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【2026年最新版】Windowsのファイル履歴でファイルを自動バックアップ・復元する方法【完全ガイド】
「うっかりファイルを削除してしまった」「上書き保存してしまって元のデータに戻せない」「パソコンが壊れてデータが全部消えた」——こんな経験を一度でもしたことがある方は多いのではないでしょうか。
Windowsには、そうした事態に備える「ファイル履歴」という自動バックアップ機能が標準搭載されています。外付けHDDやUSBメモリを接続するだけで、指定したフォルダのファイルを定期的にバックアップし、過去のバージョンにいつでも復元できます。
本記事では、ファイル履歴の有効化から設定方法、実際の復元手順、よくあるトラブルの対処法まで、初心者の方にもわかりやすく解説します。

- ファイル履歴とは何か、何ができるのか
- 外付けHDD・USBメモリ・NASへの設定方法
- バックアップ頻度・保存期間のカスタマイズ方法
- 過去のバージョンからファイルを復元する手順
- バックアップが動かない場合の対処法
- OneDriveとの違いと使い分け方
ファイル履歴とは?何ができるのか
ファイル履歴(File History)は、Windows 8から搭載された機能で、特定のフォルダ内のファイルを定期的にバックアップし、過去の状態に復元できる機能です。
ファイル履歴でできること
- 指定したフォルダ(ライブラリ・デスクトップ・お気に入りなど)を自動バックアップ
- 1時間ごと、毎日など自由な間隔でバックアップを実行
- 誤って削除・上書きしたファイルを過去のバージョンから復元
- 最大で「無制限」の期間、バックアップを保持(ストレージ容量の許す限り)
ファイル履歴でできないこと
- Windowsシステム全体のバックアップ(これは「バックアップと復元(Windows 7)」機能の役割)
- バックアップドライブが接続されていない時のバックアップ
- システムドライブ(Cドライブ)全体のバックアップ
OneDriveとの違い
| 項目 | ファイル履歴 | OneDrive |
|---|---|---|
| 保存先 | 外付けHDD・USBメモリ・NAS(ローカル) | Microsoft のクラウドサーバー |
| インターネット不要 | 不要(ローカル完結) | 必要 |
| 無料容量 | ドライブの容量次第(制限なし) | 5GBまで無料(以降は有料) |
| バージョン保存 | 設定した期間分のバージョンを保持 | 30日分(Microsoft 365は180日分) |
| 災害・盗難対策 | 外付けドライブが手元にあれば安全 | クラウドなので物理的なリスクに強い |
理想は両方を組み合わせる「ダブルバックアップ」です。ローカルのファイル履歴で素早い復元を可能にしつつ、OneDriveで災害・盗難リスクをカバーできます。
バックアップ先(ドライブ)を準備する
ファイル履歴を使うには、バックアップ先となる別のドライブが必要です。
対応しているバックアップ先
| 種類 | 特徴 | おすすめ度 |
|---|---|---|
| 外付けHDD | 大容量・低コスト。USB接続で手軽 | ★★★★★ 最もおすすめ |
| 外付けSSD | 高速・耐衝撃性高。HDDより高価 | ★★★★☆ |
| USBメモリ | 安価・小型。容量が少なく書き込み回数に限界あり | ★★★☆☆ 一時的な用途向け |
| NAS(ネットワークHDD) | ネットワーク経由のバックアップ。設定が複雑 | ★★★★☆ 上級者向け |
Cドライブが故障した場合、同じCドライブ内にバックアップしていても復元できません。必ず外付けドライブや別のストレージを使用してください。
ファイル履歴を有効化する手順
Windows 11の場合
- 外付けHDD・USBメモリをパソコンに接続する
- 「スタート」ボタンをクリック→「設定」(歯車アイコン)を開く
- 「システム」→「ストレージ」→「ストレージの詳細設定」をクリック
- 「バックアップオプション」をクリック
- 「ドライブを追加」をクリック
- 接続した外付けドライブを選択する
- 「自動的にファイルをバックアップする」のトグルをオンにする

Windows 10の場合
- 外付けドライブをパソコンに接続する
- 「スタート」→「設定」(歯車アイコン)を開く
- 「更新とセキュリティ」をクリック
- 左メニューの「バックアップ」をクリック
- 「ドライブを追加」をクリック
- 接続した外付けドライブを選択する
- 「自動的にファイルをバックアップする」がオンになっていることを確認する
コントロールパネルから設定する方法(Windows 10/11共通)
- 「スタート」ボタンを右クリック→「検索」を開く
- 「コントロールパネル」と入力して開く
- 「システムとセキュリティ」→「ファイル履歴」をクリック
- 「オンにする」をクリックする
バックアップ頻度・保存期間を設定する
ファイル履歴の初期設定は「1時間ごと」にバックアップ、「無期限」で保存ですが、用途に合わせて変更できます。
詳細設定の手順
- コントロールパネル→「ファイル履歴」を開く
- 左メニューの「詳細設定」をクリック
設定できる項目
| 設定項目 | 選択肢 | おすすめ設定 |
|---|---|---|
| ファイルのコピーを保存する頻度 | 10分〜1日 | 1時間(デフォルト) |
| 保存されたバージョンを保持する期間 | 1ヶ月・3ヶ月・6ヶ月・1年・無制限など | 3ヶ月〜1年(容量次第) |
バックアップするフォルダを追加・除外する
デフォルトではライブラリ(ドキュメント・ピクチャ・ビデオなど)がバックアップ対象ですが、追加・除外もできます。
- コントロールパネル→「ファイル履歴」を開く
- 左メニューの「フォルダーの除外」をクリック
- 「追加」で除外するフォルダを指定(大容量の動画フォルダなど)
- 「変更の保存」をクリック
ファイル履歴は変更されたファイルのみ(差分)を保存するため、初回以降のバックアップ容量は小さくなります。外付けドライブの容量はバックアップ対象データの2〜3倍を目安に選ぶと余裕を持てます。
ファイルを過去のバージョンから復元する手順
誤って削除・上書きしたファイルを復元する方法を解説します。

方法①:設定画面から復元する
- 外付けドライブが接続されていることを確認する
- 「スタート」→「設定」→「システム」→「バックアップ」→「その他のオプション」→「現在のバックアップからファイルを復元する」をクリック
- (Windows 10の場合:「バックアップ」→「その他のオプション」→「ファイルを現在のバックアップから復元する」)
- バックアップされたファイルの一覧が表示される
- 左右の矢印で過去のバックアップ時点を選択する
- 復元したいファイル・フォルダを選択し、緑の「復元」ボタンをクリック
方法②:ファイルを右クリックして復元する(ファイルが残っている場合)
上書きされてしまったファイルを元のバージョンに戻したい場合、この方法が最も手軽です。
- 復元したいファイルを右クリックする
- 「以前のバージョンの復元」をクリック
- バックアップされたバージョンの一覧が表示される
- 希望のバージョンを選択し「復元」をクリック
方法③:コントロールパネルから復元する
- コントロールパネル→「ファイル履歴」を開く
- 左メニューの「個人用ファイルの復元」をクリック
- 過去のバックアップ時点を矢印で選択する
- 復元したいファイルをクリックして選択する
- 緑の丸い復元ボタンをクリックする
復元時の選択肢
- 「元の場所に復元」——同名ファイルが存在する場合は上書き確認が出る
- 「コピーを保持する」——既存ファイルを残しつつ、復元版も保存する(ファイル名に日時が付く)
- 「スキップ」——そのファイルの復元をスキップする
バックアップが動かない場合の対処法
問題①:「ドライブを選択できません」「ドライブが見つかりません」と表示される
原因と対処法:
- 外付けドライブが正しく接続されているか確認する(別のUSBポートに差し替える)
- ドライブが「エクスプローラー」に表示されているか確認する
- ドライブのファイルシステムがNTFS形式であることを確認する(exFATでは動作しない場合がある)
問題②:バックアップが自動で実行されない
原因と対処法:
- 外付けドライブが接続されていない——バックアップはドライブが接続されている時のみ実行される
- 「自動的にファイルをバックアップする」がオフになっていないか確認する
- バッテリー節約モードがオンになっていると自動バックアップが一時停止することがある(「電源と省電力」→「バッテリー節約機能」を確認)
問題③:バックアップドライブの容量が不足している
対処法:
- コントロールパネル→「ファイル履歴」→「詳細設定」→「バックアップを消去して容量を増やす」をクリックし、古いバックアップバージョンを削除する
- より大容量のドライブに切り替える
問題④:「ファイル履歴ドライブが切断されています」と繰り返し通知される
対処法:
- バックアップドライブを再接続する
- コントロールパネル→「ファイル履歴」→「ドライブの選択」で現在接続しているドライブを再選択する
- 別のドライブに変更する場合は「ドライブを変更する」をクリックして新しいドライブを設定する
問題⑤:ファイル履歴の設定がグレーアウトして変更できない
原因と対処法:
- 会社・学校のパソコンでは管理者ポリシーによりファイル履歴が制限されている場合がある
- 個人のパソコンで制限される場合は、管理者権限のアカウントでサインインし直して試す
NASにバックアップする方法(上級者向け)
NAS(ネットワーク接続ストレージ)は、Wi-Fiルーターに接続してネットワーク経由でアクセスできる外付けHDDです。外付けドライブとの違いはPCに直接接続せずに使える点で、常時電源が入っているためより確実な自動バックアップが可能です。
NASへのファイル履歴設定手順
- NASの共有フォルダのネットワークパス(例:\\NASのIPアドレス\共有フォルダ名)を確認する
- エクスプローラーのアドレスバーにネットワークパスを入力し、NASにアクセスできることを確認する
- コントロールパネル→「ファイル履歴」を開く
- 「ネットワークの場所を選択する」をクリック
- NASの共有フォルダを選択→「フォルダーの選択」をクリック
- 「このドライブを使う」をクリック
よくある質問(FAQ)
Q1. ファイル履歴はWindows 11でも使えますか?
はい、Windows 11でも使用できます。設定画面のデザインが変わりましたが、機能は同じです。コントロールパネルからの設定手順はWindows 10と共通です。
Q2. どのフォルダがバックアップされますか?
デフォルトでは、ライブラリ(ドキュメント・ピクチャ・ビデオ・ミュージック)、デスクトップ、お気に入り、連絡先、ダウンロードフォルダがバックアップ対象です。ただし、OneDriveの同期フォルダはデフォルトで除外される場合があります。
Q3. バックアップ中にパソコンは使えますか?
はい、バックアップはバックグラウンドで実行されるため、通常通りパソコンを使い続けられます。大量のファイルを初回バックアップする際は、処理が重くなる場合がありますが、一時的なものです。
Q4. 別のパソコンにバックアップデータを移行できますか?
はい、可能です。新しいパソコンに外付けドライブを接続し、ファイル履歴の「個人用ファイルの復元」からファイルを取り出せます。ただし、Windowsシステム設定・アプリ・ライセンスは移行されません。
Q5. バックアップドライブを交換・変更したい場合はどうすればいいですか?
コントロールパネル→「ファイル履歴」→「ドライブの選択」で新しいドライブを選択します。古いドライブのバックアップデータは新しいドライブには自動移行されませんが、古いドライブのデータは手動でコピーできます。
Q6. バックアップしたファイルが見当たらない場合は?
復元画面の矢印で時点をさかのぼって確認してください。バックアップが実行される前にファイルを削除した場合は、そのバックアップには含まれていません。また、バックアップ対象外のフォルダのファイルは復元できません。
Q7. OneDriveとファイル履歴の両方を使うとデータが重複しますか?
重複はします(同じファイルが2か所に保存される)が、これはむしろメリットです。OneDriveはクラウド上のバックアップ、ファイル履歴はローカルのバックアップとして、それぞれ役割が異なります。容量が気になる場合は、OneDriveフォルダをファイル履歴の除外対象に設定することもできます。
Q8. ファイル履歴を無効にしたい場合はどうすればいいですか?
コントロールパネル→「ファイル履歴」→「オフにする」をクリックします。すでに保存されたバックアップデータは自動では削除されません。不要であれば外付けドライブ内の「FileHistory」フォルダを手動で削除してください。
まとめ
Windowsのファイル履歴は、外付けドライブを用意するだけで使える強力な自動バックアップ機能です。設定も難しくなく、一度有効化しておくと「いつでも過去の状態に戻せる」安心感を得られます。
重要なポイントをまとめると:
- バックアップ先は必ずCドライブとは別の外付けドライブを用意する
- Windows 11は「設定」→「システム」→「ストレージ」から、Windows 10は「設定」→「バックアップ」から設定できる
- バックアップ頻度(10分〜1日)と保存期間(1ヶ月〜無制限)は用途に合わせて変更可能
- 復元はファイルの右クリック→「以前のバージョンの復元」が最も手軽
- OneDriveとの組み合わせがデータ保護の最強構成
「バックアップは大切だとわかっているが、面倒で後回しにしていた」という方は、今日すぐにファイル履歴を設定してください。一度設定するだけで、あとは自動でバックアップが続きます。大切なデータを失ってから後悔しないよう、今のうちに備えておきましょう。
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