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【2026年最新版】PCのリカバリーディスクの作成方法【完全ガイド】

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ある日突然PCが起動しなくなったとき、リカバリーディスク(回復ドライブ)があるかないかで、その後の対応は大きく変わります。

リカバリーディスクがあれば、Windowsの修復やシステムの復元、最悪の場合でも工場出荷状態への初期化が可能です。しかし、PCが正常に動いている「今」作っておかなければ、壊れてからでは手遅れです。

この記事では、Windows 10/11の回復ドライブの作成方法、システムイメージバックアップ、USBブートメディアの作成方法、さらにMacのリカバリ方法まで網羅的に解説します。

📌 この記事でわかること

  • リカバリーディスクの基本と必要性
  • Windowsの回復ドライブの作成方法
  • システムイメージバックアップの作成方法
  • Macのリカバリ機能について
  • USBブートメディア(インストールメディア)の作成方法
  • 各リカバリ方法の使い方とタイミング
回復ドライブ作成手順

リカバリーディスクとは?

リカバリーディスクとは、PCに問題が発生してOSが起動しなくなった場合に、システムを修復したり初期状態に戻したりするための特別なメディアのことです。

以前はPCに付属のDVDとして提供されていましたが、現在はUSBメモリに作成するのが主流です。メーカーによっては、ハードディスク内のリカバリーパーティションに格納されている場合もあります。

なぜリカバリーディスクが必要なのか

  • OSが起動しなくなった場合の修復手段として
  • ウイルス感染した場合にクリーンな状態に戻すため
  • SSD/HDDを交換した場合にOSを再インストールするため
  • PCの動作が著しく遅くなり、初期化したい場合
  • メーカーのリカバリーパーティションが破損した場合の保険として

リカバリー手段の種類と違い

リカバリー手段 内容 個人データ 必要な準備
回復ドライブ Windowsの修復ツール+初期化機能 消去される(初期化時) 16GB以上のUSBメモリ
システムイメージ ディスクの完全なコピー(丸ごとバックアップ) バックアップ時点に復元 外付けHDD(大容量)
インストールメディア Windowsのクリーンインストール 消去される 8GB以上のUSBメモリ
システムの復元ポイント システム設定を過去の時点に戻す 保持される 事前に復元ポイントが作成されていること
メーカーリカバリ 工場出荷状態に戻す 消去される リカバリーパーティションが残っていること

Windowsの回復ドライブの作成方法

回復ドライブは、Windowsが起動しなくなった場合にUSBメモリから起動して、システムの修復や初期化を行うためのツールです。

必要なもの

  • USBメモリ:16GB以上(32GBを推奨)
  • USBメモリの中身はすべて削除されますので、空のものか不要なデータのみ入っているものを使用してください
  • PCが正常に動作している状態で作成する必要があります

作成手順

ステップ1: タスクバーの検索ボックスに「回復ドライブ」と入力し、表示された「回復ドライブの作成」をクリックします。

ステップ2: ユーザーアカウント制御のダイアログが表示されたら、「はい」をクリックします。

ステップ3: 「システムファイルを回復ドライブにバックアップします」のチェックボックスが表示されます。

  • チェックあり(推奨):回復ドライブからWindowsの再インストールが可能になります。作成時間は長くなりますが、より完全な回復手段になります
  • チェックなし:修復ツールのみ。Windowsの再インストールには別途インストールメディアが必要

ステップ4: 「次へ」をクリックし、しばらく待ちます(システムファイルの準備に数分かかります)。

ステップ5: USBメモリを接続し、対象のUSBドライブを選択して「次へ」をクリックします。

⚠️ 注意: 選択したUSBメモリのデータはすべて削除されます。間違って他のUSBドライブを選択しないよう注意してください。

ステップ6: 「作成」をクリックして、回復ドライブの作成を開始します。システムファイルのバックアップを含む場合、30分〜1時間程度かかります。

ステップ7: 「回復ドライブの準備ができました」と表示されたら「完了」をクリックします。

回復ドライブの使い方

  1. PCの電源が切れた状態で、回復ドライブ(USBメモリ)を接続します
  2. PCの電源を入れ、USBから起動します(起動時にF12やESCキーを押してブートメニューを表示し、USBドライブを選択)
  3. キーボードレイアウトを選択します(「Microsoft IME」を選択)
  4. 「オプションの選択」画面で以下のメニューが表示されます:
    • トラブルシューティング詳細オプション:スタートアップ修復、システムの復元、コマンドプロンプトなどの修復ツールにアクセス
    • ドライブから回復する:PCを初期状態に戻す(データは消去されます)
システムイメージ作成

システムイメージバックアップの作成方法

システムイメージとは、ディスクの完全なスナップショットです。OS、アプリケーション、設定、個人ファイルすべてが含まれるため、問題が発生した場合にイメージ作成時点の状態に丸ごと復元できます。

必要なもの

  • 外付けHDDまたはSSD:PCのCドライブの使用量以上の空き容量が必要
  • ネットワークドライブ(NASなど)にも保存可能

作成手順(Windows 10/11)

ステップ1: コントロールパネルを開きます(タスクバーの検索で「コントロールパネル」と入力)。

ステップ2: 「システムとセキュリティ」→「バックアップと復元(Windows 7)」をクリックします。名前は「Windows 7」ですが、Windows 10/11でも使用可能です。

ステップ3: 左側のメニューから「システムイメージの作成」をクリックします。

ステップ4: バックアップの保存先を選択します。

  • ハードディスク上:外付けHDD/SSDに保存(最も一般的で高速)
  • 1つ以上のDVD上:DVDに分割保存(大容量だと枚数が多くなるため非推奨)
  • ネットワークの場所上:NASやファイルサーバーに保存

ステップ5: バックアップに含めるドライブを確認します。通常はCドライブ(システム)と、システムパーティションが自動的に選択されます。

ステップ6: 「バックアップの開始」をクリックします。ディスクの使用量に応じて、30分〜数時間かかります。

ステップ7: バックアップ完了後、「システム修復ディスクを作成しますか?」と聞かれます。回復ドライブをまだ作成していない場合は作成をおすすめします。

システムイメージからの復元方法

  1. 回復ドライブ(USBメモリ)やインストールメディアからPCを起動します
  2. 「トラブルシューティング」→「詳細オプション」→「イメージでシステムを回復」を選択
  3. バックアップが保存されている外付けHDD/SSDを接続します
  4. 復元するイメージを選択し、手順に従って復元を実行します

💡 ポイント: システムイメージは月に1回程度の頻度で定期的に作成するのがおすすめです。新しいソフトのインストール後や、大きな設定変更の後にも作成しておくと安心です。

Macのリカバリ方法

macOS復旧(macOS Recovery)

MacにはmacOS復旧機能が内蔵されており、USBメモリなしでもシステムの修復や再インストールが可能です。

macOS復旧の起動方法

Macの種類 起動方法
Apple Silicon(M1/M2/M3/M4) 電源ボタンを長押しして「起動オプション」画面が表示されたら「オプション」→「続ける」
Intel Mac 電源投入後すぐにCommand + Rを押し続ける

macOS復旧でできること

  • macOSの再インストール:現在のバージョンのmacOSをクリーンインストール
  • ディスクユーティリティ:ディスクの修復、フォーマット
  • Time Machineから復元:バックアップからシステムを復元
  • Safari:インターネット経由でヘルプ情報を閲覧
  • ターミナル:コマンドラインによる詳細な操作

Time Machineバックアップの設定

MacではApple純正のTime Machine機能を使って、自動的かつ定期的なバックアップを取ることをおすすめします。

  1. 外付けHDD/SSDをMacに接続します
  2. システム設定→一般→Time Machineを開きます
  3. 「バックアップディスクを追加…」をクリックし、外付けドライブを選択
  4. 初回のバックアップが自動的に開始されます

Time Machineはドライブが接続されている間、1時間ごとに自動バックアップを行います。過去24時間の毎時バックアップ、過去1ヶ月の毎日バックアップ、それ以前の毎週バックアップが保存され、ディスクがいっぱいになると古いバックアップから自動的に削除されます。

USBブートメディア(インストールメディア)の作成方法

Windowsのインストールメディア(USBブートメディア)は、OSをゼロからインストールする場合に使用します。回復ドライブとは異なり、任意のPCにWindowsをインストールできるため、SSD交換後のOS再インストールにも使えます。

必要なもの

  • USBメモリ:8GB以上(16GB推奨)
  • インターネット接続:ツールのダウンロードとWindowsのダウンロードに必要
  • 正常に動作するPC:メディア作成用(Windows、Macどちらでも可)

Windows Media Creation Toolを使った作成方法

ステップ1: Microsoftの公式サイトから「メディア作成ツール」をダウンロードします。「Windows 11 インストール メディア作成」で検索するとアクセスできます。

ステップ2: ダウンロードしたツールを実行し、ライセンス条項に同意します。

ステップ3: 「別のPCのインストールメディアを作成する」を選択して「次へ」をクリックします。

ステップ4: 言語、エディション、アーキテクチャを選択します。通常はデフォルト(「このPCにおすすめのオプションを使う」)のままで問題ありません。

ステップ5: 「USBフラッシュドライブ」を選択して「次へ」をクリックします。

ステップ6: USBメモリを接続し、対象のドライブを選択して「次へ」をクリックします。

ステップ7: Windowsのダウンロードとメディアの作成が始まります。インターネット速度にもよりますが、15〜30分程度かかります。

ステップ8: 「USBフラッシュドライブの準備ができました」と表示されたら完了です。

インストールメディアからの起動方法

PCメーカー ブートメニューキー
Dell F12
HP F9
Lenovo F12
ASUS F8 またはESC
Acer F12
Microsoft Surface 音量下げボタン+電源ボタン
リカバリ使用方法

どのリカバリー方法をいつ使うべきか

状況 おすすめの方法 理由
PCが起動しなくなった 回復ドライブ→スタートアップ修復 まず修復を試みる。データを保持できる可能性あり
最近の更新で不具合が出た システムの復元ポイント 更新前の状態に戻せる。データは保持される
ウイルスに感染した システムイメージから復元 感染前の完全な状態に戻せる
PCを初期状態に戻したい 回復ドライブ→ドライブから回復 工場出荷状態に近い状態に復元
SSD/HDDを交換した インストールメディア 新しいドライブにOSを新規インストール
PCを売却・譲渡する インストールメディアでクリーンインストール 個人データを完全に消去してOSだけの状態にできる

リカバリーに関するよくある質問(FAQ)

Q. 回復ドライブとインストールメディアの違いは何ですか?

回復ドライブは特定のPCのためのリカバリーツールで、作成したPCの修復・初期化に使います。そのPCに関連するドライバーやメーカー固有のリカバリデータも含まれます。一方、インストールメディアはMicrosoft公式のWindowsインストーラーで、どのPCにも使用できます。ただし、メーカー固有のドライバーやアプリは含まれないため、インストール後に別途ドライバーのインストールが必要になります。

Q. 回復ドライブ作成後、USBメモリは他の用途に使えますか?

使えません。回復ドライブとして使用するUSBメモリは、その用途専用にしておく必要があります。他のファイルを保存したり、フォーマットしたりすると、回復ドライブとしての機能が失われます。安全な場所に保管し、ラベルを貼って識別できるようにしておきましょう。

Q. 回復ドライブはどのくらいの頻度で作り直すべきですか?

Windowsの大型アップデート(年1〜2回)の後に作り直すのがおすすめです。Windows 11の場合、毎年秋に大型アップデートが配信されるので、そのタイミングで新しい回復ドライブを作成しましょう。古い回復ドライブでも基本的な修復機能は使えますが、最新のWindowsバージョンに対応した回復ドライブの方が安心です。

Q. リカバリーでWindowsのライセンスはどうなりますか?

Windows 10/11のライセンスはハードウェア(マザーボード)に紐づいているため、回復ドライブやインストールメディアからの再インストール後も、インターネットに接続すれば自動的にライセンス認証されます。プロダクトキーの入力は通常不要です。ただし、マザーボードを交換した場合は再認証が必要になることがあります。

Q. MacにはTime Machine以外のバックアップ方法はありますか?

はい、いくつかの方法があります。iCloudバックアップでデスクトップや書類フォルダをクラウドに保存する方法、ディスクユーティリティでディスクイメージ(.dmg)を作成する方法、サードパーティのCarbon Copy ClonerSuperDuper!でブータブルクローンを作成する方法などがあります。最もおすすめなのはTime Machineですが、追加の安全策として他の方法も併用すると万全です。

Q. 回復ドライブの作成中に「回復ドライブを作成できません」エラーが出ます

このエラーの主な原因は以下の通りです。①USBメモリの容量が不足している(32GBのUSBメモリで試してみてください)。②USBメモリに不良セクタがある(別のUSBメモリで試す)。③セキュリティソフトが干渉している(一時的に無効にして試す)。④回復パーティションが破損している(この場合はインストールメディアの作成を代替手段として使用してください)。

Q. システムイメージのバックアップはどのくらいの容量が必要ですか?

システムイメージはCドライブの使用済み容量とほぼ同じサイズになります。例えば、256GBのSSDで150GBを使用している場合、システムイメージは約150GB程度になります。外付けHDD/SSDは、複数世代のバックアップを保存できるよう、Cドライブの2〜3倍の容量を確保しておくことをおすすめします。1TBの外付けHDDがあれば、ほとんどのケースで十分です。

まとめ

リカバリーディスク(回復ドライブ)は、PCトラブルへの最強の備えです。PCが正常に動いている今のうちに、必ず作成しておきましょう。

ポイント 内容
最優先で作るべき 回復ドライブ(16GB以上のUSBメモリ)
データも含めて復元したい システムイメージバックアップ(外付けHDDに保存)
クリーンインストールしたい インストールメディア(8GB以上のUSBメモリ)
Macの場合 macOS復旧が内蔵。Time Machineで定期バックアップ推奨
更新タイミング Windowsの大型アップデート後に作り直す

「備えあれば憂いなし」の言葉通り、リカバリーディスクはPCの保険のようなものです。この記事を読んだら、まず回復ドライブの作成から始めてみてください。USBメモリ1本あれば10分ほどで作成できます。

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