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Windowsのスクリーンキーボード・仮想入力とは
Windowsには物理キーボードがなくてもマウスやタッチ操作で文字入力できる「スクリーンキーボード(オンスクリーンキーボード)」が標準搭載されています。キーボードが故障したときの代替手段としてはもちろん、アクセシビリティ目的や、タッチパネル搭載PCでの入力補助としても活用できます。本記事では起動方法・入力設定・カスタマイズ・活用シーンまで詳しく解説します。
- スクリーンキーボードの複数の起動方法
- 入力設定(クリック・ホバー・スキャン)の変更方法
- カスタマイズオプション(キーサイズ・フォントなど)
- タッチキーボードとの違い
- アクセシビリティでの活用方法
- 物理キーボード故障時の代替手段として

スクリーンキーボードの起動方法
Windowsのスクリーンキーボードはさまざまな方法で起動できます。状況に応じて使いやすい方法を選んでください。
方法1:スタートメニューから起動(最も一般的)
- スタートボタン(Windowsロゴ)をクリック
- 「すべてのアプリ」をクリック
- 「簡単操作」フォルダを開く(Windows 10の場合)またはアプリ一覧をスクロール
- 「スクリーンキーボード」をクリック
方法2:検索バーから起動(最速)
- タスクバーの検索アイコンをクリック(またはWindowsキー+S)
- 「スクリーンキーボード」と入力
- 検索結果の「スクリーンキーボード」をクリック
方法3:ファイル名を指定して実行
- Windowsキー + R を押して「ファイル名を指定して実行」を開く
oskと入力してEnterキーを押す- スクリーンキーボードが即座に起動する
方法4:アクセシビリティ設定から起動
- 「設定」→「アクセシビリティ」(Windows 11)または「簡単操作」(Windows 10)を開く
- 「キーボード」をクリック
- 「スクリーンキーボード」のトグルをオンにする
方法5:ログイン画面でも使う(物理キーボード故障時に重要)
- Windowsのサインイン画面を表示
- 右下のアクセシビリティアイコン(人型マーク)をクリック
- 「スクリーンキーボード」をクリック
- マウスでパスワードを入力してサインイン
方法6:タスクバーにピン留めして素早く起動
- スクリーンキーボードを一度起動する
- タスクバーのアイコンを右クリック
- 「タスクバーにピン留めする」をクリック
- 次回から1クリックで起動できる
入力モードの設定(クリック・ホバー・スキャン)
スクリーンキーボードには3つの入力モードがあり、使用状況に応じて最適なモードを選択できます。
入力モードの変更方法
- スクリーンキーボードを起動する
- 右上の「オプション」キーをクリック
- 「オプション」ダイアログが開く
- 「入力方法」で使用するモードを選択する
各入力モードの特徴
| 入力モード | 操作方法 | おすすめの用途 |
|---|---|---|
| クリックモード(デフォルト) | キーをマウスクリックで入力 | マウス操作が可能なとき |
| ホバーモード | キーの上にカーソルを一定時間置くと入力 | クリックが困難なユーザー |
| スキャンモード | キーが順番にハイライトされ、スペースで選択 | マウス操作が困難・スイッチアクセス |
ホバー時間の調整
- 「オプション」→「ホバー時間」スライダーで待機時間(0.5秒〜3秒)を調整
- 短くすると素早く入力できるが誤入力が増える
- 長くすると誤入力は減るが入力速度は遅くなる

カスタマイズオプション
スクリーンキーボードはいくつかのカスタマイズが可能です。
テンキーパッドの表示
- スクリーンキーボードを起動
- 「オプション」をクリック
- 「テンキーパッドを有効にする」にチェックを入れる
- 右側に数字キーパッドが表示される
サイズと位置の変更
- サイズ変更:スクリーンキーボードウィンドウの端をドラッグして拡大・縮小できる
- 位置移動:タイトルバーをドラッグして任意の位置に移動できる
- 最小化:タスクバーに最小化して、必要なときだけ表示できる
その他のオプション設定
| 設定項目 | 説明 |
|---|---|
| 音を使用する | キー入力時にクリック音が鳴る |
| テキスト予測を有効にする | 入力中に候補単語が表示される(英語向け) |
| キーの上にポインターを合わせたときに強調表示 | どのキーにカーソルがあるか視覚的に分かる |
| テンキーパッドを有効にする | 右側に数字キーパッドを追加表示 |
タッチキーボードとの違い
Windowsには「スクリーンキーボード」と「タッチキーボード」の2種類の仮想キーボードがあります。混同しやすいため違いを整理します。
| 比較項目 | スクリーンキーボード(osk.exe) | タッチキーボード |
|---|---|---|
| 主な用途 | アクセシビリティ・障害支援 | タッチパネルでの日常入力 |
| 入力方式 | マウスクリック・ホバー・スキャン | タッチ・フリック入力 |
| 外観 | 物理キーボードに近いレイアウト | スマートフォン風のデザイン |
| 常時表示 | デスクトップ上に常時表示可能 | テキスト入力時のみ自動表示 |
| 起動方法 | 手動起動(osk コマンドなど) | タスクバーアイコンまたは自動 |
タッチキーボードを有効にする方法
- タスクバーの何もない場所を右クリック
- 「タスクバーの設定」をクリック
- 「タッチキーボード」をオンにする
- タスクバー右側にキーボードアイコンが表示される
アクセシビリティでの活用方法
スクリーンキーボードはアクセシビリティ機能として、さまざまな身体的制約を持つユーザーの入力を支援するために設計されています。
スティッキーキーとの組み合わせ
スティッキーキーを有効にすると、Shift・Ctrl・Altなどの修飾キーを同時押しせずに済みます。スクリーンキーボードと組み合わせることで、片手での複合キー操作が可能になります。
- 「設定」→「アクセシビリティ」→「キーボード」を開く
- 「スティッキーキー」をオンにする
- スクリーンキーボードでCtrl→C(コピー)なども逐次入力できる
フィルターキーとの組み合わせ
フィルターキーを有効にすると、短い・繰り返しのキー入力を無視できます。手の震えなどで誤入力が多い場合に有効です。

物理キーボード故障時の緊急対応
キーボードが突然故障した場合のスクリーンキーボード活用手順をまとめます。
緊急時の手順
- マウスが使える場合:タスクバー検索で「osk」と入力して起動
- マウスも使えない場合:タッチパネルを使う(タッチキーボードが自動で表示される)
- ログイン画面でキーボードが必要な場合:右下のアクセシビリティアイコンからスクリーンキーボードを起動
- USB外付けキーボードを接続する(最も根本的な解決策)
Bluetoothキーボードが接続できない場合
- スクリーンキーボードでBluetoothの設定を操作
- 「設定」→「Bluetooth」でデバイスのペアリング操作をスクリーンキーボードで完結できる
よくある質問(FAQ)
はい、IME(Microsoft IMEなど)が有効であれば、スクリーンキーボードでもひらがな・カタカナ・漢字変換が可能です。キーボード右下の「あ/A」切替キーで日本語入力モードに切り替えてください。
標準設定では他のウィンドウの後ろに隠れる場合があります。タスクバーにピン留めして最小化→復元を繰り返すか、ウィンドウを手動で最前面に持ってくることで対応できます。
はい、Ctrl・Alt・Shiftキーもクリックで操作できます。スティッキーキーを有効にすれば、Ctrl→Cのような複合キーも逐次クリックで入力できます。
「設定」→「アクセシビリティ」→「キーボード」→「スクリーンキーボード」がオフになっているか確認してください。または「ファイル名を指定して実行」でoskを直接実行してみてください。
タブレットモードではタッチキーボードが自動表示されます。スクリーンキーボード(osk.exe)は手動起動が基本です。タッチキーボードの方がタブレット操作に適しています。
「設定」→「アクセシビリティ」→「キーボード」→「スクリーンキーボードを使う」をオンにするか、スタートアップフォルダ(shell:startup)にショートカットを追加することで自動起動させられます。
一般的なデスクトップゲームでは使用できますが、フルスクリーンゲームではキーボードが隠れる場合があります。ウィンドウモードでプレイすることで対応できます。
スクリーンキーボードはドラッグして任意のモニターに移動できます。好みのモニター上に配置して作業効率を上げましょう。
スクリーンキーボードはキーロガーによる盗聴に対して有効な場合がありますが、スクリーンキャプチャマルウェアには無効です。セキュリティが重要な場面では、信頼できるPCで操作することを優先してください。
スクリーンキーボード自体のフォントサイズ設定はありませんが、ウィンドウをドラッグで拡大することでキーとテキストを大きく表示できます。Windowsのディスプレイスケーリングを上げることも有効です。
まとめ
Windowsのスクリーンキーボードは物理キーボードなしでも快適に入力できる多機能なツールです。
- 複数の起動方法があり、状況に応じて使い分けられる
- クリック・ホバー・スキャンの3つの入力モードを使用環境に合わせて設定できる
- タッチキーボードとは別の機能で、アクセシビリティ重視の設計になっている
- 物理キーボード故障時のログイン・緊急操作にも対応できる
- スティッキーキーと組み合わせることで複合キー操作も可能
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