※本ページにはプロモーション(広告)が含まれています
この記事に関連するおすすめ商品
SanDisk Extreme Pro SDXC 128GB
約3,980円
V30・UHS-I 200MB/s
ProGrade Digital CFexpress Type B 256GB
約28,800円
高速書込み・プロ向け
※ 価格は変動します。最新価格はリンク先でご確認ください
Fujifilm X-T5のSDカード書き込み速度が遅い原因
Fujifilm X-T5は高性能なミラーレスカメラですが、使用するSDカードや設定によっては、書き込み速度が低下し、バッファが満杯になってシャッターが切れなくなるトラブルが報告されています。特に4K動画や連写撮影時にこの問題が顕著です。
このガイドでは、X-T5のSDカード書き込み速度が遅くなる原因と、簡単な対処法を詳しく解説します。
この記事でわかること
- Fujifilm X-T5でSDカードの書き込みが遅い主な原因(5つ)
- カード選択時に確認すべき仕様と推奨スペック
- カメラ内のフォーマット・バッファ設定の最適化方法
- 動画撮影時の書き込み速度対策
- 不具合が解決しない場合の診断手順
- よくある質問(FAQ)10選
基礎知識:SDカード書き込み速度とは
書き込み速度の重要性
カメラのSDカード書き込み速度とは、撮影した画像データがカードに記録される速度のことです。この速度が遅いと以下のような問題が発生します:
- 連写撮影中にカメラのバッファメモリが満杯になり、次の撮影ができなくなる
- 4K動画撮影中にフレームが落ち(フレームドロップ)、映像が止まったように見える
- 撮影完了後の保存処理に時間がかかり、電池消費が増加
- カメラがハング状態になり、操作が受け付けなくなる可能性
Fujifilm X-T5が必要とするカード仕様
Fujifilm X-T5の公式スペックでは、以下のSDカードに対応しています:
- SDHC(4GB〜32GB)
- SDXC(64GB以上)
- UHS-II対応カード推奨
- 最小書き込み速度 V60以上(ビデオスピードクラス)が必須

Fujifilm X-T5でSDカード書き込み速度が遅い5つの原因
1. SDカードの仕様が不適切(最頻出原因)
最も多い原因は、「安いカード」を選んでしまうことです。Fujifilm X-T5は高性能なセンサーを搭載しており、V30やV60程度では不十分な場合があります。
問題となるカード仕様:
- ビデオスピードクラス V30以下(V10、V20等)
- UHS-I対応のみ(UHS-IIでない)
- 書き込み速度が実測60MB/s以下
- 高温環境での速度低下が大きいカード
- フェイク品・中古品
特に「激安カード」は公称スペックと実測値が大きく異なることが多いため、注意が必要です。
2. SDカードのフォーマットが不完全
パソコンでSDカードをフォーマットした後、カメラで正しく認識されていない場合があります。Fujifilm X-T5では、カメラ本体でカードをフォーマットすることが推奨されています。
フォーマットが不完全な兆候:
- 撮影直後、カードへの書き込みが遅い
- カメラが「カードを初期化してください」とエラーを表示する場合がある
- 削除速度が異常に遅い
3. カメラの連写・バッファ設定が最適化されていない
X-T5には複数の連写モード・バッファ設定があります。これらが不適切な設定になっていると、書き込み速度が低下します。
問題となる設定:
- 連写速度を最高に設定している(高速連写ほどバッファが満杯になりやすい)
- RAW+JPEGの同時記録を有効にしている
- 画像安定化機能が複数有効になっている
4. 4K動画撮影時の高ビットレート対応不足
Fujifilm X-T5の4K動画は、高ビットレートで記録されます。V60対応のカードでさえ、書き込みが追いつかない場合があります。
特に問題となる設定:
- 4K 60fps での長時間撮影
- F-log記録(ログ記録方式)を有効にしている
- 高品質圧縮設定を使用している
5. カード接触不良・経年劣化
長期間使用したSDカードは、接触不良や内部エラーが蓄積されることがあります。
経年劣化の兆候:
- 最初は速かったが、最近急に遅くなった
- 読み込みはできるが、書き込みだけ遅い
- カードの金属端子が汚れている、傷がある
- カメラが「メディアエラー」を時々表示する

対処法①:推奨仕様のSDカードに交換
Fujifilm X-T5に最適なSDカード選択基準
以下のスペックを満たすSDカードを選ぶことが、最も確実な解決方法です。
| 項目 | 推奨仕様 | 理由 |
|---|---|---|
| タイプ | SDXC UHS-II | UHS-IIは最大312MB/s の転送速度に対応 |
| ビデオスピードクラス | V60 以上(V90推奨) | 最小書き込み速度が60MB/s以上を保証 |
| 書き込み速度 | 実測 90MB/s 以上 | バッファのクリアが早く、連写・4K動画に対応 |
| 容量 | 128GB 以上 | 小容量ほど書き込み速度が低下することがある |
| メーカー | SanDisk、Lexar、Prograde | 信頼性が高く、スペック通りの速度を発揮 |
推奨製品例(2026年時点):
- SanDisk Extreme Pro SDXC UHS-II (V90、実測160MB/s)
- Lexar Professional 1000x SDXC UHS-II (V90、実測150MB/s)
- Prograde Cobalt SDXC UHS-II (V90、実測140MB/s)
カード交換時の注意点
古いカードから新しいカードに切り替える際の注意事項:
- 新しいカードを受け取ったら、まずカメラで初期化する(パソコンでのフォーマットは避ける)
- 古いカードから新しいカードに切り替える前に、必ずデータをバックアップする
- 複数枚のカードを用意し、撮影中に交換できるようにしておくと便利
対処法②:カメラでSDカードを再フォーマット
フォーマット手順(X-T5)
カメラ内でSDカードをフォーマットすることで、書き込み速度が改善される場合があります。
フォーマット手順:
- カメラの電源をONにする
- 「MENU」ボタンを押す
- 「セットアップ」→「カード初期化」を選択
- フォーマットするカードを選択(複数枚の場合)
- 「OK」を押して実行
- 完了画面が表示されたら終了
⚠️ 重要な注意事項:
- フォーマット中は、カメラの電源を切らないでください
- フォーマット前に、カード内のデータがバックアップされていることを確認してください
- フォーマット後、すべてのデータが削除されます(復旧は困難です)
- 複数のカメラを使用している場合は、各カメラで個別にフォーマットすることを推奨します

対処法③:カメラの設定を最適化
連写モード・バッファ設定の調整
連写速度やバッファ設定を最適化することで、SDカード書き込み速度の問題を軽減できます。
推奨設定:
- 【連写速度】標準(8fps)または高速(11fps)に設定
- 最高速度(15fps)は避ける(バッファが満杯になりやすい)
- 【記録ファイル形式】RAWのみまたはJPEGのみに設定
- RAW+JPEGの同時記録は、書き込み負荷が2倍になる
- 【画像安定化】不要な機能をOFFにする
- レンズシフト手ぶれ補正 + ボディ内補正の両方が有効になっていないか確認
4K動画撮影時の設定
4K動画撮影では、以下の設定を推奨します:
- 【解像度】4K(3840×2160)を選択
- 【フレームレート】29.97fps または 24p を選択
- 60fpsは高ビットレートになるため、V90カードが必須
- 【圧縮形式】H.265(HEVC)を選択
- H.265の方がH.264より圧縮率が高く、書き込み速度が低下しにくい
- 【F-log記録】必要な時のみONにする
- ログ記録はビットレートが高くなり、書き込み負荷が増加する
対処法④:SDカードのメンテナンス
カードの清掃と接点確認
SDカードの接触不良も、書き込み速度低下の原因となります。定期的なメンテナンスを推奨します。
清掃手順:
- カメラの電源を切る
- SDカードを取り出す
- 乾いた柔らかい布(マイクロファイバー布推奨)で金属端子をやさしく拭く
- 強くこすらないでください(キズが付く)
- カメラのカードスロットも同様に清掃する(ブロアで埃を吹き飛ばすのが効果的)
- カードを再度挿入して、カメラで初期化する
カード寿命の確認
SDカードの寿命は通常5〜10年ですが、以下の兆候が見られたら交換を検討してください:
- 「メディアエラー」が表示される頻度が増えた
- 写真の記録に数秒かかるようになった
- 動画撮影中にファイルが破損することがある
- 読み込みはできるが、フォーマットできなくなった
トラブルシューティング:問題が解決しない場合
診断フロー
上記の対処法をすべて試しても問題が解決しない場合は、以下の診断を進めてください:
| 症状 | 原因の可能性 | 対処法 |
|---|---|---|
| 複数のカード全てで遅い | カメラ本体のカードスロット不良 | カメラのリセット、またはメーカー修理に依頼 |
| 特定のカードだけ遅い | カードの不具合または不適切なスペック | 新しいカードに交換 |
| 4K動画のみ遅い | カードが高ビットレートに対応していない | V90対応カードに交換、または動画設定を下げる |
| 連写のバッファが満杯になる | 連写速度が高すぎる、またはカード速度不足 | 連写速度を落とす、またはカードを高速化 |
| 「メディアエラー」が表示される | カードのファイルシステムが破損している | カメラで再度初期化、またはカード交換 |
よくある質問(FAQ)
Q1. 古いUHS-I対応のカードはX-T5で使えますか?
A: はい、使えます。ただし、UHS-IIより転送速度が遅い(最大104MB/s)ため、書き込み遅延が発生しやすくなります。新しいカードはUHS-II対応を推奨します。
Q2. 32GBのカードでも問題ありませんか?
A: 32GBでも動作しますが、容量が小さいほど書き込み速度が低下しやすい傾向があります。64GB以上のカードを推奨します。
Q3. RAW+JPEGで記録できないのはなぜですか?
A: RAW+JPEGの同時記録は書き込みデータ量が2倍になるため、低速カードではバッファが満杯になります。カードのアップグレードまたは、RAWまたはJPEGのいずれかのみの記録に切り替えてください。
Q4. パソコンでのフォーマットとカメラでのフォーマットに違いがありますか?
A: あります。カメラでフォーマットすると、カメラ専用のメタデータ領域が最適に設定されます。パソコンでのフォーマットは、基本的なファイルシステム構造のみで、カメラとの相性が100%ではない可能性があります。カメラでのフォーマットを推奨します。
Q5. 4K 60fpsで撮影するには、どのカードが必要ですか?
A: V90対応(最小書き込み速度90MB/s)のカードが必須です。最低でもSanDisk Extreme Pro または Lexar Professional 1000x クラスを推奨します。
Q6. 長時間の動画撮影で「過熱」と表示されるのは、カードの問題ですか?
A: 直接的には関係ありません。カメラの過熱はセンサーやプロセッサの熱によるもので、カードの書き込み速度とは別です。ただし、書き込み速度が遅いと、カメラが追加の処理を強いられて、発熱が増加する可能性はあります。
Q7. SDカード複数枚で順番に使い分ける場合、都度フォーマットが必要ですか?
A: 必須ではありませんが、異なるカメラで使用済みのカードを別のカメラで使う場合は、そのカメラで初期化することを推奨します。同じカメラで複数のカードを交互に使う場合は、1回目だけ初期化すれば大丈夫です。
Q8. アマゾンで「激安カード」を見かけますが、買っても大丈夫ですか?
A: 推奨しません。激安カードの多くは、公称スペックと実測値が大きく異なります。フェイク品の可能性もあります。信頼性の高いメーカー(SanDisk、Lexar等)の公式販売店での購入を強く推奨します。
Q9. カードがマウントできなくなった場合、データは復旧可能ですか?
A: データ復旧は可能な場合があります。しかし、自分でパソコンに接続してフォーマットしようとすると、データが上書きされる恐れがあります。専門業者に依頼することをお勧めします。
Q10. X-T5のファームウェア更新で、SDカード書き込み速度が改善される可能性はありますか?
A: 可能性があります。Fujifilmは定期的にファームウェア更新をリリースしており、パフォーマンス改善が含まれることもあります。公式サイトで最新ファームウェアを確認し、アップデートすることを推奨します。
まとめ:SDカード書き込み速度を改善するには
Fujifilm X-T5のSDカード書き込み速度が遅い問題は、以下の4つのアプローチで解決できます:
- ① カードの仕様確認・交換:V60以上、実測90MB/s以上のUHS-II対応カードに交換する
- ② カメラでのフォーマット:パソコンではなく、カメラ本体で初期化する
- ③ カメラ設定の最適化:連写速度や記録形式を見直す
- ④ メンテナンス:カードの清掃と接点確認を定期的に行う
最も効果的な解決方法は ①の「カード交換」 です。V90対応のSanDisk Extreme Pro または Lexar Professional 1000xなどの高速カードに変更するだけで、ほとんどの問題が解決します。
4K動画やRAW連写をよく撮影する場合は、特にカードのアップグレードが重要です。カメラの性能を十分に引き出すためにも、適切なSDカードの選択をお勧めします。
記事の内容は2026年3月時点の情報に基づいています。製品仕様やファームウェアの更新により、内容が変わる可能性があります。最新情報は公式サイトをご確認ください。
minto.tech スマホ(Android/iPhone)・PC(Mac/Windows)の便利情報をお届け! 月間アクセス160万PV!スマートフォン、タブレット、パソコン、地デジに関する素朴な疑問や、困ったこと、ノウハウ、コツなどが満載のお助け記事サイトはこちら!