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【2026年最新版】Windowsのネットワーク共有フォルダ設定完全ガイド【家庭内LAN・アクセス制御】
「家のパソコン同士でファイルを共有したい」「NASを使わずにWindowsのフォルダを別のPCから見たい」「共有フォルダのアクセス権限を細かく設定したい」――Windowsのネットワーク共有機能を使えば、同じLAN(家庭内ネットワーク)に接続された複数のPCやデバイスの間でフォルダ・ファイルを簡単に共有できます。
本記事では、Windows 10・11でのネットワーク共有フォルダの設定方法を、基本的な手順から詳細なアクセス制御まで完全解説します。

この記事でわかること
- ネットワーク共有フォルダの仕組みと準備すること
- フォルダを共有に設定する手順(Windows 10・11対応)
- 共有フォルダへのアクセス権限(読み取り専用・読み書き)の設定方法
- 別のPCから共有フォルダにアクセスする方法
- ネットワークドライブとして割り当てる方法
- パスワード保護共有の設定
- よくあるトラブルと解決方法
ネットワーク共有フォルダの仕組みと事前準備
ネットワーク共有フォルダとは、特定のフォルダをネットワーク上の他のPCやデバイスからアクセスできるように設定したフォルダです。SMB(Server Message Block)というプロトコルを使って通信します。
共有フォルダを使うための前提条件
| 条件 | 確認方法 |
|---|---|
| 同じLAN内に接続されている | 同じルーターやWi-FiアクセスポイントにPC同士が接続されているか確認 |
| ネットワークプロファイルが「プライベート」に設定されている | 設定→ネットワークとインターネット→接続中のネットワークのプロパティで確認 |
| ファイルとプリンターの共有が有効になっている | 後述の共有の詳細設定で確認 |
| Windows Defenderファイアウォールで共有が許可されている | ファイアウォール設定で「ファイルとプリンターの共有」がオンか確認 |
STEP 0:ネットワークプロファイルを「プライベート」に設定する
- スタートメニュー→「設定」→「ネットワークとインターネット」を開く
- 接続中のWi-Fiまたはイーサネットをクリックする
- 「ネットワークプロファイルの種類」で「プライベートネットワーク」を選択する
重要:「パブリックネットワーク」に設定されているとファイル共有が機能しません。自宅・職場のネットワークは必ず「プライベートネットワーク」に設定してください。
ネットワーク共有の詳細設定を有効にする
STEP 1:ネットワーク探索とファイル共有を有効にする
- コントロールパネルを開く(スタートで「control」と検索)
- 「ネットワークと共有センター」→「共有の詳細設定の変更」をクリック
- 「プライベート(現在のプロファイル)」を展開する
- 以下の設定をオンにする:
- 「ネットワーク探索を有効にする」→「ネットワークに接続されているデバイスの自動セットアップを有効にする」にもチェック
- 「ファイルとプリンターの共有を有効にする」
- 「変更の保存」をクリックする

フォルダを共有に設定する手順
方法1:簡単共有(右クリックメニューから)
- 共有したいフォルダを右クリックする
- 「アクセスを許可する」→「特定のユーザー…」をクリックする
- 「ファイル共有」ダイアログが開く
- 共有するユーザーを選択する:
- Everyone:LAN内の誰でもアクセスできる
- 特定のユーザー名:そのWindowsアカウントのみアクセスできる
- ユーザーを選択して「追加」をクリックする
- アクセス許可レベルを設定する:
- 「読み取り」:内容の閲覧・コピーのみ可能
- 「読み取り/書き込み」:閲覧・コピー・追加・変更・削除が可能
- 「共有」ボタンをクリックして「完了」をクリックする
方法2:詳細設定からの共有(アクセス権限を細かく制御する場合)
- 共有したいフォルダを右クリック→「プロパティ」を開く
- 「共有」タブをクリックする
- 「詳細な共有…」をクリックする
- 「このフォルダーを共有する」にチェックを入れる
- 共有名を確認・変更する(ネットワーク上で表示される名前)
- 「アクセス許可」ボタンをクリックする
- ユーザーとアクセス権限を設定する:
- 「フルコントロール」:すべての操作が可能
- 「変更」:ファイルの読み書き・削除が可能
- 「読み取り」:閲覧のみ可能
- 「OK」→「OK」をクリックして保存する
共有名の先頭に「$」を付けて隠し共有にする
共有名の末尾に「$」記号を付けると(例:Documents$)、ネットワーク上のPC一覧には表示されない「隠し共有」になります。パスを直接指定した場合のみアクセスできるため、セキュリティが向上します。
別のPCから共有フォルダにアクセスする方法
方法1:ネットワークからアクセスする
- エクスプローラーを開く(Windowsキー+E)
- 左側のナビゲーションパネルで「ネットワーク」をクリックする
- 共有フォルダを設定したPCのコンピューター名が表示されるのでダブルクリックする
- 共有フォルダの一覧が表示されるので、アクセスしたいフォルダをダブルクリックする
「ネットワーク」に対象PCが表示されない場合は、次の直接パス指定の方法を試してください。
方法2:直接パス(UNCパス)でアクセスする
- エクスプローラーのアドレスバーに以下の形式でパスを入力する:
\\コンピューター名\共有フォルダ名 または \\IPアドレス\共有フォルダ名
例:\\DESKTOP-ABC123\Documents または \\192.168.1.10\Documents
- Enterキーを押すと接続される
- ユーザー名とパスワードの入力を求められた場合は、共有を設定したPCのWindowsアカウント情報を入力する
共有PCのコンピューター名・IPアドレスを確認する方法
コンピューター名の確認:
- スタートを右クリック→「システム」を開く
- 「デバイス名」に表示されている名前がコンピューター名
IPアドレスの確認:
- スタートで「cmd」と検索してコマンドプロンプトを開く
- 「ipconfig」と入力してEnterキーを押す(セキュリティツールのため間に空白なし)
- 「IPv4アドレス」の行に表示されているアドレス(例:192.168.1.10)がIPアドレス
ネットワークドライブとして割り当てる方法
共有フォルダをネットワークドライブ(Zドライブなど)として割り当てると、エクスプローラーのドライブ一覧から直接アクセスできるようになります。
ネットワークドライブの割り当て手順
- エクスプローラーを開く
- 「PC」を右クリック→「ネットワークドライブの割り当て」をクリックする
- ドライブ文字を選択する(Z・Y・Xなど任意)
- 「フォルダー」欄に共有フォルダのUNCパスを入力する(例:\\DESKTOP-ABC123\Documents)
- 「サインイン時に再接続する」にチェックを入れると、PC起動時に自動で接続される
- 「完了」をクリックする

パスワード保護共有の設定
パスワード保護共有を有効にすると、Windowsアカウントのユーザー名とパスワードを持つユーザーのみが共有フォルダにアクセスできるようになります。セキュリティが向上しますが、アクセス時に認証情報の入力が必要になります。
パスワード保護共有のオン・オフ
- コントロールパネル→「ネットワークと共有センター」→「共有の詳細設定の変更」を開く
- 「すべてのネットワーク」を展開する
- 「パスワード保護共有」のセクションで設定を選択する:
- 「パスワード保護共有を有効にする」:認証が必要(推奨)
- 「パスワード保護共有を無効にする」:ゲストとして誰でもアクセス可能
- 「変更の保存」をクリックする
アクセス資格情報を保存する(毎回入力を省略)
- 共有フォルダにアクセスした際に表示される認証ダイアログで「資格情報を記憶する」にチェックを入れる
- または、Windowsの「資格情報マネージャー」(コントロールパネル→ユーザーアカウント→資格情報マネージャー)で事前に登録できる
セキュリティを考慮した共有設定のベストプラクティス
| 推奨事項 | 理由 |
|---|---|
| 「Everyone」への「フルコントロール」は避ける | LAN内の誰でも削除・変更できてしまうため |
| 共有は必要最小限のフォルダに留める | Cドライブ全体など広範な共有はリスクが高い |
| パスワード保護共有を有効にする | 認証なしアクセスは家庭内LANでも推奨しない |
| 不要になった共有は解除する | 使わない共有をオープンにし続けるリスクを排除 |
| ゲストネットワーク(Wi-Fi)のデバイスには共有しない | ゲストWi-Fiとメインネットワークは分離が基本 |
よくある質問と解決方法
Q1. ネットワークに共有PCが表示されない
以下の項目を順番に確認してください。
- 両方のPCが同じルーターに接続されているか確認する
- 共有側PCのネットワークプロファイルが「プライベート」になっているか確認する
- 共有側PCで「ネットワーク探索を有効にする」がオンになっているか確認する
- Windows Defenderファイアウォールで「ファイルとプリンターの共有」が許可されているか確認する
- コンピューター名またはIPアドレスで直接アクセスを試みる(\\コンピューター名\共有名)
Q2. 共有フォルダにアクセスすると「アクセスが拒否されました」と表示される
以下の原因が考えられます。
- 共有フォルダのアクセス権限にアクセスしようとしているユーザーが含まれていない
- パスワード保護共有が有効で、入力した資格情報が正しくない
- NTFSのセキュリティ権限(「セキュリティ」タブ)で拒否設定がある
共有フォルダのプロパティ→「共有」タブ→「詳細な共有…」→「アクセス許可」で権限を再確認してください。
Q3. 共有フォルダに書き込みができない(読み取り専用になっている)
- 共有フォルダのプロパティ→「共有」タブ→「詳細な共有…」→「アクセス許可」で「フルコントロール」または「変更」が許可されているか確認する
- 「セキュリティ」タブでNTFSの権限も「書き込み」が許可されているか確認する
- SMB共有の権限とNTFS権限の両方が必要で、厳しい方が優先されます
Q4. PCを再起動するとネットワークドライブが接続されない
- ネットワークドライブの割り当て時に「サインイン時に再接続する」にチェックが入っているか確認する
- 共有側のPCがPCより先に起動しているか確認する(起動順序の問題)
- エクスプローラーで「PC」を右クリック→「ネットワークドライブの割り当て」で再設定する
Q5. スマートフォン(Android・iPhone)からも共有フォルダにアクセスしたい
SMBに対応したファイルマネージャーアプリを使うと、スマートフォンからも共有フォルダにアクセスできます。
- Android:「Solid Explorer」「MiXplorer」「X-plore File Manager」などのSMB対応アプリ
- iPhone・iPad:iOS標準の「ファイル」アプリ→「…」→「サーバーに接続」→SMBを選択してアドレスを入力
Q6. 共有を解除してフォルダの共有をやめたい
- 対象フォルダを右クリック→「プロパティ」→「共有」タブをクリック
- 「詳細な共有…」→「このフォルダーを共有する」のチェックを外す
- 「OK」→「閉じる」をクリックする
まとめ
Windowsのネットワーク共有フォルダを使えば、NASや外部サービスを使わずに家庭内・職場内のPC間でファイルを簡単に共有できます。設定のポイントは「ネットワークプロファイルをプライベートに」「ネットワーク探索とファイル共有を有効に」「適切なアクセス権限を設定する」の3点です。
| 設定項目 | 確認ポイント |
|---|---|
| ネットワークプロファイル | 「プライベートネットワーク」に設定する |
| ネットワーク探索 | 「有効にする」をオンにする |
| ファイルとプリンターの共有 | 「有効にする」をオンにする |
| フォルダのアクセス権限 | 必要最小限のユーザーに適切な権限を付与する |
| パスワード保護共有 | セキュリティのため有効にすることを推奨 |
初めて設定する場合は、まず小さなテスト用フォルダを共有して動作を確認してから、本番のフォルダに適用するとスムーズです。アクセス権限はなるべく「必要最低限」を意識して設定し、安全で便利なファイル共有環境を構築しましょう。
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