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iPhoneのアップデート中に画面が固まって動かなくなった──そんな経験はありませんか?アップデートの途中でリンゴマークが消えない、プログレスバーが止まったまま、画面が真っ暗になって何も起きない……。焦りますよね。でも、適切な手順を踏めばほとんどのケースは自分で解決できます。
この記事では、iPhoneがアップデート中にフリーズする原因と、機種別の強制再起動・リカバリーモード・DFUモードなどの具体的な対処法を、初心者でもわかるよう丁寧に解説します。
この記事でわかること
- iPhoneアップデート中にフリーズする主な原因
- 機種別(iPhone 8以降 / SE / iPhone 15)の強制再起動ボタン操作
- リカバリーモード・DFUモードでの復元手順
- iTunes(Finder)を使った復元方法
- ストレージ不足・バッテリー残量不足による問題の確認方法
- フリーズ予防のためにやっておくべきこと
- よくある質問(FAQ)
iPhoneアップデート中にフリーズする主な原因
アップデート中に動かなくなる原因は一つではありません。以下のような複数の要因が絡み合っていることが多いです。まず自分の状況に当てはまる原因を確認しましょう。
| 原因 | よくある症状 | 緊急度 |
|---|---|---|
| ストレージ不足 | インストールが途中で止まる | 高 |
| バッテリー残量不足 | インストール中に電源が落ちる・再起動する | 高 |
| Wi-Fi接続の不安定 | ダウンロードが止まる・タイムアウト | 中 |
| ソフトウェアのバグ・競合 | プログレスバーが止まったまま動かない | 中 |
| Appleサーバー側の混雑 | ダウンロードが異常に遅い・失敗する | 低 |
| ハードウェアの異常(熱・老朽化) | 高温警告・突然のシャットダウン | 高 |
| アップデートファイルの破損 | インストール途中でエラー・ループ | 中 |
対処法1: まず「待つ」ことが重要
アップデートの規模によっては、プログレスバーが長時間動かないように見えることがあります。特にメジャーアップデート(iOS 17→18など)では、インストール処理に30分〜1時間以上かかるケースも珍しくありません。
待つべき時間の目安
- マイナーアップデート(例: iOS 18.1.1→18.2): 10〜30分
- メジャーアップデート(例: iOS 17→18): 30分〜1時間以上
- リンゴマークのまま動かない場合: 1時間待っても変化がなければ対処が必要
充電器に繋いだまま、Wi-Fiに接続した状態で、そのまま最低30分〜1時間は様子を見てください。その間に画面が暗くなっても問題ありません(スリープしているだけです)。
対処法2: 強制再起動(フォースリスタート)
1時間以上待っても変化がない場合、最初に試すべきなのが強制再起動です。これはiPhoneを強制的に再起動させる操作で、データが消えることはありません。ただし、機種によってボタン操作が異なります。
iPhone 8 / iPhone SE(第2世代・第3世代)/ iPhone X以降 / iPhone 15シリーズの場合
- 音量を上げるボタンを素早く押して離す
- 音量を下げるボタンを素早く押して離す
- サイドボタン(電源ボタン)をAppleロゴが表示されるまで長押しする(約10秒)
Appleロゴが表示されたら成功です。そのまま起動を待ちましょう。
iPhone 7 / iPhone 7 Plusの場合
- 音量を下げるボタンとサイドボタンを同時に長押しする
- Appleロゴが表示されたら両方のボタンを離す
iPhone 6s / iPhone SE(第1世代)の場合
- ホームボタンとサイドボタン(または上部ボタン)を同時に長押しする
- Appleロゴが表示されたら両方のボタンを離す
強制再起動後の確認
強制再起動後、iPhoneが正常に起動したら、設定 → 一般 → ソフトウェア・アップデートを確認してください。アップデートが途中で中断された場合は、もう一度アップデートを開始できます。
対処法3: ストレージ不足を確認・解消する
iOSのアップデートには相当なストレージ空き容量が必要です。メジャーアップデートでは5〜8GB以上の空き容量が必要になることもあります。ストレージが足りないとインストールが途中で止まります。
ストレージの確認方法
- 「設定」アプリを開く
- 「一般」をタップ
- 「iPhoneストレージ」をタップ
- 上部に「使用済み / 合計」が表示される
空き容量が5GB未満の場合は、アップデート前に容量を確保することをおすすめします。
ストレージを素早く確保する方法
- 写真・動画をiCloudやPCにバックアップして削除する: 最も効果的。大量の写真がある場合は数GBを一気に確保できます。
- 使っていないアプリを削除する: 設定 → 一般 → iPhoneストレージ → 各アプリのサイズを確認して削除
- オフライン音楽・動画を削除する: Spotify・Apple Musicのオフライン保存曲、Netflixのダウンロード動画など
- Safariのキャッシュを削除する: 設定 → Safari → 「履歴とWebサイトデータを消去」
- LINEのトーク履歴・キャッシュを削除する: LINEアプリ設定 → トーク → データの削除
対処法4: バッテリー残量を確認する
iPhoneはバッテリー残量が50%未満の状態ではアップデートの実行を制限することがあります。また、アップデート中にバッテリーが切れると、インストールが中断されてフリーズや文鎮化の原因になります。
バッテリー対策
- アップデート前に必ず充電器に接続する(できれば100%まで充電)
- アップデート中も充電器を繋いだまま
- 純正またはMFi認証済みのケーブルを使用する(非対応ケーブルだと充電が安定しない)
充電ケーブルやアダプターが古くなっている場合は、買い替えを検討しましょう。Appleの純正品やMFi認証製品が安心です。
Apple純正 USB-C – Lightningケーブル(iPhone 14以前用)や、USB-C充電ケーブル(iPhone 15以降用)はAmazonでも購入できます。
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対処法5: Wi-Fi接続を安定させる
アップデートファイルは数GBに及ぶことがあり、Wi-Fi接続が不安定だとダウンロードが途中で止まったり、ファイルが破損してインストールエラーが起きたりします。
Wi-Fi安定化のチェックリスト
- Wi-Fiルーターの近くでアップデートを実行する(電波が強い場所)
- Wi-Fiルーターを一度再起動する(電源を切って30秒待ってから再投入)
- iPhoneのWi-Fiをオフ→オンして再接続する
- 5GHz帯のWi-Fiに接続する(2.4GHzより速く安定しやすい)
- ほかのデバイスのダウンロード・動画視聴を一時停止して帯域を確保する
対処法6: リカバリーモードで復元する
強制再起動しても正常に起動しない、またはリンゴマークのループが繰り返される場合は、リカバリーモードでの復元を試みます。この操作にはPCが必要です。
注意: リカバリーモードで「復元」を選ぶと、iPhoneのデータが消去されます。「アップデート」を選べばデータを保持できる場合があります。まず「アップデート」を試してください。
必要なもの
- Windows PCまたはMac
- Windows: iTunes(Microsoft StoreまたはApple公式サイトからダウンロード)
- Mac: macOS Catalina以降はFinder、それ以前はiTunes
- iPhoneとPCを繋ぐUSBケーブル(Lightning または USB-C)
リカバリーモードの入り方(iPhone 8以降・SE第2/3世代・iPhone X〜15)
- iPhoneをPCに接続し、iTunes(またはFinder)を開く
- 音量を上げるボタンを押して素早く離す
- 音量を下げるボタンを押して素早く離す
- サイドボタンをリカバリーモードの画面(PCアイコンとケーブルのイラスト)が表示されるまで長押しする
- PCに「iPhoneに問題が発生しました」というポップアップが表示される
リカバリーモードの入り方(iPhone 7 / 7 Plus)
- iPhoneをPCに接続し、iTunes(またはFinder)を開く
- 音量を下げるボタンとサイドボタンを同時に長押しする
- リカバリーモードの画面が表示されたらボタンを離す
リカバリーモードの入り方(iPhone 6s / SE第1世代)
- iPhoneをPCに接続し、iTunes(またはFinder)を開く
- ホームボタンとサイドボタン(または上部ボタン)を同時に長押しする
- リカバリーモードの画面が表示されたらボタンを離す
リカバリーモードでの操作手順
- PC側のiTunes(またはFinder)に「iPhoneに問題が発生しました。アップデートまたは復元が必要です。」と表示される
- まず「アップデート」をクリック(データを消さずにiOSを再インストール)
- アップデートが失敗した場合は「復元」をクリック(データは消去されるがiPhoneが工場出荷状態に戻る)
- 指示に従って完了を待つ(15〜60分程度かかることがある)
「復元」後は、事前に取っておいたiCloudバックアップまたはPCバックアップからデータを復元できます。
対処法7: DFUモードで復元する(最終手段)
リカバリーモードでも問題が解決しない場合、DFU(Device Firmware Update)モードが最終手段です。DFUモードはiPhoneのファームウェアレベルで復元を行う最も深い復元方法で、リカバリーモードより強力です。
注意: DFUモードでの復元はデータが消去されます。必ずバックアップを取っておいてください(現在フリーズ中の場合はバックアップが難しいですが、正常に起動できる状態なら先にバックアップを)。
DFUモードの入り方(iPhone 8以降・SE第2/3世代・iPhone X〜15)
- iPhoneをPCに接続し、iTunes(またはFinder)を開く
- 音量を上げるボタンを素早く押して離す
- 音量を下げるボタンを素早く押して離す
- サイドボタンを3秒間長押しする
- サイドボタンを押したまま、音量を下げるボタンも同時に押し、さらに5秒間両方を押し続ける
- 5秒後にサイドボタンだけを離す(音量を下げるボタンはそのまま押し続ける)
- iPhoneの画面が真っ暗のままになり、PCのiTunesに「DFUモードのiPhoneが検出されました」と表示されたら成功
DFUモード中はiPhoneの画面に何も表示されません(Appleロゴが出たらやり直し)。
DFUモードの入り方(iPhone 7 / 7 Plus)
- iPhoneをPCに接続し、iTunes(またはFinder)を開く
- サイドボタンと音量を下げるボタンを同時に8秒間長押しする
- 8秒後にサイドボタンだけを離す(音量を下げるボタンはそのまま)
- iTunesに検出メッセージが表示されたら成功
DFUモードの入り方(iPhone 6s / SE第1世代)
- iPhoneをPCに接続し、iTunes(またはFinder)を開く
- ホームボタンとサイドボタン(または上部ボタン)を同時に10秒間長押しする
- 10秒後にサイドボタンだけを離す(ホームボタンはそのまま)
- iTunesに検出メッセージが表示されたら成功
DFUモードでの復元手順
- iTunes(またはFinder)に「DFUモードのiPhoneが見つかりました」と表示される
- 「復元」をクリックして確認する
- 最新のiOSがダウンロードされ、インストールが始まる(30分〜1時間以上)
- 完了後、iPhoneが正常に起動する
対処法8: iTunesを使ってアップデートする(OTA以外の方法)
iPhone本体からOTA(Over The Air:無線でのアップデート)でアップデートしてフリーズした場合、PC経由でiTunesやFinderを使ってアップデートする方法が有効です。
手順
- iPhoneをUSBケーブルでPCに接続する
- iTunes(Windows)またはFinder(Mac)を開く
- iPhoneが認識されたら、「概要」または「一般」タブを開く
- 「アップデートを確認」ボタンをクリックする
- 最新のiOSが表示されたら「ダウンロードしてアップデート」をクリックする
- パスコードの入力を求められたら入力して承認する
PC経由のアップデートはOTAよりも安定していることが多く、ファイルが破損していた場合も改めてダウンロードし直せます。
アップデートに失敗した後のデータ復元
「復元」を行ってiPhoneが工場出荷状態に戻った場合、事前のバックアップからデータを復元できます。
iCloudバックアップから復元する場合
- iPhoneの初期設定画面で「iPhoneを設定」→「バックアップから復元」をタップ
- 「iCloudバックアップから復元」を選択
- Apple IDでサインインし、復元したいバックアップを選ぶ
- Wi-Fiに接続した状態でそのまま待つ(バックアップ容量によって1時間以上かかることも)
PCバックアップ(iTunes / Finder)から復元する場合
- iPhoneをPCに接続し、iTunes(またはFinder)を開く
- iPhoneが認識されたら「バックアップを復元」をクリック
- 復元したいバックアップの日時を選んで「復元」をクリック
- 完了まで待つ
アップデートフリーズを予防するための事前チェックリスト
アップデートを行う前に以下を確認することで、フリーズのリスクを大幅に下げられます。
| チェック項目 | 推奨値 | 確認場所 |
|---|---|---|
| バッテリー残量 | 50%以上(100%推奨) | 画面右上の電池アイコン |
| ストレージ空き容量 | 5GB以上 | 設定 → 一般 → iPhoneストレージ |
| Wi-Fi接続 | 安定した5GHz帯接続 | 設定 → Wi-Fi |
| 充電器接続 | アップデート中は必ず接続 | 目視確認 |
| iCloudバックアップ | 最新のバックアップがある | 設定 → Apple ID → iCloud → バックアップ |
| Appleサーバー状態 | 「すべて正常」であること | Appleシステム状況ページ |
機種別:強制再起動ボタン操作まとめ
| 機種 | 強制再起動の操作 |
|---|---|
| iPhone 15 / 14 / 13 / 12 / 11 / X / SE(第2・3世代)/ iPhone 8 | 音量↑を素早く押す → 音量↓を素早く押す → サイドボタンを長押し(Appleロゴまで) |
| iPhone 7 / 7 Plus | 音量↓ + サイドボタンを同時長押し(Appleロゴまで) |
| iPhone 6s / SE(第1世代)/ 6以前 | ホームボタン + サイドボタン(または上部ボタン)を同時長押し(Appleロゴまで) |
それでも解決しない場合:Appleサポートへ
上記のすべての方法を試しても問題が解決しない場合は、ハードウェアの故障(ストレージの破損、電源回路の不具合など)の可能性があります。以下の方法でAppleに相談しましょう。
- Apple公式サポート: https://support.apple.com/ja-jp
- Apple Store(直営店): 予約してGeniusバーで診断してもらう
- 正規サービスプロバイダ: AppleのWebサイトから最寄りの修理店を検索
保証期間内(購入から1年以内)またはAppleCare+加入中であれば、無償または低コストで修理・交換対応してもらえます。
よくある質問(FAQ)
Q1. アップデート中にリンゴマークが表示されたまま何時間も動きません。壊れましたか?
すぐに壊れたとは限りません。大型アップデートでは1〜2時間かかることもあります。ただし2時間以上変化がない場合は、強制再起動を試みてください。
Q2. 強制再起動してもリンゴマークループが続きます。
リカバリーモードでの「アップデート」を試してください。それでも改善しない場合はDFUモードで復元します。どちらもPCが必要です。
Q3. リカバリーモードで「アップデート」と「復元」どちらを選べばいいですか?
まず「アップデート」を選んでください。「アップデート」はデータを保持したままiOSを再インストールしようとします。「アップデート」が失敗した場合のみ「復元」を選びましょう。「復元」を選ぶとデータが消えます。
Q4. DFUモードとリカバリーモードの違いは何ですか?
リカバリーモードはiPhoneのブートロードを起動した状態での復元で、Appleロゴまたはリカバリー画面が表示されます。DFUモードはiPhoneのソフトウェアを完全にバイパスした最も低レベルの復元モードで、画面には何も表示されません。DFUモードのほうがより根本的な問題を修正できます。
Q5. アップデートに失敗してデータが消えてしまいました。復元できますか?
事前にiCloudバックアップまたはPCバックアップを取っていた場合は復元できます。バックアップがなかった場合は、専門のデータ復旧業者に相談することになりますが、費用がかかります。今後のために、アップデート前は必ずバックアップを取る習慣をつけましょう。
Q6. iTunesが「iPhoneを認識できません」と表示されます。
USBケーブルを別のものに交換する、USBポートを変える、PCを再起動する、などを試してください。「このコンピュータを信頼しますか?」の画面がiPhoneに表示されていないか確認することも重要です。
Q7. アップデート後に急に動作が重くなりました。
アップデート直後は、バックグラウンドでインデックス作成やSpotlightの再構築が行われるため、一時的に動作が重くなることがあります。1〜2日ほど様子を見ると改善されることが多いです。改善しない場合はストレージの整理や設定のリセットを試してみましょう。
Q8. Wi-Fiなしでモバイルデータ通信でアップデートできますか?
iOS 13以降では、一部のアップデートがモバイルデータ通信で可能になっています(通信量の上限を超えることがあるため注意)。ただし大型アップデートはWi-Fiが推奨されます。PC経由(iTunes/Finder)でのアップデートであればWi-Fiなしでも可能です。
まとめ
iPhoneのアップデート中にフリーズした場合の対処法を優先度順に整理します。
- まず30分〜1時間待つ(大型アップデートは時間がかかる)
- 強制再起動を試みる(機種によってボタン操作が異なる)
- ストレージとバッテリーを確認・確保する
- Wi-Fi接続を安定させる
- リカバリーモードで「アップデート」→「復元」を試みる(PC必要)
- DFUモードで復元する(最終手段・PC必要)
- 解決しない場合はAppleサポートへ
特に強制再起動はデータが消えない安全な操作なので、フリーズに気づいたらまず試してみてください。アップデート前のバックアップを習慣にしておくと、万が一のときも安心して復元に臨めます。
この記事が参考になれば幸いです。アップデート関連でその他にお困りのことがあれば、minto.techの関連記事もあわせてご覧ください。
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