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iCloudバックアップが「最後のバックアップに失敗しました」と表示されて困っていませんか?
iPhoneの設定を開いたとき、「最後のバックアップに失敗しました」というメッセージが表示されて不安になった経験はないでしょうか。大切な写真や連絡先が消えてしまうのでは……と心配になりますよね。
この問題は、iCloudのストレージ不足やWi-Fi環境の問題、iOSのバグなど、さまざまな原因で発生します。しかし原因を正しく把握して対処すれば、ほとんどの場合は自分で解決できます。
この記事では、iCloudバックアップ失敗の主な原因と、効果的な対処法を順番に解説します。どうしても解決しない場合の代替手段(Finder/iTunes)も紹介していますので、ぜひ参考にしてください。
- iCloudバックアップが失敗する8つの主な原因
- iCloudストレージの確認・追加方法
- バックアップが成功したか確認する方法
- 特定アプリを除外して容量を節約する方法
- iOSアップデートとバックアップ失敗の関係
- Finder・iTunesでのローカルバックアップ(代替手段)
iCloudバックアップが「失敗しました」と表示される主な原因
まず原因を特定することが解決への近道です。代表的な原因を確認しましょう。
原因①:iCloudストレージ不足(最も多い原因)
Apple IDに紐づくiCloudの無料ストレージは5GBです。iPhoneの写真・動画・アプリデータがこれを超えると、バックアップは即座に失敗します。複数のiPhoneやiPadで同じApple IDを共有している場合は特に不足しやすい状況です。
原因②:Wi-Fi未接続または不安定
iCloudバックアップはWi-Fi接続時のみ実行されます。モバイルデータ通信(4G/5G)では実行されません。また、バックアップ途中でWi-Fiが切れると失敗として記録されます。VPNを使用中もバックアップが失敗することがあります。
原因③:充電器に接続していない
iCloudバックアップの自動実行には3つの条件がすべて揃う必要があります。
- Wi-Fiに接続している
- 充電器に接続している
- 画面がロック状態(スリープ状態)になっている
充電器を繋いでいない夜はバックアップが実行されていない可能性があります。
原因④:iOSのバグや不具合
特定のiOSバージョンにバックアップ関連のバグが含まれていることがあります。また、iOSをアップデートした直後はバックアップ形式の変更によりエラーが発生しやすい傾向があります。
原因⑤:Appleサーバー側の障害
Apple側のサーバー障害でバックアップが失敗することもあります。大規模なiOSアップデートの直後はサーバーに負荷がかかりやすく、失敗率が上がる傾向があります。
原因⑥:特定アプリのデータ破損
特定のアプリのバックアップデータが破損していると、そのアプリが原因でバックアップ全体が失敗することがあります。特にゲームアプリや大容量データを持つアプリで発生しやすいです。
原因⑦:Apple IDの認証エラー
Apple IDのパスワードを変更した後、iPhoneの設定が更新されていない場合にiCloudへの認証が失敗することがあります。
原因⑧:バックアップ設定がオフになっている
iOSのアップデート後にバックアップ設定がリセットされてオフになるケースがあります。「設定 → [名前] → iCloud → iCloudバックアップ」でオフになっていないか確認しましょう。
対処法①:iCloudストレージの確認と追加
現在のストレージ使用量を確認する手順
- 「設定」アプリを開く
- 一番上の[自分の名前(Apple ID)]をタップ
- 「iCloud」をタップ
- 画面上部にストレージメーター(使用量/合計)が表示される
- 「ストレージを管理」をタップするとアプリ別の使用量を確認できる
次回バックアップのサイズを確認する
- 「設定 → [名前] → iCloud → ストレージを管理 → バックアップ」をタップ
- デバイス名をタップすると「次のバックアップのサイズ」が表示される
- この数値がiCloudの空き容量より大きければ、バックアップは失敗する
iCloud+へのアップグレード方法
ストレージが不足している場合は、有料プランへのアップグレードが最も根本的な解決策です。
| プラン | 容量 | 月額 | 家族共有 |
|---|---|---|---|
| iCloud+(小) | 50GB | 130円 | 不可 |
| iCloud+(中) | 200GB | 400円 | 可(最大6人) |
| iCloud+(大) | 2TB | 1,300円 | 可(最大6人) |
| iCloud+(特大) | 6TB | 3,900円 | 可(最大6人) |
| iCloud+(最大) | 12TB | 7,900円 | 可(最大6人) |
アップグレード手順:
「設定 → [名前] → iCloud」→「iCloudストレージを管理」または「ストレージプランを変更」→ 希望のプランを選択 → Apple IDで購入確認
対処法②:不要なアプリのバックアップを除外して容量節約
ストレージを購入せずに空き容量を確保したい場合、バックアップ不要なアプリを除外する方法があります。
アプリ別除外の手順
- 「設定 → [名前] → iCloud → ストレージを管理」をタップ
- 「バックアップ」をタップ
- 対象のiPhoneをタップ
- 「バックアップするデータを選択」に各アプリが一覧表示される
- バックアップ不要なアプリのトグルをオフにする
除外しやすいアプリの例
| アプリ種別 | 除外できる理由 |
|---|---|
| ゲームアプリ | 多くはゲーム会社サーバーにデータ保存。再インストールで復元可 |
| 動画・音楽ストリーミング | Netflix・Amazon Primeなどはダウンロードコンテンツのみ。再DL可 |
| Podcast | エピソードは再ダウンロード可能 |
| LINEトーク | LINEのバックアップはLINE自体のクラウド機能を使う |
対処法③:Wi-Fi接続と充電状態の最適化
バックアップの自動実行条件を整える
毎晩自動バックアップが成功するよう、以下の環境を整えましょう。
- 就寝前にiPhoneを充電器に接続する
- 自宅のWi-Fiに接続した状態でスリープにする
- 画面ロック状態で一晩置く
Wi-Fiの問題を解消する
- ルーターの電源を30秒切って再投入する
- iPhoneのWi-Fiを一度オフにして再接続する(「設定 → Wi-Fi → オフ → オン」)
- バックアップ実行中はVPNをオフにする
- 「設定 → モバイル通信 → Wi-Fiアシスト」をオフにする(Wi-Fiが弱い時にモバイル通信へ切り替わるとバックアップが中断する)
対処法④:バックアップ設定のリセット・再設定
バックアップをオフ→オンにする(簡単なリセット)
- 「設定 → [名前] → iCloud → iCloudバックアップ」をタップ
- 「このiPhoneをバックアップ」をオフにする
- 確認ダイアログで「オフにする」をタップ
- 30秒待ってから再度オンにする
- 「今すぐバックアップを作成」をタップして手動実行する
古いバックアップを削除して再バックアップ
- 「設定 → [名前] → iCloud → ストレージを管理 → バックアップ」をタップ
- 対象デバイスをタップ
- 「バックアップを削除」をタップ
- 削除後、「今すぐバックアップを作成」を実行する
対処法⑤:iOSアップデートの確認
特定のiOSバージョンにバックアップ関連のバグがある場合、アップデートで修正されることがあります。
- 「設定 → 一般 → ソフトウェアアップデート」を開く
- アップデートが利用可能な場合は「ダウンロードしてインストール」をタップ
- Wi-Fi環境・バッテリー残量50%以上の状態で実施を推奨
- アップデート後に手動でバックアップを実行して確認する
対処法⑥:Apple IDのサインアウト→サインイン
Apple IDの認証エラーが疑われる場合は、再サインインが有効です。
- 「設定 → [名前]」を開く
- 一番下までスクロールして「サインアウト」をタップ
- パスワードを入力してサインアウト(「iPhoneに保存しますか?」は「保存」を選択)
- 再度「設定」を開き、「iPhoneにサインイン」からApple IDでログイン
- 「設定 → [名前] → iCloud → iCloudバックアップ → 今すぐバックアップを作成」を実行
バックアップが成功したか確認する方法
設定画面で確認
- 「設定 → [名前] → iCloud → iCloudバックアップ」を開く
- 「最後のバックアップ」の日時を確認する
- 「今日 〇〇:〇〇」のように当日の時刻が表示されれば成功
- 「バックアップがありません」や古い日付が表示されていれば失敗している
iCloud.comで確認
- ブラウザで iCloud.com にアクセス
- Apple IDでサインイン
- 右上のユーザーアイコン → 「アカウント設定」を開く
- 「iCloud」セクションでデバイスのバックアップ状態と日時を確認する
代替手段:Finder・iTunesでローカルバックアップを取る
iCloudバックアップが継続して失敗する場合、PCを使ったローカルバックアップが確実な方法です。iCloudストレージの制限もなく、バックアップ速度もUSB接続のため高速です。
Macを使う場合(macOS Catalina以降):Finderを使用
- iPhoneをLightningまたはUSB-CケーブルでMacに接続する
- Finderを開く(⌘ + スペースで「Finder」と検索)
- 左サイドバーに「iPhone」が表示されるのでクリック
- 「一般」タブで「このMacにiPhoneのすべてのデータをバックアップ」を選択
- 「今すぐバックアップ」をクリックしてバックアップを開始
- 完了後、「最新のバックアップ:今日 〇〇:〇〇」と表示される
Windowsを使う場合:iTunesを使用
- 最新版のiTunesをMicrosoft StoreまたはApple公式からインストールする
- iPhoneをUSBケーブルでPCに接続する
- iPhoneのロックを解除し、「信頼する」をタップ(初回接続時)
- iTunesを開いて、左上のデバイスアイコンをクリック
- 「バックアップ」セクションで「このコンピュータ」を選択
- 「今すぐバックアップ」をクリック
- 完了後「最新のバックアップ」に日時が表示される
iCloudバックアップとローカルバックアップの比較
| 項目 | ローカル(Finder/iTunes) | iCloud |
|---|---|---|
| 容量制限 | PCのディスク容量次第(実質無制限) | 無料5GB(有料で拡張可) |
| バックアップ速度 | 速い(USB接続) | 遅い(ネット速度に依存) |
| 自動バックアップ | 手動が基本 | 自動(毎日) |
| データの完全性 | 高い(暗号化時はほぼ完全) | 一部データ除外あり |
| 外出先での復元 | PCが必要 | どこでも可能 |
| コスト | 無料 | 5GB超は月額有料 |
よくある質問(FAQ)
Q. バックアップが失敗していると、データが消える危険がありますか?
A. iPhoneの中のデータはそのまま残ります。バックアップが失敗しても、現在iPhoneに入っているデータが消えることはありません。ただし、iPhoneが壊れたり紛失した場合に復元できなくなるリスクがあります。早めに対処することをお勧めします。
Q. 「今すぐバックアップを作成」をタップしても進捗が止まる場合は?
A. Wi-Fiを一度オフ→オンにして再接続し、VPNを切ってから再試行してください。それでも動かない場合はiPhoneを再起動してから再試行しましょう。
Q. バックアップサイズが大きすぎて無料5GBに収まらない場合は?
A. ①iCloud+の有料プランにアップグレードする、②不要なアプリのバックアップを除外してサイズを減らす、③Finder/iTunesでのローカルバックアップに切り替える、の3つが選択肢です。
Q. iOSアップデート前にバックアップを取りたいのに失敗する場合は?
A. Finder(Mac)またはiTunes(Windows)でのローカルバックアップを強くお勧めします。PCとiPhoneをケーブルで繋ぐだけで、iCloudの制限に関係なくバックアップが取れます。
Q. 「Apple IDの確認が必要です」と表示される場合は?
A. Apple IDの再認証が必要な状態です。「設定 → [名前]」を開き、画面の指示に従ってApple IDのパスワードを再入力してください。その後バックアップを再試行しましょう。
Q. 家族とiCloudストレージを共有する方法は?
A. iCloud+の200GB・2TB・6TB・12TBプランは、「ファミリー共有」機能を使って最大5人の家族とストレージを共有できます。「設定 → [名前] → ファミリー共有」から設定可能です。
Q. ネットワーク設定をリセットするとバックアップ問題が解決することはありますか?
A. Wi-Fi接続の問題が原因の場合、ネットワーク設定のリセットで解決することがあります。「設定 → 一般 → 転送またはiPhoneをリセット → リセット → ネットワーク設定をリセット」で実行できます。ただし、Wi-Fiのパスワードが消えるため事前に確認しておきましょう。
まとめ:バックアップ失敗の原因別対処法チャート
| 原因 | 推奨対処法 |
|---|---|
| iCloudストレージ不足 | プランをアップグレード or 不要アプリを除外 |
| Wi-Fi問題 | ルーター再起動・Wi-Fi再接続・VPNオフ |
| 充電していない | 就寝前に充電器に接続してスリープ |
| iOSのバグ | 最新iOSにアップデート or 再起動後に再試行 |
| Apple IDエラー | サインアウト→サインインして再試行 |
| 特定アプリが原因 | 大容量アプリをバックアップ除外して再試行 |
| Appleサーバー障害 | システムステータスを確認して回復を待つ |
| 何をしても失敗する | Finder・iTunesでローカルバックアップを実施 |
iCloudバックアップは大切なデータを守る重要な機能です。まずはストレージ使用量とWi-Fi・充電状態を確認するところから始めてみましょう。繰り返し失敗する場合は、Finder・iTunesによるローカルバックアップを定期的に行うことで、データ損失のリスクを最小限に抑えることができます。
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