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紙のインクのように見える、電子書籍リーダーで使われる表示技術。微小なカプセル内の白黒の粒子を電気で動かして文字を表示し、表示の維持に電力を使わないため省電力。直射日光下でも読みやすく目が疲れにくい一方、書き換えが遅く残像(ゴースト)が出やすい。
詳しい解説
E Ink(イーインク/電子ペーパー)とは、Kindle、Kobo、Boox、楽天Koboなどの電子書籍リーダーに使われる表示技術です。E Ink社の製品名が一般名詞化したもので、「電子ペーパー(EPD:Electronic Paper Display)」とも呼ばれます。
## 仕組み
画面には微細なマイクロカプセルが敷き詰められ、中に白い粒子(プラス帯電)と黒い粒子(マイナス帯電)が入っています。電圧をかけて粒子を上下に動かすことで、白黒の模様(文字や絵)を描きます。
## 液晶・有機ELとの違い
– **省電力**: 表示を維持するのに電力不要(粒子が動いた状態を保つ)。ページをめくる時だけ電力を使うため、数週間バッテリーが持つ
– **目に優しい**: 自発光せず反射光で見るため、紙のように目が疲れにくい
– **直射日光に強い**: 屋外でもくっきり読める
– **デメリット**: 書き換えが遅くカラー表現や動画が苦手。前の表示が薄く残る「残像(ゴースト)」が出やすい
## 残像(ゴースト)対策
E Inkの特性上、ページをめくると前のページが薄く残ることがあります。これは「リフレッシュモード」(全画面の白黒反転リフレッシュ)の頻度を上げる、手動リフレッシュを実行する、といった方法で軽減できます。多少の残像はE Inkの仕様で、故障ではありません。
## カラーE Ink
近年は「E Ink Kaleido」「E Ink Gallery」などカラー対応の電子ペーパーも登場していますが、液晶ほど鮮やかではありません。
Kindleの画面が日光の下でも紙のように読めて何週間も充電不要なのは、E Inkという電子ペーパー技術を使っているからです。
別の呼び方
イーインク
電子ペーパー
電子インク
EPD
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