クッキーを削除する理由と方法：ブラウザ別完全ガイド

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パソコンやスマホをいじっていると見かけるのが、cookie(クッキー)の削除やキャッシュの削除といった言葉です。

本記事では、そもそもクッキーはどういった役割を担っているのか、クッキーやキャッシュは何をしたらたまっていくのか、実際に削除したらどのような部分に影響があるのか、といった点を解説いたします。

主要ブラウザごとに削除方法をご紹介しますのでお使いのブラウザに合った方法で削除してみてください。

クッキーとは

クッキーとは各ブラウザごとに蓄積されており、基本的にクッキーは有効設定になっています。クッキーを有効にしていないと正常にページを表示してくれないこともありますが、クッキーを無効にすることも可能です。

ここでは、クッキーとはどのような役割を持つ機能なのかについてご説明いたします。

クッキーとは

クッキーとはウェブサイトを訪れた際にサイト側が作成しているファイルのことを言い、ユーザー情報や閲覧した情報を保存しておいてくれるという機能を持ちます。

二度目以降にそのページをアクセスした際に、前回保存した情報をもとに「前回の続き」から表示をしてくれるのクッキーの機能のおかげといえます。

例えば、一度通販サイトなどにログインすると、「このサイトにパスワードを保存しますか？」というポップアップが表示されることがあります。これに対して保存する、を選択すると次回からIDやパスワードが入力された状態で「ログイン」ボタンを押すだけで済むようになります。

通販サイトの「買い物かご」に入れた商品が次回も保存されているのもクッキーの機能で、ユーザーのウェブサイト利用の便利性を向上してくれています。

また、トラッキングクッキーというクッキーも存在します。たとえば、通販サイトで「ノートパソコン」を検索したら、ウェブサイトの広告欄にノートパソコン関連の広告がたくさん表示されるようになった、という経験はありませんか。

これは、トラッキングクッキーの機能のためです。この機能もオフにすることができますが、モノによってはオフにしても無効にならないこともあります。

キャッシュとの違い

よく混同されるものにキャッシュというものがあります。クッキーとキャッシュの違いは保存している内容の違いにあります。キャッシュとはブラウザが一度訪れたウェブサイトのページの情報を保存しておいてくれる機能のことを言います。

特に画像がたくさん貼られているページでは、初回アクセスの際に時間がかかってしまいます。しかし、二回目以降のアクセス時には初回アクセス時に比べて読み込みが早くなっています。

これはキャッシュが初回アクセス時にそのページの画像をはじめとした情報を保存しておいてくれるため、一から情報を読み込まなくていいため、前回よりもページ読み込みが早くなっているのです。

しかし、キャッシュは溜まりに溜まってしまうと、溜まったキャッシュの中から現在アクセス中のページを探さなければならなくなり、一からページを読み込むよりも読み込み時間が長くなってしまうこともあります。その場合にはキャッシュを削除すると、読み込みが早くなります。

クッキーを削除する影響

上述の通り、クッキーはユーザーの前回までの行動を保存しておいてくれる機能のことを指します。そのため、クッキーを削除すると保存されていたユーザー情報やお買いもの情報などが削除されることになります。

そのため、IDやパスワードを別途保存されていない場合はログインできなくなってしまいますので、注意が必要です。

どんな時にクッキーを削除するのか

クッキーはユーザー情報を保存していますので、情報漏洩を防ぎたい場合などに有効です。

例えば、不特定多数の人が利用するネットカフェや空港のラウンジに設置されているパソコンなどで通販サイトなどにアクセスした場合にクッキーを削除する必要があるでしょう。

これをしなければ、見知らぬ人にアカウントを操作されてしまう可能性がありますので注意しましょう。

クッキーを削除するメリットとデメリット

それでは、クッキーを削除するメリットとデメリットはどのようなものがあるのでしょうか。また、どのような影響があるのでしょうか。

メリット：情報漏洩を防げる

メリットの一つとして挙げられるのは、上述の通り、情報を保護できるという点です。ご自身のみが利用する個人パソコンやスマホならその心配は低くなりますが、不特定多数の人が利用できるパソコンを利用する際には必須です。

デメリット：サイトに登録した情報がクリアされる

クッキーを削除すると、それまでブラウザに蓄積されていたエクスペリエンスが失われてしまいます。そのため、クッキーに日頃から頼っている方はクッキーを削除するとユーザー情報の再入力など、不便を感じるかもしれませんが、基本的に削除しても何ら問題はありません。

ブラウザ別・クッキー削除方法

ここでは主要ブラウザのクッキーの削除方法を見ていきます。

InternetExproler

ここではInternetExproler11での削除方法をご紹介します。

クッキーを全て削除する方法

クッキーをファイルごとに削除する方法

GoogleChrome

Microsoft Edge

Firefox

FirefoxでのCookieの削除手順は下記のとおりです。

これでFirefoxに保存されていたCookieを削除することができました。

SafariのCookieを削除する方法

よくある質問と回答例

Q1: クッキーを削除すると何が起こりますか？
A1: クッキーを削除すると、ウェブサイトに保存されていたログイン情報や設定が失われます。そのため、次回訪問時には再度ログインが必要になります。

Q2: クッキーはどのように利用されるのですか？
A2: クッキーは、ユーザーの訪問履歴やログイン情報を保存し、次回の訪問時に便利にサイトを利用できるようにします。例えば、通販サイトでは「買い物かご」の内容が保持されます。

Q3: トラッキングクッキーとは何ですか？
A3: トラッキングクッキーは、ユーザーのウェブサイトの訪問履歴を追跡し、関連する広告を表示するために使用されます。この機能はオフにできますが、すべてのサイトで無効になるわけではありません。

Q4: キャッシュとクッキーの違いは何ですか？
A4: クッキーはユーザー情報や設定を保存するファイルですが、キャッシュはウェブページのデータ（特に画像など）を保存し、ページの読み込みを早くするためのものです。

Q5: クッキーを削除するメリットは何ですか？
A5: クッキーを削除する主なメリットは、個人情報の保護です。特に公共のコンピュータを使用した後には、クッキーを削除することで情報漏洩のリスクを減らすことができます。

まとめ

いかがでしたか。

クッキーとキャッシュの違いについてご理解いただけたでしょうか。

クッキーはキャッシュと似ているようで、内容は全く異なります。また、一般にキャッシュは削除するとパソコンがサクサク動くようになりますが(上述の通り、多数のキャッシュデータ)、クッキーは削除してもパソコンは軽くなりません。

なので、クッキーは基本的には自分のパソコン以外の不特定多数の人が利用できるパソコンで利用した場合に削除するのがいいでしょう。