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ゲーム中に突然画面がフリーズしたり、強制終了してデスクトップに戻ってしまう問題は、Windows 11ユーザーから非常に多く報告されているトラブルです。特にWindows 11 24H2アップデート後にゲームが不安定になったという報告が増えています。
本記事では、Windows 11でゲームがフリーズ・強制終了する主な原因10個と、NVIDIA・AMD・Intel別のGPUドライバー更新方法、そしてゲームモード・Xbox Game Bar・DirectXの最適化設定を詳しく解説します。
この記事でわかること
- ゲームがフリーズ・強制終了する主な原因
- GPU/CPUドライバーの更新方法(NVIDIA・AMD・Intel別)
- Windows 11のゲームモード・Xbox Game Bar最適化設定
- 温度確認とサーマルスロットリング対策
- DirectX・Visual C++・.NET Frameworkの修復方法
- Windows 11 24H2での注意点と対処法
主な原因10個
原因1:GPUドライバーの不具合・古いバージョン
最も多い原因です。グラフィックドライバーが古い、または新しいドライバーにバグがある場合にゲームがクラッシュします。特にゲームのリリース直後や、ドライバーアップデート直後に問題が発生することが多いです。
原因2:GPU・CPUの過熱(サーマルスロットリング)
GPU・CPUが高温になると、破損を防ぐため自動的に処理速度を落とす「サーマルスロットリング」が発動します。さらに温度が上昇すると強制シャットダウンやフリーズが発生します。特に夏場や、冷却が不十分なPCで発生しやすい問題です。
原因3:RAMの不足・メモリエラー
最近のゲームは16GB以上のRAMを要求するものが増えています。RAMが不足するとゲームがクラッシュします。また、RAMの物理的な故障(メモリエラー)もフリーズの原因になります。
原因4:Windows Updateによる互換性の問題
Windows 11のアップデート(特に24H2)後にゲームが不安定になるケースが報告されています。Microsoftの更新プログラムがゲームのアンチチートソフトウェアやDRM(コピー防止)と衝突することがあります。
原因5:DirectX・Visual C++・.NET Frameworkの問題
ゲームが依存するランタイムライブラリ(DirectX・Visual C++再頒布パッケージ・.NET Framework)が破損していたり、必要なバージョンがインストールされていない場合にクラッシュします。
原因6:ストレージの問題(HDDの断片化・SSDの劣化)
ゲームデータが保存されているドライブに問題がある場合、読み込み中にフリーズします。HDDの場合は断片化が激しい場合、SSDの場合は寿命が近い場合や空き容量が極端に少ない場合に発生します。
原因7:電源ユニットの出力不足
高負荷なゲームプレイ中はGPU・CPUの消費電力が急増します。電源ユニット(PSU)の出力ワット数が不足していると、電力不足でシステムが突然シャットダウンします。
原因8:Xbox Game Bar・ゲームモードの干渉
Windows 11に標準搭載されているXbox Game BarやゲームDVRの録画機能が、ゲームのパフォーマンスに悪影響を与えることがあります。特に低スペックPCや古いゲームで問題になりやすいです。
原因9:アンチチートソフトウェアの問題
VAC・EasyAntiCheat・BattlEyeなどのアンチチートシステムがWindows 11のカーネルと競合してゲームをクラッシュさせることがあります。Windows Update後に特に発生しやすいです。
原因10:VRAMの不足・グラフィック設定が高すぎる
ゲームのグラフィック設定が、GPUのVRAM容量を超えている場合にクラッシュします。特に4K解像度や超高品質テクスチャを有効にしている場合に発生します。
Step 1:まずイベントビューアーでエラーを確認する
ゲームがクラッシュした際、Windowsはエラーログを記録しています。何が原因か確認しましょう。
- スタートメニューで「イベントビューアー」を検索して開く
- 左側メニューで「Windows ログ」→「アプリケーション」を選択
- クラッシュが発生した時刻のエラー(赤いアイコン)をダブルクリック
- エラーの詳細を確認する(ソース・エラーコードをメモ)
Step 2:GPUドライバーを最新版に更新する
NVIDIA GeForceの場合
- NVIDIA GeForce Experienceをインストール(公式サイト:
nvidia.com/ja-jp/geforce/geforce-experience/) - アプリを起動して「ドライバー」タブをクリック
- 「更新を確認する」をクリック
- 最新ドライバーが表示されたら「ダウンロード」→「エクスプレスインストール」
ゲーム最適化ドライバー(Game Ready Driver)を選ぶ:
最新ゲームに最適化された「Game Ready Driver」と、安定性重視の「Studio Driver」があります。ゲームプレイには「Game Ready Driver」を推奨します。
ドライバーをクリーンインストールする方法:
- GeForce Experienceでダウンロード後、「カスタムインストール」を選択
- 「クリーンインストールの実行」にチェックを入れる
- 「次へ」でインストール完了
クリーンインストールにより古いドライバーの残骸が完全に削除され、競合問題が解消されます。
AMD Radeonの場合
- AMD Software: Adrenalin Editionをインストール(公式サイト:
amd.com/ja/support) - アプリを起動して右上のギアアイコン→「アップデートを確認」
- 「推奨」ドライバーを選択してインストール
DDU(Display Driver Uninstaller)でクリーンに削除してから再インストールする方法:
- セーフモードで起動する(Shift+再起動→トラブルシューティング→スタートアップ設定→セーフモード)
- DDUを実行して「GPUドライバーのみをクリーンアップして再起動」
- 通常モードで起動して最新AMDドライバーをインストール
Intel Arc / 内蔵グラフィックスの場合
- Intel Arc & Iris Xe GraphicsドライバーをIntel公式サイトからダウンロード(
intel.com/ja/download-center) - または「Intel Driver & Support Assistant」アプリをインストールして自動更新
Step 3:温度を確認してサーマルスロットリングに対処する
温度確認ツール
- HWiNFO64(無料):CPU・GPU・マザーボードの詳細温度をリアルタイム表示
- GPU-Z(無料):GPU専用の詳細情報表示
- MSI Afterburner(無料):GPUの温度・クロック・使用率をゲーム中にオーバーレイ表示
安全な温度の目安
| コンポーネント | 通常使用 | ゲーム時(上限) |
|---|---|---|
| CPU(Intel) | 〜60°C | 〜95°C |
| CPU(AMD Ryzen) | 〜70°C | 〜95°C |
| GPU(デスクトップ) | 〜60°C | 〜83°C |
| GPU(ノートPC) | 〜65°C | 〜90°C |
温度が高い場合の対策
- PCケース内部の清掃:CPUクーラー・GPUファン・ケースファンのほこりを除去
- ヒートシンクのグリス交換:2〜3年以上使用していればグリスが劣化している可能性がある
- ケースの換気改善:ケースのサイドパネルを開けて一時的に確認する
- ノートPCの冷却台:ノートPCは冷却台(クーリングパッド)の使用が効果的
Step 4:ゲームモード・Xbox Game Barを最適化する
ゲームモードを有効にする
- 「設定」→「ゲーム」→「ゲームモード」
- 「ゲームモード」をONにする
ゲームモードを有効にすると、Windowsはゲーム中にバックグラウンドのWindowsアップデートやドライバーインストールを一時停止し、CPU・GPUリソースをゲームに優先割り当てします。
Xbox Game Barを無効化する(低スペックPC向け)
ゲームパフォーマンスへの影響が気になる場合は無効化できます。
- 「設定」→「ゲーム」→「Xbox Game Bar」
- 「Xbox Game Barをコントローラーで開く」をOFF
ゲームDVR(バックグラウンド録画)を無効化する
- 「設定」→「ゲーム」→「キャプチャ」
- 「バックグラウンドで録画する」をOFFにする
バックグラウンド録画はVRAMとストレージを消費するため、これだけでパフォーマンスが改善することがあります。
ハードウェアによるGPUスケジューリングを有効にする
- 「設定」→「システム」→「ディスプレイ」→「グラフィック」
- 「ハードウェアによるGPUスケジューリング」をON(Windows 11 21H2以降・対応GPU必要)
対応GPUはNVIDIA RTX 2000シリーズ以降、AMD RX 5000シリーズ以降、Intel Arc。
Step 5:DirectX・Visual C++・.NET Frameworkを修復する
DirectXの修復
- Windowsキー + Rで「ファイル名を指定して実行」を開く
dxdiagと入力してEnter- DirectX診断ツールが開き、インストール済みのDirectXバージョンが確認できる
- 問題がある場合は「DirectX エンド ユーザー ランタイム Web インストーラー」をMicrosoft公式サイトからダウンロードして実行
Visual C++再頒布パッケージの修復
- 「設定」→「アプリ」→「インストール済みアプリ」
- 「Microsoft Visual C++」で検索
- すべてのバージョン(2015-2022 x64/x86)が揃っているか確認
- 不足している場合はMicrosoft公式サイトからダウンロード
システムファイルの修復(SFC/DISM)
- コマンドプロンプトを管理者権限で開く
- 以下を順番に実行:
sfc /scannow
DISM /Online /Cleanup-Image /RestoreHealth
完了まで数十分かかることがあります。完了後に再起動してください。
Windows 11 24H2固有の問題と対処法
24H2でゲームが不安定になった場合
Windows 11 24H2(2024年後半リリース)では、一部のゲームで以下の問題が報告されました:
- VAC(Valve Anti-Cheat)との競合によるCS2・Dota2のクラッシュ
- 一部のAntiCheatソフト(EasyAntiCheat等)との互換性問題
- DirectStorage有効時のゲームローディングが遅くなる問題
24H2での具体的な対処法
① Windowsアップデートの一時停止:
- 「設定」→「Windows Update」→「更新を1週間一時停止する」
- 問題のあるアップデートが修正されるまで待つ
② 問題のあるアップデートをアンインストール:
- 「設定」→「Windows Update」→「更新の履歴」
- 「更新プログラムをアンインストールする」をクリック
- 問題が発生した日付前後のアップデートをアンインストール
③ DirectStorageを確認する(対応PCのみ):
- ゲーム(例:Forza Horizon 5)の設定でDirectStorageを一時的にOFFにして様子を見る
ゲーム別のよくある解決策
Steam(Valve)のゲームがクラッシュする場合
- Steamを開く
- ライブラリから問題のゲームを右クリック →「プロパティ」
- 「ローカルファイル」→「ゲームファイルの整合性を確認する」をクリック
- 破損ファイルがあれば自動的に再ダウンロードされる
Epic Gamesランチャーのゲームがクラッシュする場合
- Epicランチャーのライブラリで問題のゲームの「…」をクリック
- 「管理」→「インストールの確認」をクリック
Microsoft Store・Xbox GamePassのゲームがクラッシュする場合
- 「設定」→「アプリ」→「インストール済みアプリ」
- 問題のゲームを見つけて「詳細オプション」
- 「修復」または「リセット」をクリック
よくある質問(FAQ)
Q1. ゲームが特定のシーンでだけフリーズします。原因は何ですか?
特定のシーンでのみフリーズする場合、そのシーンの処理が重くGPU・CPUが限界に達している可能性が高いです。グラフィック設定を下げる(特に解像度・シャドウ品質・反射品質)か、温度が問題の場合は冷却を改善してください。またゲームデータが破損している場合もあるため、ゲームファイルの整合性チェックも試みてください。
Q2. フルスクリーンモードでのみクラッシュします。ウィンドウモードだと問題ありません。
フルスクリーン排他モードでのみ問題が発生する場合は、ゲームを「フルスクリーンウィンドウ(ボーダーレス)」モードに変更してみてください。またGPUドライバーの更新、ゲームのビデオ設定でリフレッシュレートを確認する(モニター対応範囲内か)ことも重要です。
Q3. アップデート後にゲームがクラッシュするようになりました。元に戻す方法は?
Windowsアップデートの場合:設定 → Windows Update → 更新の履歴 → 更新プログラムをアンインストールで、問題の更新プログラムを削除できます。ドライバーアップデートの場合:デバイスマネージャーで該当デバイスを右クリック → ドライバーの更新 → 以前のバージョンに戻すを選択できます。
Q4. 「アプリケーションが応答していません」と表示されます。強制終了しか方法はありませんか?
強制終了より前に試せることとして、Alt+Tabでデスクトップに一時的に切り替えてゲームウィンドウを再クリックする方法があります。それでも応答しない場合はCtrl+Alt+Deleteからタスクマネージャーでゲームプロセスを「タスクの終了」してください。繰り返す場合は根本対処が必要です。
Q5. ゲーム中にブルースクリーン(BSOD)が発生します。どうすればよいですか?
BSODはハードウェアまたはドライバーの深刻な問題のサインです。エラーコードを確認(例:IRQL_NOT_LESS_OR_EQUAL、MEMORY_MANAGEMENT、SYSTEM_THREAD_EXCEPTION_NOT_HANDLED)し、コードに基づいた対処を行います。最も多い原因はRAMの問題(Windowsメモリ診断ツールで確認)とGPUドライバーの不具合です。
Q6. ゲームをしていると1時間ほどでフリーズします。しばらく放置すると回復します。
一定時間後のフリーズはサーマルスロットリングの典型的な症状です。HWiNFO64などのツールでゲーム中の温度を監視してください。CPUが90°C以上、GPUが85°C以上になる場合は冷却を改善する必要があります。ヒートシンクのグリス交換(3年以上使用のPCで有効)やPCケース内のほこり清掃が効果的です。
まとめ:推奨対処の優先順位
- まず試すこと:GPUドライバーのクリーンインストール(最も効果的)
- 次に:温度確認(HWiNFO64を使ってゲーム中の温度をモニタリング)
- Windows設定:ゲームモードON、バックグラウンド録画OFF、ハードウェアGPUスケジューリングON
- ゲームファイル:Steamなら「ゲームファイルの整合性を確認する」
- システム:SFCスキャンでWindowsシステムファイルを修復
- 24H2の場合:問題のWindows更新プログラムをアンインストール
これらの手順を順番に試せば、ほとんどのゲームフリーズ・強制終了問題は解決できます。どうしても解決しない場合は、PCのハードウェア(電源・RAM・HDD/SSD)の故障も視野に入れて診断することをお勧めします。
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