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Googleが提供するオンラインホワイトボード「Jamboard」とは?
「会議や授業でホワイトボードを使いたいけど、リモートだと難しい」「オンラインで付箋を貼り合って意見をまとめたい」そんな悩みを解決してくれるのが、Googleが提供するオンラインホワイトボードツール「Google Jamboard(ジャムボード)」です。
Jamboardはブラウザ上で使えるため、専用ソフトのインストールは不要。Googleアカウントさえあれば、パソコンでもスマートフォンでも、世界中のどこからでも同じボードをリアルタイムに共同編集できます。
本記事では、Jamboardの基本的な使い方から、会議・授業・ブレインストーミングでの活用方法まで、初心者の方でもすぐに使いこなせるように丁寧に解説します。
この記事でわかること
- Google Jamboardの基本機能と画面の見方
- 付箋・ペン・テキストなど各ツールの使い方
- チームメンバーとリアルタイムで共同編集する方法
- 授業・会議・ブレインストーミングでの活用テクニック
- Jamboardのよくある質問と解決方法
Google Jamboardとは?基本をおさらい
Jamboardの特徴と主な機能
Google Jamboardは、Googleが開発したクラウドベースのデジタルホワイトボードツールです。もともとは専用ハードウェア(大型タッチスクリーンディスプレイ)として販売されていましたが、ブラウザ版(Webアプリ)とスマートフォン向けアプリが提供されており、どんな端末でも利用できます。
主な特徴は以下の通りです。
| 機能 | 内容 |
|---|---|
| リアルタイム共同編集 | 複数人が同時に同じボードを編集可能。相手の操作がリアルタイムで反映される |
| 付箋機能 | カラフルな付箋を貼り付けてアイデアを整理できる |
| ペン・手書き | マウスやタッチペンで自由に書き込める |
| テキスト入力 | キーボードでテキストを入力してボードに追加できる |
| 画像の貼り付け | ローカル画像やGoogle検索した画像を直接貼り付けられる |
| Google Workspace連携 | Google MeetやGoogle Driveと統合して利用できる |
| 複数フレーム | 1つのJamに複数のフレーム(スライド)を追加して情報を整理できる |
Jamboardの料金と利用条件
Jamboardのウェブアプリは、Googleアカウントがあれば無料で利用できます。Google WorkspaceのビジネスプランユーザーはGoogleドライブとの連携など追加機能が使えますが、基本的な共同編集機能は無料アカウントでも使用可能です。
ただし、2024年12月31日をもってJamboardの提供終了がGoogleから発表されています。現在(2026年)はサービスが終了しており、既存のJamデータへのアクセスやエクスポートのみが可能な状態です。そのため、新規利用には後継ツール(MiroやFigJamなど)への移行を推奨します。本記事では、Jamboardの操作方法の記録として、また代替ツールへの参考情報として解説を続けます。
Google Jamboardの画面の見方・基本操作
Jamboardを開く手順
(サービス終了前の手順として記録します)
ステップ1:Jamboard.google.comにアクセス
ブラウザで https://jamboard.google.com にアクセスします。Googleアカウントにログインしていない場合はログインが必要です。
ステップ2:新しいJamを作成
画面右下の「+」ボタン(新しいJamを作成)をクリックします。名称未設定のJamが開きます。
ステップ3:タイトルを設定する
画面上部の「名称未設定のJam」をクリックして、わかりやすいタイトルに変更します。例:「2026年度 プロジェクト キックオフ」
画面の各部位の説明
| エリア | 説明 |
|---|---|
| 左側ツールバー | ペン・付箋・テキスト・画像挿入・図形などのツールが並ぶ |
| 中央のボードエリア | 実際に書き込み・編集を行うキャンバス |
| 上部バー | タイトル・共有ボタン・フレーム操作・設定メニュー |
| 下部フレームパネル | 複数フレーム(ページ)の一覧。フレームの追加・削除・並び替えができる |
| 右上の共有ボタン | 他のユーザーにJamを共有するためのボタン |
各ツールの使い方を詳しく解説
1. ペンツール(手書き)
左ツールバーのペンアイコンを選択すると、手書き入力モードになります。マウスをドラッグして自由に線を描けます。タブレットやタッチスクリーンでは指やスタイラスで書き込めます。
ペンの種類と使い分け:
- マーカー:通常の手書きライン。太さと色を変更できる
- ハイライト:半透明のマーカー。テキストや付箋の上に重ねてハイライトできる
- 消しゴム:手書きの線を消す。付箋やテキストは消えない
2. 付箋ツール
Jamboardで最もよく使われるツールです。左ツールバーの付箋アイコンをクリックすると付箋が追加されます。
付箋の使い方手順
- 付箋ツールを選択し、ボード上の任意の場所をクリック
- 付箋のカラーを選択(黄・ピンク・青・緑・オレンジなど)
- テキストエリアに文字を入力
- 完了したら付箋の外側をクリックして確定
- 付箋をドラッグして位置を移動できる
- 付箋の端をドラッグすると拡大・縮小ができる
活用のコツ:ブレインストーミングでは「1付箋1アイデア」のルールで書くとまとめやすくなります。色分けで「賛成(黄)・反対(ピンク)・改善案(青)」のように区別するのも効果的です。
3. テキストツール
付箋ではなく、ボードに直接テキストを入力したい場合はテキストツールを使います。フォントサイズや太字・イタリック・下線の設定が可能です。見出しや説明文を書き込む際に便利です。
4. 画像ツール
ボードに画像を追加するには、左ツールバーの画像アイコンをクリックします。
- ドライブから:Google ドライブに保存した画像を挿入
- 画像を検索:Google画像検索から直接挿入
- URLから:画像のURLを入力して挿入
- カメラ:スマートフォンやタブレットのカメラで撮影して挿入
- パソコンからアップロード:ローカルの画像ファイルを選択して挿入
5. 図形ツール
円・四角形・三角形などの基本図形を描けます。図解やフローチャートを作る際に役立ちます。図形の色と枠線の色を個別に設定できます。
6. 選択ツール(矢印)
ボード上の要素(付箋・テキスト・画像・図形)を選択・移動・リサイズするためのツールです。複数要素を選択する場合は、ドラッグで囲むか、Shiftキーを押しながらクリックします。

チームで共同編集する方法
Jamを共有する手順
ステップ1:共有ボタンをクリック
画面右上の「共有」ボタン(人物アイコン)をクリックします。Googleドキュメントと同じ共有ダイアログが表示されます。
ステップ2:共有方法を選択
共有方法には2種類あります。
| 方法 | 手順 | 適した場面 |
|---|---|---|
| メールアドレスで招待 | 「ユーザーやグループを追加」欄にメールアドレスを入力してEnter | 特定メンバーのみに共有したいとき |
| リンクで共有 | 「リンクをコピー」をクリックしてURLを共有 | 不特定多数に共有したいとき(授業・セミナーなど) |
ステップ3:権限を設定する
共有する相手の権限を設定します。
- 編集者:ボードを自由に編集できる(ブレインストーミング・共同作業向け)
- 閲覧者(コメント可):ボードを見てコメントのみできる
- 閲覧者:ボードを見るだけ(授業での「資料として見せる」場合に向く)
Google Meetと連携してJamを使う
Google Meetの会議中にJamboardを開くと、会議参加者と画面を共有しながらリアルタイムで共同作業できます。
- Google Meetで会議を開始する
- Meetの画面下部にある「アクティビティ」アイコンをクリック
- 「Jamboard」を選択
- 既存のJamを開くか、新規作成する
- 参加者全員にJamが共有され、会議画面の右側にJamboardが表示される
活用シーン別・Jamboard活用テクニック
授業・学習での活用
活用例1:意見収集(Think-Pair-Share)
- 教師がフレームを用意し、学生にリンクを共有
- 各学生が付箋に「自分の意見」を書き込む
- 類似した意見の付箋を集めてグループ化する(クラスタリング)
- クラス全体でグループ化した結果をもとにディスカッション
活用例2:KWLチャート
KWL(Know・Want・Learned)チャートはフレームを3列に分けて使います。
- K(Know):授業前に「すでに知っていること」を付箋に書く
- W(Want):「知りたいこと・疑問」を書く
- L(Learned):授業後に「学んだこと」を書く
ビジネス会議での活用
活用例1:ブレインストーミング
付箋を使ったブレインストーミングはJamboardが最も得意とする活用法です。
- テーマを中央のテキストで大きく表示
- 参加者全員が制限時間(5〜10分)内に付箋でアイデアを出す
- 似たアイデアをグループ化してカテゴリ分け
- 各グループのタイトルをテキストツールで追加
- チームで優先度を話し合い、重要なアイデアに付箋を重ねる
活用例2:プロジェクトのマインドマップ
フレームの中心にプロジェクト名を書き、ペンで枝を伸ばしながら関連する要素を付箋で書き出すと、視覚的なマインドマップが作れます。
活用例3:振り返り(レトロスペクティブ)
アジャイル開発のスプリントレビューや、プロジェクト終了後の振り返りに使えます。フレームを「よかった点」「改善したい点」「次に試したいこと」の3列に分け、全員が付箋を書き込みます。
Jamboardの代替ツールと移行先
前述の通り、Google Jamboardは2024年12月にサービス終了しました。以下の代替ツールが人気です。
| ツール名 | 特徴 | 料金 | おすすめシーン |
|---|---|---|---|
| Miro | 豊富なテンプレート、フロー図・マインドマップ対応 | 無料プランあり(ボード数制限) | ビジネス・プロジェクト管理 |
| FigJam(Figma) | Figmaと連携、デザイン系に強い | 無料プランあり | デザインチーム・UI/UX |
| Microsoft Whiteboard | Microsoft 365と連携、Teamsで使える | Microsoft 365に含まれる | Microsoft環境の組織 |
| Canva Whiteboards | Canvaのデザイン資産と連携可能 | 無料プランあり | デザイン素材を使ったホワイトボード |
| Padlet | シンプルで教育現場で人気 | 無料プランあり(ボード数制限) | 学校・教育機関 |

よくある質問(FAQ)
Q1. Google Jamboardはスマートフォンでも使えますか?
はい、iOS・Android向けのJamboardアプリが提供されていました(サービス終了前まで)。ブラウザ版と同様の機能が使えました。タッチスクリーンで指を使って直接書き込めるため、スマートフォンやタブレットで直感的に操作できました。現在はサービス終了のため、アプリは利用できません。
Q2. Jamboardに作成したデータはどうなりますか?
2024年12月のサービス終了後も、既存のJamデータは一定期間Googleドライブに保存されています。PDFやPNG形式でエクスポートして保存することを推奨します。エクスポートは「メニュー(三本線)→ すべてのフレームをPDFとしてダウンロード」から行えました。
Q3. Jamboardで作成したボードを発表・プレゼンに使うことはできますか?
はい、「全画面表示モード」でボードをプレゼン的に表示できました。また、フレーム機能を使って複数のスライドを作成し、順番に表示することもできました。Google Meetと連携して会議中に画面共有するのが最も一般的な活用法でした。
Q4. Jamboardは何人まで同時に編集できますか?
公式には50人まで同時にJamを編集できるとされていました。大規模なワークショップやセミナーでも使用可能ですが、大人数になるとボードが付箋で混雑するため、フレームを参加者グループごとに分けることで管理しやすくなります。
Q5. Jamboardの代替としてどのツールが一番おすすめですか?
用途によって異なりますが、Jamboardに最も近い使い勝手はMiroかMicrosoft Whiteboardです。教育現場ではPadletが人気で、Googleアカウントでログインできるため移行がスムーズです。すでにFigmaを使っているデザインチームにはFigJamがおすすめです。
まとめ
Google Jamboardは、付箋・手書き・テキスト・画像を組み合わせたオンラインホワイトボードとして、授業・会議・ブレインストーミングで広く活用されてきました。リアルタイムの共同編集とGoogle Meet連携により、リモートワーク・遠隔授業の現場で特に重宝されました。
ただし、2024年12月をもってサービスが終了しているため、現在は代替ツールへの移行が必要です。Miro・FigJam・Microsoft Whiteboardなど、Jamboardの機能を引き継ぐ優秀なツールが揃っているので、自分のチームや用途に合ったツールを選んでみてください。
過去のJamデータはPDF・PNG形式でエクスポートして大切に保存し、新しいホワイトボードツールでのコラボレーション文化を引き続き活用していきましょう。
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