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【2026年最新版】Windowsのコマンドプロンプトの使い方・基本コマンド入門【初心者ガイド】

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Windowsパソコンを使っていると、「コマンドプロンプト」という言葉を目にすることがありませんか?ネットでトラブルの解決方法を調べると「コマンドプロンプトを開いて○○と入力してください」と書かれていることも多いですよね。

しかし、プログラマーやエンジニアでない限り、コマンドプロンプトを日常的に使っている方は少ないでしょう。「黒い画面に文字を打ち込む」というだけで、なんだか難しそうに感じてしまうものです。

結論から言うと、コマンドプロンプトは覚えてしまえば非常に便利なツールです。ファイル操作、ネットワーク診断、システム情報の確認など、マウス操作では時間がかかる作業を一瞬で実行できます。

この記事では、コマンドプロンプトを一度も使ったことがない初心者の方でも安心して始められるよう、基本的な使い方から実用的なコマンドまで、ステップバイステップで丁寧に解説します。

コマンドプロンプトの起動方法

この記事でわかること

  • コマンドプロンプトとは何か、どんな場面で役立つのか
  • コマンドプロンプトの起動方法(複数の方法を紹介)
  • 初心者が最初に覚えるべき基本コマンド一覧
  • ファイル操作・フォルダ移動の具体的な手順
  • ネットワーク関連の便利なコマンド
  • システム情報を確認するコマンド
  • トラブルシューティングに使えるコマンド
  • コマンドプロンプトを使う上での注意点

コマンドプロンプトとは?

コマンドプロンプト(Command Prompt)とは、Windowsに標準搭載されているテキストベースのインターフェースです。通常、パソコンの操作はマウスでアイコンをクリックして行いますが、コマンドプロンプトではキーボードからコマンド(命令文)を入力して操作します。

見た目は黒い背景に白い文字が表示されるウィンドウで、「CUI(Character User Interface)」とも呼ばれます。普段使っているデスクトップ画面は「GUI(Graphical User Interface)」と呼ばれ、視覚的にわかりやすいのが特徴です。

コマンドプロンプトが役立つ場面

場面 具体例 メリット
ネットワークトラブルの診断 インターネットに繋がらない時の原因調査 GUIでは見えない詳細情報を確認できる
大量のファイル操作 100個のファイル名を一括変更 マウス操作より圧倒的に速い
システム情報の確認 PCのスペック、OSバージョンの確認 必要な情報を正確に取得できる
トラブルシューティング Windowsの修復、ディスクチェック GUIにはない修復機能が使える
自動化・効率化 バッチファイルで定期作業を自動実行 繰り返し作業を大幅に効率化できる

コマンドプロンプトとPowerShellの違い

Windows 10以降では「PowerShell」というツールも搭載されています。どちらもテキストベースの操作ツールですが、以下のような違いがあります。

項目 コマンドプロンプト PowerShell
歴史 MS-DOS時代から搭載 Windows 7以降で本格搭載
難易度 初心者向け・シンプル 中〜上級者向け・高機能
できること 基本的なファイル操作、ネットワーク診断 システム管理、スクリプト作成、高度な自動化
コマンド互換性 従来のDOSコマンドのみ DOSコマンドにも対応(さらに独自コマンドあり)

初心者の方はまずコマンドプロンプトから始めることをおすすめします。基本的なコマンドを理解した後、必要に応じてPowerShellに移行するとスムーズです。

コマンドプロンプトの起動方法

コマンドプロンプトを起動する方法はいくつかあります。使いやすい方法を選んでください。

方法1:スタートメニューから検索する(最も簡単)

  1. キーボードのWindowsキーを押す(画面左下のWindowsアイコンでもOK)
  2. 検索バーに「cmd」と入力する
  3. 検索結果に表示される「コマンドプロンプト」をクリックする

※管理者権限が必要な操作を行う場合は、「コマンドプロンプト」を右クリックして「管理者として実行」を選択してください。

方法2:「ファイル名を指定して実行」から起動する

  1. Windowsキー + Rを同時に押す
  2. 「ファイル名を指定して実行」ダイアログが表示される
  3. 「cmd」と入力してEnterキーを押す

方法3:エクスプローラーのアドレスバーから起動する

  1. エクスプローラー(フォルダ)を開く
  2. 上部のアドレスバーをクリックする
  3. 「cmd」と入力してEnterキーを押す

この方法のメリットは、現在開いているフォルダをカレントディレクトリとしてコマンドプロンプトが起動することです。特定のフォルダで作業したい場合に便利です。

方法4:Windows ターミナルから起動する(Windows 11)

  1. Windowsキー + Xを同時に押す(スタートボタンを右クリックでもOK)
  2. メニューから「ターミナル」を選択する
  3. タブの「+」ボタン横の下矢印をクリックし、「コマンドプロンプト」を選択する
ファイル操作の基本コマンド

コマンドプロンプトの基本操作

コマンドプロンプトを使う前に、基本的な操作方法を理解しておきましょう。

画面の見方

コマンドプロンプトを起動すると、以下のような表示が現れます。

C:\Users\YourName>

この表示の意味は以下の通りです。

  • C:\Users\YourName:現在いるフォルダの場所(カレントディレクトリ)
  • >:ここにコマンドを入力するという目印

コマンドの入力ルール

  • コマンドを入力したらEnterキーで実行する
  • 大文字と小文字は区別されない(dirもDIRも同じ)
  • コマンドの後にスペースを空けてオプション(引数)を付けられる
  • 実行中のコマンドを中断するには Ctrl + C を押す

便利なキーボードショートカット

ショートカット 機能
↑キー(上矢印) 前に入力したコマンドを呼び出す
↓キー(下矢印) 次に入力したコマンドに移動する
Tab キー ファイル名やフォルダ名を自動補完する
Ctrl + C 実行中のコマンドを中止する
Ctrl + V テキストを貼り付ける(Windows 10以降)
cls と入力してEnter 画面をクリア(きれいに)する

初心者が最初に覚えるべき基本コマンド一覧

ここでは、コマンドプロンプトで最もよく使う基本コマンドを紹介します。まずはこの一覧を覚えれば、日常的な操作は十分にこなせます。

コマンド 機能 使用例
dir フォルダ内のファイル一覧を表示 dir
cd フォルダを移動する cd Documents
mkdir 新しいフォルダを作成する mkdir NewFolder
copy ファイルをコピーする copy file.txt D:\backup\
move ファイルを移動する move file.txt D:\backup\
del ファイルを削除する del file.txt
ren ファイル名を変更する ren old.txt new.txt
type ファイルの内容を表示する type readme.txt
cls 画面をクリアする cls
exit コマンドプロンプトを閉じる exit

ファイル・フォルダ操作のコマンド詳細

ここからは、各コマンドの詳しい使い方を具体的な例とともに解説します。

dir ― フォルダの中身を一覧表示する

dirコマンドは、現在いるフォルダ内のファイルとサブフォルダの一覧を表示します。エクスプローラーでフォルダを開いたときに見える内容と同じものが、テキストで表示されます。

C:\Users\YourName> dir

よく使うオプション:

コマンド 説明
dir /w ファイル名だけを横並びで表示する(見やすい)
dir /s サブフォルダ内も含めてすべて表示する
dir /a 隠しファイルも含めてすべて表示する
dir *.txt .txtファイルだけを表示する
dir /o:n 名前順に並べ替えて表示する

cd ― フォルダを移動する

cd(Change Directory)コマンドは、現在の作業フォルダを変更します。

REM 「Documents」フォルダに移動する
C:\Users\YourName> cd Documents

REM 一つ上のフォルダに戻る
C:\Users\YourName\Documents> cd ..

REM Cドライブの直下に移動する
C:\Users\YourName> cd \

REM 別のドライブ(Dドライブ)に移動する
C:\> cd /d D:\Data

ポイント:

  • cd .. で一つ上の階層に戻れる
  • cd \ でドライブの一番上(ルート)に戻れる
  • 別のドライブに移動するときは /d オプションを付ける
  • フォルダ名にスペースが含まれる場合は cd "Program Files" のようにダブルクォーテーションで囲む

mkdir ― 新しいフォルダを作成する

mkdir(Make Directory)コマンドは、新しいフォルダを作成します。mdと省略して入力することもできます。

REM 「TestFolder」という名前のフォルダを作成
C:\Users\YourName> mkdir TestFolder

REM 階層の深いフォルダを一度に作成(親フォルダも自動作成される)
C:\Users\YourName> mkdir Projects\Web\CSS

copy ― ファイルをコピーする

copyコマンドは、ファイルを別の場所にコピーします。元のファイルはそのまま残ります。

REM ファイルを別のフォルダにコピー
C:\Users\YourName> copy report.txt D:\Backup\

REM コピーしながら名前を変更
C:\Users\YourName> copy report.txt report_backup.txt

REM フォルダ内の全テキストファイルをコピー
C:\Users\YourName> copy *.txt D:\Backup\

move ― ファイルを移動する

moveコマンドは、ファイルを別の場所に移動します。コピーとは違い、元の場所からファイルがなくなります

REM ファイルをDドライブに移動
C:\Users\YourName> move report.txt D:\Archive\

REM フォルダの名前を変更する(moveでリネーム可能)
C:\Users\YourName> move OldFolder NewFolder

del ― ファイルを削除する

delコマンドは、ファイルを削除します。ゴミ箱を経由せず完全に削除されるため、実行前に十分注意してください。

REM 特定のファイルを削除
C:\Users\YourName> del oldfile.txt

REM 削除前に確認メッセージを表示する(安全)
C:\Users\YourName> del /p oldfile.txt

REM フォルダ内のすべてのテキストファイルを削除
C:\Users\YourName> del *.txt

⚠ 注意:delコマンドで削除したファイルはゴミ箱に入りません。復元が非常に困難になるため、大切なファイルは事前にバックアップを取ってから実行しましょう。

ren ― ファイル名を変更する

ren(rename)コマンドは、ファイル名やフォルダ名を変更します。

REM ファイル名を変更
C:\Users\YourName> ren document.txt report.txt

REM すべての.txtファイルを.bakに変更
C:\Users\YourName> ren *.txt *.bak

ネットワーク関連のコマンド

コマンドプロンプトが最も活躍する場面の一つが、ネットワークのトラブルシューティングです。インターネットに繋がらない、通信が遅いなどの問題を調査するときに重宝します。

ネットワーク確認コマンド

ping ― 接続確認を行う

pingコマンドは、指定した相手先との通信が正常に行えるかを確認します。ネットワークトラブルの最初の診断に使います。

REM Googleのサーバーに接続確認
C:\Users\YourName> ping google.com

REM ルーター(Wi-Fiの親機)に接続確認
C:\Users\YourName> ping 192.168.1.1

REM 回数を指定して接続確認(10回)
C:\Users\YourName> ping -n 10 google.com

結果の読み方:

  • 「応答あり(Reply from …)」 → 正常に通信できている
  • 「要求がタイムアウトしました」 → 通信できていない(ネットワークに問題あり)
  • 「time=○○ms」 → 応答にかかった時間(小さいほど通信が速い)

ip​config ― ネットワーク設定を確認する

ip​configコマンドは、パソコンのネットワーク設定情報を表示します。IPアドレスやDNSサーバーの確認に使います。

REM 基本的なネットワーク情報を表示
C:\Users\YourName> ip​config

REM 詳細なネットワーク情報を表示(DNSサーバーなど)
C:\Users\YourName> ip​config /all

REM DNSキャッシュをクリアする(接続トラブル時に有効)
C:\Users\YourName> ip​config /flushdns

REM IPアドレスを再取得する
C:\Users\YourName> ip​config /release
C:\Users\YourName> ip​config /renew

確認できる主な情報:

  • IPv4 アドレス:パソコンに割り当てられたIPアドレス(例:192.168.1.10)
  • サブネットマスク:ネットワークの範囲を示す値
  • デフォルト ゲートウェイ:ルーターのIPアドレス
  • DNS サーバー:ドメイン名をIPアドレスに変換するサーバー

tracert ― 通信経路を追跡する

tracert(トレースルート)コマンドは、データが相手先に届くまでに通過するルーター(中継地点)を一覧表示します。どこで通信が遅くなっているか、どこで止まっているかを調査できます。

C:\Users\YourName> tracert google.com

結果に表示される各行が中継地点で、「* * * 要求がタイムアウトしました」と表示される箇所があれば、その地点で問題が発生している可能性があります。

netstat ― ネットワーク接続状況を確認する

netstatコマンドは、現在パソコンが行っているネットワーク接続の一覧を表示します。不審な通信がないか確認する場合などに使います。

REM 現在のネットワーク接続を表示
C:\Users\YourName> netstat

REM 接続に使われているプログラム名も表示
C:\Users\YourName> netstat -b

REM すべての接続とリスニングポートを表示
C:\Users\YourName> netstat -an

nslookup ― DNSの名前解決を確認する

nslookupコマンドは、ドメイン名(例:google.com)に対応するIPアドレスを調べます。DNS関連のトラブル調査に使います。

C:\Users\YourName> nslookup google.com
C:\Users\YourName> nslookup minto.tech

システム情報・管理のコマンド

パソコンの状態を確認したり、簡単なメンテナンスを行うためのコマンドを紹介します。

systeminfo ― パソコンの詳細情報を確認する

systeminfoコマンドは、OS名、バージョン、メモリ容量、ネットワークカード情報など、パソコンの詳細なスペック情報を一覧で表示します。

C:\Users\YourName> systeminfo

表示される情報量が多いため、特定の情報だけを抽出することもできます。

REM OS名だけを抽出して表示
C:\Users\YourName> systeminfo | find "OS 名"

REM メモリ情報だけを抽出して表示
C:\Users\YourName> systeminfo | find "メモリ"

tasklist ― 実行中のプログラムを一覧表示する

tasklistコマンドは、現在パソコンで動作しているすべてのプログラム(プロセス)を一覧表示します。タスクマネージャーのテキスト版のようなものです。

REM 実行中の全プロセスを表示
C:\Users\YourName> tasklist

REM 特定のプログラムを検索(例:Chrome)
C:\Users\YourName> tasklist | find "chrome"

taskkill ― プログラムを強制終了する

taskkillコマンドは、フリーズして応答しなくなったプログラムを強制的に終了させます。

REM プログラム名を指定して終了
C:\Users\YourName> taskkill /im notepad.exe

REM 強制終了する場合
C:\Users\YourName> taskkill /im notepad.exe /f

REM プロセスID(PID)を指定して終了
C:\Users\YourName> taskkill /pid 12345

⚠ 注意:システムに必要なプロセスを終了させると、Windowsが不安定になる場合があります。わからないプロセスは終了させないでください。

chkdsk ― ディスクのエラーチェック

chkdsk(Check Disk)コマンドは、ハードディスクやSSDのエラーをチェックし、修復を試みます。管理者権限のコマンドプロンプトで実行する必要があります。

REM Cドライブのエラーチェック(読み取りのみ)
C:\> chkdsk C:

REM エラーの自動修復も行う
C:\> chkdsk C: /f

REM 不良セクタも検査する(時間がかかる)
C:\> chkdsk C: /r

sfc ― システムファイルの整合性チェック

sfc(System File Checker)コマンドは、Windowsのシステムファイルが壊れていないかチェックし、問題があれば自動修復します。Windowsの動作がおかしいときに試すと効果的です。

REM システムファイルの検証と修復(管理者権限必須)
C:\> sfc /scannow

完了までに10〜30分程度かかる場合があります。途中で中断せずに最後まで実行してください。

知っておくと便利な応用テクニック

コマンドの結果をファイルに保存する(リダイレクト)

コマンドの実行結果は通常画面に表示されますが、ファイルに保存することもできます。

REM dirの結果をファイルに保存(上書き)
C:\Users\YourName> dir > filelist.txt

REM dirの結果をファイルに追記
C:\Users\YourName> dir >> filelist.txt

REM systeminfoの結果を保存
C:\Users\YourName> systeminfo > pcinfo.txt

> は新規作成(上書き)、>> は既存ファイルへの追記です。テキストファイルに保存されるので、後からメモ帳で内容を確認できます。

コマンドの結果を絞り込む(パイプとfind)

|(パイプ)とfindコマンドを組み合わせると、大量の結果から必要な情報だけを抽出できます。

REM tasklistの結果から「chrome」を含む行だけ表示
C:\Users\YourName> tasklist | find "chrome"

REM ip​configの結果からIPv4アドレスだけ表示
C:\Users\YourName> ip​config | find "IPv4"

REM dirの結果から.pdfファイルだけ表示
C:\Users\YourName> dir /s | find ".pdf"

helpコマンドでヘルプを見る

コマンドの使い方がわからないときは、helpコマンドやコマンド名に/?を付けて実行すると、詳しい説明が表示されます。

REM 使えるコマンドの一覧を表示
C:\Users\YourName> help

REM 特定のコマンドのヘルプを表示
C:\Users\YourName> dir /?
C:\Users\YourName> copy /?

よくあるトラブルと対処法

「’○○’ は、内部コマンドまたは外部コマンド…として認識されていません」と表示される

このエラーは、入力したコマンド名が間違っているか、そのコマンドが存在しないパスにある場合に表示されます。

対処法:

  • コマンドのスペル(綴り)を再確認する
  • コマンド名とオプションの間にスペースが入っているか確認する
  • 管理者権限が必要なコマンドの場合、管理者として実行し直す

「アクセスが拒否されました」と表示される

管理者権限が必要なコマンドを通常のコマンドプロンプトで実行した場合に表示されます。

対処法:

  1. コマンドプロンプトを閉じる
  2. スタートメニューで「cmd」と検索する
  3. 「コマンドプロンプト」を右クリックして「管理者として実行」を選ぶ
  4. もう一度コマンドを実行する

日本語のファイル名が文字化けする

コマンドプロンプトの文字コード設定によっては、日本語が正しく表示されない場合があります。

REM 文字コードをUTF-8に変更する
C:\Users\YourName> chcp 65001

これでUTF-8に切り替わり、日本語が正しく表示されるようになります。元に戻すには chcp 932(Shift-JIS)を実行してください。

よくある質問(FAQ)

Q1. コマンドプロンプトで間違ったコマンドを実行してしまったらどうなりますか?

A1. 多くの場合、エラーメッセージが表示されるだけで問題は起きません。ただし、del(削除)やformat(フォーマット)などデータを消去するコマンドは取り消せないため、実行前に入力内容をよく確認しましょう。不安な場合は、del /pのように確認オプションを付けると安心です。

Q2. コマンドプロンプトとPowerShellはどちらを使うべきですか?

A2. 初心者の方はコマンドプロンプトから始めることをおすすめします。基本的なファイル操作やネットワーク診断であればコマンドプロンプトで十分です。より高度なスクリプト作成やシステム管理が必要になったらPowerShellに移行するとよいでしょう。

Q3. 管理者権限のコマンドプロンプトと通常のコマンドプロンプトの違いは何ですか?

A3. 管理者権限のコマンドプロンプトは、システム全体に影響する操作(ディスク修復、システムファイル修復、サービスの開始・停止など)を実行できます。通常のコマンドプロンプトは、現在のユーザーの権限範囲内の操作のみ可能です。タイトルバーに「管理者」と表示されているかで判別できます。

Q4. コマンドプロンプトで使ったコマンドの履歴を見ることはできますか?

A4. はい、doskey /historyコマンドで、そのセッション中に入力したコマンドの履歴を一覧表示できます。また、↑キー(上矢印)で一つずつ前のコマンドを呼び出すこともできます。ただし、コマンドプロンプトを閉じると履歴は消えます。

Q5. コマンドプロンプトで操作を自動化するにはどうすればいいですか?

A5. バッチファイル(.bat)を作成することで、複数のコマンドをまとめて自動実行できます。メモ帳で実行したいコマンドを1行ずつ書き、拡張子を.batにして保存します。そのファイルをダブルクリックするだけで、記述したコマンドが順番に実行されます。

Q6. コマンドプロンプトの画面の色やフォントを変更できますか?

A6. はい、コマンドプロンプトのタイトルバーを右クリックして「プロパティ」を選ぶと、背景色・文字色・フォント・ウィンドウサイズなどをカスタマイズできます。また、colorコマンドでも一時的に色を変更できます(例:color 0a で黒背景に緑文字)。

Q7. ip​config /flushdns はどんなときに使うのですか?

A7. ip​config /flushdnsは、パソコンに保存されたDNSキャッシュ(ドメイン名とIPアドレスの対応表)をクリアするコマンドです。「特定のWebサイトだけ開けない」「サイトのサーバーを移転した後も古いサーバーに接続される」といった場合に実行すると改善することがあります。

Q8. コマンドプロンプトはWindows 11でも使えますか?

A8. はい、Windows 11でもコマンドプロンプトは引き続き使用できます。ただし、Windows 11では「Windowsターミナル」がデフォルトの端末アプリになっており、その中のタブとしてコマンドプロンプトを開く形になっています。従来通り「cmd」で検索して単体で起動することも可能です。

Q9. コマンドプロンプトでファイルの中身を検索するにはどうすればいいですか?

A9. findコマンドやfindstrコマンドを使います。find "検索語" ファイル名で特定のファイル内を検索できます。また、findstr /s "検索語" *.txtのようにすると、サブフォルダも含めた複数のファイルから一括検索できます。

Q10. コマンドプロンプトで日本語を入力するにはどうすればいいですか?

A10. 通常のWindowsの日本語入力(IME)がそのまま使えます。半角/全角キーで日本語入力モードに切り替えて入力できます。ただし、findコマンドなどで日本語を検索する場合、文字コードの違いにより正しく動作しないことがあります。その場合はchcp 65001でUTF-8に切り替えてみてください。

コマンドプロンプト活用チートシート

最後に、この記事で紹介したコマンドを目的別にまとめます。困ったときにすぐ参照できるよう、ブックマークしておくことをおすすめします。

目的 コマンド 補足
ファイル一覧を見る dir /w で横並び、/s でサブフォルダも含む
フォルダを移動する cd フォルダ名 cd .. で上の階層に戻る
フォルダを作成する mkdir フォルダ名 md でも可
ファイルをコピーする copy 元 先 ワイルドカード(*)対応
ファイルを移動する move 元 先 リネームにも使える
ファイルを削除する del ファイル名 /p で確認付き。ゴミ箱に入らないので注意
接続確認 ping 宛先 -n で回数指定可能
ネットワーク設定確認 ip​config /all で詳細、/flushdns でDNSクリア
通信経路の追跡 tracert 宛先 どこで通信が止まっているか確認
PC情報の確認 systeminfo find で特定項目の絞り込み可能
プロセス一覧 tasklist find で絞り込み可能
プロセスの強制終了 taskkill /im 名前 /f で強制、/pid でID指定も可能
ディスクのチェック chkdsk ドライブ: /f で修復、/r で不良セクタ検査。管理者権限必須
システムファイル修復 sfc /scannow 管理者権限必須。10〜30分かかる
画面クリア cls 画面の表示を消去する
コマンド履歴 doskey /history セッション内の入力履歴を表示

まとめ

この記事では、Windowsのコマンドプロンプトの基本的な使い方から、実用的なコマンドまでを幅広く解説しました。

この記事のポイントをおさらいしましょう:

  • コマンドプロンプトは「黒い画面」だが、慣れれば非常に便利なツール
  • 起動は「Windowsキー → cmd → Enter」が最も簡単
  • dir、cd、copy、delがファイル操作の基本4コマンド
  • ping、ip​configがネットワーク診断の基本
  • sfc /scannow、chkdskでシステム修復ができる
  • 管理者権限が必要なコマンドは「管理者として実行」で起動する
  • delで削除したファイルはゴミ箱に入らないので要注意
  • 困ったらコマンド名 /?でヘルプを表示できる

最初は難しく感じるかもしれませんが、この記事で紹介した基本コマンドを一つずつ試していけば、すぐに慣れるはずです。特にネットワークのトラブル対応大量のファイル操作では、コマンドプロンプトの力を実感できるでしょう。

まずはdirでフォルダの中身を見ることから始めてみてください。小さな一歩が、パソコン活用スキルの大きな飛躍につながります。

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