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ゲーム描画で使うGPUプログラム(シェーダー)を事前にコンパイルしてディスクに保存しておくキャッシュデータ。初回プレイ時の読み込みカクつきを軽減し、フレームレートを安定させる目的で、Steam・Steam Deck・SteamOS・NVIDIA/AMDドライバなどが自動管理する。破損時にはカクつき・スタッター・読み込み遅延の原因になる。
詳しい解説
シェーダーキャッシュ(Shader Cache)とは、ゲームで使用されるシェーダー(GPUに描画方法を指示する小さなプログラム)を、事前にコンパイル済みのバイナリとしてディスクに保存しておく仕組みです。シェーダーはゲーム起動時や新しい場面に入った直後にリアルタイムでコンパイルする必要があり、これがカクつきや読み込み待ちの主因となるため、事前キャッシュ化することでスムーズなプレイ体験を実現します。
## Steam Deckでの管理
Steam Deck/SteamOSではValveが各タイトルごとに事前コンパイル済みシェーダーキャッシュを配信しており、ゲームをインストール・起動するタイミングで自動ダウンロード・保存されます。Steam設定の「シェーダー事前キャッシュを有効にする」スイッチで挙動を制御でき、無効化するとファイル容量を節約できる代わりに初回プレイ時のカクつきが増加します。
## DXVK/Vulkan環境
Steam Deckで採用されているProton/DXVK/VKD3D-Protonでは、DirectXのシェーダーをVulkan形式に変換するため、PCのWindows環境とは異なる独自のシェーダーキャッシュが生成されます。これらは通常 `~/.steam/steam/steamapps/shadercache/` 等のパスに保存され、サイズが数GB〜数十GBに達することもあります。
## トラブルパターン
シェーダーキャッシュが破損すると、プレイ中の突然のカクつき・スタッター、テクスチャの欠落、特定エリアでのフリーズ、起動時のクラッシュなどが発生します。修復はSteamの「シェーダーキャッシュをクリア」機能、ゲームの整合性チェック、Protonバージョン切替(GE-Proton等)、SDカードのread速度確認、SteamOSの再構築などで対応できます。
Steam Deckでゲームを起動した直後だけカクつくのは、シェーダーキャッシュをまだ構築途中だからで、しばらく遊ぶと滑らかになります。
別の呼び方
シェーダキャッシュ
GPUシェーダーキャッシュ
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