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iPhoneで撮影した写真の中に、名前のわからない花や動物、見慣れない建物が写っていたとき、すぐに調べられたら便利だと思いませんか?iOS 15から搭載されたビジュアル検索(Visual Look Up)機能を使えば、写真をタップするだけで被写体の詳細情報を調べられます。
この記事では、iPhoneのビジュアル検索機能の基本的な使い方から、植物・動物・ランドマーク・アートワーク・QRコードなどカテゴリ別の活用方法、Safariでの使い方、対応機種の確認方法まで、2026年最新の情報を交えて詳しく解説します。
この記事でわかること
- ビジュアル検索(Visual Look Up)の基本的な使い方
- 植物・動物・ランドマーク・アートワーク・QRコードへの対応
- 写真アプリとSafariそれぞれでの操作手順
- 対応機種・iOS バージョンの確認方法
- ビジュアル検索が表示されないときの対処法
- 被写体の切り抜き(フォトカット)との違い
- よくある質問と回答5つ
iPhoneビジュアル検索(Visual Look Up)とは
ビジュアル検索(Visual Look Up)は、iOS 15以降のiPhoneに搭載された機能で、写真アプリ内の画像に写っている被写体を自動認識し、関連情報をWeb検索してくれる機能です。Appleのオンデバイス機械学習技術と知識グラフを活用しており、特定のアプリをインストールしたり、画像を外部サーバーに送信したりすることなく利用できます。
認識できる主なカテゴリは以下のとおりです。
- 植物・花:花の名前や育て方、開花時期などの情報を表示
- 動物(ペット含む):犬・猫の犬種・猫種や特徴、生態などを表示
- ランドマーク・建物:有名な建造物や観光地の名称・由来を表示
- アートワーク(絵画・彫刻):芸術作品のタイトルや作者・制作年代を表示
- 昆虫・鳥・爬虫類:種類や生態情報を表示
- 食品・料理:料理名やレシピ情報を表示(iOS 16以降で強化)
- QRコード・バーコード:コードを読み取りURLやデータを表示
ビジュアル検索が利用可能な写真では、画像下部の情報ボタン(ⓘ)にキラキラしたアスタリスク(✦)が付いて表示されます。これが「検索できる被写体あり」のサインです。
対応機種とiOSバージョン
ビジュアル検索を利用するには、以下の条件を満たす必要があります。
| 条件 | 詳細 |
|---|---|
| iOSバージョン | iOS 15.0以降(推奨:iOS 17以降) |
| 対応機種 | iPhone XS以降(A12 Bionicチップ以降) |
| 言語・地域設定 | 英語・中国語・フランス語・ドイツ語・イタリア語・日本語・スペイン語・ポルトガル語など主要言語対応 |
| インターネット接続 | 情報取得時にWi-Fi または モバイルデータ通信が必要 |
iPhoneのモデルを確認するには「設定」→「一般」→「情報」→「モデル名」で確認できます。iPhone XR・XS・XS Maxより前のモデル(iPhone X・8・7など)では利用できません。
対応しているiPhoneモデル一覧
| 世代 | モデル | 対応 |
|---|---|---|
| iPhone 16シリーズ | iPhone 16 / 16 Plus / 16 Pro / 16 Pro Max | ○(フル対応) |
| iPhone 15シリーズ | iPhone 15 / 15 Plus / 15 Pro / 15 Pro Max | ○(フル対応) |
| iPhone 14シリーズ | iPhone 14 / 14 Plus / 14 Pro / 14 Pro Max | ○(フル対応) |
| iPhone 13シリーズ | iPhone 13 / 13 mini / 13 Pro / 13 Pro Max | ○(フル対応) |
| iPhone 12シリーズ | iPhone 12 / 12 mini / 12 Pro / 12 Pro Max | ○ |
| iPhone 11シリーズ | iPhone 11 / 11 Pro / 11 Pro Max | ○ |
| iPhone XS/XR世代 | iPhone XS / XS Max / XR | ○(iOS 15適用後) |
| iPhone X以前 | iPhone X / 8 / 7 / SE(第1世代) | ✗(非対応) |

写真アプリでのビジュアル検索の使い方
最も基本的なビジュアル検索の使い方は、写真アプリから行う方法です。手順はとてもシンプルです。
基本的な手順
- 写真アプリを開く:ホーム画面またはアプリライブラリから「写真」アプリをタップします。
- 対象の写真を選ぶ:ビジュアル検索を使いたい写真をタップして全画面表示にします。
- 情報ボタンを確認する:画面下部中央にある「ⓘ」ボタンを見ます。ビジュアル検索が利用可能な場合、ボタンにキラキラマーク(✦)が付いています。
- 情報ボタンをタップ:「ⓘ」ボタンをタップするか、写真を上にスワイプします。
- 「調べる」をタップ:写真の説明情報の中に「植物を調べる」「動物を調べる」「ランドマークを調べる」などのボタンが表示されるのでタップします。
- 検索結果を確認する:Siriの知識グラフとウェブ検索の結果が表示されます。
写真を上にスワイプする方法でも同様の情報画面を表示できます。スワイプ後に表示されるパネルで「調べる」ボタンが確認できます。
被写体をタップして直接検索する方法
iOS 16以降では、写真内の特定の被写体を直接長押しタップすることでも検索できます。
- 写真アプリで写真を全画面表示する
- 認識させたい被写体(花・動物など)を長押しする
- コンテキストメニューが表示されたら「調べる」を選択する
- 被写体の情報がポップアップで表示される
この方法は複数の被写体が写っている写真で、特定のものだけを調べたいときに便利です。
カテゴリ別の活用例
植物・花を調べる
公園や道端で見かけた花、庭に咲いた草花の名前を調べるのに便利です。花の名前だけでなく、開花時期・水やり方法・日当たりの好みなどの栽培情報もあわせて表示されることがあります。
- 桜・梅・バラ・チューリップなどの一般的な花はほぼ認識可能
- 野草・山野草・観葉植物も多数対応
- 果物・野菜の種類判定も可能
動物を調べる
ペットの犬種・猫種の判定や、野生動物・鳥類・昆虫の種類を調べられます。散歩中に出会った犬の犬種が気になったときや、珍しい昆虫を見つけたときなどに活躍します。
- 犬:100種類以上の犬種に対応
- 猫:主要な猫種を認識
- 野鳥:スズメ・カラス・ウグイスなど国内の一般的な野鳥
- 昆虫:カブトムシ・チョウ・トンボなど主要な種類
ランドマーク・建物を調べる
旅行先で撮影した建物や観光スポットの情報を瞬時に調べられます。東京タワーや浅草寺など国内の観光地から、パリのエッフェル塔やニューヨークの自由の女神像など海外の有名建造物まで幅広く対応しています。
アートワーク(絵画・彫刻)を調べる
美術館で撮影した絵画や彫刻の作品名・作者・制作年代を調べられます。ただし、美術館内での撮影は許可が必要な場合があるため注意が必要です。
SafariでのVisual Look Upの使い方
iOS 15以降のSafariブラウザでも、Webページ上の画像に対してビジュアル検索を利用できます。
Safariでの手順
- Safariでウェブページを開く
- 調べたい画像を長押しする
- メニューが表示されたら「Visual Look Up」または「調べる」を選択する
- 画像内の被写体情報が表示される
ただし、すべての画像でビジュアル検索が利用できるわけではありません。iPhoneが被写体を認識できる画像のみ「調べる」オプションが表示されます。
スクリーンショットへの適用
スクリーンショットを撮影した画像に対してもビジュアル検索を利用できます。写真アプリのスクリーンショットアルバム内の画像でも同様の手順で操作できます。
フォトカット(被写体の切り抜き)との違い
iOS 16以降に追加された「フォトカット」(被写体の背景切り抜き)機能と混同しやすいですが、ビジュアル検索とは異なる機能です。
| 機能 | ビジュアル検索 | フォトカット(背景切り抜き) |
|---|---|---|
| 目的 | 被写体の情報を調べる | 被写体を背景から切り抜く |
| 操作 | 情報ボタン(ⓘ)またはタップ | 被写体を長押し→コピー または 共有 |
| 出力 | 検索結果(テキスト・リンク) | 切り抜き画像(PNG) |
| 利用場面 | 名前・種類・情報を知りたいとき | 被写体だけを他の写真に貼り付けたいとき |
| iOS要件 | iOS 15以降 | iOS 16以降 |
ビジュアル検索が表示されないときの対処法
情報ボタン(ⓘ)にキラキラマーク(✦)が表示されない、または「調べる」ボタンが出ない場合は以下を確認してください。
1. iOSバージョンを確認する
iOS 15.0未満ではビジュアル検索は利用できません。「設定」→「一般」→「ソフトウェア・アップデート」でバージョンを確認し、最新版にアップデートしてください。
2. 対応機種かどうか確認する
iPhone XS以前のモデル(iPhone X・8・7・SE第1世代など)は非対応です。「設定」→「一般」→「情報」でモデル名を確認してください。
3. 言語・地域設定を確認する
「設定」→「一般」→「言語と地域」で「iPhoneの使用言語」が日本語に設定されていることを確認してください。地域は「日本」に設定することを推奨します。
設定 → 一般 → 言語と地域
→ iPhoneの使用言語: 日本語
→ 地域: 日本
4. インターネット接続を確認する
ビジュアル検索の結果取得にはインターネット接続が必要です。機内モードになっていないか、Wi-Fiまたはモバイルデータ通信が有効になっているか確認してください。
5. 被写体の種類を確認する
ビジュアル検索が対応していないカテゴリの被写体では「調べる」ボタンが表示されません。人物・テキスト・一般的な物体などは認識対象外です。植物・動物・ランドマーク・アートワークなど対応カテゴリの被写体が写っている写真で試してください。
6. 写真の画質を確認する
ぼやけた写真や暗すぎる写真、被写体が小さすぎる写真では認識精度が下がります。被写体がはっきり写っている写真を使用してください。

ビジュアル検索の精度を上げるコツ
ビジュアル検索をより正確に機能させるためのポイントを紹介します。
- 被写体を中央に配置する:写真の中央に被写体がくるように構図を整えると認識精度が向上します
- 十分な明るさで撮影する:暗所での撮影より明るい環境での撮影の方が精度が高まります
- 背景をシンプルにする:背景が複雑だと主被写体の認識精度が下がる場合があります
- 近くから撮影する:被写体が小さすぎると認識できないことがあるため、できるだけ近づいて撮影します
- 複数枚撮影して試す:1枚で認識しない場合でも、別の角度や距離から撮り直すと認識できることがあります
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よくある質問(FAQ)
Q1. ビジュアル検索でプライバシーは大丈夫ですか?
Appleは、ビジュアル検索の処理の多くをオンデバイス(iPhone本体内)で行っていると説明しています。画像全体がAppleのサーバーに送信されることはなく、被写体の特徴量データのみが安全な形で使用されます。ただし、検索結果を表示するためには一部の情報がAppleのサーバーと通信する場合があります。
Q2. ビジュアル検索でテキスト(文字)も認識できますか?
テキスト認識はビジュアル検索ではなく「テキスト認識表示(Live Text)」という別機能が担当しています。iOS 15以降では写真内のテキストを選択・コピーしたり、電話番号をタップしてかけたりする機能がLive Textとして提供されています。ビジュアル検索は植物・動物・建造物・アート作品などの視覚的な被写体を対象としています。
Q3. ビジュアル検索はオフラインで使えますか?
被写体の認識処理自体はオンデバイスで行われますが、検索結果(種類の名前・詳細情報・関連Webページ)を取得するにはインターネット接続が必要です。機内モードや電波のない環境では「調べる」ボタンが表示されない場合や、検索結果が取得できない場合があります。
Q4. 人物の顔もビジュアル検索で識別されますか?
プライバシー保護の観点から、人物の顔識別にはビジュアル検索は利用できません。顔認識はFace IDなど限定的な用途に使われており、写真内の人物を特定したり、他人の個人情報を調べたりすることはできない仕様になっています。
Q5. ビジュアル検索の結果に誤りがある場合はどうすれば良いですか?
ビジュアル検索の認識精度は高いですが、100%正確ではありません。特に似た種類の植物や動物では誤認識が起きることがあります。認識結果に疑問がある場合は、複数の写真で試すか、表示された結果に含まれるウェブ検索リンクから詳細情報を確認することをお勧めします。Appleへのフィードバックは「設定」→「プライバシーとセキュリティ」→「解析と改善」から送ることができます。
まとめ
iPhoneのビジュアル検索(Visual Look Up)は、iOS 15以降で利用できる便利な機能です。写真内の植物・動物・ランドマーク・アートワークなどを自動認識し、タップひとつで詳細情報を調べられます。
この記事の内容をまとめると以下のとおりです。
- ビジュアル検索はiOS 15以降・iPhone XS以降で利用可能
- 情報ボタン(ⓘ)にキラキラマーク(✦)が付いていれば検索可能な被写体あり
- 写真アプリとSafariの両方で利用できる
- 被写体を長押しして直接「調べる」を選択する方法も便利
- 表示されない場合はiOSバージョン・言語設定・インターネット接続を確認する
- 被写体をはっきり・明るく・中央に写すことで認識精度が向上する
ビジュアル検索を活用することで、散歩中に見かけた花の名前や旅行先の建物の情報がすぐにわかるようになります。日常の「これ何だろう?」という疑問解決にぜひ役立ててください。
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