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【2026年最新版】iPhoneのパーソナルボイス機能で自分の声を作成・使用する方法【アクセシビリティ完全ガイド】

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【2026年最新版】iPhoneのパーソナルボイス機能で自分の声を作成・使用する方法【完全ガイド】

「将来、病気や事故で声を失うかもしれない」「声が変わってしまう前に自分の声を残しておきたい」——そんな不安や希望に応えるAppleの革新的なアクセシビリティ機能がパーソナルボイス(Personal Voice)です。

パーソナルボイスは、iPhoneで自分の声を録音・学習させることで、ALS(筋萎縮性側索硬化症)などの疾患によって声を失った後でも、自分の声に似た音声合成でコミュニケーションできるようにするための機能です。iOS 17以降で利用できます。

この記事では、パーソナルボイスの設定方法から実際の使い方まで、丁寧に解説します。

この記事でわかること

  • パーソナルボイスとは何か・どんな人に役立つか
  • パーソナルボイスの作成手順(録音〜学習完了まで)
  • 作成した声を「声でコントロール」や「ライブスピーチ」で使う方法
  • 録音のコツとよくあるトラブルの解決方法
  • パーソナルボイスに関するよくある質問
パーソナルボイスの作成手順

パーソナルボイスとは?

機能の概要

パーソナルボイスはiOS 17・iPadOS 17・macOS Sonoma以降に搭載されたアクセシビリティ機能です。自分の声を録音したデータを使ってデバイス上でAI音声モデルを作成し、テキストを自分の声で読み上げさせることができます。

特にALSや進行性の神経疾患、喉頭がんなど、将来的に声を失う可能性がある方を主な対象として設計されています。声を失う前に録音しておくことで、失った後も自分の声に近い音声でコミュニケーションを続けられます。

パーソナルボイスの特徴

  • オンデバイス処理:録音データや音声モデルはデバイス上でのみ処理され、Appleのサーバーに送信されない(プライバシー保護)
  • iCloud同期:作成したパーソナルボイスはiCloudを通じて他のAppleデバイスでも使用可能
  • 充電中・ロック中に学習:音声モデルの生成はバックグラウンドで自動処理される
  • ライブスピーチと連携:テキストを入力すると自分の声で読み上げる機能と統合されている

パーソナルボイスと「声でコントロール」の違い

機能 パーソナルボイス 声でコントロール
目的 自分の声を音声出力に使う 声でiPhoneを操作する
入力 テキスト入力 → 音声出力 声(音声入力)→ 操作
連携 ライブスピーチと連携 単独で動作
対象 声を失う可能性がある方 手を使えない方など

パーソナルボイスを作成するための準備

動作環境の確認

  • iPhoneの場合:iOS 17以降 + iPhone 12以降(A14 Bionicチップ以降が必要)
  • iPadの場合:iPadOS 17以降 + M1チップ以降のiPad
  • Macの場合:macOS Sonoma以降 + Apple Silicon(M1以降)
  • iCloudが有効になっていること(同期のため)

録音に必要なもの

  • 静かな環境(背景雑音を最小限にする)
  • 充分に充電されたiPhone(録音中はバッテリーを消費する)
  • 15〜25分程度の時間(150のフレーズを読み上げる)
  • 水(長い録音セッション中に喉が渇く場合のため)

録音前のチェックポイント

よりよい音声モデルを作成するために、以下の点に気をつけてください。

  • エアコンや換気扇の音が入らない静かな場所で録音する
  • iPhoneのマイクに近づきすぎず、自然な距離(20〜30cm程度)を保つ
  • 普段の自然な声のトーン・速さで読み上げる(不自然に明瞭に読もうとしない)
  • 風邪などで声の状態が悪い日は避ける
  • 一度に全フレーズを録音する必要はなく、複数回に分けてもよい
ライブスピーチでの使用方法

パーソナルボイスの作成手順

ステップ1:設定画面からパーソナルボイスを開く

  1. 設定」アプリを開く
  2. アクセシビリティ」をタップ
  3. パーソナルボイス」をタップ
  4. パーソナルボイスを作成」をタップ

ステップ2:説明を確認して録音を開始する

  1. パーソナルボイスの説明画面が表示される
  2. 内容を確認し「続ける」をタップ
  3. 名前の入力画面が表示される(例:「自分の声」「田中の声」など任意の名前)
  4. 名前を入力して「続ける」をタップ

ステップ3:フレーズを録音する

  1. 録音画面に表示されるフレーズを読み上げる
  2. フレーズは全部で150個(日本語の場合はAppleが用意した短文)
  3. 各フレーズについて:
    • フレーズを確認する
    • マイクボタンをタップして録音開始
    • フレーズを読み上げる
    • 録音が自動的に停止する(文の終わりを検知)
    • 保存して次へ」をタップ(または「やり直す」)
  4. 全150フレーズを録音し終えたら完了

録音は途中でやめても次回から再開できます。「後で続ける」をタップすれば、続きから録音できます。

ステップ4:音声モデルの生成を待つ

全フレーズの録音が完了すると、iPhoneが自動的に音声モデルを生成し始めます。このプロセスは:

  • デバイスが充電中かつロック状態のときにバックグラウンドで進む
  • 完了までに数時間〜数日かかる場合がある(iPhone 12以降でも処理に時間がかかる)
  • 完了すると通知が届く

処理中は通常通りiPhoneを使用できます。完了後、「設定」→「アクセシビリティ」→「パーソナルボイス」で作成した音声を確認できます。

パーソナルボイスを「ライブスピーチ」で使う方法

ライブスピーチとは

ライブスピーチ(Live Speech)は、テキストを入力すると声に出して読み上げてくれる機能です。パーソナルボイスと組み合わせることで、入力したテキストを自分の声で話すことができます。

ライブスピーチの設定方法

  1. 「設定」→「アクセシビリティ」→「ライブスピーチ」をタップ
  2. ライブスピーチ」をオンにする
  3. 」をタップ
  4. パーソナルボイス」のセクションから作成した自分の声を選択

ライブスピーチの使い方

  1. 設定が完了したら、サイドボタン(電源ボタン)を3回押すと画面下部にライブスピーチの入力欄が表示される
  2. 読み上げてほしいテキストを入力
  3. 再生」ボタンをタップすると自分の声で読み上げられる
  4. フレーズ」タブによく使うフレーズを登録しておくと素早く呼び出せる

ライブスピーチのショートカット設定

よりすばやくライブスピーチを起動するために、アクセシビリティショートカットに登録することもできます。

  1. 「設定」→「アクセシビリティ」→「ショートカット」をタップ
  2. ライブスピーチ」にチェックを入れる
  3. サイドボタンのトリプルクリックでライブスピーチが起動する
パーソナルボイスの設定と管理

パーソナルボイスをiCloudで同期・共有する

他のAppleデバイスで使う

パーソナルボイスはiCloudを通じて同じApple IDを使用する他のデバイス(iPad・Mac)でも利用できます。

  1. iCloudがオンになっていることを確認(「設定」→ Apple ID →「iCloud」)
  2. パーソナルボイスは自動的に他のデバイスに同期される
  3. 各デバイスの「設定」→「アクセシビリティ」→「パーソナルボイス」で確認できる

パーソナルボイスを他の人(家族など)に使わせる

作成したパーソナルボイスを家族などの別のApple IDを持つ人に使わせることもできます(例:ALS患者の声を家族のデバイスでも使えるように)。

  1. 「設定」→「アクセシビリティ」→「パーソナルボイス」をタップ
  2. 共有したいパーソナルボイスをタップ
  3. Appと共有」→「Appと共有を許可」をオンにする

この設定により、対応したサードパーティアプリからも作成したパーソナルボイスを使用できます。

録音のコツとトラブル解決

より良い音声モデルを作るためのコツ

  • 一定のトーンで読む:感情的な読み方より、普段の自然な話し方で
  • はっきりと発音する:ただし過度に意識しすぎず、普段通りに
  • マイク位置を固定する:録音中にiPhoneの位置を変えないようにする
  • 短い休憩を取る:長時間の録音で疲れてきたら一旦休む
  • やり直しを活用する:うまく読めなかったフレーズは「やり直す」でリテイクする

よくあるトラブルと解決方法

トラブル 原因 解決方法
パーソナルボイスが設定に表示されない iOSバージョンが古いまたは対応外の機種 iOS 17以降にアップデート、機種を確認
録音が自動停止しない マイクが音声を検知できていない より静かな場所で録音する、マイクに近づく
モデル生成が進まない 充電中でないまたはロックされていない 充電しながら画面をロックして待つ
声の質が自分と違う 録音の品質が低い 雑音の少ない環境で再録音する
他のデバイスに同期されない iCloudがオフまたはサインインしていない iCloudの設定を確認してサインイン

よくある質問(FAQ)

Q1. パーソナルボイスは日本語に対応していますか?

はい、iOS 17以降の日本語環境でも利用できます。録音するフレーズはAppleが用意した日本語の文章が表示されます。ただし、英語などの他言語より日本語の音声モデル品質は改善が続いており、アップデートごとに向上しています。

Q2. 録音データはAppleに送られますか?

いいえ。パーソナルボイスの録音データと音声モデルの生成はすべてデバイス上(オンデバイス)で処理されます。Appleのサーバーには送信されません。iCloudを通じた同期は暗号化されており、Appleでも内容を確認することはできません。

Q3. 作成したパーソナルボイスを削除するにはどうすればよいですか?

「設定」→「アクセシビリティ」→「パーソナルボイス」で削除したいボイスを左スワイプするか、ボイスをタップして「パーソナルボイスを削除」を選択します。削除すると録音データと音声モデルの両方が消えます。

Q4. iPhone 11以前の端末でも使えますか?

パーソナルボイスはA14 Bionicチップ以降(iPhone 12以降)が必要です。iPhone 11以前の端末では利用できません。これはオンデバイスでのAI処理に高性能なチップが必要なためです。

Q5. 複数のパーソナルボイスを作成できますか?

はい、複数のパーソナルボイスを作成して保存できます。例えば、普段の声と感情を込めた声など、用途に合わせて使い分けることができます。

Q6. 声の状態が変化したら録音し直す必要がありますか?

パーソナルボイスの主な目的は声を失う前に作成しておくことです。疾患の進行などで声が変化した場合でも、以前に録音した時点の声のモデルが保存されています。録音し直す必要があれば新しいパーソナルボイスを作成できます。

Q7. ライブスピーチ以外でパーソナルボイスを使う方法はありますか?

はい。「Appと共有を許可」をオンにすると、パーソナルボイスに対応したサードパーティアプリでも使用できます。例えば、AAC(拡大代替コミュニケーション)アプリなどがパーソナルボイスに対応している場合があります。

Q8. パーソナルボイスの音質を向上させるにはどうすればいいですか?

録音環境の改善が最も効果的です。エアコン・テレビなどの雑音を完全に消し、反響の少ない部屋(クローゼットの中なども有効)で録音してみてください。また、マイクに向かって30cm程度の距離を保ち、自然な声量で話すことが重要です。

まとめ

iPhoneのパーソナルボイス機能は、ALSや進行性疾患などで将来的に声を失う可能性がある方にとって、自分らしいコミュニケーションを続けるための強力なツールです。150のフレーズを録音するだけで、自分の声に似た音声モデルをデバイス上で作成でき、ライブスピーチ機能と組み合わせることでテキストを自分の声で読み上げることができます。

録音はすべてデバイス上で処理されるため、プライバシーも安心です。iCloudを通じてiPadやMacにも同期されるため、複数のデバイスでシームレスに使えます。

声を失う前に録音しておくことが何より大切です。設定方法は簡単なので、ぜひ早めに取り組んでみてください。この機能が必要な方々の生活の質の向上に役立てることを願っています。

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