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【2026年最新版】Excelでセル内改行する方法・削除する方法【完全ガイド】

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Excelでセル内に改行を入れたいのに、Enterキーを押したら次のセルに移動してしまった…という経験はありませんか? また、他のシステムからコピーしてきたデータに余計な改行が混じっていて、集計や並べ替えがうまくいかない…という悩みも非常によくあります。

この記事では、Excelのセル内改行を入力する方法から、改行を一括削除するテクニックまで、Windows版・Mac版の両方を網羅して丁寧に解説します。関数を使った自動処理や、置換機能を使ったまとめて削除の方法も紹介するので、初心者の方でも手順通りに進めれば必ず解決できます。

Alt+Enterでのセル内改行手順
この記事でわかること
  • Excelでセル内改行を入力するショートカットキー(Windows / Mac)
  • CHA​R(10)関数を使って数式の中で改行を挿入する方法
  • CLEAN関数・SUBSTITUTE関数で改行を一括削除する方法
  • 「検索と置換」ダイアログで改行をまとめて削除する手順
  • 「折り返して全体を表示」設定との関係と注意点
  • よくある失敗パターンと対処法

Excelのセル内改行とは?基礎知識

通常、Excelでセルに文字を入力中に Enter キーを押すと、入力が確定して下のセルへカーソルが移動します。これは「セル間の移動」であり、「セル内の改行」ではありません。

セル内改行とは、同じセルの中で文字を折り返して複数行に表示する機能です。住所を2行に分けて入力したり、メモ欄に箇条書きを書いたりするときに重宝します。

セル内改行と「折り返して全体を表示」の違い

混同しやすい概念として「折り返して全体を表示」があります。この2つの違いを整理します。

項目 セル内改行(Alt+Enter) 折り返して全体を表示
改行の位置 自分で任意の位置に指定 列幅に合わせて自動折り返し
データへの影響 改行コード(CHA​R(10))がデータに含まれる データは変化しない(見た目だけ)
列幅変更時 改行位置は変わらない 折り返し位置が変わる
削除方法 CLEAN関数・置換・Deleteキー 書式設定をオフにするだけ

セル内改行はデータ自体に改行コードが埋め込まれるため、CSVエクスポートやデータ処理のときに問題になることがあります。削除方法をしっかり覚えておくことが重要です。

【Windows】Alt+Enterでセル内改行を入力する方法

Windows版Excelでセル内改行を入力するショートカットキーは Alt + Enter です。

手順

  1. 改行を挿入したいセルをダブルクリック(または F2 キー)して編集モードにします。
  2. 改行したい文字の直後にカーソルを置きます。
  3. Alt キーを押しながら Enter キーを押します。
  4. カーソルが次の行に移動し、続きの文字を入力できます。
  5. 入力が終わったら Enter キーで確定します。
⚠️ 注意:Alt+Enterを押しても改行が反映されて見えない場合は、セルの「折り返して全体を表示」がオフになっている可能性があります。ホームタブ → 「折り返して全体を表示」をクリックしてオンにすると、改行が見えるようになります。
CHAR関数での改行挿入

入力例

例えばA1セルに

東京都渋谷区[Alt+Enter]渋谷1-1-1

と入力すると、セルの中で住所が2行に分かれて表示されます。

【Mac】Control+Option+Enterでセル内改行を入力する方法

Mac版Excelのショートカットキーは Control + Option + Enter(または Control + Command + Enter)です。Windowsと異なるので注意してください。

Mac版の手順

  1. 改行を入れたいセルをダブルクリックして編集モードにします。
  2. 改行を挿入したい位置にカーソルを移動します。
  3. Control + Option + Enter を同時に押します。
  4. 改行が挿入され、同じセル内で次の行の入力ができます。
  5. 入力完了後は Return キーで確定します。
OS ショートカットキー 備考
Windows Alt + Enter すべてのバージョン共通
Mac(推奨) Control + Option + Enter Microsoft 365 / Excel 2019以降
Mac(代替) Control + Command + Enter どちらかが使える場合あり

CHA​R(10)関数でセル内改行を挿入する方法

数式の中で改行を挿入したい場合は、CHA​R(10) 関数を使います。CHA​R(10) は「改行コード(ラインフィード)」を表す関数で、文字列を結合する際に使います。

基本的な使い方

例えば、A1セルに「東京都渋谷区」、B1セルに「渋谷1-1-1」が入力されている場合、これらを改行付きで結合するには次の数式を使います。

=A1&CHA​R(10)&B1

または TEXTJOIN 関数(Excel 2019以降)を使って

=TEXTJOIN(CHA​R(10),TRUE,A1,B1)

とすることもできます。

⚠️ 注意:CHA​R(10) を使った数式の結果セルも、「折り返して全体を表示」をオンにしないと改行が見えません。数式を入力したセルを選択して、ホームタブ → 「折り返して全体を表示」をクリックしてください。

CHA​R(10)の活用例

用途 数式例
氏名+住所を改行結合 =A1&CHA​R(10)&B1
3つの文字列を改行区切りで結合 =A1&CHA​R(10)&B1&CHA​R(10)&C1
条件付きで改行を挿入 =IF(B1="","",A1&CHA​R(10)&B1)
TEXTJOINで複数セルを改行結合 =TEXTJOIN(CHA​R(10),TRUE,A1:A5)

セル内改行を一括削除する方法【4つの方法】

他のシステムからコピーしたデータや、誰かが手入力したデータに改行が大量に含まれている場合、ひとつひとつ手動で削除するのは非効率です。ここでは改行を一括削除する4つの方法を紹介します。

方法1:CLEAN関数で改行を削除する

CLEAN関数は、印刷できない文字(改行コードなど)をすべて削除する関数です。最も簡単な方法の一つです。

使い方

=CLEAN(A1)

A1セルの内容から改行コードを含む制御文字がすべて削除された文字列が返されます。

手順

  1. 空いているセル(例:B1)に =CLEAN(A1) と入力します。
  2. Enter で確定すると、改行が削除された文字列が表示されます。
  3. 数式をコピーして、必要な範囲に貼り付けます。
  4. 結果の列を選択 → コピー → 元の列に「値のみ貼り付け」(Ctrl+Alt+V → 値)で上書きします。
  5. 作業用のB列は不要になったので削除できます。
💡 ポイント:CLEAN関数はCHA​R(1)〜CHA​R(31)の制御文字をすべて削除します。改行コード(CHA​R(10))以外にタブ(CHA​R(9))なども含まれるため、タブ区切りのデータを一括クリーニングするときにも使えます。

方法2:SUBSTITUTE関数で改行を任意の文字に置換する

SUBSTITUTE関数を使うと、改行コードを「スペース」や「、」などの任意の文字に置き換えることができます。CLEAN関数と違い、改行をスペースに変換するなどの柔軟な処理が可能です。

改行を削除(空文字に置換)する場合

=SUBSTITUTE(A1,CHA​R(10),"")

改行をスペースに変換する場合

=SUBSTITUTE(A1,CHA​R(10)," ")

改行を「、」に変換する場合

=SUBSTITUTE(A1,CHA​R(10),"、")
目的 数式
改行を完全削除 =SUBSTITUTE(A1,CHA​R(10),"")
改行をスペースに変換 =SUBSTITUTE(A1,CHA​R(10)," ")
改行を読点「、」に変換 =SUBSTITUTE(A1,CHA​R(10),"、")
改行をスラッシュに変換 =SUBSTITUTE(A1,CHA​R(10),"/")
CLEAN+SUBSTITUTEで完全クリーニング =CLEAN(SUBSTITUTE(A1,CHA​R(10)," "))

方法3:「検索と置換」で改行を一括削除する(関数不要)

関数を使わずに、Excelの「検索と置換」機能だけで改行を一括削除することもできます。数式列を作る手間が省けるため、素早く処理したい場合に便利です。

Windows版の手順

  1. 改行を削除したいセル範囲を選択します(全体の場合は Ctrl+A)。
  2. Ctrl + H を押して「検索と置換」ダイアログを開きます。
  3. 「検索する文字列」欄をクリックして、Ctrl + J を押します(画面上は何も表示されませんが、改行コードが入力されています)。
  4. 「置換後の文字列」欄は空白のままにします(改行を削除する場合)。スペースを入れたい場合はスペースを1つ入力します。
  5. 「すべて置換」ボタンをクリックします。
  6. 置換完了のメッセージが表示されたら「OK」を押して閉じます。
改行の一括削除テクニック
💡 ポイント:「検索する文字列」にCtrl+Jで入力した改行コードは見えませんが、確かに入力されています。フィールドが空に見えても問題ありません。「置換後の文字列」を完全に空にすると改行が削除され、スペースを入れると改行がスペースに変わります。

Mac版の手順

  1. 対象セル範囲を選択します。
  2. Command + H で「検索と置換」を開きます。
  3. 「検索する文字列」欄で Control + J を押します(Windowsと同じキー)。
  4. 「置換後の文字列」は空白のまま(または任意の文字)。
  5. 「すべて置換」をクリックします。

方法4:VBAマクロで改行を一括削除する

大量のデータを定期的に処理する場合や、複数シートにまたがる処理が必要な場合は、VBAマクロが便利です。

シート全体の改行を削除するマクロ

Sub RemoveLineBreaks()
    Dim cell As Range
    For Each cell In ActiveSheet.UsedRange
        If InStr(cell.Value, Chr(10)) > 0 Then
            cell.Value = Replace(cell.Value, Chr(10), "")
        End If
    Next cell
    MsgBox "改行の削除が完了しました。"
End Sub

マクロの実行手順

  1. Alt + F11 でVBAエディタを開きます。
  2. 「挿入」→「標準モジュール」をクリックします。
  3. 上記のコードを貼り付けます。
  4. F5 キーまたは「実行」ボタンでマクロを実行します。
  5. 完了メッセージが表示されたら「OK」を押します。
⚠️ 注意:VBAマクロはデータを直接変更します。実行前にファイルのバックアップを必ず作成してください。また、マクロを含むブックは「.xlsm」形式で保存する必要があります。

「折り返して全体を表示」の設定方法

セル内改行を入力した後、改行が見えない場合は「折り返して全体を表示」の設定を確認してください。

設定をオンにする手順

  1. 改行が見えないセルを選択します。
  2. 「ホーム」タブをクリックします。
  3. 「配置」グループの中にある「折り返して全体を表示」ボタン(テキストが折り返されたアイコン)をクリックします。
  4. セルの行の高さが自動的に広がり、改行が表示されるようになります。

ショートカットキーで設定する(Windows)

AltHW の順に押すことで、「折り返して全体を表示」をオン/オフ切り替えできます(同時押しではなく順番に押します)。

複数セルにまとめて設定する方法

  1. 設定したいセル範囲を選択します。
  2. 右クリック → 「セルの書式設定」をクリックします。
  3. 「配置」タブを選択します。
  4. 「折り返して全体を表示」のチェックボックスにチェックを入れます。
  5. 「OK」をクリックします。

よくある失敗パターンと対処法

失敗1:Alt+Enterを押しても改行されない

原因と対処法:

  • セルが編集モードになっていない:セルをシングルクリックしただけでは編集モードに入っていません。ダブルクリックするか、セルを選択して F2 キーを押して編集モードにしてから Alt+Enter を押してください。
  • Altキーの押し方が違う:左Altキーを使ってください。右Alt(AltGr)では動作しない場合があります。
  • ノートPCでFnキーが干渉している:キーボードによっては Fn+Alt+Enter が必要な場合があります。

失敗2:改行したのに1行にしか見えない

原因と対処法:

  • 「折り返して全体を表示」がオフ:ホームタブ → 「折り返して全体を表示」をオンにしてください。
  • 行の高さが固定されている:行番号を右クリック → 「行の高さの自動調整」をクリックしてください。

失敗3:CLEAN関数でも改行が消えない

原因と対処法:

  • 改行コードがCHA​R(13)の場合:Windowsの改行はCHA​R(13)+CHA​R(10)(CR+LF)の2文字で構成されることがあります。CLEAN関数でも CHA​R(13) は削除されますが、念のため次の数式を試してください:=SUBSTITUTE(SUBSTITUTE(A1,CHA​R(13),""),CHA​R(10),"")
  • 全角スペースや特殊文字と混在している:TRIM関数も合わせて使うと効果的です:=TRIM(CLEAN(A1))

失敗4:「検索と置換」でCtrl+Jを押しても何も変わらない

原因と対処法:

  • 対象セル範囲を選択していない:削除したいセルまたは範囲を先に選択してから「検索と置換」を開いてください。
  • 改行コードがCHA​R(13)の場合:Ctrl+J は CHA​R(10) のみ入力します。CHA​R(13) が含まれている場合は、前述の SUBSTITUTE 関数を使ってください。
  • 「検索する文字列」欄が空に見えて不安:Ctrl+J で入力した改行コードは見えませんが、正常に入力されています。そのまま「すべて置換」をクリックしてください。

失敗5:Mac版でControl+Option+Enterが効かない

原因と対処法:

  • Excelのバージョンが古い:古いMac版Excelでは Control+Option+Enter が使えない場合があります。Microsoft 365の最新バージョンにアップデートしてください。
  • 他のアプリがショートカットを占有している:macOSのシステム設定 → キーボード → ショートカットで、他のアプリに割り当てられていないか確認してください。
  • 代替手段:数式バーでカーソルを置き、Option+Enter を試してみてください。

実践的な活用シーン

シーン1:住所録の都道府県と番地を改行で分ける

=SUBSTITUTE(A1,"都","都"&CHA​R(10))
→ 「東京都渋谷区渋谷1-1-1」を「東京都\n渋谷区渋谷1-1-1」に変換

シーン2:複数の条件を1セルに見やすくまとめる

=IF(A1>=90,"優"&CHA​R(10)&"合格",IF(A1>=70,"良"&CHA​R(10)&"合格","不合格"))

シーン3:データ取り込み後の改行を一括クリーニング

=TRIM(CLEAN(SUBSTITUTE(SUBSTITUTE(A1,CHA​R(13),""),CHA​R(10)," ")))

この数式でCR、LF、その他の制御文字を削除し、余分なスペースもTRIMで整理できます。

よくある質問(FAQ)

Q1. セル内改行を入力したらセルが変な表示になった。直し方は?
A. 行の高さが自動調整されていない可能性があります。行番号を右クリック → 「行の高さの自動調整」をクリックしてください。また、「折り返して全体を表示」がオフの場合は、ホームタブからオンにしてください。
Q2. セル内改行はCSVに保存すると消える?
A. CSVに保存すると、改行を含むセルはダブルクォーテーション(”)で囲まれて保存されます。改行コード自体は保持されます。ただし、開くアプリによっては正しく表示されないことがあります。
Q3. CLEAN関数とSUBSTITUTE関数、どちらを使えばいいですか?
A. 改行を単純に削除したい場合はCLEAN関数が簡単です。改行をスペースや他の文字に置き換えたい場合はSUBSTITUTE関数を使います。両方組み合わせて =TRIM(CLEAN(A1)) とすると、制御文字と余分なスペースをまとめて削除できます。
Q4. セル内の改行の数を数えることはできますか?
A. 次の数式で改行の数を数えられます:=LEN(A1)-LEN(SUBSTITUTE(A1,CHA​R(10),""))。セル内の文字列全体の長さから改行を取り除いた長さを引くと、改行コードの数が得られます。
Q5. 「検索と置換」でCtrl+Jを入力したあとに内容をクリアする方法は?
A. 「検索する文字列」欄をクリックして Ctrl + A で全選択し、Delete キーで削除してください。Backspaceだけだと見えない文字が残ることがあります。
Q6. Mac版のExcelでCtrl+Jが使えません。代替方法はありますか?
A. Mac版の「検索と置換」では、「検索する文字列」に直接 CHA​R(10) を入力することができません。その場合はSUBSTITUTE関数を使う方法(方法2)か、VBAマクロ(方法4)を使うことをおすすめします。
Q7. Googleスプレッドシートでも同じショートカットが使えますか?
A. GoogleスプレッドシートでのWindowsセル内改行は Ctrl + Enter、Macは Command + Enter です。ExcelのAlt+Enterとは異なります。CHA​R(10)関数はGoogleスプレッドシートでも同様に使えます。
Q8. 印刷するとセル内改行が見えないことがあります。なぜですか?
A. 行の高さが不十分な場合、印刷プレビューや印刷結果でテキストが切れることがあります。「ページレイアウト」→「行の高さの自動調整」を確認し、印刷前にプレビューで全内容が表示されているか確認してください。
Q9. 改行を含むセルをIF関数で判定できますか?
A. はい、できます。=IF(ISNUMBER(SEARCH(CHA​R(10),A1)),"改行あり","改行なし") という数式で判定できます。SEARCH関数がCHA​R(10)を見つけられれば数値を返し、IFNUMBERでTrue/Falseを判別します。
Q10. 大量データのセル内改行を削除したら時間がかかりすぎます。高速化する方法は?
A. 「検索と置換」(Ctrl+H)を使う方法が最も高速です。関数を使う場合は、数万行になると再計算に時間がかかるため、VBAマクロを使う方法が有効です。VBAは一括処理なので、関数式よりもはるかに速く処理できます。

まとめ

Excelのセル内改行に関する基本から応用まで、主要なポイントをおさらいします。

やりたいこと 方法
Windows でセル内改行を入力 Alt + Enter
Mac でセル内改行を入力 Control + Option + Enter
数式で改行を挿入 =A1&CHA​R(10)&B1
改行を関数で削除(簡単) =CLEAN(A1)
改行を任意の文字に置換 =SUBSTITUTE(A1,CHA​R(10)," ")
検索と置換で一括削除 Ctrl+H → 検索欄で Ctrl+J → すべて置換
改行が見えない場合 「折り返して全体を表示」をオンにする

セル内改行はデータ作成時には便利ですが、データ処理や集計の際に問題になることも多い機能です。入力方法(Alt+Enter / CHA​R(10))と削除方法(CLEAN / SUBSTITUTE / 検索と置換)の両方をマスターしておくことで、どんなシーンでも素早く対応できるようになります。

特に他のシステムからデータを取り込む場合は、改行が混入していることが多いため、=TRIM(CLEAN(A1)) を使ったクリーニングを習慣にするとよいでしょう。

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