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Wi-Fiのアイコンは表示されているのに、ブラウザを開くと「インターネットなし」「接続なし」と表示されてネットが使えない。そんな経験をしたことはありませんか?この問題はWindows・iPhone・Androidすべてのデバイスで発生し、原因も複数あります。
本記事では、「Wi-Fiに繋がっているのにインターネットが使えない」問題の主な原因7つと、OS別・ルーター別の具体的な解決手順を詳しく解説します。ほとんどの場合、この記事の手順で解決できます。
この記事でわかること
- 「インターネットなし」が表示される主な原因
- Windows 11での解決手順(DNS設定・IPアドレスリセット)
- iPhoneでの解決手順(ネットワーク設定・キャリア設定)
- Androidでの解決手順(Wi-Fi設定・DNS変更)
- ルーター側の確認と対処法
- GoogleのDNS(8.8.8.8)への変更方法
なぜ「Wi-Fi接続済みなのにインターネットなし」になるのか
Wi-Fiに「接続」していることと、「インターネット通信できている」ことは別物です。Wi-Fiルーターとの通信は成立していても、そこから先のインターネット(プロバイダ経由の外部ネットワーク)に繋がっていない状態があります。
具体的には、以下のような仕組みです:
- 端末 ↔ Wi-Fiルーター:接続済み(Wi-Fiアイコン表示)
- ルーター ↔ プロバイダ:接続できていない(ここで問題が起きている)
主な原因7つ
原因1:DNSサーバーの障害・設定ミス
最も多い原因の一つです。DNS(Domain Name System)はURLをIPアドレスに変換するサービスで、これが機能しないとウェブサイトに接続できません。プロバイダのDNSサーバーが落ちていたり、端末のDNS設定が古い場合に発生します。
原因2:IPアドレスの競合・取得失敗
ルーターが端末にIPアドレスを自動割り当て(DHCP)できていない場合、インターネットに接続できません。同じIPアドレスが複数の端末に割り当てられている「IPアドレス競合」も原因になります。
原因3:ルーターの一時的な障害
ルーター本体が何らかの理由でフリーズしたり、設定が乱れている場合。長期間再起動していないルーターは特に発生しやすいです。まず試すべき基本的な対処法です。
原因4:プロバイダ側の障害・メンテナンス
インターネットプロバイダ(ISP)側でサーバー障害やメンテナンスが行われている場合。スマートフォンのモバイルデータ通信に切り替えてインターネットが使えれば、プロバイダ側の問題の可能性が高いです。
原因5:プロキシ設定の問題
端末に不正なプロキシ設定が入っている場合、インターネット通信がプロキシサーバーを経由しようとしますが、そのサーバーに接続できないと「インターネットなし」になります。マルウェアや誤った設定変更が原因になることがあります。
原因6:Wi-Fiルーターのチャンネル干渉・電波問題
周辺の無線LAN電波と干渉してルーターの通信が不安定になることがあります。特にマンションなど多くのWi-Fiルーターが密集している環境で発生しやすいです。
原因7:ネットワークアダプターの一時的な誤動作
Windowsのネットワークアダプターが一時的に誤動作している場合。アダプターのリセットや再起動で解決することが多いです。
まず試すこと:機器の再起動
どのデバイスでも、まずこれを試してください。
- 端末(スマートフォン・PC)を再起動する
- ルーターの電源を抜いて30秒待ち、再度電源を入れる
- ONUやモデムがある場合はルーターより先にONUを再起動し、ONU起動完了後にルーターを起動する
- 数分待ってから接続確認する
これだけで解決するケースが非常に多いです。改善しない場合は次の手順に進みましょう。
Windows 11での解決手順
手順1:ネットワークトラブルシューターを実行する
- スタートボタンを右クリック →「設定」
- 「システム」→「トラブルシューティング」→「その他のトラブルシューティング ツール」
- 「インターネット接続」の「実行」をクリック
- 画面の指示に従って問題を診断・修復する
手順2:IPアドレスをリセットする(最重要)
コマンドプロンプトを管理者権限で開き、以下のコマンドを順番に実行します。
- スタートメニューで「cmd」と検索
- 「コマンドプロンプト」を右クリック →「管理者として実行」
- 以下のコマンドを順番に入力してEnterキーを押す:
netsh winsock reset
netsh int ip reset
ipconfig /release
ipconfig /flushdns
ipconfig /renew
- コマンド実行後、PCを再起動する
各コマンドの意味:
netsh winsock reset:Windowsのネットワーク設定をリセットnetsh int ip reset:TCP/IP設定をリセットipconfig /release:現在のIPアドレスを解放ipconfig /flushdns:DNSキャッシュを削除ipconfig /renew:IPアドレスを再取得
手順3:DNSサーバーをGoogle DNSに変更する
- スタートメニュー → 「設定」→「ネットワークとインターネット」
- 「Wi-Fi」→ 接続中のネットワーク名をクリック
- 「DNS サーバーの割り当て」の「編集」をクリック
- 「手動」を選択
- IPv4を「オン」にして以下を入力:
- 優先DNS:8.8.8.8(Google DNS)
- 代替DNS:8.8.4.4(Google DNS)
- 「保存」をクリック
手順4:ネットワークアダプターをリセットする
- 「設定」→「ネットワークとインターネット」→「ネットワークの詳細設定」
- 「ネットワークのリセット」をクリック
- 「今すぐリセット」→「はい」
- PCが自動的に再起動される
手順5:プロキシ設定を確認する
- 「設定」→「ネットワークとインターネット」→「プロキシ」
- 「設定を自動的に検出する」がオン、「プロキシ サーバーを使う」がオフになっているか確認
- プロキシが設定されていれば削除する
iPhoneでの解決手順
手順1:Wi-Fiを一度オフにして再接続する
- 「設定」→「Wi-Fi」
- Wi-FiをOFFにして10秒待つ
- Wi-FiをONにして接続し直す
手順2:機内モードのオン/オフを試す
- 「設定」→「機内モード」をONにする
- 10秒待ってからOFFにする
- Wi-Fiに再接続する
手順3:そのWi-Fiを「ネットワークを削除」して再接続する
- 「設定」→「Wi-Fi」
- 接続中のネットワーク名の右側の「ⓘ」アイコンをタップ
- 「このネットワークの設定を削除」をタップ
- Wi-Fiのパスワードを入力して再接続する
手順4:DNSをGoogle DNSに変更する
- 「設定」→「Wi-Fi」→ 接続中のネットワークの「ⓘ」をタップ
- 「DNSを設定」をタップ
- 「手動」を選択
- 「サーバを追加」をタップして 8.8.8.8 を入力
- さらに「サーバを追加」で 8.8.4.4 を入力
- 右上の「保存」をタップ
手順5:ネットワーク設定をリセットする
Wi-Fiパスワードが削除されるので注意が必要です。
- 「設定」→「一般」→「転送またはiPhoneをリセット」
- 「リセット」→「ネットワーク設定をリセット」
- パスコードを入力して確認
- 再起動後、Wi-Fiに再接続する
Androidでの解決手順
手順1:Wi-Fiを一度オフにして再接続する
- 「設定」→「Wi-Fi」
- Wi-FiをOFFにして10秒待つ
- 再度ONにして接続し直す
手順2:そのWi-Fiを「削除(忘れる)」して再接続する
- 「設定」→「Wi-Fi」
- 接続中のネットワーク名をタップ
- 「削除」または「ネットワークを削除」をタップ
- Wi-Fiパスワードを入力して再接続する
手順3:静的IPの設定を確認する
静的IP設定になっていると、IPアドレスが重複して接続できないことがあります。
- 「設定」→「Wi-Fi」→ 接続中のネットワーク名をタップ
- 「IPの設定」または「詳細設定」をタップ
- 「DHCP」が選択されているか確認(「静的」になっていたら「DHCP」に変更)
手順4:DNSをGoogle DNSに変更する
- 「設定」→「Wi-Fi」→ 接続中のネットワーク名の鉛筆アイコンをタップ
- 「詳細設定」を展開
- 「IPの設定」を「静的」に変更
- 「DNS 1」に 8.8.8.8、「DNS 2」に 8.8.4.4 を入力
- 「保存」をタップ
手順5:ネットワーク設定をリセットする
- 「設定」→「一般管理」(またはシステム)→「リセット」
- 「ネットワーク設定のリセット」をタップ
- 確認して実行(Wi-Fiパスワードが削除されます)
ルーター側の確認・対処法
ルーターのランプを確認する
ルーター本体のランプを確認することで、問題の所在を特定できます。
- WANランプが消灯・赤点滅:ルーターとプロバイダ間の接続に問題あり
- WANランプが点灯:プロバイダ接続は正常(端末側の問題)
- すべてのランプが点灯:正常動作中(別の原因を探す)
ルーターの再起動を正しい手順で行う
ONUとルーターを一緒に使っている場合、再起動の順番が重要です。
- ルーターとONU(またはモデム)両方の電源を切る
- まずONUの電源を入れて、ランプが安定するまで1〜2分待つ
- 次にルーターの電源を入れる
- さらに2〜3分待ってから端末を接続する
ルーターの管理画面でWAN設定を確認する
ルーター管理画面にアクセスして、WAN設定(プロバイダ接続情報)を確認します。
- ブラウザのアドレスバーに
192.168.1.1または192.168.0.1を入力 - 管理画面にログイン(初期ユーザー名・パスワードはルーター底面のシール参照)
- 「WAN設定」「インターネット設定」を確認
- PPPoEの場合はIDとパスワードが正しく設定されているか確認
プロバイダの障害情報を確認する
プロバイダ側の障害の場合、自分では何もできないため確認が重要です。
- プロバイダのウェブサイト(スマートフォンのモバイル通信でアクセス)の障害情報ページを確認
- X(旧Twitter)でプロバイダ名を検索して他のユーザーの報告を確認
DNS変更(Google DNS:8.8.8.8)について詳しく
DNSとは何か
DNS(Domain Name System)は、人が読めるURL(例:www.google.com)をコンピューターが理解できるIPアドレスに変換するシステムです。電話帳のような役割をします。DNSサーバーに問題があると、URLからIPアドレスへの変換ができずページが表示されません。
Google DNSのメリット
- 高速:世界中に分散されたサーバーで高速に応答
- 安定:Googleの巨大なインフラによる高い安定性
- 無料:誰でも無料で使用可能
- 安全:マルウェアサイトのブロック機能あり(8.8.8.8)
Google DNS以外の選択肢
| DNS名 | プライマリ | セカンダリ |
|---|---|---|
| Google DNS | 8.8.8.8 | 8.8.4.4 |
| Cloudflare DNS | 1.1.1.1 | 1.0.0.1 |
| OpenDNS | 208.67.222.222 | 208.67.220.220 |
よくある質問(FAQ)
Q1. 再起動してもすぐまた「インターネットなし」になります。根本解決方法は?
繰り返し発生する場合は、DNSサーバーの変更が最も効果的です。プロバイダのDNSが不安定な場合、Google DNS(8.8.8.8)に変更することで恒久的に解決することが多いです。また、ルーターのファームウェアが古い場合はアップデートも試みてください。
Q2. 一部のサイトだけ繋がりません。これも同じ原因ですか?
一部サイトだけ繋がらない場合は、DNSの問題か対象サイトのサーバー障害が考えられます。DNSをGoogle DNS(8.8.8.8)に変更して試してみてください。それでも繋がらない場合は対象サイト自体の障害の可能性があります。
Q3. スマートフォンは繋がるのにPCだけ繋がりません。なぜ?
PC固有の問題(ネットワークアダプターのドライバー・IP設定・DNSキャッシュなど)が原因です。PCのコマンドプロンプトで netsh winsock reset と ipconfig /flushdns を実行してから再起動してみてください。
Q4. PCは繋がるのにスマートフォンだけ繋がりません。なぜ?
スマートフォン側のネットワーク設定の問題か、スマートフォンに割り当てられるIPアドレスの問題が考えられます。スマートフォンのWi-Fiを一度「削除(忘れる)」して再接続してみてください。MACアドレスフィルタリングが設定されている場合も原因になります。
Q5. 「インターネットなし」ではなく「接続はあるがインターネット接続なし」と表示されます。違いはありますか?
同じ状態を示しています。Windows 11では「インターネット アクセスなし」と表示されることがあります。ルーターとの通信(ローカルネットワーク)は正常で、インターネット(外部ネットワーク)への接続が失敗している状態です。
Q6. VPNを使っていると「インターネットなし」になることはありますか?
VPNを使用している場合、VPNサーバーへの接続が失敗すると「インターネットなし」の表示になることがあります。VPNをオフにしてからWi-Fiに再接続してみてください。VPNをオフにすると接続できる場合は、VPNアプリの再起動またはサーバーの変更を試みてください。
まとめ
「Wi-Fiに繋がっているのにインターネットなし」問題の解決手順をまとめます。
- まず試すこと:端末とルーターの再起動(ONUがある場合はONUを先に起動)
- Windows:コマンドプロンプトで
ipconfig /flushdnsとnetsh winsock resetを実行 - iPhone:ネットワークを削除して再接続、またはネットワーク設定をリセット
- Android:Wi-Fiを削除して再接続、DHCPが有効か確認
- DNS変更:すべての端末でGoogle DNS(8.8.8.8/8.8.4.4)への変更が効果的
- プロバイダ障害:スマホのモバイル通信でプロバイダの障害情報を確認
これらの手順を順番に試せば、ほとんどの「インターネットなし」問題は解決できます。繰り返し発生する場合はDNS変更が最も根本的な解決策になりますので、ぜひ試してみてください。
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