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Wi-Fiが特定の部屋だけ遅い原因と対策:壁材・構造・周波数・コスパ対策まで完全解説
「リビングでは快適なのに、寝室に行くと動画が止まる…」
そんな“部屋によって遅いWi-Fi”の原因は、ルーターではなく、壁材・間取り・構造・周波数にあります。
本記事では、初心者でも理解できるように、Wi-Fiの仕組みと壁材ごとの電波減衰、住宅構造別の注意点とその対策を0円から段階的に解説します。
さらにあなたが選ぶべき**周波数帯(2.4GHz / 5GHz / 6GHz)**や、建材ごとの減衰dBデータ、おすすめ製品とコスト別対策フローも掲載。
一軒家もマンションも、これを読めば“部屋ごとのWi-Fi格差”をなくせます。
1. そもそもWi-Fiが遅くなるのは「電波が通らないから」
Wi-Fiが届かない主な理由は次の4つです。
| 原因 | 説明 |
|---|---|
| 透過の限界 | 電波が壁や床を通過すると弱くなる。素材によって減衰量は数十倍違う。 |
| 反射 | 金属製の家具や窓ガラスで跳ね返されて“デッドスポット”が発生。 |
| 吸収 | 水分を含む素材(人体・水槽・湿った壁)に吸収されて熱になる。 |
| 回折しない | 周波数が高いと“回り込み”ができず、角の先に届かない。 |
電波は**見えないけれど、家の中で確実に「減る」「曲がる」「消える」**のです。
2. 周波数帯でWi-Fiの性格はまるで違う
Wi-Fiは電波の“周波数”によって性質が異なります。特に2.4GHz / 5GHz / 6GHzの違いはとても重要です。
| 特性 | 2.4GHz | 5GHz | 6GHz(Wi-Fi 6E/7) |
|---|---|---|---|
| 波長 | 約12.5cm(長い) | 約6cm | 約5cm(短い) |
| 到達距離 | 45〜70m | 15〜30m | 10〜20m |
| 壁の透過性 | 高い(回折しやすい) | 中程度 | 低い(直進性強い) |
| 干渉 | 高い(電子レンジ・Bluetooth) | 低い | 非常に低い |
| 最大帯域幅 | 40MHz | 160MHz | 320MHz |
✅ 2.4GHz:遠距離や壁越しに強いが、遅くて混みやすい
✅ 5GHz:速くて安定だが、壁や距離に弱い
✅ 6GHz:最新。極めて高速・安定だが、障害物に非常に弱い
3. 壁材・建材による減衰:どれだけ弱くなるか【保存版】
Wi-Fiは「壁1枚で速度が半分以下」になることも珍しくありません。
🔻建材別の電波減衰量(dB)
| 壁材 | 2.4GHz | 5GHz | 6GHz | 用途例 |
|---|---|---|---|---|
| 石膏ボード | 0.5〜1dB | 0.5〜1dB | 〜1dB | 内壁 |
| 構造用合板 | 1〜1.5dB | 1〜1.5dB | 1〜2dB | 外壁・床 |
| 木材(柱) | 2〜4dB | 4〜6dB | 5〜7dB | 木造柱 |
| ALCパネル | 5〜10dB | 10〜15dB | 12〜18dB | 鉄骨外壁 |
| コンクリ100mm | 10〜15dB | 20〜25dB | 25〜30dB | 賃貸壁 |
| コンクリ200mm | 25〜31dB | 48〜55dB | 54〜63dB | RC造壁・床 |
| 漆喰・土壁 | 20〜30dB超 | 30〜50dB超 | 50dB超 | 和室内装 |
📌31dB減衰=ほぼ通信不可レベル。
和室、RC壁、鉄骨構造の外壁は**“見えない遮断壁”**になります。
4. 構造別:住宅タイプごとの注意点と対策
🏠 木造住宅(在来工法・2×4)
-
電波は通りやすい(減衰2〜6dB程度)
-
ただし梁・床・断熱材で減衰あり
-
和室(漆喰)や断熱材(アルミ蒸着)に注意
対策:
-
ルーターは2階の中央や階段付近が理想
-
漆喰の部屋では中継器を挟む
-
天井裏のアルミ断熱材がある場合、メッシュWi-Fiを検討
🏢 RC造マンション(鉄筋コンクリート)
-
電波が最も通りにくい(コンクリ壁55dB)
-
隣室や上下階への透過ほぼ不可
-
Low-Eガラス窓で“窓際死角”が発生しやすい
対策:
-
ルーターを部屋の中央へ(玄関近くはNG)
-
メッシュWi-Fi必須(2〜3台)
-
有線バックホールで接続安定性アップ
🏗 鉄骨造住宅(軽量鉄骨・重量鉄骨)
-
骨組みの鉄が電波を“反射&遮蔽”
-
ALC外壁や断熱材がコンクリ並みに減衰
-
上下階間の電波はほぼ通らない
対策:
-
アンテナを斜めにして上階へ向ける
-
各階に中継器 or メッシュノードを1台ずつ
-
有線LAN(またはPLC)で3階にLAN延長が理想
5. 0円 → 5,000円 → 2万円:対策はステップで考える
🧩 ステップ①:0円でできること
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ルーターを床に置かない(1〜1.5mの高さへ)
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家の「ど真ん中」に置く
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電子レンジ・水槽・金属棚から遠ざける
-
周波数を2.4GHzに切り替えてみる
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チャンネル設定:2.4GHz帯は1ch/6ch/11ch推奨
📡 ステップ②:中継器(2,000〜5,000円)
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設置位置:ルーターと目的部屋の“中間”
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電波強度が-65dBm前後の場所に置くのが理想
-
デュアルバンド対応品(RE330、WEX-1166DHPS2など)で速度低下を抑制
🧠 ステップ③:メッシュWi-Fi(1.5〜3万円)
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自動切替で家中どこでも快適
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各階・各エリアにノードを設置
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製品例:Deco X50、WNR-5400XE6P/2S、ZenWiFiなど
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3階建て戸建てでは3台セット必須
6. トラブルシューティング:本当に「電波が原因」か?
✅ 簡単3ステップで切り分け
-
有線で測ってみる(PC直結)
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それでも遅ければプロバイダ側の問題
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スマホで電波強度を測る(RSSI値)
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-70dBm以下 → 電波が届いていない
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チャンネル混雑を確認
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2.4GHzは混みやすい。空いてるchへ変更
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📲おすすめアプリ:Wi-Fiミレル、WiFi Analyzer、AirMacユーティリティ(iOS)
7. 最後に:あなたの家に合った最適解を
Wi-Fiが部屋によって遅い理由は「電波の性格」と「家のつくり」が原因です。
| 住宅構造 | 傾向 | 最適対策 |
|---|---|---|
| 木造戸建て | 通りやすい | 中継器1台で十分 |
| 鉄骨造住宅 | 階またぎが弱い | メッシュ+有線 |
| RC造マンション | 壁越し困難 | メッシュ+中央配置+有線バックホール |
🔍 測定して→配置して→拡張する。
Wi-Fiは「見えないけど論理的」な通信です。
まずはルーターの位置を動かすところから始めてみてください。
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