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現在、接続可能な全Wi-Fiネットワーク名のリストを表示し、それぞれのセキュリティ方式、ノイズ発生状況、チャンネル番号、周波数帯域等の情報を知ることができます。
チャンネル数の少ないネットワークを選ぼう
ワイヤレス診断のスキャンを利用することで、同一ネットワークで利用されているチャンネル数が表示されます。
ネットワークの帯域には2.4GHzと5GHzがありますが、特定の帯域の利用者数が多いと、片方は混雑しているのに、片方は空いているという状況が起きます。
この場合、空いている方の帯域を利用することによって、ネットワークの混雑から解放され、より安定して高速な通信環境を利用できますので、接続ネットワークを変更するのがおすすめです。
パフォーマンス
現在接続しているWi-Fiネットワークの品質等の情報がグラフで表示されます。真ん中の赤いグラフ「品質」は、数値が高ければ高いほど良質です。ルーターから遠ざかり信号が弱くなると数値は低下します。
緑の「RSSI」の値は、受信信号強度です。大きいほど優れています。(-60より-40の方が大きくなります。)ブルーの「ノイズ」は、数値が小さいほど良好となります。このRSSIとノイズの数値の差が大きいほどそのネットワークは品質が良いと言えます。
スニファ
Wi-Fiトラフィックのパケットをキャプチャするときに使います。これはもうネットワークのトラブル発生時にネットワーク管理者が使うツールです。一般のユーザーが使うようなツールではありません。このような機能がここにあると知っておいてください。
監視
このツールは、「情報」と「パフォーマンス」の一部を簡略して表示させています。接続しているWi-Fiネットワーク機器のIPアドレス、セキュリティ方式、信号の状態のグラフ等を小さなウインドウで表示します。
その他のツール(外部ツール)
また、メニューから[ワイヤレス診断]ー[外部ツールを開く]を操作することができるようになります。
ここからは、「AirMacユーティリティ」、「ネットワーク診断」、「ネットワークユーティリティ」を起動することができます。
AirMacユーティリティとは、
Apple純正のWi-Fiルーターファミリー製品である、「AirMac Extreme」、「AirMac Time Capsule」、「AirMac Express」の設定を非常に簡単に行うことができます。このアプリは、「アプリケーション」フォルダ内の「ユーティリティ」フォルダにあります。
ネットワーク診断とは、
診断しようとする接続可能なネットワークIDを指定して、正常に動作しているかを簡単に確認することができます。
ネットワークユーティリティとは、
接続しているネットワークの詳細情報や、PingやPortsscanといったネットワーク探査の様々なツールを使用することができます。
よくある質問とその回答
- Q: ワイヤレス診断アプリが見つかりません。どこにありますか?
A: ワイヤレス診断アプリは「アプリケーション」や「ユーティリティ」フォルダにはありません。起動するには、optionキーを押しながらメニューバーのWi-Fiアイコンをクリックし、表示される「ワイヤレス診断を開く」を選択します。 - Q: ワイヤレス診断を実行しても問題が検出されませんが、Wi-Fi接続が不安定です。どうすればよいですか?
A: 診断で問題が検出されない場合でも、監視モードを有効にして接続状況を継続的にチェックすることをおすすめします。監視モードは不定期な接続の切断などを自動で検出し、より詳細な情報を提供します。 - Q: 診断レポートをAppleに自動で送信できますか?
A: 診断レポートは自動でAppleに送信されません。問題が発生した際は、レポートを手動で保存し、Appleサポートに提出する必要があります。 - Q: Wi-Fiの混雑が原因と表示されました。どう対処すればよいですか?
A: Wi-Fiチャンネルが混雑している場合は、他のチャンネルや5GHz帯のネットワークに切り替えることをおすすめします。これにより、通信速度が改善され、接続が安定する可能性があります。 - Q: 監視モード中にエラーが検出されたら、どうすればよいですか?
A: 監視モードでエラーが検出された場合、その通知を確認し、表示された対処方法に従って解決を試みてください。必要に応じて、診断レポートを保存し、専門家やサポートに提出することも考慮してください。
Wi-Fi 6およびWi-Fi 6Eの利点と活用方法
Wi-Fiネットワークの高速化や安定性の向上を求めるユーザーにとって、最新のWi-Fi 6およびWi-Fi 6Eの技術が非常に有効です。これらの規格は、従来のWi-Fi 5に比べて多くの改善点があります。
- Wi-Fi 6の特徴
Wi-Fi 6(802.11ax)は、特に多くのデバイスが同時に接続される環境でパフォーマンスを大幅に向上させます。OFDMA(直交周波数分割多重アクセス)やMU-MIMO(マルチユーザー・マルチインプット・マルチアウトプット)などの技術により、各デバイスに対して効率的に通信リソースを割り当てられ、遅延が少なくなります。
ワイヤレス診断ツールは、Wi-Fi 6ルーターに接続している場合でも正常に動作し、ネットワークの最適化をサポートします。 - Wi-Fi 6Eの特徴
Wi-Fi 6Eは、従来の2.4GHz帯および5GHz帯に加え、6GHz帯を利用できるようにした新しい規格です。この広帯域により、さらに多くのデバイスが高い通信速度で接続できるようになり、特にオフィスや公共の場での安定した通信が期待されます。
ただし、Wi-Fi 6Eを利用するためには、対応するルーターやデバイスが必要となるため、ワイヤレス診断を行う前にハードウェアの確認を行うことが重要です。 - Wi-Fi 6/6Eの診断と最適化
Wi-Fi 6やWi-Fi 6E対応ルーターを使用している場合でも、Wi-Fiチャンネルの混雑や信号強度の低下が原因で通信に問題が発生することがあります。ワイヤレス診断ツールを利用すれば、これらの問題を簡単に検出し、最適なチャンネルや接続方法を提示してくれます。これにより、より安定した接続が可能になります。
Wi-Fi 6およびWi-Fi 6Eをフル活用するためには、最新のハードウェアと適切なネットワーク設定が必要です。もし現在利用しているWi-Fiが不安定であれば、ワイヤレス診断ツールを活用し、問題点を洗い出した後で新しいルーターへのアップグレードを検討することも一つの選択肢です。