲むようにブラシをスライドさせると、囲まれた範囲が選択されます。物体の形状が複雑だったり、輪郭が分かりにくい場合に有効です。ピンチ操作で写真を拡大して、より細かい部分を正確に指定することも可能です。
タップで選択
消したい物体の上をワンタップする方法です。AIが自動で物体の境界を検出し、形に沿って選択範囲を作成してくれます。背景と物体のコントラストがはっきりしているシーンでは、タップだけで瞬時に綺麗に範囲指定できます。Pixel 8以降ではこのタップ検出精度がさらに向上しています。
消去の実行
選択範囲が確定したら、画面下の「消去」ボタンをタップします。数秒のAI処理を経て、選択された物体が消え、周囲の背景が自然に補完された状態になります。仕上がりが気に入らない場合は、左上の「元に戻す」ボタンですぐに巻き戻せます。
カモフラージュ(色を周囲に同化させる)
カモフラージュは、Pixel 7以降に追加された機能で、消去するのではなく「目立たなくする」処理を行います。消したい物体を完全に消してしまうと、複雑な背景の場合に不自然になることがありますが、カモフラージュなら物体の色を周囲の色合いに溶け込ませることで、視覚的に目立たなくします。
カモフラージュが向くシーン
- ビーチで床のゴミ箱や標識が浮いて見える → 砂の色に同化させて目立たなく
- 森の中の派手な看板 → 木々や緑に同化
- 夜景の中の派手な広告 → 暗い背景に溶け込ませる
- 料理写真のテーブルクロスの柄 → 周囲の色味に統一
使い方
- マジック消しゴムを起動
- 「カモフラージュ」モードに切り替え(画面下の切替ボタン)
- 目立たなくしたい部分をブラシまたはタップで選択
- 適用ボタンで処理実行
Magic Editor(マジック編集)との違い
Pixel 8以降では、より強力な編集機能として「Magic Editor(マジック編集)」も搭載されました。これはMagic Eraserの上位版とも言える機能で、消去だけでなく、被写体の移動・拡大縮小・背景の置き換え・空の色変更など、写真全体を生成AIで再構成できる総合編集ツールです。
| 機能 | Magic Eraser | Magic Editor |
|---|---|---|
| 主な役割 | 不要物の消去 | 写真全体の再構成 |
| 被写体の消去 | ○ | ○ |
| 被写体の移動 | × | ○ |
| 被写体の拡大縮小 | × | ○ |
| 空の色変更 | × | ○ |
| 背景の差し替え | × | ○ |
| カモフラージュ | ○ | ×(不要・編集で代替) |
| 対応機種 | Pixel 6+/Google One加入 | Pixel 8+/Pixel Fold/9シリーズ |
| 処理時間 | 数秒 | 10〜30秒 |
| 難易度 | 初心者向け | 慣れが必要 |
シンプルに「映り込んだ人を消したい」だけならMagic Eraserで十分。一方、「集合写真で人物の位置を変えたい」「曇り空を青空に変えたい」といった大胆な編集をしたい場合はMagic Editorを使うとよいでしょう。両者は競合ではなく、用途に応じて使い分けるツールです。
Photo Unblur・Best Takeとの違い
PixelシリーズにはMagic Eraser以外にも、写真関連のAI機能が多数搭載されています。それぞれの違いを理解しておくと、目的に合った機能を選びやすくなります。
Photo Unblur(写真補正)
過去に撮影したぼやけた写真をAIで鮮明にする機能です。手ブレ・ピンぼけ・古い写真のスキャンデータなど、画質の悪い写真をくっきりと復元できます。Pixel 7以降で利用可能。
Best Take(ベストショット)
集合写真で、メンバー全員が同時に良い表情をしている瞬間は意外と少ないものです。Best Takeは、連続して撮影した複数の集合写真から、各人物の最も良い表情だけを抽出して合成し、「全員がベストショット」の写真を作成する機能。Pixel 8以降で利用可能。
| 機能 | 主な役割 | 対応機種 |
|---|---|---|
| Magic Eraser | 不要物の消去・カモフラージュ | Pixel 6+/Google One |
| Magic Editor | 写真全体の再構成・編集 | Pixel 8+ |
| Photo Unblur | ぼやけた写真の鮮明化 | Pixel 7+ |
| Best Take | 集合写真の表情合成 | Pixel 8+ |
| Magic Audio Eraser | 動画の不要な音声を消去 | Pixel 8+ |
| Night Sight | 夜景・暗所撮影の明るさ補正 | Pixel 3+ |
元の写真を残す保存方法
Magic Eraserで編集した写真は、デフォルトでは編集後の状態で保存されますが、元の写真を残しておくこともできます。これは「失敗しても元に戻せる」「比較画像として残したい」といったニーズに応える機能です。
「コピーを保存」を使う
- 編集が終わった後、画面下の「保存」ボタンを長押し(または三点メニュー)
- 「コピーとして保存」を選択
- 元の写真はそのまま残り、編集版が別ファイルとして保存される
iCloudやGoogleフォトのバックアップを活用
Googleフォトでは編集前の状態を内部的に保持しているため、編集後でも「元に戻す」操作で元の写真を呼び戻せます。ただし、これは無期限ではないため、確実に残したい大切な写真は事前にコピーを作成しておくのが安心です。
外部ストレージへバックアップ
PCやNAS、外付けSSDなどに元写真を定期的にバックアップしておくと、編集ミスやアプリ不具合の影響を受けずに原版を保持できます。Google Photos APIやWebからダウンロードして保存する方法も有効です。
うまく消えないケース(複雑な背景・人の前の物体)
Magic Eraserは強力なツールですが、すべての写真で完璧な結果が得られるわけではありません。AIが背景を推測する仕組み上、以下のようなケースでは不自然な結果になることがあります。
1. 主役の前にある物体
たとえば、人物の顔の前にあるマイクや、商品の上に重なる手など、消したい物体が「主役の上」に重なっている場合、消去すると主役の一部まで欠損してしまうことがあります。この場合は手動でブラシ範囲を慎重に設定し、消す部分を最小限にとどめるか、Magic Editorで「主役を別の位置に移動」する形で対処します。
2. 背景が複雑なパターン
幾何学模様のタイル、レンガ壁、群衆、葉が密集した木々など、背景に細かいパターンが繰り返している場合、AIが推測した補完部分が周囲とずれて目立つことがあります。この場合はカモフラージュ機能の使用、または別の角度から撮り直すことを検討します。
3. 大きな面積を占める物体
写真の半分以上を占めるような巨大な物体は、消去後の補完範囲が広すぎてAIが正確に推測できず、不自然な仕上がりになります。Magic Eraserは「写真の主役以外の小〜中規模の不要物」を消すことが想定されており、大きな対象には向きません。
4. 影や反射
消した物体が地面に落としていた影や、ガラス・水面に反射した姿は、AIが連動して消してくれない場合があります。物体本体を消した後、影や反射部分も別途選択して消す必要があります。
5. 動きのあるブレた被写体
動いている被写体(走る人、動物、車など)はブレや残像が周囲に広がっており、それらをまとめて選択しないと不完全な消去になります。手動ブラシで広めに範囲を取るか、Photo Unblurで先に鮮明化してから消すという段階的アプローチが有効です。
対処のコツ
- 1回で完璧を目指さず、何度か繰り返し処理する
- ピンチで拡大して細部を丁寧に範囲指定
- 失敗したら「元に戻す」で巻き戻し、別アプローチを試す
- カモフラージュ→消去→カモフラージュと組み合わせる
- どうしても無理ならMagic Editorや他のアプリで補完
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よくある質問(FAQ)
Q1. Magic Eraserで編集した写真は、SNSにアップしても問題ありませんか?
個人的な使用や思い出の整理として編集する分には問題ありません。ただし、報道写真・証拠写真・コンテストへの応募作品など、「加工なし」が前提のシーンで使うのは避けるべきです。AI編集の有無を明示することで誤解を防げます。また、他人が写った写真を編集して公開する場合は、肖像権やプライバシーへの配慮が必要です。
Q2. Pixelを買えば必ずMagic Eraserが使えますか?
Pixel 6以降の機種であれば、追加料金なしで利用可能です。それ以前のPixel 5以前のモデルはサポート対象外なので、Magic Eraser目的で購入を検討する場合はPixel 6以降を選びましょう。中古品でも本体仕様は変わらないので、Magic Eraserは使えます。
Q3. iPhoneでMagic Eraserを使うにはどうすればよいですか?
iPhoneのApp StoreからGoogleフォトアプリをインストールし、Googleアカウントでログイン後、Google Oneのベーシックプラン(月額250円〜)に加入する必要があります。加入後、Googleフォトアプリ内でMagic Eraserボタンが有効化されます。iPhone標準の写真アプリではなく、必ずGoogleフォトアプリから操作することがポイントです。
Q4. Magic Eraserの処理はオンライン接続が必要ですか?
Pixel 8以降の機種では、Magic EraserがTensor G3チップ上でオフライン処理されるため、インターネット接続なしでも動作します。それ以前のPixel機種やGoogle One加入の他デバイスでは、Googleのクラウドサーバーに画像を送って処理するため、オンライン接続が必須です。Wi-Fiまたはモバイルデータ通信が必要になります。
Q5. 編集した写真の画質は低下しますか?
Magic Eraserは元写真の画素データを直接修復するため、画質の大幅な低下は通常ありません。ただし、補完範囲が大きい場合や、AIが推測したテクスチャが元と異なる場合は、消去した部分の解像感が周囲と微妙に異なることがあります。プロ用途で完璧な品質を求める場合は、Photoshopなど専門ソフトとの併用が推奨されます。
Q6. RAW形式(DNG)の写真でもMagic Eraserは使えますか?
はい、Pixelで撮影したRAW画像(DNG形式)にもMagic Eraserは適用できます。GoogleフォトはRAWをサポートしており、編集後はJPEG形式または編集後の同形式で保存されます。元のRAWファイルはそのまま残るため、後から別の編集ソフトで再加工することも可能です。
Q7. Magic Eraserで消した部分の情報は復元できますか?
Googleフォトでは、編集前の状態に戻す「元に戻す」機能がしばらくの間有効です。アプリ内で写真を開き、編集ボタンから「元に戻す」を選ぶと、消去前の状態に戻ります。ただし、コピーとして別ファイル保存し、元写真を削除してしまうと復元はできません。重要な写真は必ずバックアップを残してから編集することをおすすめします。
まとめ
Google PixelのMagic Eraser(マジック消しゴム)は、生成AIの技術を活用して写真に映り込んだ不要物を自然に消去できる、現代スマートフォン写真編集の代表的機能です。Pixel 6以降のユーザーは追加料金なしで無制限に利用でき、他Androidユーザー・iPhoneユーザーもGoogle Oneプランへの加入で同様の機能を享受できます。AI自動検出による手軽な操作、手動指定での細やかな調整、カモフラージュ機能による自然な仕上げなど、多彩なツールを使い分けることで、プロ並みの編集を誰でも実現できます。
Magic Editor、Photo Unblur、Best Takeなど他のPixel AI機能と組み合わせれば、撮影後の「やり直し」が驚くほど自由になり、思い出の写真をより理想的な形で残せます。複雑な背景や巨大な物体には限界もありますが、多くの日常写真では十分すぎる効果を発揮します。本ガイドを参考に、Magic Eraserを使いこなして、あなたの写真ライブラリを今よりもっと美しいものに整えていきましょう。
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