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「自分のPCって実際どれくらいの性能なの?」「ゲームが快適に動くか事前に確認したい」「パーツを交換したけど本当に速くなったの?」――そんな疑問を解決してくれるのがベンチマークテストです。
ベンチマークとは、PCの各パーツ(CPU・GPU・SSD・メモリなど)の性能を数値(スコア)で客観的に測定する方法のこと。スコアを見れば、自分のPCが他のPCと比べてどの程度の実力なのか、一目で把握できます。
この記事では、2026年現在よく使われている主要なベンチマークソフトの使い方を、初心者の方にもわかりやすくステップ形式で解説します。CPU・GPU・ストレージ・総合性能のそれぞれについて、無料で使えるツールを中心にご紹介しますので、ぜひ参考にしてください。
この記事でわかること
- ベンチマークテストとは何か・なぜ必要なのか
- CPU・GPU・SSD・総合性能を測る代表的なツール
- 各ベンチマークソフトのダウンロードから実行までの具体的な手順
- スコアの見方と性能の目安
- 正確な結果を出すための注意点とコツ
- 目的別のおすすめベンチマークツールの選び方

ベンチマークとは?基礎知識をわかりやすく解説
ベンチマークの意味と目的
ベンチマーク(Benchmark)とは、もともと測量用語で「基準点」を意味する言葉です。PC分野では、ハードウェアやソフトウェアの性能を一定の基準で測定し、数値化することを指します。
ベンチマークテストを行う主な目的は以下のとおりです。
- PCの現在の性能を客観的に把握する:体感だけでなく、数値で確認できる
- パーツ交換・アップグレードの効果を確認する:メモリ増設やSSD換装の前後で比較できる
- 購入前の性能比較に活用する:新しいPCやパーツを買う前に、スコアを参考にできる
- 不具合の切り分けに使う:スコアが異常に低い場合、どこにボトルネックがあるか特定できる
- ゲームや動画編集の快適度を予測する:要求スペックとスコアを照らし合わせて判断できる
ベンチマークの種類
ベンチマークテストは、測定する対象によって大きく4つの種類に分けられます。
| 種類 | 測定対象 | 代表的なツール | こんな人向け |
|---|---|---|---|
| CPUベンチマーク | プロセッサの計算性能 | Cinebench、CPU-Z | 動画編集、3Dレンダリングをする人 |
| GPUベンチマーク | グラフィック描画性能 | 3DMark、Unigine Heaven | ゲーマー、映像クリエイター |
| ストレージベンチマーク | SSD・HDDの読み書き速度 | CrystalDiskMark | SSD換装の効果を確認したい人 |
| 総合ベンチマーク | PC全体の総合性能 | PCMark、FINAL FANTASY XV ベンチ | PCの総合力を把握したい人 |
それぞれのツールについて、次の章から詳しく使い方を解説していきます。
CPUベンチマーク:Cinebench R24の使い方
Cinebench R24とは
Cinebench(シネベンチ)は、ドイツのMaxon社が開発したCPU性能測定の定番ツールです。映画やCMの3DCG制作に使われる「Cinema 4D」のレンダリングエンジンをベースにしており、CPUの実際の処理能力を非常に正確に測定できます。
2026年現在の最新バージョンはCinebench R24(2024)で、最新のCPUアーキテクチャに対応した測定が可能です。無料で利用でき、Windows・macOSの両方に対応しています。
Cinebench R24のダウンロードとインストール
ステップ1:Maxon公式サイト(https://www.maxon.net/ja/cinebench)にアクセスします。
ステップ2:「無料ダウンロード」ボタンをクリックします。Windows版とMac版があるので、お使いのOSに合わせて選択してください。
ステップ3:ダウンロードしたファイルを展開(解凍)します。インストール不要のポータブル版なので、展開したフォルダ内の「Cinebench.exe」をダブルクリックするだけで起動できます。
Cinebench R24の実行手順
ステップ1:Cinebenchを起動すると、メイン画面が表示されます。左側に「CPU(Multi Core)」と「CPU(Single Core)」の2つのテスト項目があります。
ステップ2:まず「CPU(Multi Core)」の「Start」をクリックします。これはCPUの全コアを使った並列処理の性能を測定するテストです。3Dシーンのレンダリングが自動的に始まり、画面にCGが少しずつ描画されていきます。
ステップ3:テストが完了すると(通常5〜15分)、マルチコアスコアが表示されます。この数値が大きいほど、CPUの並列処理能力が高いことを意味します。
ステップ4:続いて「CPU(Single Core)」の「Start」をクリックします。これは1コアだけの性能を測定するテストで、ゲームや一般的なアプリケーションの体感速度に影響する指標です。
ステップ5:結果が表示されたら、スコアをメモしておきましょう。左下の「Ranking」を見ると、他のCPUとの比較もできます。
Cinebench R24 スコアの目安
| CPU | マルチコアスコア(目安) | シングルコアスコア(目安) | 性能レベル |
|---|---|---|---|
| Core i3-13100 相当 | 約450〜550 | 約90〜100 | エントリー |
| Core i5-14600K 相当 | 約900〜1100 | 約110〜120 | ミドルレンジ |
| Core i7-14700K 相当 | 約1200〜1500 | 約115〜125 | ハイエンド |
| Core i9-14900K 相当 | 約1600〜1900 | 約125〜135 | ウルトラハイエンド |
| Ryzen 7 7800X3D 相当 | 約1000〜1200 | 約105〜115 | ゲーミング最適 |
※スコアはバージョンやテスト条件によって変動します。同じバージョンの同条件で比較することが重要です。
GPUベンチマーク:3DMarkの使い方
3DMarkとは
3DMark(スリーディーマーク)は、UL Solutions社が開発したGPU(グラフィックボード)性能測定の世界標準ツールです。ゲームに近い3Dグラフィックのレンダリングテストを実行し、グラフィック性能をスコアで数値化します。
Steam(Steamストア)から無料版(3DMark Basic Edition)をダウンロードでき、最も人気のある「Time Spy」テストを含む複数のテストが無料で利用可能です。
3DMarkのダウンロードとインストール
ステップ1:Steamクライアントを起動します。Steamをお持ちでない場合は、Steam公式サイト(https://store.steampowered.com/)から無料でダウンロード・インストールできます。
ステップ2:Steamの検索バーに「3DMark」と入力して検索します。
ステップ3:「3DMark」のストアページを開き、「デモをダウンロード」(無料版)をクリックします。有料版(Advanced Edition)もありますが、基本的なテストは無料版で十分です。
ステップ4:ダウンロードとインストールが自動的に行われます。容量は約4〜5GBあるので、回線速度によっては時間がかかることがあります。

3DMarkの実行手順(Time Spy)
ステップ1:Steamライブラリから3DMarkを起動します。初回起動時にはコンポーネントのインストールが行われる場合があります。
ステップ2:メイン画面で「Time Spy」を選択します。Time SpyはDirectX 12対応のテストで、現在最もよく使われているGPUベンチマークです。
ステップ3:「RUN」ボタンをクリックしてテストを開始します。画面に美麗な3Dグラフィックのデモシーンが表示され、自動的にテストが進行します。
ステップ4:テストは約5〜10分で完了します。テスト中はPCに負荷がかかるため、他のアプリケーションは閉じておいてください。
ステップ5:テスト完了後、総合スコア・Graphics Score・CPU Scoreの3つが表示されます。GPU性能を見るには「Graphics Score」を参照しましょう。
3DMark Time Spy スコアの目安
| GPU | Time Spyスコア(目安) | ゲーム性能レベル |
|---|---|---|
| GeForce GTX 1650 | 約3,500〜4,000 | 軽量ゲームなら快適 |
| GeForce RTX 4060 | 約10,000〜11,000 | フルHDで快適にプレイ可能 |
| GeForce RTX 4070 | 約17,000〜18,000 | WQHDでも高画質プレイ可能 |
| GeForce RTX 4080 | 約23,000〜25,000 | 4K高画質でも快適 |
| GeForce RTX 4090 | 約35,000〜38,000 | あらゆるゲームを最高設定でプレイ |
| Radeon RX 7800 XT | 約17,000〜19,000 | WQHD高画質でプレイ可能 |
ストレージベンチマーク:CrystalDiskMarkの使い方
CrystalDiskMarkとは
CrystalDiskMark(クリスタルディスクマーク)は、日本人開発者の「ひよひよ」氏が作成したストレージ(SSD・HDD)の読み書き速度を測定するツールです。世界中で広く使われており、SSDのレビューでは必ずと言っていいほど登場するド定番のベンチマークソフトです。
完全無料で、日本語対応、Windows専用です。シンプルなインターフェースで、初心者でも迷わず使えるのが魅力です。
CrystalDiskMarkのダウンロードとインストール
ステップ1:公式サイト(https://crystalmark.info/ja/software/crystaldiskmark/)にアクセスします。
ステップ2:「ダウンロード」セクションから、通常版(インストーラー版)またはポータブル版を選んでダウンロードします。お好みで選んで構いません。
ステップ3:インストーラー版の場合はダウンロードしたファイルを実行し、画面の指示に従ってインストールします。ポータブル版の場合はZIPを解凍して「DiskMark64.exe」を実行するだけです。
CrystalDiskMarkの実行手順
ステップ1:CrystalDiskMarkを起動します。メイン画面はコンパクトなウィンドウで、上部に設定項目、中央にテスト結果が表示されるエリアがあります。
ステップ2:画面左上のドロップダウンでテスト回数(デフォルト:5)を確認します。5回が標準ですが、時間を短縮したい場合は3回でも十分です。
ステップ3:テストサイズ(デフォルト:1GiB)を確認します。通常はこのままで問題ありません。
ステップ4:テスト対象のドライブを右上のドロップダウンから選択します。Cドライブ(通常はOSが入っているSSD)がデフォルトで選ばれています。
ステップ5:左上の「All」ボタンをクリックすると、すべてのテストが順番に実行されます。個別に実行したい場合は、各テスト名の横にある緑色の「▶」ボタンをクリックします。
ステップ6:テスト完了後、Read(読み込み速度)とWrite(書き込み速度)がMB/s単位で表示されます。
CrystalDiskMarkの結果の見方
CrystalDiskMarkでは、4種類のテスト結果が表示されます。それぞれの意味を理解しておきましょう。
| テスト名 | 説明 | 重要度 |
|---|---|---|
| SEQ1M Q8T1 | シーケンシャル読み書き(大きなファイルの連続転送)。カタログスペックに相当する最大速度 | ★★★★☆ |
| SEQ1M Q1T1 | キュー1・スレッド1でのシーケンシャル。実利用に近い連続アクセス速度 | ★★★☆☆ |
| RND4K Q32T1 | ランダム4KBアクセス(キュー32)。多数の小さなファイルを同時処理する速度 | ★★★★☆ |
| RND4K Q1T1 | ランダム4KBアクセス(キュー1)。日常の体感速度に最も影響する、最重要指標 | ★★★★★ |
ストレージ種類別 速度の目安
| ストレージ種類 | シーケンシャル読み込み(目安) | 体感 |
|---|---|---|
| HDD(7200rpm) | 約100〜200 MB/s | 起動・読み込みが遅い |
| SATA SSD | 約500〜560 MB/s | 十分快適 |
| NVMe SSD(Gen3) | 約2,000〜3,500 MB/s | 高速で快適 |
| NVMe SSD(Gen4) | 約5,000〜7,000 MB/s | 非常に高速 |
| NVMe SSD(Gen5) | 約10,000〜14,000 MB/s | 超高速(大容量ファイル転送向き) |
総合ベンチマーク:PCMark 10の使い方
PCMark 10とは
PCMark 10(ピーシーマーク テン)は、3DMarkと同じUL Solutions社が開発したPC総合性能測定ツールです。Webブラウジング、オフィス作業、ビデオ通話、写真・動画編集など、実際の使用シーンに近い作業をシミュレーションして、PCの総合力をスコア化します。
「ゲームは特にやらないけど、普段使いでどれくらい快適なのか知りたい」という方に最適なベンチマークです。3DMarkと同様にSteamから無料版をダウンロードできます。
PCMark 10の実行手順
ステップ1:Steamで「PCMark 10」を検索し、無料版(Basic Edition)をダウンロード・インストールします。
ステップ2:PCMark 10を起動し、メイン画面で「PCMark 10」テストを選択します(他にも「PCMark 10 Express」「PCMark 10 Extended」がありますが、無料版では「PCMark 10」が利用可能です)。
ステップ3:「RUN」ボタンをクリックしてテストを開始します。テストは「Essentials」「Productivity」「Digital Content Creation」の3つのカテゴリに分かれて順番に実行されます。
ステップ4:テスト完了後(約15〜20分)、総合スコアと各カテゴリのスコアが表示されます。
PCMark 10 スコアの見方
| カテゴリ | テスト内容 | 快適ライン(目安) |
|---|---|---|
| Essentials | アプリ起動、Webブラウジング、ビデオ会議 | 4,100以上 |
| Productivity | 表計算、文書作成などオフィス作業 | 4,500以上 |
| Digital Content Creation | 写真編集、動画編集、3Dレンダリング | 3,450以上 |
| 総合スコア | 上記3カテゴリの加重平均 | 5,000以上で快適 |

その他の便利なベンチマークツール
CPU-Z(CPUの詳細情報+簡易ベンチマーク)
CPU-Zは、CPUの詳細情報(型番、コア数、クロック周波数、キャッシュ容量など)を確認できるツールです。「Bench」タブから簡易的なCPUベンチマークも実行でき、シングルスレッド・マルチスレッドの性能を手軽にチェックできます。
公式サイト(https://www.cpuid.com/softwares/cpu-z.html)から無料でダウンロード可能です。
GPU-Z(GPUの詳細情報確認)
GPU-Zは、グラフィックボードの詳細情報(GPU名、VRAMサイズ、クロック周波数、温度など)をリアルタイムで確認できるツールです。ベンチマーク機能はありませんが、GPU温度やクロック周波数の監視に便利で、ベンチマーク実行中の温度チェックに活用できます。
公式サイト(https://www.techpowerup.com/gpuz/)から無料でダウンロードできます。
HWMonitor(温度・電力モニタリング)
HWMonitorは、CPU・GPU・マザーボード・ストレージの温度、ファン回転数、電圧、消費電力をリアルタイムでモニタリングできるツールです。ベンチマーク実行中にPCの温度が危険な水準に達していないか確認するのに役立ちます。
公式サイト(https://www.cpuid.com/softwares/hwmonitor.html)から無料でダウンロードできます。
FINAL FANTASY XV WINDOWS EDITION ベンチマーク
スクウェア・エニックスが公式に提供しているゲーム系ベンチマークです。実際のゲームエンジンで動作するため、ゲーミングPCの性能を実際のゲームプレイに近い形で測定できます。「快適」「やや快適」「普通」「やや重い」「動作困難」など、日本語で直感的に結果が表示されるのが特徴です。
公式サイトから無料でダウンロード可能で、インストール不要で実行できます。
ファイナルファンタジーXIV: 黄金のレガシー ベンチマーク
FF14の最新拡張パック「黄金のレガシー」対応のベンチマークです。2026年現在、国内で最も利用者が多いゲームベンチマークの一つで、スコアに応じて「非常に快適」「快適」「やや快適」「普通」「設定変更を推奨」「設定変更が必要」「動作困難」の7段階で評価されます。
ベンチマーク時の注意点とコツ
ベンチマークテストで正確な結果を出すためには、いくつかの注意点があります。適当に実行してしまうとスコアが安定せず、正確な比較ができません。以下のポイントを押さえておきましょう。
1. 常駐ソフト・バックグラウンドアプリを終了する
ベンチマーク実行前に、不要なアプリケーションをすべて閉じてください。Webブラウザ、チャットアプリ、クラウドストレージの同期ソフト(OneDrive、Dropbox等)、セキュリティソフトのリアルタイムスキャンなどがCPUやディスクに負荷をかけると、スコアが低くなります。
タスクバーの右下(システムトレイ)にあるアイコンを右クリックして「終了」で閉じるか、タスクマネージャー(Ctrl+Shift+Esc)でCPU使用率が高いプロセスを確認しましょう。
2. 電源プランを「高パフォーマンス」に設定する
Windowsの電源プランが「バランス」や「省電力」になっていると、CPUの動作クロックが制限され、本来の性能が発揮されません。ベンチマーク時は以下の手順で「高パフォーマンス」に切り替えましょう。
手順:「設定」→「システム」→「電源とバッテリー」→「電源モード」→「最適なパフォーマンス」を選択
※Windows 10の場合は「コントロールパネル」→「電源オプション」→「高パフォーマンス」
3. PCの温度を確認する(サーマルスロットリング対策)
CPUやGPUは高温になると、自動的に動作速度を落として熱を下げようとします。これを「サーマルスロットリング」と呼びます。すでにPC内部が高温の状態でベンチマークを実行すると、本来の性能よりも低いスコアが出てしまいます。
ベンチマーク前にHWMonitorなどでCPU温度を確認し、アイドル時に40〜50℃以下であることを確認しましょう。もし温度が高い場合は、PCの通気口にホコリが詰まっていないか確認してください。
4. ノートPCは電源アダプターを接続する
ノートPCをバッテリー駆動で使用していると、電力を節約するためにCPUやGPUの性能が制限されます。ベンチマークテスト時は、必ずACアダプターを接続した状態で実行してください。
5. 同じ条件で比較する
ベンチマークスコアを比較する際は、必ず同じソフトの同じバージョンを使ってください。例えば、Cinebench R23のスコアとCinebench R24のスコアは基準が異なるため、直接比較できません。また、テスト設定(解像度、品質設定など)も統一することが重要です。
6. 複数回実行して平均を取る
ベンチマークスコアは毎回わずかに変動します。より正確な結果を得るために、同じテストを2〜3回実行して平均値を取ることをおすすめします。極端に低いスコアが出た場合は、バックグラウンドで何かが動いていた可能性があるので、その回は除外しましょう。
主要ベンチマークツール比較表
ここまで紹介した主要なベンチマークツールを一覧で比較してみましょう。目的に合ったツールを選ぶ参考にしてください。
| ツール名 | 測定対象 | 価格 | 対応OS | 難易度 | おすすめ用途 |
|---|---|---|---|---|---|
| Cinebench R24 | CPU | 無料 | Windows、macOS | 初心者向け | CPU性能の基本測定 |
| 3DMark | GPU(CPU含む) | 無料版あり | Windows | 初心者向け | ゲーミング性能の測定 |
| CrystalDiskMark | SSD、HDD | 無料 | Windows | 初心者向け | ストレージ速度の測定 |
| PCMark 10 | PC総合 | 無料版あり | Windows | 初心者向け | 日常作業の快適度測定 |
| CPU-Z | CPU(簡易) | 無料 | Windows | 初心者向け | CPU情報確認+簡易テスト |
| FF15ベンチマーク | GPU(総合) | 無料 | Windows | 初心者向け | ゲーム性能を日本語で確認 |
| FF14ベンチマーク | GPU(総合) | 無料 | Windows | 初心者向け | FF14プレイ環境の確認 |
| HWMonitor | 温度・電力監視 | 無料 | Windows | 初心者向け | ベンチマーク中の温度監視 |
目的別おすすめベンチマーク
「結局、自分はどのベンチマークを使えばいいの?」という方のために、目的別のおすすめをまとめました。
ゲームを快適にプレイしたい人
→ 3DMark(Time Spy)でGPU性能を測定しましょう。加えて、プレイしたいゲームの公式ベンチマーク(FF14、FF15など)があれば、それも実行するとより具体的にわかります。
動画編集・3DCGをやりたい人
→ Cinebench R24でCPUのマルチコア性能を確認。動画編集ではCPUのマルチコア性能が重要です。GPUアクセラレーション対応のソフトを使う場合は、3DMarkも合わせて確認しましょう。
SSDを換装した・新しく買った人
→ CrystalDiskMark一択です。換装前と換装後のスコアを比較すれば、どれだけ速くなったか一目瞭然です。
普段使い(Web、Office、メール)が快適か知りたい人
→ PCMark 10がぴったりです。日常的な作業をシミュレーションしたスコアなので、「自分のPCは普段使いで快適なのか」が数値でわかります。
PCの総合的な健康状態を把握したい人
→ PCMark 10 + HWMonitorの組み合わせがおすすめです。PCMark 10で性能スコアを確認しつつ、HWMonitorで温度に異常がないか同時にチェックできます。
よくある質問(FAQ)
Q1. ベンチマークテストでPCが壊れることはありますか?
通常の使用では壊れることはありません。ベンチマークソフトはPCに高い負荷をかけますが、CPUやGPUには過熱時に自動的に速度を落とす安全機能(サーマルスロットリング)が備わっています。ただし、冷却が極端に不十分な状態(ファンが故障している、通気口が完全にふさがれているなど)で長時間高負荷テストを繰り返すことは避けてください。
Q2. ベンチマークスコアが他の人より低いのですが、故障でしょうか?
必ずしも故障とは限りません。まず以下を確認してください。
- バックグラウンドで重いソフトが動いていなかったか
- 電源プランが「省電力」になっていなかったか
- ノートPCの場合、ACアダプターが接続されていたか
- PC内部の温度が高すぎなかったか(HWMonitorで確認)
- GPUドライバーが最新版になっているか
これらをすべて確認した上でスコアが明らかに低い場合は、ハードウェアの不具合の可能性があります。
Q3. 無料のベンチマークソフトと有料版の違いは何ですか?
3DMarkやPCMark 10の場合、無料版では一部のテストのみ実行可能で、有料版(Advanced Edition)では全テストの実行、カスタム設定、オフラインモードなどが利用できます。ただし、基本的な性能測定は無料版で十分です。Cinebench R24やCrystalDiskMarkは完全無料で全機能が使えます。
Q4. ベンチマークはどれくらいの頻度で実行すればいいですか?
日常的に定期実行する必要はありません。以下のタイミングで実行するのがおすすめです。
- PCを新しく購入したとき:初期状態のスコアを記録しておく
- パーツを交換・増設したとき:アップグレードの効果を確認
- PCの動作が遅くなったと感じたとき:スコアの低下で原因を特定
- ドライバーやBIOSをアップデートしたとき:性能の変化を確認
Q5. Macでも使えるベンチマークソフトはありますか?
はい、あります。Cinebench R24はmacOS対応で、Apple Silicon(M1〜M4チップ)のCPU性能も測定できます。また、Geekbench 6はWindows・macOS・Linux対応のクロスプラットフォームベンチマークで、CPU性能とGPU(Metal / Vulkan)性能を測定できます。3DMarkやCrystalDiskMarkはWindows専用なので、Macでは利用できません。
Q6. ベンチマーク中にPCがフリーズ・再起動しました。どうすればいいですか?
ベンチマーク中のフリーズや再起動は、以下の原因が考えられます。
- 過熱:冷却が不十分でCPUやGPUが限界温度に達した
- 電源不足:電源ユニットの容量がグラフィックボードの消費電力に対して不足している
- ドライバーの不具合:GPUドライバーを最新版にアップデートしてみてください
- メモリの不具合:メモリが正しく装着されていない、または故障している可能性
まずはPC内部の清掃と冷却の確認を行い、それでも改善しない場合はハードウェアの点検をおすすめします。
Q7. ベンチマークスコアを上げる方法はありますか?
ソフトウェア面では以下の方法が効果的です。
- GPUドライバーを最新版に更新する
- 電源プランを「高パフォーマンス」に設定する
- 不要なバックグラウンドプロセスを終了する
- BIOSでXMP(メモリオーバークロック)を有効にする
- PC内部を清掃して冷却効率を改善する
ハードウェア面では、メモリの増設、SSDへの換装、グラフィックボードの交換が効果的です。ただし、オーバークロックは自己責任で行ってください。メーカー保証が無効になる場合があります。
Q8. ベンチマークのスコアとゲームのフレームレート(fps)は比例しますか?
おおむね比例しますが、完全には一致しません。ベンチマークはあくまで「標準的なテスト」であり、実際のゲームはタイトルごとにCPU依存・GPU依存の度合いが異なります。ベンチマークスコアは「性能の目安」として捉え、実際のゲームでのfpsは個別に確認するのが確実です。ゲーム内のベンチマーク機能やFPSカウンター(Steam標準搭載)を活用しましょう。
まとめ
この記事では、PCのベンチマークテストについて、基礎知識から主要ツールの使い方、スコアの見方、注意点まで詳しく解説しました。
この記事のポイント
- CPU性能を測るなら → Cinebench R24(無料、Windows・macOS対応)
- GPU性能を測るなら → 3DMark Time Spy(無料版あり、Steam経由)
- ストレージ速度を測るなら → CrystalDiskMark(無料、最も定番)
- PC総合性能を測るなら → PCMark 10(無料版あり、日常作業シミュレーション)
- 正確な結果を得るには、常駐ソフトの終了・電源設定・温度管理が重要
- スコアの比較は同じソフト・同じバージョン・同じ設定で行うこと
ベンチマークテストは、PCの性能を「なんとなく」ではなく「数値で」把握できる便利な方法です。パーツ交換の前後比較、新しいPCの購入判断、不具合の原因調査など、さまざまな場面で役立ちます。
どのツールも無料で手軽に使えるものばかりなので、ぜひ一度お使いのPCでベンチマークテストを実行してみてください。自分のPCの実力を数値で知ることで、より効果的な使い方やアップグレードの判断ができるようになるはずです。
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