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MacでOSをアップデートする方法と事前の確認事項

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MacOSアップデート事前確認項目

Macに搭載されているOSである「OS X」(ちなみに「X」は「エックス」ではなく「テン」と読みます)は年々改良が重ねられており、新たな機能の搭載や安定化の向上、セキュリティ機能の向上がなされています。

OS Xのメジャーアップデートは、近年はだいたい年一回周期で行われており、2001年に最初の製品版である「Mac OS X 10.0」が発売され、2011年には名前を「OS X」に変えた「OS X 10.7」、そして2015年の「OS X 10.11」が現在の最新バージョンとなっています。

OS Xにはバージョンごとにコードネームが付けられており、10.0から10.8まではネコ科の動物の名前、10.9からはApple社があるカリフォルニア州の地名がコードネームとして付けられています。

年一回のメジャーアップデート以外でも、バグやセキュリティ上の問題を修正したマイナーアップデートが不定期に行われています。

OS Xのバージョン表記は「10.x.y」という形式になっており、メジャーアップデートでは「x」の部分が、マイナーアップデートでは「y」の部分の数字が増えていく形になっています。

本稿ではOS Xをアップデートする方法と事前の確認事項について説明します。

この記事のまとめ

この記事のまとめ

この記事では、MacのオペレーティングシステムであるOS Xのアップデートについて、重要なポイントを解説しています。OS Xは年1回のペースでメジャーアップデートが行われ、バージョンごとにユニークなコードネーム(10.8までは猫科の動物、それ以降はカリフォルニア州の地名)が付けられています。 アップデートを行う際の注意点として、以下の2つが特に強調されています: 互換性の確認:使用中のアプリケーションや周辺機器が新しいOSバージョンに対応しているか、事前に確認することが重要です。特にビジネスでMacを使用している場合は慎重な対応が必要です。 データのバックアップ:Time Machine機能を使用して、定期的にデータをバックアップすることを推奨しています。この機能は1時間ごとに自動でバックアップを作成し、必要な場合はシステム全体を復元することも可能です。 実際のアップデートはMac App Storeを通じて行われ、通知センターで更新の案内が表示されます。ただし、すべてのMacモデルが最新のOSにアップデートできるわけではなく、デバイスの製造年によって制限がある場合があります。

アップデート前の確認事項

OS Xのアップデート前に確認しておかなければならないのは、使用しているアプリケーションや周辺機器が新しいバージョンのOS Xに対応しているかどうかです。

OSのメジャーアップデートの際には、システム内部に大きな仕様変更が加えられていることがよくあります。仕様変更は基本的には新機能を搭載するため、安定性の向上のため、セキュリティの向上のために行われるものですが、それのために以前のOSで問題なく使えていたアプリケーションや周辺機器が、アップデートによって使えなくなってしまうことがあります。

Macを業務で重要な用途に使用している場合など、アップデートによってアプリケーションや周辺機器が使えなくなってしまうような事態は避けなければなりません。

そのような場合は、アップデートにすぐ飛びついたりせず、アプリケーションや周辺機器の開発元のウェブサイト等で互換性についての情報を集めたり、替えの効くサブマシンで試してみるなど、慎重な行動を心がける必要があるでしょう。

データのバックアップ

アップデート前にデータのバックアップを取っておくことも重要です。前項で説明したような、アップデートによる互換性問題が万一発生したとしても、バックアップを取ってさえいれば、アップデート前の状態に戻すことも可能です。

アップデート前に関らず、日々のデータのバックアップは心がけておくことが重要です。

OS Xにはバージョン10.5 Leopardからシステム標準で「Time Machine」というバックアップ機能が搭載されています。Time Machineは1時間ごとに自動でバックアップを取ってくれる機能で、そのバックアップデータからシステム全体を復元することも可能です。

万が一の事態に備え、Time Machine機能を有効にしておくことをおすすめします。

Time Machineを有効にするには、

1. バックアップデータを保存する外付けHDDをMacに接続します。

2. メニューバーのアップルメニューから「システム環境設定…」をクリックします。

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3. システム環境設定のウィンドウから「Time Machine」をクリックします。

02-system-preferences-window

4. Time Machine環境設定の「ディスクを選択…」をクリックします。

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5. 手順1で接続したHDDを「利用可能なディスク」から選択し「ディスクを使用」をクリックします。

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6. Time Machine環境設定のスイッチを「入」にします。

05-time-machine-turn-on

これで、Time Machineによる自動バックアップが有効になります。初回のバックアップはシステム全体のデータをコピーするので相応の時間がかかりますが、それ以降は変更のあったファイルだけを対象にバックアップされるので短い時間でバックアップを行うことができます。

OS Xのアップデート

近年のOS XのアップデートはすべてMac App Storeを通して行われます。アップデートが利用可能になれば通知センターによって通知バナーが画面右上に表示され、それをクリックすることでMac App Storeのアップデート画面を開くことができます。

実際には、アップデートが利用可能になってから通知が表示されるまでにいくらかのタイムラグが生じます。いち早くアップデートを行いたい場合には、自分でMac App Storeのアップデート画面にアクセスすることで、アップデートを利用することができます。

Mac App Storeのアップデート画面にアクセスするには、

1. メニューバーのアップルメニューから「App Store…」をクリックします。

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2. Mac App Storeアプリケーションが起動するので、ツールバーの「アップデート」をクリックしてください。

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OS Xのアップデートに限らず、Mac App Storeからインストールしたアプリケーションのアップデートがあれば、このアップデート画面に表示されます。

アップデートがある場合、「アップデート」のボタンをクリックすれば対象のアップデートが開始されます。

Mac端末のモデルによって更新できないOSもある

Macは定期にOSの名称が変わる大きなバージョンアップがあります。

2021年3月現時点においては、「macOS Big Sur」が最新バージョンであり、AppStoreから無料で更新し、新しい機能を利用できるようになります。

ただし、OSはそれぞれ対応モデルが定められており、上記の「Big Sur」においては、iMacであれば2014年以降のモデルであることが必要になります。

古いモデルをメンテナンスしながら使い続けけている場合などは、最新のOSにアップグレードできない場合がありますので注意しましょう。

まとめ

本稿はOS Xのアップデート方法と事前の確認事項について説明しました。アップデート前には使用中のアプリケーションや周辺機器の互換性について調査すること、データのバックアップを取っておくことを説明し、Mac App Storeによるアップデート方法について紹介しました。

OS Xのアップデートを適用する前には、本稿の内容を参考にし、安全・確実なアップデートが行えるように備えてみてはいかがでしょうか。

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