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毎回パスワードを入力するのは面倒・不安ではありませんか?
Windows 11には「Windows Hello」という生体認証機能が搭載されており、顔・指紋・PINでパソコンにサインインできます。パスワードよりも速く・安全にサインインできるうえ、フィッシング詐欺やパスワード漏えいのリスクも大幅に低減できます。
「設定してみたいけどやり方がわからない」「顔認証の精度が心配」という方のために、本記事ではWindows Helloの設定方法・セキュリティの仕組み・よくあるトラブルの解決方法を2026年最新情報をもとに丁寧に解説します。
この記事でわかること
- Windows Helloの顔認証・指紋認証・PINの違いと選び方
- 顔認証(カメラ)の設定手順
- 指紋認証(指紋センサー)の設定手順
- PINの設定・変更方法
- Windows Helloのセキュリティの仕組み
- よくあるトラブルと解決方法

Windows Helloの基本を理解する
Windows Helloとは?
Windows HelloはMicrosoftが開発した生体認証技術で、顔・指紋・PINを使ってWindowsにサインインする仕組みです。パスワードをネットワーク経由で送信しないため、パスワード漏えいのリスクがなく、フィッシング詐欺にも強い設計です。
3つの認証方法の比較
| 認証方法 | 必要なハードウェア | 速度 | おすすめのシーン |
|---|---|---|---|
| 顔認証 | IRカメラ(赤外線対応カメラ) | 最速(1秒以内) | ノートPC・デスクトップ(IR対応カメラあり) |
| 指紋認証 | 指紋センサー(内蔵またはUSB外付け) | 速い | 指紋センサー内蔵のノートPC |
| PIN | 特になし(標準装備) | 普通 | 生体センサーがないPCやバックアップ用 |
Windows HelloのPINはパスワードより安全?
一見「4〜8桁の数字」のPINはパスワードより弱そうに見えますが、Windows HelloのPINはデバイスに紐付けられており、そのPC上でしか使えません。パスワードはネットワーク経由で盗まれる可能性がありますが、PINはTPM(セキュリティチップ)に保存されているため、リモートから悪用できません。
STEP 1:Windows HelloのPINを設定する
PINの設定手順
- 「スタート」→「設定」(歯車アイコン)を開く
- 「アカウント」→「サインインオプション」をクリック
- 「PIN(Windows Hello)」をクリック
- 「設定する」をクリック
- 現在のMicrosoftアカウントのパスワードを入力して確認
- 新しいPINを入力(4〜127文字。英数字混在も可能)
- 「OK」をクリックして完了
PINを変更・削除する
- 変更:「サインインオプション」→「PIN」→「変更」をクリックして現在のPINを入力後、新しいPINを設定
- 削除:「サインインオプション」→「PIN」→「削除」(Microsoftアカウントでサインインしている必要あり)
STEP 2:顔認証を設定する
顔認証に必要なもの
Windows Helloの顔認証には、IR(赤外線)カメラが必要です。通常のWebカメラでは利用できません。多くのWindows 11対応ノートPCには最初からIRカメラが内蔵されています。自分のPCが対応しているかは「デバイスマネージャー」でカメラデバイスを確認するか、メーカーの仕様ページで確認してください。
顔認証の設定手順
- 「設定」→「アカウント」→「サインインオプション」を開く
- 「顔認識(Windows Hello)」をクリック
- 「設定する」をクリック
- カメラが起動し、顔をスキャンする画面が表示される
- 顔を画面の枠内に合わせて静止する(数秒でスキャン完了)
- 「完了」をクリックして設定終了
精度を向上させる追加学習
- 「サインインオプション」→「顔認識」→「精度向上」をクリック
- メガネあり・なし、照明の違いなど複数パターンで追加スキャン
- 認識率が向上し、暗い場所やメガネ着用時でも認識しやすくなる

STEP 3:指紋認証を設定する
指紋認証に必要なもの
指紋センサーが内蔵されているノートPC、またはUSB接続の外付け指紋センサーが必要です。指紋センサーはThinkPad・Surface・HP EliteBookなど多くのビジネス向けノートPCに内蔵されています。
指紋認証の設定手順
- 「設定」→「アカウント」→「サインインオプション」を開く
- 「指紋認識(Windows Hello)」をクリック
- 「設定する」をクリック
- PINの入力を求められたら入力する(PINが未設定の場合は先に設定)
- 「開始する」をクリック
- 指紋センサーに指を乗せて離す操作を数回繰り返す(画面の指示に従う)
- 「完了」をクリック
複数の指を登録する
「別の指を追加」をクリックして、利き手以外の指も登録しておくと、利き手が使えないときでも認証できて便利です。最大10本の指紋を登録できます。
登録した指紋を削除する
- 「サインインオプション」→「指紋認識」→「削除」をクリック
- 登録済みの指紋がすべて削除される
- 特定の指紋のみ削除したい場合は「指紋センサーの設定」から個別に削除
STEP 4:動的ロック(Dynamic Lock)で自動ロックを設定する
動的ロックとは?
Bluetoothでペアリングしたスマートフォンが離れると自動的にPCをロックする機能です。席を離れるたびに手動でロックする必要がなくなります。
動的ロックの設定手順
- スマートフォンとPCをBluetoothでペアリングしておく
- 「設定」→「アカウント」→「サインインオプション」を開く
- 「動的ロック」を展開
- 「PCから離れたことを検出したら、Windowsが自動的にデバイスをロックできるようにします」にチェックを入れる
- ペアリング済みのBluetoothデバイスが表示されることを確認
STEP 5:パスキー(Passkey)とWindows Helloの連携
パスキーとは?
パスキーはパスワードに代わる次世代の認証技術です。Windows 11ではWindows HelloがパスキーのPINコード(プロバイダー)として機能し、対応ウェブサイト・アプリへのサインインにWindows Helloの顔認証・指紋認証・PINが使えます。
パスキーの登録手順(対応サイトの場合)
- 対応ウェブサイト(Google・Microsoft・GitHubなど)の「セキュリティ設定」でパスキーを選択
- 「パスキーを作成」または「デバイスに保存」をクリック
- Windows HelloのPIN・顔・指紋で認証
- パスキーがPC(Windows Hello)に保存される
- 次回ログイン時、パスワード不要でWindows Helloで認証するだけでサインインできる

Windows Helloのセキュリティの仕組み
生体情報はどこに保存される?
顔・指紋のデータはTPM(Trusted Platform Module)セキュリティチップに暗号化して保存されます。クラウドやMicrosoftのサーバーには送信されません。つまり、生体情報が外部に漏れることはありません。
なりすましへの対策
- 顔認証:IRカメラを使用するため、2D写真では認証できない(3D赤外線スキャン)
- 指紋認証:静電容量式センサーで生きた指のみ認識(偽造指紋への対策あり)
- PIN:デバイスに紐付きのためリモートから使用不可
よくあるトラブルと解決方法
Q1. 顔認証が「このオプションは現在使用できません」と表示される
A:IRカメラが搭載されていない可能性があります。デバイスマネージャーで「カメラ」デバイスを確認し、「IR Camera」と表示されているものがあれば対応しています。表示がない場合、そのPCは顔認証に非対応です。
Q2. 顔認証が暗い場所で認識しない
A:IRカメラは赤外線を使うため、通常の暗い場所でも認証できますが、強い逆光(窓の前など)や濃い色のサングラスは認識を妨げることがあります。「精度向上」で追加スキャンを行うと改善します。
Q3. 指紋認証のエラーが多い
A:以下を試してください。
- 指紋センサーと指を清潔に保つ(汗・油が認識精度を下げる)
- 登録済みの指紋を削除して再登録(センサーに複数パターンで登録)
- 「Windows Update」でドライバーを最新版にする
Q4. PINを忘れてサインインできない
A:サインイン画面でPIN入力の下にある「PINを忘れた場合」をクリックします。Microsoftアカウントのパスワードで認証後、PINを再設定できます。
Q5. Windows Helloの設定項目がグレーアウトしている
A:組織(会社・学校)が管理するアカウントの場合、管理者ポリシーでWindows Helloが制限されている可能性があります。IT管理者に問い合わせてください。また、TPMが無効になっているPCでは一部機能が使えません。BIOSからTPMを有効化してください。
Q6. サインイン後にも毎回PINを求められる
A:「設定」→「アカウント」→「サインインオプション」→「サインインを要求する」の設定を確認してください。「PCのスリープ復帰時」→「なし」に変更すると求められなくなりますが、セキュリティは下がります。
Windows Hello設定チェックリスト
| 設定項目 | 推奨状態 |
|---|---|
| PINの設定 | 必ず設定(バックアップ認証として必須) |
| 顔認証(IR対応カメラあり) | 設定済み+精度向上済み |
| 指紋認証(センサーあり) | 複数の指を登録済み |
| 動的ロック | スマートフォンとペアリングして有効化 |
| TPM | BIOS上で有効(Windows 11必須) |
まとめ
Windows Helloの設定のポイントをまとめます。
- PINはすべてのPCで設定できる最初のステップ。まずPINを設定してから他の認証方法を追加する
- 顔認証にはIRカメラが必要。多くのWindows 11対応ノートPCに内蔵されている
- 指紋認証は複数の指を登録しておくと便利で安全
- 生体情報はTPMチップに保存され外部に送信されないため安全
- 動的ロックでBluetoothスマートフォンが離れると自動ロックになる
- パスキー対応サイトではパスワード不要でWindows Helloのみでサインインできる
Windows Helloを設定して、パスワード入力の手間を省きながらセキュリティを強化してみてください。
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