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【2026年最新版】Audio-Technica AT2020 USB+のノイズが入る・ハム音がする原因と対処法【完全ガイド】
「AT2020 USB+を使い始めたらブーンという低音ノイズが入る」「録音を聞き返したらジーという音が常に乗っている」——このノイズ問題はAT2020 USB+ユーザーが頻繁に報告する問題です。この記事ではノイズの種類ごとに原因と解決策を詳しく解説します。
この記事でわかること
- AT2020 USB+で発生するノイズの主な種類と原因
- ハム音(ブーン音)・ホワイトノイズ・クリックノイズの違いと診断方法
- グラウンドノイズ(アース問題)を解消する具体的な手順
- USBポートの選択・USBハブ・延長ケーブルの効果
- ゲイン設定・ミキサー設定でのノイズ低減方法
- DAWのノイズゲートを使った後処理対応
AT2020 USB+でのノイズ:まず種類を特定しよう
Audio-Technica AT2020 USB+は、手軽にスタジオクオリティの録音ができる人気のUSBコンデンサーマイクです。しかし、USBマイクという性質上、PC本体から電力を供給されるため、PCのノイズが混入するケースがあります。
ノイズの対処法は種類によって異なります。まず以下の診断チャートで自分のノイズがどの種類かを確認してください。

ノイズ種類別 診断チャート
| ノイズの特徴 | ノイズの種類 | 主な原因 |
|---|---|---|
| ブーン・ジーという低音の継続音 | ハム音(グラウンドループ) | USBポートのグラウンドノイズ、電源系統の問題 |
| シーという高音の継続音 | ホワイトノイズ(フロアノイズ) | ゲイン設定が高すぎる、マイク本体の特性 |
| パチパチ・プツプツという断続音 | クリックノイズ | USB帯域不足、ドライバーの問題、バッファサイズ |
| 声に「うねり」が乗る | インターフェアランス(電磁干渉) | Wi-Fiルーター・スマートフォンの電磁波 |
| PCが動くとノイズが増える | PC内部ノイズ | GPU・CPUのノイズがUSBライン経由で侵入 |
対処法1:ハム音(グラウンドループ)を解消する
AT2020 USB+で最も多いノイズ問題がハム音(50Hzまたは60Hzの低音ノイズ)です。これは電源系統のグラウンド(アース)が不安定なことによるグラウンドループが原因です。
対処1-1:別のUSBポートに差し替える
最初に試すべきことはUSBポートの変更です。PCのフロントパネルのUSBポートは内部配線が長くノイズを拾いやすいため、背面のUSBポートに変更するだけで改善することがあります。
- AT2020 USB+のケーブルを現在のUSBポートから抜く
- PCの背面パネルにあるUSBポート(マザーボードに直結)に差し替える
- 録音・モニタリングでノイズが減ったか確認する
対処1-2:USB電源アダプター(ACアダプター)経由での接続
グラウンドループはPC本体の電源ノイズが原因のことが多く、電源供給ラインを分離するのが根本的な解決策です。
ただし、AT2020 USB+はUSBマスク電源(PCから給電)で動作するため、ACアダプターを直接接続することはできません。代わりにUSBオーディオアイソレーターを使うことで電気的な分離が可能です。
対処1-3:USBオーディオアイソレーターを使う
USBオーディオアイソレーターは、マイクとPCの間に挿入するデバイスで、グラウンドループを電気的に絶縁(アイソレーション)します。約3,000〜8,000円で入手でき、ハム音の解消に非常に効果的です。
- AT2020 USB+ → USBオーディオアイソレーター → PC(USBポート)の順に接続
- 録音・モニタリングでハム音が消えたか確認
⚠️ 注意:USBオーディオアイソレーターにはパワー(電力)を通せないタイプがあり、AT2020 USB+のような電力が必要なUSBマイクでは動作しない場合があります。購入前に「USB電力通過対応」か確認してください。

対処法2:ゲイン設定を見直してホワイトノイズを減らす
シーというホワイトノイズは、ゲイン(音量感度)が高すぎる場合に顕著になります。コンデンサーマイクはダイナミックマイクより感度が高いため、ゲインを上げすぎるとノイズフロアも一緒に増幅されます。
AT2020 USB+本体のゲイン調整
- AT2020 USB+の背面にあるゲインノブを時計回りに下げる方向で回す
- 声を出しながら、クリッピングせずに適切なレベルになる位置を探す
- 目安:ピーク時で-18dB〜-12dBが理想的
Windowsサウンド設定でのゲイン確認
- スタート → 設定 → システム → サウンド
- 入力欄でAT2020 USB+を選択し「デバイスのプロパティ」をクリック
- 音量スライダーを確認し、100より大きい場合は100に下げる
- 「追加のデバイスプロパティ」→「レベル」タブで「マイクブースト」が0dBになっているか確認
macOSでのゲイン確認
- システム環境設定 → サウンド → 入力タブを開く
- AT2020 USB+を選択し、入力音量スライダーを確認
- スライダーを下げてノイズが減るか確認(60〜70%が目安)
対処法3:USBハブ・延長ケーブルでノイズを低減
意外に効果的な方法として、セルフパワーUSBハブ(ACアダプター付きUSBハブ)を使う方法があります。セルフパワーハブはPC本体のUSB電源を直接使わず、独立したACアダプターから電力を供給するため、PCの電源ノイズをある程度遮断できます。
- セルフパワーUSBハブ(ACアダプター付き)を用意する
- USBハブをPCのUSBポートに接続
- AT2020 USB+をUSBハブに接続
- ノイズの変化を確認する
✅ ポイント:バスパワー(PCから給電)のUSBハブはノイズ低減効果がありません。必ずACアダプター付きのセルフパワーハブを選びましょう。
対処法4:部屋の電磁波干渉を取り除く
スマートフォン・Wi-Fiルーター・モニターなどの電磁波がコンデンサーマイクに干渉してノイズを引き起こすことがあります。
- 録音中はスマートフォンをマイクから離す(50cm以上)かフライトモードにする
- Wi-Fiルーターをマイクから遠ざける(できれば1m以上)
- PCモニターとマイクを近づけすぎない(インバーターノイズが混入する場合がある)
- 蛍光灯の近くでの使用を避ける(インバーター式の蛍光灯はノイズ源になる)
対処法5:DAWのノイズゲートを設定する
ハードウェアでのノイズ対策をしても残ってしまうホワイトノイズは、DAW(音楽制作ソフト)や配信ソフトのノイズゲートを使って除去できます。
OBSでのノイズゲート設定手順
- OBSを起動し、オーディオミキサーのAT2020 USB+チャンネルを右クリック
- 「フィルタ」を選択
- 「+」→「ノイズゲート」を追加
- 設定値の目安:
- 閾値(クローズ):-50〜-55dB(部屋のノイズレベル直下)
- 閾値(オープン):-40〜-45dB
- アタック:25ms
- ホールド:200ms
- リリース:150ms
- マイクに向かって声を出し、声の途切れがないか・無音時にノイズがカットされているかを確認
OBSでのノイズ抑制(RNNoise)設定手順
- OBSのフィルタで「ノイズ抑制」を追加
- 「RNNoise」を選択(AIベースのノイズ除去)
- リアルタイムでノイズが除去されることを確認

対処法6:USB-Cポートへの変更を試す
AT2020 USB+はUSB-A接続ですが、PCにUSB-Cポートがある場合、USB-A to USB-C変換アダプターを使って接続することで、異なる電源ライン・グラウンド系統を使えることがあります。
- USB-A(オス)→ USB-C(メス)変換アダプターを用意
- PCのUSB-Cポートにアダプターを接続し、AT2020 USB+を差す
- ノイズの変化を確認
それでもノイズが消えない場合:マイク側の問題かどうかを確認
上記の対処を全て試してもノイズが消えない場合、マイク本体の不具合の可能性があります。以下の方法で確認しましょう。
- 別のPCでAT2020 USB+を接続してノイズが出るか確認
- 別のUSBマイクを同じPCで使ってノイズが出るか確認
- 問題が「マイク本体のみ」であれば、Audio-Technicaサポートに連絡・修理・交換を依頼
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Audio-Technica AT2020 USB+ コンデンサーマイク
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USBオーディオアイソレーター ノイズ除去
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グラウンドループによるハム音を電気的に絶縁して解消
セルフパワーUSBハブ 7ポート ACアダプター付き
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よくある質問(FAQ)
Q1. 新品のAT2020 USB+なのにノイズが入るのはなぜ?
A. 新品でもPC側の電源・グラウンド環境に起因するノイズは発生します。マイクの不良ではなく、PCやUSBポートの電源品質が主な原因のケースがほとんどです。別のUSBポートを試す・USBアイソレーターを導入することで解消できます。
Q2. Macでは問題ないのにWindowsでノイズが出る場合は?
A. WindowsのPCは電源設計のバリエーションが多く、グラウンドが不安定なモデルが存在します。Windowsのサウンド設定で「マイクブースト」を0dBにする、USBポートを変更する、セルフパワーハブを使うなどを試してください。
Q3. ヘッドフォン出力からのノイズと録音ノイズは別?
A. AT2020 USB+にはヘッドフォン直接モニタリング端子があります。ここから聴こえるノイズと録音ファイルに入るノイズは、同じ原因の場合も別々の場合もあります。録音ファイルを確認して、どちらに問題があるかを切り分けましょう。
Q4. ノイズゲートを使うと会話が途切れることがある
A. ノイズゲートの「クローズ閾値」が高すぎると、小さな声や語尾が途切れます。閾値を少し下げて(例:-55dBに)調整し、ホールド時間を長めに設定(200〜300ms)してください。
Q5. USB延長ケーブルを使うとノイズが増える?
A. 安価な延長ケーブルはシールドが薄く、電磁干渉を受けやすいです。フェライトコア付きのUSB延長ケーブルを使うと、ノイズを軽減できます。ただし延長しすぎると信号品質が落ちるため、3m以内を推奨します。
Q6. AT2020 USB+のゲインノブはどこにある?
A. AT2020 USB+の背面下部にゲインダイヤルが配置されています。時計回りに回すとゲインが上がり、反時計回りに回すとゲインが下がります。無音時にシーというノイズが気になる場合は、このダイヤルを下げてみましょう。
Q7. RNNoiseノイズ抑制を使うとCPU負荷が高くなる?
A. RNNoise(AIノイズ除去)はリアルタイム処理のため、古いPCでは若干CPU負荷が上がります。ゲーム配信と同時使用の場合は注意が必要ですが、現代の一般的なCPU(Core i5以降)では通常問題になりません。
Q8. AT2020(XLR版)に乗り換えるべき?
A. AT2020(XLR版)はオーディオインターフェース経由での接続になるため、PCのグラウンドノイズとは切り離されます。USBノイズに悩んでいる方はXLR版に乗り換えることで根本的に解決するケースが多いです。ただしオーディオインターフェースの追加費用が発生します。
まとめ
AT2020 USB+のノイズ問題は、主にUSBポートのグラウンドノイズ・ゲイン設定・電磁干渉の3つが原因です。以下のチェックリストで順番に対処しましょう。
- ✅ 別のUSBポート(PCの背面)に差し替える
- ✅ ゲインノブを下げて適切なレベルに設定する
- ✅ Windowsのマイクブーストを0dBに設定する
- ✅ スマートフォンをマイクから遠ざける
- ✅ セルフパワーUSBハブ経由で接続を試す
- ✅ USBオーディオアイソレーターを導入する(ハム音に効果的)
- ✅ OBSでノイズゲート・ノイズ抑制を設定して残留ノイズをカット
AT2020 USB+はコストパフォーマンスの高いマイクです。適切な設定と環境を整えれば、クリアで高品質な録音が実現できます。
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