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バッテリー管理システム。リチウムイオン電池の電圧・温度・充放電を監視し、過充電・過放電・過熱・低温から電池を保護する制御回路。電動キックボードやモバイルバッテリー、ノートPC、EVなどに内蔵されている。
詳しい解説
BMS(Battery Management System、バッテリー管理システム)は、リチウムイオン電池を安全に使うために、電池の状態を常時監視・制御する電子回路(およびソフトウェア)です。複数のセル(電池の最小単位)を束ねたバッテリーパックに組み込まれ、電動キックボード、モバイルバッテリー、ノートパソコン、電気自動車(EV)など、リチウムイオン電池を使うほぼ全ての機器に搭載されています。
BMSの主な役割は、(1)過充電の防止(満充電を超えて充電し続けない)、(2)過放電の防止(空になりすぎて電池が傷むのを防ぐ)、(3)過熱・過電流の保護、(4)低温時の充電制限、(5)セルバランス(複数セルの電圧を均等に保つ)です。これにより、発火・劣化・故障といったリチウムイオン電池のリスクを抑えています。
身近なトラブルとして『電動キックボードやモバイルバッテリーが充電できない』ことがありますが、これはBMSが保護のために充電を一時的に止めているケースが少なくありません。たとえば、冬の寒い屋外(おおむね0℃前後以下)では、BMSの低温保護が働いて充電を受け付けないことがあります。この場合、室温に戻してしばらく置くと充電できるようになります。
また、長期間放置して電池が深く放電(過放電状態)すると、BMSが安全のためにバッテリーをロックし、通常の充電器では復帰しないことがあります。純正充電器をつないでしばらく待つと復帰する場合もありますが、復帰しないときはバッテリーの寿命・交換を検討します。
BMSは『電池の見えない管理人』のような存在で、ユーザーが直接操作することはほとんどありませんが、『なぜか充電できない』という症状の裏にBMSの保護動作があることを知っておくと、あわてず対処できます。
冬の朝、屋外に置いていた電動キックボードを充電しようとしても、充電ランプが点かないことがあります。故障ではなく、BMS(バッテリー管理システム)が低温を検知して、電池を守るために充電を止めているのが原因です。本体を暖かい室内に持ち込み、30分ほど常温に戻してから充電すると、正常に充電が始まることがほとんどです。
別の呼び方
バッテリー管理システム
バッテリーマネジメントシステム
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