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スマートホーム機器向けの低消費電力メッシュ無線通信規格。機器同士が電波をバケツリレーのように中継し合い、広く安定したネットワークを作る。Matterの土台の一つ。
詳しい解説
Thread(スレッド)は、スマートホーム機器のために設計された低消費電力の無線通信規格です。最大の特徴は『メッシュネットワーク』を組む点で、対応機器同士が互いに電波を中継し合うことで、ルーターから離れた場所の機器までネットワークを広げ、安定した通信を実現します。電池駆動のセンサーなどでも長期間動作できるよう、消費電力を抑える設計になっています。
Wi-Fiが『各機器とルーターが1対1でつながる』のに対し、Threadは『機器同士がつながり合って網(メッシュ)を作る』ため、1台が圏外でも別の機器を経由して通信が届きます。家中にThread機器が増えるほど、ネットワークが自己修復的に強くなるのが利点です。
Threadのネットワークには『Threadボーダールーター』と呼ばれる、ThreadネットワークとWiFi/インターネットを橋渡しする機器が必要です。Apple TVや一部のHomePod、Google Nest Hub、Amazon Echo(一部世代)、Aqaraの一部ハブなどがこの役割を担います。
Threadは、前述のMatter規格の通信基盤の一つとして採用されており、『Matter over Thread』という形で、低電力センサーやスマートロックなどに使われます。同じスマートホーム無線のZigbeeと似ていますが、ThreadはIPベース(インターネットと同じ仕組み)で動作し、Matterとの親和性が高い点が異なります。
注意点として、Thread対応機器を使うにはボーダールーターが家庭内に最低1台必要で、これが無いとThread機器は通信できません。新たにThread機器を導入する際は、自宅にボーダールーターとなるハブがあるかを確認しましょう。
玄関のスマートロックや各部屋の小型センサーをThreadで使う場面を考えます。これらは電池駆動で消費電力が小さく、互いに電波を中継し合うため、ルーターから遠い玄関の機器でも、途中の別のThread機器を経由して安定して通信できます。家にApple TVなどのボーダールーターが1台あれば、Threadのメッシュが家全体に広がります。
別の呼び方
スレッド
スマートホーム メッシュ
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