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「切り取りツールでOCRを使おうとしたら、テキストアクションボタンが見当たらない…」「画像内の文字をコピーしようとしてもグレーアウトして押せない…」そんな悩みを抱えていませんか?
Windows 11の切り取りツール(Snipping Tool)には、画像内のテキストを認識してコピーできる「テキストアクション」(OCR機能)が搭載されています。しかし、バージョンや設定の問題で使えないケースが多く報告されています。
この記事では、Snipping ToolのOCR機能が使えない原因を徹底解説し、具体的な対処法をステップバイステップで紹介します。代替ツールの情報も含めて、必ず解決できる完全ガイドです。
- Snipping ToolのOCR(テキストアクション)機能の概要
- OCR機能が使えない原因と確認方法
- Snipping Toolのバージョン確認・更新手順
- 日本語OCRの対応状況と言語パックの追加方法
- PowerToys Text Extractorとの比較
- 無料・有料の代替OCRツール紹介
- それでも解決しない場合の最終手段

Snipping ToolのOCR機能(テキストアクション)とは
Windows 11の切り取りツール(Snipping Tool)に搭載されている「テキストアクション」は、キャプチャした画像の中に含まれるテキストを自動で認識し、コピーできる機能です。いわゆるOCR(光学式文字認識)技術を使っています。
テキストアクション機能でできること
- スクリーンショット内のテキストをそのままコピー
- 画像ファイルを開いて文字を抽出
- 電話番号や URLなどの情報をワンクリックでコピー
- 認識したテキストを部分的に選択してコピー
搭載されたバージョン
テキストアクション機能はWindows 11 23H2(2023年秋アップデート)以降で利用できます。ただし、Snipping Tool自体のバージョンが11.2312以降である必要があります。
| Windows バージョン | Snipping Tool バージョン | テキストアクション |
|---|---|---|
| Windows 11 22H2 以前 | 11.2210 以前 | ❌ 非対応 |
| Windows 11 23H2 | 11.2312 以降 | ✅ 対応 |
| Windows 11 24H2 | 11.2401 以降 | ✅ 対応(強化版) |
テキストアクションの基本的な使い方
まず、正しい使い方を確認しておきましょう。機能自体は正常でも、操作方法を間違えると使えないと感じることがあります。
手順1:スクリーンショットを撮る
- Snipping Toolを起動する(スタートメニューで「切り取りツール」と検索)
- キャプチャモードを選択(「四角形の切り取り」が標準)
- テキストが含まれる画面の範囲をドラッグして選択
- キャプチャ完了後、プレビュー画面が開く
手順2:テキストアクションを使う
- プレビュー画面のツールバーに「テキストアクション」ボタン(Tのアイコン)が表示される
- クリックするとOCR処理が始まり、認識されたテキストがハイライトされる
- コピーしたいテキストを選択 → 右クリック → 「コピー」または Ctrl+C
- または「すべてのテキストをコピー」ボタンで全文をまとめてコピー
この手順で「テキストアクション」ボタンが表示されない、またはグレーアウトしている場合は、次のトラブルシューティングに進んでください。
OCR機能が使えない主な原因
Snipping ToolのOCR機能が機能しない原因はいくつかあります。上から順番に確認していきましょう。
原因1:Snipping Toolのバージョンが古い
最も多い原因です。Windows自体が23H2以降でも、Snipping Toolのアプリバージョンが古いと機能が表示されません。
確認方法:
- Snipping Toolを起動
- 右上の「…」(その他のオプション)をクリック
- 「設定」→「Snipping Toolについて」でバージョンを確認
- バージョンが11.2312より小さい場合はアップデートが必要
原因2:Windows自体のバージョンが古い
Windows 11 22H2以前の場合、テキストアクション機能が存在しません。まずWindowsを最新バージョンに更新する必要があります。
Windowsバージョンの確認方法:
- スタートメニュー → 「設定」を開く
- 「システム」→「バージョン情報」
- 「Windows の仕様」の「バージョン」欄を確認
原因3:対応言語パックが未インストール
OCR機能は言語によっては追加の言語パックが必要です。特に日本語OCRを使う場合、日本語の言語パックがインストールされていないと認識精度が大幅に低下したり、機能が正常に動作しないことがあります。
原因4:Microsoft Storeからの更新が保留中
Snipping ToolはMicrosoft Store経由で更新されます。Storeの自動更新が無効になっていたり、更新が保留中の場合、古いバージョンのままになります。
原因5:アプリの不具合・キャッシュの破損
アプリのキャッシュや設定ファイルが破損していると、機能が正常に動作しない場合があります。この場合はアプリのリセットで解決できることが多いです。
原因6:企業・教育機関のグループポリシー制限
会社や学校のPCでは、グループポリシーによってMicrosoft Storeへのアクセスやアプリのアップデートが制限されている場合があります。この場合はIT管理者に相談する必要があります。

対処法1:Snipping Toolを最新バージョンに更新する
最も効果的な対処法です。Microsoft StoreからSnipping Toolを更新しましょう。
Microsoft Storeからの更新手順
- Microsoft Storeを開く
- スタートメニューで「Microsoft Store」と検索してクリック
- ライブラリを開く
- 左下の「ライブラリ」アイコンをクリック
- 更新プログラムを取得
- 右上の「更新プログラムを取得する」をクリック
- Snipping Toolが更新リストに表示されていれば「更新」をクリック
- 更新完了後に再起動
- Snipping Toolを再起動して、テキストアクションボタンが表示されるか確認
Snipping Toolの検索から直接更新する方法
- Microsoft Storeの検索バーで「Snipping Tool」と検索
- 検索結果に表示されたSnipping Toolをクリック
- 「更新」ボタンが表示されている場合はクリックして更新
- 「インストール済み」と表示されている場合はすでに最新版
会社・学校のPCなどでMicrosoft StoreがブロックされているとSnipping Toolを更新できません。その場合は後述の代替ツールを検討してください。
対処法2:Windowsを最新バージョンに更新する
Windows自体のバージョンが22H2以前の場合は、まずWindowsを更新する必要があります。
Windows Updateの実行手順
- スタートメニュー → 「設定」(歯車アイコン)を開く
- 「Windows Update」をクリック
- 「更新プログラムの確認」をクリック
- 利用可能な更新プログラムをすべてインストール
- 「今すぐ再起動」が表示されたらクリックして再起動
- 再起動後、再度Windows Updateを確認して「最新の状態です」になるまで繰り返す
設定 → システム → バージョン情報で「バージョン:23H2」以降になっていることを確認してください。
対処法3:日本語OCR言語パックを追加する
日本語テキストの認識精度を上げるために、日本語の言語パックを追加します。
言語パックの追加手順
- スタートメニュー → 「設定」→「時刻と言語」→「言語と地域」を開く
- 「言語の追加」をクリック
- 「日本語」を検索して選択
- インストールオプションで「光学式文字認識(OCR)」にチェックが入っていることを確認
- 「インストール」をクリック
- インストール完了後、Snipping Toolを再起動
既存の言語パックにOCRを追加する
すでに日本語が設定されていても、OCRパックが含まれていない場合があります。
- 「言語と地域」→「日本語」の横にある「…」→「言語のオプション」をクリック
- 「オプション機能」セクションを確認
- 「光学式文字認識」が表示されていなければ、「オプション機能を追加」からインストール
PowerShellで言語パックを確認・インストールする方法
コマンドラインで確認・インストールする方法もあります。
- スタートメニューで「PowerShell」を検索 → 右クリック → 「管理者として実行」
- インストール済み言語パックを確認:
Get-InstalledLanguage
- 日本語OCRパックをインストール:
Install-Language ja-JP -ExcludeFeatures
対処法4:Snipping Toolをリセットする
アプリの設定やキャッシュが壊れている場合は、リセットで解決できます。
リセット手順
- スタートメニュー → 「設定」→「アプリ」→「インストールされているアプリ」を開く
- リストから「切り取りツール(Snipping Tool)」を探す
- 右側の「…」→「詳細オプション」をクリック
- 「リセット」セクションまでスクロール
- まず「修復」をクリックして試す(データは消えない)
- 改善しなければ「リセット」をクリック(設定がすべてリセットされる)
- Snipping Toolを再起動して確認
「リセット」を実行するとSnipping Toolのすべての設定がデフォルトに戻ります。保存したスニペットなどがある場合は事前にバックアップしてください。
対処法5:Snipping Toolを再インストールする
リセットでも改善しない場合は、アンインストールして再インストールします。
PowerShellでアンインストール・再インストールする手順
- 管理者権限でPowerShellを開く(前述の手順参照)
- Snipping Toolをアンインストール:
Get-AppxPackage *SnippingTool* | Remove-AppxPackage
- Microsoft StoreからSnipping Toolを再インストール:
- Microsoft Storeで「Snipping Tool」を検索してインストール
- インストール後にSnipping Toolを起動してOCR機能を確認
対処法6:PowerToysのText Extractorを使う
Snipping ToolのOCRがどうしても使えない場合、Microsoftが公式に提供しているPowerToysの「Text Extractor」が非常に強力な代替手段です。
PowerToysとは
PowerToysはMicrosoftが開発・提供しているWindows用の無料ユーティリティツール集です。GitHubとMicrosoft Store両方から入手できます。
PowerToysのインストール手順
- Microsoft Storeで「PowerToys」を検索してインストール
- PowerToysを起動して左メニューから「Text Extractor」を選択
- 「Text Extractorを有効にする」をオンにする
- ショートカットキー(デフォルト:Win + Shift + T)で使用可能
Text Extractorの使い方
- Win + Shift + Tを押す(デフォルトショートカット)
- 画面がオーバーレイになるので、テキストが含まれる範囲をドラッグ
- 自動的にOCRが実行され、認識されたテキストがクリップボードにコピーされる
- 任意のアプリでCtrl+Vで貼り付け
Snipping ToolとPowerToys Text Extractorの比較
| 機能 | Snipping Tool | PowerToys Text Extractor |
|---|---|---|
| 使いやすさ | ◎ 直感的なUI | ○ ショートカットのみ |
| 日本語精度 | ○ 良好 | ◎ 非常に高精度 |
| 対応言語数 | △ 制限あり | ◎ 100言語以上 |
| 速度 | ○ 標準 | ◎ 非常に高速 |
| 必要なバージョン | Win11 23H2以降 | Win10/11対応 |
| 費用 | 無料(OS付属) | 無料 |
| 画像への注釈機能 | ◎ あり | ❌ なし |

代替OCRツールの紹介
Snipping ToolやPowerToys以外にも、優れたOCRツールがいくつかあります。状況に合わせて選んでください。
1. Google レンズ(無料・スマートフォン連携)
スマートフォンのGoogleレンズアプリを使って、PCの画面をカメラで撮影してOCRすることもできます。精度は非常に高く、日本語にも対応しています。また、ChromeブラウザでもGoogleレンズ機能が使えるため、Webページ上の画像テキストはこちらが便利です。
Chromeでの使い方:画像を右クリック → 「Google で画像を検索」→ 左パネルの「テキスト」タブ
2. OneNote(無料・Microsoft 365)
Microsoft OneNoteには優れたOCR機能が内蔵されています。画像をOneNoteに貼り付けて右クリック → 「画像からテキストをコピー」するだけで使えます。Microsoft 365ユーザーには特におすすめです。
3. Adobe Acrobat(有料・高精度)
PDFのOCRに特化したツールですが、画像ファイルも処理できます。精度が非常に高く、業務用途に向いています。
4. FreeOCR(無料・オフライン対応)
インターネット接続なしでOCRできる無料ソフトです。日本語の精度はやや落ちますが、オフライン環境では有用です。
5. gImageReader(無料・Tesseract OCRエンジン)
オープンソースのOCRエンジン「Tesseract」をGUIで使えるようにしたツールです。日本語を含む多言語に対応しています。
よくあるエラーと具体的な対処法
「テキストアクション」ボタンが表示されない
→ Snipping ToolまたはWindowsのバージョンが古い可能性が高いです。対処法1・2を実施してください。
「テキストアクション」ボタンがグレーアウトして押せない
→ 言語パックが不足している可能性があります。対処法3で日本語OCRパックを追加してください。
OCRは実行されるが認識精度が低い
→ 以下を試してください:
- 解像度の高い画像・拡大表示でキャプチャする
- コントラストの高い画像(白背景に黒文字など)を使う
- 斜めになった文字は認識率が落ちるため、できるだけ水平に撮影
- 手書き文字は精度が大幅に低下する(印刷文字向けの機能)
「テキストアクション」は表示されるが実行時にエラーが出る
→ アプリのキャッシュが壊れている可能性があります。対処法4でリセットを試してください。
Snipping Toolが起動しない・フリーズする
→ 対処法4(リセット)または対処法5(再インストール)を試してください。
Microsoft Storeが開かない・更新できない
→ 企業・学校のポリシーで制限されている場合があります。IT管理者に相談するか、PowerToys Text Extractorを代替として使用してください。
Snipping Tool OCR機能のトラブルシューティング総まとめ
| 症状 | 原因 | 対処法 |
|---|---|---|
| ボタンが表示されない | バージョンが古い | 対処法1または2 |
| ボタンがグレーアウト | 言語パック不足 | 対処法3 |
| 精度が低い | 画像品質・言語設定 | 解像度向上・PowerToys |
| 実行時にクラッシュ | キャッシュ破損 | 対処法4 |
| 更新できない | ポリシー制限 | 対処法6(PowerToys) |
Windows 11 OCR機能の今後のアップデート予定
Microsoftは継続的にSnipping ToolのOCR機能を改善しています。2026年現在、以下の機能が追加・改善されました。
- 多言語自動検出:画像内の言語を自動判別して最適なエンジンで認識
- 手書き文字認識の向上:以前より手書きテキストの認識精度が向上
- QRコード・バーコード読み取り:テキストアクション機能でQRコードも読み取り可能に
- URL・電話番号のワンクリックコピー:認識した特定パターンを即座にアクション
これらの機能を利用するには、常に最新バージョンへのアップデートが重要です。
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よくある質問(FAQ)
Q1. Snipping ToolのOCR機能は無料で使えますか?
はい、完全無料です。Windows 11 23H2以降であれば、追加費用なしでテキストアクション機能を使用できます。ただし、Microsoft Storeからの最新バージョン更新が必要な場合があります。
Q2. 日本語の認識精度はどのくらいですか?
印刷された日本語テキスト(明朝体・ゴシック体など標準的なフォント)であれば90〜95%程度の認識精度があります。ただし、手書き文字・装飾的なフォント・画像が低解像度の場合は精度が下がります。より高い精度を求める場合はPowerToys Text Extractorを試してみてください。
Q3. Windows 10でもSnipping ToolのOCR機能は使えますか?
いいえ、テキストアクション(OCR)機能はWindows 11専用です。Windows 10をお使いの場合は、PowerToys Text ExtractorまたはMicrosoft OneNoteのOCR機能を使用することをおすすめします。
Q4. オフラインでもOCR機能は使えますか?
はい、Snipping ToolのOCR機能はオフラインでも使用できます。ただし、言語パックのダウンロードにはインターネット接続が必要です。言語パックをあらかじめインストールしておけば、その後はオフラインでも問題なく動作します。
Q5. PowerToys Text ExtractorとSnipping ToolのOCR、どちらがおすすめですか?
用途によって異なります。キャプチャした画像に注釈を書き込んだり、画像として保存したりしたい場合はSnipping Toolが便利です。素早くテキストだけを抽出したい場合・認識精度を重視する場合・Windows 10を使っている場合はPowerToys Text Extractorがおすすめです。両方インストールして使い分けることもできます。
Q6. テキストアクション機能で認識した文字が間違っている場合はどうしますか?
OCR機能はAIによる自動認識のため、100%正確ではありません。特に似た形の文字(「口」と「日」、「ン」と「ソ」など)は誤認識しやすいです。認識後は必ず内容を確認・修正してから使用することをおすすめします。精度向上のためには、できるだけ解像度の高い画像でキャプチャすることが効果的です。
Q7. 会社のPCでMicrosoft Storeにアクセスできない場合はどうすればよいですか?
会社のポリシーでMicrosoft Storeがブロックされている場合、Snipping Toolを更新できないことがあります。この場合は、IT管理者に相談してアップデートを依頼するか、PowerToysやOneNoteなど代替ツールを使用してください。PowerToysはGitHubからインストーラーをダウンロードすることもできます(IT部門の許可が必要な場合あり)。
Q8. Snipping Toolをアップデートしたのに機能が表示されません
まずPCを完全に再起動してみてください。また、Windowsのバージョンが23H2以降かどうかも確認してください。それでも解決しない場合は、対処法4(アプリのリセット)または対処法5(再インストール)を試してください。
まとめ
Snipping ToolのOCR(テキストアクション)機能が使えない場合の主な原因と対処法をまとめます。
✅ 解決策チェックリスト
- Snipping Toolのバージョンを確認:11.2312以降が必要 → Microsoft Storeで更新
- Windowsのバージョンを確認:23H2以降が必要 → Windows Updateで更新
- 日本語OCR言語パックを追加:設定 → 時刻と言語 → 言語と地域
- Snipping Toolをリセット:設定 → アプリ → 詳細オプション → リセット
- 再インストール:PowerShellでアンインストール → Storeで再インストール
- PowerToys Text Extractorを使う:無料・高精度な代替ツール
どの方法でも解決しない場合は、Microsoftのサポートページへの問い合わせ、またはPowerToys・OneNoteなどの代替OCRツールの使用をご検討ください。
Snipping ToolのOCR機能を活用することで、スクリーンショットからのテキスト入力作業が大幅に効率化されます。ぜひ活用して、Windows 11をより便利に使いこなしてください。
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