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PPPoE接続が夜だけ切断される原因と対処法【2026年最新版】

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PPPoE接続が夜だけ切断される…その原因は「混雑」だけじゃない

「夜になるとインターネットが切れる」「夜8時〜12時ごろに接続が頻繁に切断される」「夜だけ速度が極端に落ちて実質使えない」――フレッツ光などのPPPoE接続を使っているユーザーに非常に多い悩みです。

PPPoE接続が夜だけ切断される原因は、大きく分けてISPのPPPoEサーバー混雑・ルーターの熱暴走・PPPoEセッション設定の問題・回線自体の品質低下の4種類があります。

この記事では、夜間のPPPoE切断の原因を詳しく解説し、今すぐできる対処法を順番に紹介します。

この記事でわかること

  • PPPoE接続が夜だけ切断される主な原因
  • IPoE(IPv6)への切り替えで根本解決する方法
  • ルーターの設定・冷却で解決する方法
  • PPPoEセッション数制限への対処法
  • ISPや回線業者へのクレームの正しい方法
  • 光コラボとフレッツ回線の違いと乗り換えの考え方

PPPoE接続が夜だけ切断される主な原因

原因1:ISPのPPPoE網(NTEの混雑)

PPPoE接続の構造上、フレッツ回線とISPをつなぐ部分に「NTE(ネットワーク終端装置)」というボトルネックが存在します。夜間(特に20時〜24時)は多くのユーザーが同時接続するため、このNTEが混雑してPPPoEセッションが不安定になり、切断が起きます。

これは特定のユーザーの問題ではなく、ISP全体のインフラ問題です。このため、夜間だけ切断される場合の根本的な解決策はIPoE(IPv6接続)への切り替えです。

原因2:PPPoEのセッション数上限

フレッツ回線はPPPoEセッションの同時接続数に上限があります(通常は1〜2セッション)。複数のルーターが同じ回線でPPPoEを試みていたり、ルーターが再接続を繰り返して上限に達したりすると、切断が起きることがあります。

原因3:ルーターの過熱(熱暴走)

ルーターは夜間に長時間稼働を続けると内部温度が上がります。夏場や通気性の悪い場所に設置している場合、夕方〜夜にかけてルーターが過熱して処理能力が低下し、PPPoEセッションが切れることがあります。

原因4:回線品質の低下

光ファイバーの状態が悪化していたり、ONUやルーターの機器が古くなっていたりすると、電気的なノイズや信号劣化が起きやすくなります。夜間の気温変化(特に夏の熱膨張・冬の収縮)が影響することもあります。

原因5:ルーターの接続維持設定(キープアライブ)の問題

PPPoE接続は一定時間通信がないと切断される場合があります。ルーターの「PPPoE接続維持(キープアライブ)」の設定が正しくなかったり、ISPがアイドルタイムアウトを設定している場合に切断が起きます。

解決方法:状況に応じた対処法

最優先の解決策:IPoE(IPv6)接続に切り替える

PPPoE混雑が原因の場合、最も効果的な解決策はIPoE方式のIPv6接続(v6プラス、transix、IPv6オプション等)に切り替えることです。IPoEはNTE(混雑ポイント)を経由しないため、夜間でも安定した接続が維持されます。

IPoE(IPv6)への切り替え手順

  1. 現在のISP(プロバイダ)のサポートページで「IPoE」「v6プラス」「transix」「IPv6オプション」などのサービスが提供されているか確認する
  2. サービスが提供されている場合、ISPのマイページまたは電話で申し込む(多くは無料または月額数百円)
  3. IPoEに対応したルーターを用意する(NEC Aterm、バッファロー、ASUSなど多くの最新ルーターが対応)
  4. ルーターの接続設定をPPPoEからIPoEに変更する

IPoEに切り替えると、夜間でも安定して100Mbps以上の速度が出るようになることが多いです。

STEP1:ルーターの設置環境を改善する(熱対策)

ルーター過熱が原因の場合の対処法です。

  • ルーターを壁から10cm以上離して設置する
  • ルーターの上に物を置かない(放熱を妨げない)
  • 戸棚やテレビ台の閉じた空間に置かない
  • 扇風機や小型ファンで風を当てる(特に夏場)
  • ルーターが長期間使用されている場合(4〜5年以上)は交換を検討する

STEP2:ルーターの接続設定を確認する

PPPoEのセッション設定やキープアライブ設定を確認します。

  1. ルーターの管理画面にアクセス(通常は192.168.1.1や192.168.0.1)
  2. 「WAN設定」または「インターネット設定」からPPPoE設定を確認
  3. 「接続維持」または「常時接続」が有効になっているか確認する
  4. 「アイドル切断」「自動切断」が設定されている場合は無効にする
  5. 「キープアライブ」の間隔を短く設定する(例:30秒ごと)

STEP3:ルーターを再起動する

PPPoEセッションのリセットとルーターの状態リフレッシュのために定期的な再起動が有効です。

  • 夜間の切断が起きる前(例:毎日20時)に自動再起動を設定する機種もある
  • ONUとルーターを同時に再起動して、接続をフレッシュな状態に戻す
  • 再起動順序:ONUの電源を切る→ルーターの電源を切る→30秒待つ→ONUの電源を入れる→ONUのランプが安定したらルーターの電源を入れる

STEP4:ルーターを最新機種に交換する

4〜5年以上同じルーターを使っている場合、機器の経年劣化が切断の原因になることがあります。最新のWi-Fi 6対応ルーターはIPoEにも対応しており、安定性が向上しています。

おすすめルーター:

  • NEC Aterm WX3600HP:IPoE対応、安定性が高い日本製
  • バッファロー WSR-3200AX4S:価格と性能のバランスが良い
  • ASUS RT-AX3000:高機能・安定性が高い

STEP5:ISPに問い合わせる

上記を試しても改善しない場合、ISPに問い合わせて「夜間のPPPoEが頻繁に切断される」と伝えましょう。ISP側のNTE増強や、設備の問題を把握している場合があります。また、IPoEへの切り替えを案内してもらえる場合があります。

ISP乗り換えも選択肢に

現在のISPでIPoEが提供されていない場合や、問い合わせても改善しない場合は、IPoEに力を入れているISPへの乗り換えも検討してください。

ISP IPoEサービス名 特徴
NTTぷらら v6プラス 安定性高い
So-net v6プラス 安定したサービス
GMOとくとくBB v6プラス コスパ良好
BIGLOBE IPv6オプション 老舗ISP
OCN transix NTT系で安心

よくある質問(FAQ)

Q1:夜だけ切断されるのですが、原因がわかりません。何から確認すればいいですか?

A:最初にルーターの管理画面でPPPoEの接続ログを確認してください。切断時刻と再接続の様子が記録されています。次に、ルーターの過熱がないか(本体が熱くなっていないか)を確認してください。その上でIPoEへの切り替えを検討するのが効率的です。

Q2:IPoEに切り替えると何が変わりますか?PPPoEより遅くなりませんか?

A:IPoEはPPPoEの混雑ポイント(NTE)を迂回するため、特に夜間は速度・安定性ともに向上することが多いです。昼間は大きな差がない場合もありますが、夜間については劇的に改善するユーザーが多いです。

Q3:IPoEに切り替えると月額料金が上がりますか?

A:ISPによって異なりますが、多くのISPでIPoE(v6プラス、transix等)は無料または月数百円で提供されています。まずは現在のISPのサービス内容を確認してください。

Q4:光コラボ(ドコモ光、ソフトバンク光など)でも夜間の切断は起きますか?

A:はい、光コラボでもフレッツ回線を使っている場合は同様の混雑問題が起きることがあります。光コラボでもIPoE(v6プラス、transix)が利用できる場合があるため、プロバイダに確認してください。

Q5:PPPoEセッションは1つしか使えないのですか?

A:フレッツ光のPPPoEセッション数は回線種別によって異なります。一般的なNGN(フレッツ光ネクスト)では最大2セッションまで。複数のルーターが同時にPPPoEを使おうとするとセッション不足で切断が起きることがあります。

Q6:ルーターを再起動すると繋がりますが、しばらくするとまた切れます。

A:一時的な再起動で繋がるなら、ルーターのPPPoEセッション保持の問題かIPoE網の混雑が原因の可能性が高いです。根本解決にはIPoEへの切り替えをおすすめします。

Q7:マンションの共有回線でも夜間切断は起きますか?

A:マンションのVDSL方式(電話線を使う接続)の場合、建物内の配線や分岐による信号劣化が原因のこともあります。管理会社やNTTに相談してみてください。光配線方式(各戸に直接光ファイバー)に変更できる場合は改善することがあります。

まとめ

PPPoE接続が夜だけ切断される問題は、以下の優先順位で対処しましょう:

  1. IPoE(IPv6)接続への切り替え:最も根本的で効果的な解決策
  2. ルーターの熱対策と設置環境の改善:過熱による切断の防止
  3. ルーターの設定確認:キープアライブ・常時接続の設定
  4. ルーター本体の交換:経年劣化している場合
  5. ISPへの問い合わせ・乗り換え:インフラ問題の場合

特にIPoEへの切り替えは、夜間の接続トラブルを根本から解決できる可能性が高く、多くの場合で劇的な改善が見られます。まずはご利用中のISPがIPoEに対応しているか確認することをおすすめします。

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