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「新しいPCにChromeを入れたのに、拡張機能が同期されていない」「スマートフォンでも同じ拡張機能を使いたい」そんな悩みを抱えていませんか?ChromeにはGoogleアカウントを使った同期機能があり、拡張機能を含む多くのデータを複数デバイス間で共有できます。
この記事では、Chrome同期の基本的な仕組みから拡張機能の同期を有効にする具体的な手順、そして「同期されない」「設定が反映されない」といったトラブルの解決方法まで徹底的に解説します。
この記事でわかること
- Chrome同期で同期できるデータの種類
- 拡張機能の同期を有効にする手順(Windows・Mac・Android・iOS別)
- 拡張機能が同期されない場合のトラブルシューティング7選
- 特定の拡張機能だけ同期しない設定方法
- よくある質問と回答
Chrome同期の仕組み — 何が同期できるのか?
ChromeのGoogle同期機能は、Googleアカウントにサインインした状態のChromeブラウザ同士で、さまざまなデータをクラウド経由で共有する仕組みです。インターネット接続さえあれば、自宅のPC・職場のPC・スマートフォンなど、デバイスをまたいでデータを一元管理できます。
同期できるデータの種類
| データの種類 | 説明 | 対応デバイス |
|---|---|---|
| ブックマーク | お気に入りのページ一覧 | PC・Android・iOS |
| 拡張機能 | インストール済みの拡張機能 | PC(Chrome)のみ |
| 閲覧履歴 | 訪問したページの履歴 | PC・Android・iOS |
| パスワード | Chromeが保存したパスワード | PC・Android・iOS |
| Cookie・サイトデータ | ログイン状態などのサイト設定 | PC・Android |
| 設定 | スタートページ・言語・フォントなど | PC・Android・iOS |
| テーマ | Chromeの見た目・カラーテーマ | PC・Android |
| 支払い情報 | クレジットカード・住所 | PC・Android・iOS |
| タブグループ | まとめて管理しているタブ | PC・Android |
拡張機能の同期についての重要な注意点
拡張機能の同期には次の制限があります。必ず把握しておきましょう。
- PCのChrome同士でのみ同期される:AndroidやiOSのChromeアプリは拡張機能に対応していないため、拡張機能の同期対象はデスクトップ版Chrome(Windows・Mac・Linux・ChromeOS)のみです。
- 同期されるのは「リスト」のみ:インストール済みの拡張機能リストと基本設定が同期されます。拡張機能本体のデータ(例:パスワードマネージャーに保存した情報)は別途その拡張機能側の同期機能を使う必要があります。
- 一部の拡張機能は自動インストールされる:同期を有効にしたデバイスで未インストールの拡張機能は、バックグラウンドで自動的にダウンロード・インストールされます。
- Chrome Web Store公開の拡張機能のみ対応:企業ポリシーで強制インストールされたものや、開発者モードで手動インストールしたローカル拡張機能は同期の対象外です。

拡張機能の同期を有効にする手順
拡張機能を同期するには、まずGoogleアカウントでChromeにサインインし、同期設定で「拡張機能」が有効になっていることを確認する必要があります。以下の手順で設定しましょう。
Step 1: ChromeにGoogleアカウントでサインインする
まだサインインしていない場合は先にサインインが必要です。
- Chromeを起動し、右上のプロフィールアイコン(人型のアイコン)をクリックします。
- 「ログイン」または「Googleアカウントを追加」をクリックします。
- Googleアカウントのメールアドレスとパスワードを入力してサインインします。
- サインイン完了後、プロフィールアイコンにアカウントのアイコンが表示されれば成功です。
Step 2: 同期設定を開いて「拡張機能」にチェックを入れる
サインインしただけでは同期が始まらない場合があります。同期の詳細設定を確認しましょう。
- Chromeの右上にある「︙(縦三点リーダー)」をクリックします。
- メニューから「設定」を選択します。
- 設定ページの上部に表示されているアカウント名の下にある「同期とGoogleサービス」をクリックします。
- 「同期の管理」をクリックします。
- 「すべてを同期する」がONになっているか確認します。ONであれば拡張機能も含めてすべてのデータが同期されます。
- 個別に設定したい場合は「すべてを同期する」をOFFにし、一覧から「拡張機能」のトグルをONにします。
補足:「同期の管理」が表示されない場合は、まずサインインを完了させてから再度確認してください。Chromeのバージョンによっては画面の表示が若干異なる場合があります。
Step 3: 別のデバイスでも同じ設定を行う
同期は双方向で機能します。新しいPCやMacにChromeをインストールしたら、同じGoogleアカウントでサインインし、同期設定を確認しましょう。
- 新しいデバイスにChromeをインストールします(公式サイトからダウンロード)。
- Chromeを起動し、メインデバイスと同じGoogleアカウントでサインインします。
- 「同期を有効にする」の確認が表示されたら「はい、有効にします」をクリックします。
- しばらく待つと、拡張機能が自動でインストールされ始めます(インターネット接続が必要です)。
拡張機能の数が多い場合は、インストール完了まで数分かかることがあります。
【Macの場合】手順の違い
MacでもWindowsと基本的に同じ手順です。ChromeはApp Storeではなく公式サイトからダウンロードしてください。App Store版のChromeは提供されていません。インストール後は同じGoogleアカウントでサインインすれば、自動的に同期設定が引き継がれます。
【ChromeOSの場合】
ChromeOSはGoogleアカウントでのログインが前提のOSです。ログイン時に同期設定も自動で適用されるため、特別な操作は不要です。Chromebook間でも拡張機能はスムーズに同期されます。

拡張機能が同期されない場合のトラブルシューティング
設定を確認しても拡張機能が同期されない場合、以下の7つの原因と対処法を順番に試してみてください。
原因1: 同期がそもそも有効になっていない
最も多い原因です。ChromeにGoogleアカウントでサインインしていても、同期がONになっていなければデータは共有されません。
確認方法:アドレスバーに chrome://settings/syncSetup と入力してEnterを押します。同期設定ページが開くので、「同期の管理」で「拡張機能」がONになっているか確認します。
原因2: 異なるGoogleアカウントでサインインしている
複数のGoogleアカウントを持っている場合、デバイスAとデバイスBで別々のアカウントでサインインしていると同期されません。
確認方法:各デバイスのChromeで右上のプロフィールアイコンをクリックし、表示されるメールアドレスが同一かチェックします。異なる場合は「別のアカウントを使用」から正しいアカウントに切り替えてください。
原因3: Chromeのバージョンが古い
Chrome同期の動作は最新バージョンで最適化されています。古いバージョンでは同期機能が正常に動作しないことがあります。
更新方法:
- Chromeの「︙」→「ヘルプ」→「Google Chromeについて」を開きます。
- 自動的にアップデートが確認され、更新がある場合はダウンロード・インストールが始まります。
- 「Chromeは最新の状態です」と表示されればOKです。
原因4: 同期がエラーを起こしている(再サインインで解消)
Chromeの同期機能が内部的にエラーを起こしている場合、一度サインアウトして再サインインすることで解消できます。
手順:
- Chromeの右上プロフィールアイコン → 「ログアウト」をクリックします。
- サインアウト後、同じプロフィールアイコンから「ログイン」を選択します。
- Googleアカウントで再ログインし、「同期を有効にする」を選択します。
- 数分待ってから拡張機能リストを確認します。
原因5: Chromeの同期サーバーに一時的な問題がある
Googleのサーバー側に一時的な障害が発生している場合、同期が遅延または停止することがあります。
確認方法:Google Workspace ステータスダッシュボードで現在のサービス状況を確認できます。「Google Chrome Sync」に問題が表示されている場合は復旧を待つしかありません。
原因6: ファイアウォールまたはプロキシが同期をブロックしている
企業のネットワークや学校のWi-Fiでは、セキュリティポリシーによってChromeの同期通信がブロックされていることがあります。
確認方法:別のWi-Fi(自宅のWi-Fiやスマートフォンのテザリングなど)に接続して同期が動くかテストします。別回線で動く場合は、そのネットワーク固有の制限が原因です。ネットワーク管理者に問い合わせてください。
原因7: Chromeのプロファイルが破損している
Chromeのプロファイルデータが壊れていると、同期が正常に動作しない場合があります。新しいプロファイルを作成することで解消できます。
新しいプロファイルを作成する手順:
- Chromeの右上プロフィールアイコンをクリックします。
- 一覧の下部にある「+追加」をクリックします。
- 「自分用」を選択し、Googleアカウントでサインインします。
- 新しいプロファイルのChromeウィンドウが開くので、同期設定を有効にして動作確認します。
新しいプロファイルで同期できた場合は、古いプロファイルから新しいプロファイルへデータを移行することをおすすめします。
トラブルシューティング早見表
| 症状 | 考えられる原因 | 対処法 |
|---|---|---|
| 全く同期されない | 同期がOFF、サインインなし | 同期設定を確認・再サインイン |
| 一部の拡張機能だけ同期されない | 非公開または削除済みの拡張機能 | Chrome Web Storeで公開状況を確認 |
| 同期が遅い | サーバー障害、回線速度 | 時間をおいて再確認 |
| 新しいPCで同期されない | アカウント不一致、同期未許可 | 同じアカウントでサインイン・有効化 |
| 設定変更が反映されない | プロファイル破損 | 新プロファイルを作成・移行 |
| 職場・学校のPCで同期できない | ネットワーク制限・管理ポリシー | 管理者に確認または別回線でテスト |
同期したくない拡張機能を除外する方法
「全部の拡張機能ではなく、特定のものだけ同期したくない」というケースもあります。残念ながら、Chrome標準機能では「この拡張機能だけ同期しない」という個別除外の設定はできません。ただし、以下の方法でコントロールが可能です。
方法1: 同期を「拡張機能」単位でOFF/ONする
「同期の管理」から「拡張機能」のトグル自体をOFFにすれば、拡張機能の同期を丸ごと停止できます。ブックマークやパスワードだけを同期したい場合に有効です。
chrome://settings/syncSetupを開きます。- 「すべてを同期する」をOFFにします。
- 「拡張機能」のトグルだけをOFFのままにして、他の項目をONにします。
方法2: 別のプロファイルで拡張機能を管理する
同期したい拡張機能セットと、同期したくない拡張機能セットを別のChromeプロファイルに分けて管理する方法です。
- プロファイルA(同期あり):仕事用の拡張機能を入れ、Googleアカウントで同期
- プロファイルB(同期なし):プライベート用または試用中の拡張機能を入れ、同期しない
プロファイルの切り替えは右上のアイコンから簡単にできます。
方法3: 拡張機能をアンインストールして除外
特定のデバイスにだけ入れたい拡張機能の場合、同期後に不要なデバイスでその拡張機能を手動でアンインストールするのが現実的です。削除してもクラウド上のリストから除去されるだけで、他のデバイスの拡張機能に影響はありません(デバイスAで削除するとデバイスBの同じ拡張機能も削除されてしまうことに注意)。
注意:一方のデバイスで拡張機能を削除すると、同期有効時はすべての同期デバイスから削除される場合があります。特定デバイスだけに残したい場合は、前述のプロファイル分離がおすすめです。

同期の安全性とプライバシーについて
Chrome同期はGoogleのサーバーを経由するため、セキュリティが気になる方もいるでしょう。Googleは同期データをSSL/TLSで暗号化して転送し、サーバー上でも暗号化して保存しています。さらにセキュリティを高めたい場合は、「同期パスフレーズ」を設定することで独自の暗号化鍵を使えます。
同期パスフレーズを設定する方法
chrome://settings/syncSetupを開きます。- ページ下部の「暗号化オプション」セクションを探します。
- 「独自のパスフレーズでデータを暗号化する」を選択します。
- 任意のパスフレーズ(任意の文字列)を入力して「保存」をクリックします。
重要:パスフレーズを設定すると、他のデバイスでChromeにサインインする際にそのパスフレーズの入力が必要になります。また、パスフレーズを忘れると同期データにアクセスできなくなるので、必ずメモしておきましょう。
Chrome同期と各OSの対応状況まとめ
| OS・デバイス | 拡張機能の同期 | 備考 |
|---|---|---|
| Windows(デスクトップChromeをインストール済み) | 対応 | Chrome Web Store公開の拡張機能のみ |
| Mac(デスクトップChromeをインストール済み) | 対応 | Chrome Web Store公開の拡張機能のみ |
| Linux(デスクトップChromeをインストール済み) | 対応 | Chrome Web Store公開の拡張機能のみ |
| ChromeOS(Chromebook) | 対応 | Googleアカウントログインで自動同期 |
| Android(Chromeアプリ) | 非対応 | Chromeアプリは拡張機能自体に非対応 |
| iOS(Chromeアプリ) | 非対応 | Chromeアプリは拡張機能自体に非対応 |
よくある質問(FAQ)
Q1. スマートフォンのChromeで拡張機能を使えるようにしたい
A. 残念ながら、現時点ではAndroid・iOSのChromeアプリは拡張機能機能自体に対応していません。これはChromeアプリの仕様上の制限であり、同期設定とは関係ありません。スマートフォンで拡張機能を使いたい場合は、Android版Firefox(Firefoxは一部拡張機能に対応)などの代替ブラウザを検討してください。
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