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チームのドキュメント管理が散らかっている。WordはSharePoint、メモはOneNote、タスクはPlanner、議事録はTeamsの会議メモ、進捗管理はExcel。情報が分散しすぎて「あの内容どこに書いたっけ?」と毎日のように探し回る。Notionに移行したいけれど、すでにMicrosoft 365を使っているのに二重投資はしたくない。こうした「情報の分散」と「コラボレーションツールの乱立」は、現代のチームが抱える共通の悩みです。
2024年に正式リリースされ、2025〜2026年に大幅機能拡張された「Microsoft Loop」は、まさにこの課題を解決するためのMicrosoft純正コラボレーションツールです。Notionに似た柔軟なページ構造を持ちながら、Word・Teams・Outlookに同じコンポーネントを埋め込んで同期できる「Loopコンポーネント」が最大の武器。さらにCopilot AIが要約・タスク抽出・提案を自動で行ってくれます。本記事では、2026年最新版のMicrosoft Loopを最大限活用するための機能解説と、Notionとの比較、ベストプラクティスをまとめます。

この記事でわかること
- Microsoft Loopの全体像と3階層構造(ワークスペース・ページ・コンポーネント)
- Loopコンポーネントの種類と使い分け(リスト・タスク・テーブル・カンバン)
- Word/Teams/Outlookへの埋め込みとリアルタイム同期
- メンション・コメント・通知の使い方
- Copilot AIによる要約・タスク抽出・提案機能
- テンプレートを活用した即戦力ページ作成
- 共有とアクセス権限の設定
- Teams・OneNote・Plannerとの連携シーン
- Notionとの機能・コスト・運用面の比較
Microsoft Loopとは:Notion風のMicrosoft 365統合ツール
Microsoft Loopは、Microsoft 365に組み込まれた次世代のコラボレーションプラットフォームです。「Notionに似た柔軟性」と「Microsoft 365との完全統合」を両立した点が最大の特徴で、2024年に一般提供が開始されました。2026年現在では、Microsoft 365のBusiness Basic以上のプランで標準利用可能となっており、Loop専用のWebアプリ(loop.microsoft.com)とモバイルアプリ(iOS/Android)からアクセスできます。
従来のMicrosoft製品は「Wordはドキュメント」「Excelは表計算」「OneNoteはメモ」「Plannerはタスク」と用途別にツールが分かれていました。Loopはこれらの境界を取り払い、1つのページの中にテキスト・表・タスク・カンバンボード・投票などを自由に組み合わせて配置できる柔軟な構造を持っています。
Loopの3階層構造
Loopは「ワークスペース」「ページ」「コンポーネント」の3階層で構成されます。それぞれが入れ子になっており、大きな箱→中くらいの箱→小さな要素という直感的な構造です。
- ワークスペース:プロジェクトやチーム単位の最上位コンテナ。例:「マーケティング部」「新製品プロジェクト」
- ページ:ワークスペース内の個別ドキュメント。例:「週次定例議事録」「企画書ドラフト」
- コンポーネント:ページ内の構成要素。テキスト、テーブル、タスクリストなど
従来のMicrosoft 365ツールとの違い
Loopの革新的なポイントは、コンポーネント単位で他のアプリに「埋め込み」できる点です。たとえばLoopで作ったタスクリストを、Teamsのチャットに貼り付け、Outlookのメールに引用し、Wordの本文中に挿入する、ということが可能で、これらはすべて同じデータをリアルタイムで共有します。どこか1箇所で編集すれば、すべての埋め込み先で即座に同期されます。
Loopコンポーネント:柔軟に組み合わせられる要素の種類
Loopページ内に挿入できる「コンポーネント」は数十種類用意されており、目的に応じて自由に組み合わせられます。代表的なコンポーネントを紹介します。
テキスト・見出し・引用
基本的なテキスト要素。Notionと同様、行頭にスラッシュ(/)を入力するとコンポーネント選択メニューが表示され、見出し1〜3・引用・コードブロックなどから選べます。リッチテキスト編集も可能で、太字・斜体・下線・色変更・ハイライトが自由自在です。
リスト(箇条書き・チェックリスト・番号付きリスト)
シンプルな箇条書きから、チェックボックス付きToDoリストまで対応。チェックリストはタスクの達成状況がチームメンバーにリアルタイムで共有され、誰が何を完了したかが一目でわかります。
タスクリスト
担当者・期日・優先度を設定できる本格的なタスク管理コンポーネント。Microsoft Plannerと連携しており、Loopで作ったタスクをPlannerのタスクとしても管理可能です。タスクの追加・完了・期日変更はすべてリアルタイム反映されます。
テーブル
表形式のデータを扱うコンポーネント。Excelほど高度な計算はできませんが、簡易的な集計(合計・平均・カウント)には対応しています。列の型をテキスト・数値・日付・選択肢などに変更でき、データベース的な使い方も可能です。
カンバンボード
「未着手」「進行中」「完了」のように、タスクをカード形式で列に分けて管理するコンポーネント。アジャイル開発やプロジェクト進捗管理に最適です。ドラッグ&ドロップで列間を移動でき、メンバー全員に即座に反映されます。
投票(ボーティング)
選択肢に対してメンバーが投票し、結果がリアルタイムで集計されるコンポーネント。会議の意思決定や、チーム内のアンケートに便利です。匿名投票・記名投票を選択できます。
その他のコンポーネント
- Q&A:質問と回答をペアで管理
- 進捗トラッカー:プロジェクトの進捗率を可視化
- カレンダー:日程調整やイベント管理
- ファイル:OneDrive/SharePointからの添付
- 埋め込み(YouTube、Figma、Miro等)
リアルタイム共同編集:複数人が同時に1つのページを更新
Loopの根幹機能はリアルタイム共同編集です。チームメンバーが同時に1つのページにアクセスし、各自が異なるセクションや同じセクションを編集しても、すべての変更が即座に他のメンバーの画面に反映されます。Googleドキュメントや最新のWord Onlineと同じ感覚です。
誰が編集中か可視化
ページの右上にアクティブメンバーのアイコンが表示され、現在編集中の場所にはメンバー名のカーソルが点滅します。「今、誰がどこを触っているか」が一目でわかるため、編集の衝突を避けやすくなります。
編集履歴の自動保存
Loopはすべての変更を自動でバージョン管理しており、「3日前の状態に戻す」「先週のバージョンと比較する」といった操作が可能です。間違って消してしまったり、不適切な編集が行われた場合でも、簡単に巻き戻せます。

Word/Teams/Outlookへの埋め込み:1つのデータが多拠点で同期
Loopコンポーネントの真価は、他のMicrosoft 365アプリへの埋め込み機能で発揮されます。同じ1つのコンポーネントを、複数のアプリ・場所で表示・編集できるのです。
Teamsチャットへの埋め込み
TeamsのチャットやチャネルでメッセージのリッチコンテンツメニューからLoopコンポーネントを選び、新規作成または既存のものを挿入できます。挿入したコンポーネントはチャット内で直接編集可能で、編集結果はチャット参加者全員にリアルタイムで反映されます。「今日のタスク」をTeamsチャットに貼って全員で更新する、といった使い方が便利です。
Wordへの埋め込み
Word Online(および最新版Wordデスクトップ)でも、メニューから「Loopコンポーネント挿入」が可能です。これにより、Wordで作成中の企画書本文の中に「タスクリスト」を埋め込み、企画書を見る人全員がそこからタスクを更新できる、というワークフローが実現します。
Outlookメールへの埋め込み
OutlookメールにLoopコンポーネントを埋め込むと、受信者はメールを開いた状態でそのコンポーネントを編集できます。たとえば「会議の出席可否」をリスト形式で送ると、受信者がメール内で直接チェックを入れ、送信者にリアルタイムで集計結果が返ります。従来の「メールで返信してもらって集計する」手間が不要になります。
OneNoteへの埋め込み
OneNoteのページ内にもLoopコンポーネントを埋め込めます。個人的なメモアプリのOneNoteと、チーム共有のLoopを橋渡しできるため、「議事録は個人OneNoteで取りつつ、決定事項のタスクリストだけLoopで共有」という運用も可能です。
メンション・コメント・通知:チーム内コミュニケーションの活性化
Loopにはメンバー間のコミュニケーションを促進する機能が組み込まれています。
@メンション
ページ内で「@」を入力するとメンバー一覧が表示され、特定メンバーを呼び出せます。@メンションされたメンバーには通知が飛び、Loopのモバイルアプリやデスクトップ通知でリアルタイムに気づけます。タスクの担当者指定や、質問の宛先指定に使います。
コメント機能
テキスト・テーブル・タスクなど、ほぼすべてのコンポーネントにコメントを付けられます。コメントは右側のサイドパネルにスレッド表示され、議論を本文と分離して整理できます。コメントの解決・未解決を管理することで、レビュー作業もスムーズです。
通知の集約
自分が関わっている全Loopページの更新・メンション・コメントは、Loopのホーム画面の「通知センター」にまとめて表示されます。これによりWordのコメント・Teamsのメンション・Outlookのメッセージなど、Microsoft 365全体の通知が一元化されます。
Copilot AI機能:要約・提案・タスク抽出の自動化
2026年現在、Microsoft LoopにはCopilot AIが深く統合されており、ページの操作を強力にサポートします。Microsoft 365 Copilotライセンス(別途有料)を持っているユーザー向けの追加機能ですが、有用性は非常に高いです。
ページの要約
長文の議事録や企画書ページに対して、Copilotに「このページを要約して」と指示するだけで、重要なポイントを箇条書きで抽出してくれます。週次定例の議事録を毎週まとめて月次レポートにする、といった作業が数秒で完了します。
タスクの自動抽出
ページの本文中にある「〜さんが来週までに〜する」「次回までに〜を確認」といった文脈をCopilotが認識し、タスクリストコンポーネントとして自動生成してくれます。担当者と期日まで自動で割り当てられるため、議事録からタスク化までの手間がほぼゼロになります。
文章の提案・改善
書きかけの文章にCopilotが続きを提案したり、トーンを変えて書き直したり(カジュアル・フォーマル・簡潔)といった作業も可能です。企画書のフレーズ表現に困ったときに頼りになります。
会議内容の自動ノート化
Teams会議と連携することで、会議中の発言を自動的にLoopページにノートとして起こすことができます。発言者・タイムスタンプ・要約・タスクまでセットで生成されます。これは議事録作成の革命的な効率化です。
テンプレート活用:ゼロから作らず即戦力ページに
LoopにはMicrosoftが用意した数十種類のテンプレートが標準で用意されており、新規ページ作成時に選ぶだけで構造の整ったページが即座に作れます。
主要テンプレート一覧
- プロジェクト計画:タスクリスト+進捗トラッカー+関係者リスト
- 議事録:参加者+アジェンダ+決定事項+アクションアイテム
- OKR(目標管理):四半期目標+成果指標+進捗
- 1on1ミーティング:トピック+話し合い記録+次回までのタスク
- 製品ロードマップ:時系列マイルストーン+機能リスト
- イベント企画:日程+予算+タスク分担+参加者リスト
- ブレインストーミング:アイデアボード+投票+優先順位付け
- 採用候補者管理:候補者リスト+面接スケジュール+評価
カスタムテンプレートの作成
頻繁に使うページ構成は、自分でカスタムテンプレートとして保存できます。「右上のメニュー→テンプレートとして保存」を選ぶだけで、次回からテンプレート一覧に表示されます。チーム内で「議事録はこのテンプレートを使う」と統一すれば、フォーマットのばらつきがなくなります。
共有とアクセス権限:誰が何を見られるかを精密に管理
Loopは社外との共有・社内の権限分離まで細かく制御できます。
共有レベルの種類
| 共有レベル | 対象 | 用途 |
|---|---|---|
| 非公開 | 本人のみ | 個人メモ・下書き |
| 特定メンバーと共有 | 指定したメンバー | プロジェクトチーム |
| 組織全体 | テナント内全員 | 社内ナレッジ・告知 |
| リンクを知る全員 | リンク取得者 | 社外との情報共有 |
| ゲストユーザー | 外部Microsoftアカウント | 取引先との協業 |
権限の種類
共有相手ごとに「閲覧のみ」「コメント可」「編集可」の3段階で権限を設定できます。たとえば社外パートナーには「閲覧のみ」、社内チームには「編集可」を付与する、といった使い分けが標準的です。
Teams・OneNote・Plannerとの連携シーン
Loopは他のMicrosoft 365アプリと組み合わせて使うことで真価を発揮します。代表的な連携シーンを紹介します。
Teamsチャネルのタブとして固定
Teamsの各チャネルにはタブを追加でき、Loopページをタブとして固定できます。日常的にTeamsを開いているチームメンバーが、Loopページにワンクリックでアクセスできるようになります。
会議メモとして自動連携
Teams会議の「メモ」機能はLoopページとして作成され、会議参加者全員が同じページに同時にメモを取れます。会議終了後もLoopページとして保存されるため、後から検索・参照が可能です。
Plannerとのタスク同期
LoopのタスクリストとPlannerのタスクは同期しており、どちらで編集しても両方に反映されます。日常的なタスク管理はPlanner、議事録ベースのタスク作成はLoop、という使い分けがしやすくなります。
OneNoteとの個人ノート→チーム共有の橋渡し
OneNoteで個人的なメモを取り、その中の特定セクションだけLoopコンポーネント化してチームに共有する、という運用ができます。個人と組織の情報フローを自然に接続できます。

Notionとの比較:それぞれの強み・弱み
LoopはしばしばNotionと比較されます。両者の特性を整理して、どちらが自分のチームに向くか判断しましょう。
機能比較
| 比較項目 | Microsoft Loop | Notion |
|---|---|---|
| 無料プラン | Microsoft 365契約者は標準利用可 | 個人無料・チーム有料 |
| 料金(チーム) | Microsoft 365 Business(月額約950円〜)に含む | 月額約1,200円〜/ユーザー |
| Microsoft 365統合 | 完全統合・コンポーネント埋め込み | 限定的(Outlook連携程度) |
| データベース機能 | シンプル | 非常に強力 |
| カスタマイズ性 | 標準的 | 非常に高い |
| AI機能 | Copilot統合 | Notion AI(別料金) |
| テンプレート数 | 数十種類 | 数千種類(コミュニティ含む) |
| モバイルアプリ | iOS/Android対応 | iOS/Android対応 |
| 権限管理 | Microsoft 365準拠で精密 | シンプル |
| オフライン編集 | 限定的 | 限定的 |
Loopが向くチーム
- すでにMicrosoft 365を全社導入している
- Teams・Outlook・Wordとの統合を重視
- セキュリティ・コンプライアンスをMicrosoftで一元化したい
- AIアシスタント(Copilot)と組み合わせたい
- 権限管理を細かく行いたい大企業
Notionが向くチーム
- データベース機能をフル活用してCRM・ナレッジベースを構築したい
- カスタマイズ性・自由度を最重視
- コミュニティテンプレートやサードパーティ連携を活用
- Microsoft 365を使っていない、もしくはGoogle Workspaceがメイン
- 個人ユーザー・小規模スタートアップ
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よくある質問(FAQ)
Q1:Microsoft Loopは無料で使えますか?
Microsoft 365のBusiness Basic以上、またはEducation/Enterpriseプランの契約者は追加料金なしで利用できます。個人向けの「Microsoft 365 Personal」「Microsoft 365 Family」でも利用可能です。完全無料の非契約者向けプランは現状提供されていません。
Q2:Loopページの容量制限はありますか?
Loopページ自体に明示的な容量上限はありませんが、添付ファイルや画像はOneDriveに保存されるため、OneDriveの容量を消費します。Microsoft 365 Business Basicでは1TBの容量があり、通常の業務利用では問題になりません。
Q3:オフラインで編集できますか?
2026年現在、Loopはオンライン前提のサービスで、完全オフライン編集は限定的です。一部のモバイル機能では事前にダウンロードしたページを編集できますが、変更内容は次回オンライン接続時に同期されます。長期間オフラインで作業する場合はWordやOneNoteのほうが適しています。
Q4:既存のWord文書をLoopに移行できますか?
Word文書をコピー&ペーストでLoopページに貼り付けることは可能ですが、書式が完全には保たれません。表や画像は再調整が必要です。逆方向(LoopページをWordに変換)も可能で、PDF出力もサポートされています。
Q5:社外の人を招待できますか?
はい、ゲストユーザーとして招待できます。招待された人はMicrosoftアカウント(個人または法人)でサインインすればLoopページにアクセスできます。組織のセキュリティポリシーでゲストアクセスが許可されている必要があります。
Q6:Loopページの検索性はどうですか?
Microsoft 365全体の検索(Microsoft Search)にLoopページも統合されています。Bing for BusinessやTeams検索からLoop内のテキストを検索でき、ヒットしたページに直接ジャンプできます。タグ機能はNotionほど強力ではありませんが、見出し構造とCopilotによる意味検索で十分実用的です。
Q7:データのバックアップ・エクスポートは可能ですか?
Loopページは個別にHTML・PDFとしてエクスポートできます。組織全体のデータバックアップは、Microsoft 365のコンプライアンスセンターから一括取得可能です。データはMicrosoft Cloudに保管されており、Microsoftの可用性SLA(99.9%)が適用されます。
まとめ:Microsoft 365ユーザーなら今すぐ試すべきコラボツール
Microsoft Loopは、Microsoft 365エコシステムに深く統合された次世代コラボレーションツールとして、Notionの柔軟性とMicrosoftの統合力を兼ね備えた稀有なプロダクトです。3階層構造(ワークスペース・ページ・コンポーネント)と、Word/Teams/Outlookへの埋め込み機能が、情報の分散問題を根本から解決します。
Copilot AIの統合により、要約・タスク抽出・文章提案といった作業が自動化され、議事録作成や進捗管理にかかっていた時間が大幅に短縮されます。すでにMicrosoft 365を契約しているチームであれば、追加コストなしで利用開始できる点も大きなメリットです。
Notionと比べてデータベース機能やカスタマイズ性ではやや劣りますが、Microsoft 365との統合・セキュリティ・権限管理・AIとの連携では明確に勝っています。「Notionに憧れるけれどMicrosoft 365から離れたくない」というジレンマを抱えるチームには、まさに理想的な解答です。本記事で紹介したテンプレートと連携シーンを参考に、自分のチームのコラボレーションを次のレベルに進化させてください。
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