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「休暇前にOutlookの自動応答を設定したいけど、どこで設定するかわからない」「不在中にメールが届いたとき、自動で返信を送りたい」――お盆休みや年末年始の前、または長期出張前にこのような疑問をお持ちではないでしょうか?
Outlookの自動応答(不在時の返信)機能を使えば、設定した期間中に届いたメールに対して自動でメッセージを返信できます。この記事では、Windows版・Mac版・Web版・スマホ版(iOS/Android)の全プラットフォームにおける設定手順を、ステップ形式でわかりやすく解説します。さらに、すぐに使えるビジネスメール文例集も掲載しています。

この記事でわかること
- Outlookの自動応答(不在時の返信)の仕組みとできること
- Outlook for Windows(デスクトップ版)での設定手順
- Microsoft 365 Web版(Outlook on the web)での設定手順
- Outlook for Mac での設定手順
- Outlook for iOS/Android(スマホ)での設定手順
- 社内向け・社外向けメッセージの使い分け方
- 休暇中・出張中・産休育休中のメール文例集
- 自動応答が反映されない時の対処法
Outlookの自動応答(不在時の返信)とは
Outlookの「自動応答」とは、設定した期間中に受信したメールに対して自動的に返信メッセージを送信する機能です。英語では「Out of Office(OOO)」「Auto Reply」とも呼ばれます。
自動応答機能の主な特徴
- 期間指定:開始日時から終了日時を設定でき、指定期間が終わると自動で解除される
- 社内・社外で別メッセージ:同じ組織内(Exchange/Microsoft 365)の連絡先と、それ以外の外部連絡先に対して異なる文面を設定できる
- 一度だけの返信:同じ送信者からの複数のメールに対しては、期間中に1度だけ自動返信する(スパム防止のため)
- ルールとの組み合わせ:不在中のメールを特定のフォルダに振り分けたり、別の担当者に転送するルールと組み合わせることも可能
自動応答と自動転送の違い
| 機能 | 自動応答(不在返信) | 自動転送 |
|---|---|---|
| 動作 | 送信者に返信メッセージを送る | 受信メールを別アドレスに転送 |
| 目的 | 不在を送信者に通知する | 代理担当者がメールを受け取る |
| メールの保管先 | 元の受信トレイに保管される | 転送先アドレスに送られる |
| 組み合わせ使用 | 両方同時に設定することも可能(不在返信+転送) | |
Outlook for Windows(デスクトップ版)での設定手順
Windows版のOutlookデスクトップアプリ(Office 2019 / Microsoft 365対応)での設定手順を説明します。
手順1:「ファイル」メニューから自動応答を開く
- Outlookを起動し、上部メニューの「ファイル」タブをクリックする
- 「情報」セクションが表示される
- 「自動応答(不在時)」ボタンをクリックする
手順2:自動応答を有効化して期間を設定する
- 「自動応答」ダイアログが開く
- 「自動応答を送信する」のラジオボタンを選択する
- 「この時間範囲内のみ送信する」のチェックボックスをオンにする
- 開始日時・終了日時をカレンダーから設定する(例:2026/03/20 18:00 〜 2026/03/25 09:00)
手順3:社内向けメッセージを入力する
- ダイアログの「自分の組織内」タブが選択された状態を確認する
- テキスト入力欄に社内向けの不在メッセージを入力する
- 書式ツールバーで文字サイズ・太字・色などを設定できる
社内向けメッセージの例:
私は○月○日(○)〜○月○日(○)まで、夏季休暇をいただいております。
休暇期間中はメールへの返信が遅れる場合があります。
緊急の場合は、〇〇部の〇〇(内線:XXXX)までご連絡ください。
ご不便をおかけし、大変申し訳ありません。
お送りいただいたメールには、帰社後に順次ご対応いたします。
手順4:社外向けメッセージを設定する
- ダイアログの「自分の組織外」タブをクリックする
- 「自分の組織外の人に自動応答を送信する」のチェックボックスをオンにする
- 「自分の連絡先リストにある送信者のみ」または「自動応答を受け取るすべての外部の送信者」を選択する
- 社外向けの不在メッセージを入力する
手順5:設定を保存して完了
- メッセージの入力が完了したら「OK」をクリックする
- Outlookのメイン画面に戻ると、画面上部に「自動応答が有効になっています」というバナーが表示される
- 確認できたら設定完了です
Outlook New(新バージョン)での設定方法
2024年以降に提供が進んでいる「新しいOutlook(Outlook New)」では、UIが刷新されています。
- 画面右上の「設定」アイコン(歯車マーク)をクリックする
- 「メール」→「自動応答」をクリックする
- 「自動応答をオンにする」のトグルをオンにする
- 期間・メッセージを入力して「保存」をクリックする

Microsoft 365 Web版(Outlook on the web)での設定
ブラウザでOutlookを使っている方(office.comまたはoutlook.office.comからアクセスする方)向けの手順です。
設定手順(ブラウザ版)
- ブラウザでhttps://outlook.office.com または https://www.office.com にアクセスしてサインインする
- Outlook(メール)を開く
- 画面右上の歯車アイコン(設定)をクリックする
- 「メールの設定」または表示された設定パネル下部の「Outlookのすべての設定を表示」をクリックする
- 「メール」→「自動応答」を選択する
- 「自動応答をオンにする」トグルをオンにする
- 必要に応じて「開始時刻と終了時刻を送信する」のチェックをオンにして期間を設定する
- 「自分の組織内のユーザーに送信」のテキスト欄に社内向けメッセージを入力する
- 「自分の組織外のユーザーに送信」のチェックをオンにして社外向けメッセージを入力する(任意)
- 「保存」ボタンをクリックして完了
Outlook for Mac での設定手順
MacにインストールされているOutlookアプリ(Office 2019 / Microsoft 365版)での設定手順です。
- Outlookを起動し、上部メニューバーから「ツール」をクリックする
- ドロップダウンメニューの「自動応答」を選択する
- 「自動応答を送信する」にチェックを入れる
- 「この期間のみ返信する」にチェックを入れ、開始日時と終了日時を設定する
- 「自分の組織内の送信者のみに返信する」タブと「自分の組織外の送信者に返信する」タブに、それぞれメッセージを入力する
- 「OK」をクリックして設定を保存する
Outlook for iOS / Android での設定
スマートフォンのOutlookアプリでも自動応答の設定が可能です。出先から手軽に設定・変更できます。
iPhoneでの設定手順
- Outlookアプリを開く
- 画面左上のプロフィールアイコン(顔マーク)をタップする
- 左側に表示されるパネル下部の「設定(歯車アイコン)」をタップする
- 「メールアカウント」セクションから設定したいアカウントをタップする
- 「自動応答」をタップする
- 「自動応答」のトグルをオンにする
- 必要に応じて「外部送信者に返信する」のトグルもオンにする
- テキスト入力欄にメッセージを入力する
- 画面右上の「保存(チェックマーク)」をタップして完了
Androidでの設定手順
- Outlookアプリを開く
- 左上のハンバーガーメニュー(三本線)をタップする
- 下部の「設定(歯車アイコン)」をタップする
- 「アカウント」セクションから対象アカウントをタップする
- 「自動応答」をタップする
- 「自動応答」のトグルをオンにする
- メッセージを入力して「チェックマーク(保存)」をタップする
自動応答のメッセージ文例集
コピーしてすぐに使えるビジネスメール文例を用意しました。用途に合わせてアレンジしてご活用ください。
文例1:休暇中(社外向け・汎用)
私は○月○日(○曜日)から○月○日(○曜日)まで、夏季休暇をいただいております。
休暇期間中は、メールへのご返信が遅れますこと、何卒ご了承ください。
帰社後に順次対応させていただきます。
急ぎのご用件がございましたら、弊社代表(TEL:0X-XXXX-XXXX)または担当の〇〇(メール:xxxx@example.com)までご連絡いただけますと幸いです。
ご不便をおかけして大変申し訳ありません。何卒よろしくお願いいたします。
〇〇株式会社 〇〇部
氏名 ○○ ○○
文例2:出張中(社内向け)
○月○日(○)〜○月○日(○)まで出張のため、メールへの返信が遅れる場合があります。
緊急の場合は、携帯(090-XXXX-XXXX)またはチャット(Teams)までご連絡ください。
出張中もできる限り確認しますが、返信は帰社後になることをご了承ください。
よろしくお願いいたします。
〇〇部 ○○
文例3:出張中(社外向け・丁寧版)
現在、○月○日(○曜日)から○月○日(○曜日)まで国内出張のため、本メールへの対応が遅れる可能性があります。
状況によってはご返信までにお時間をいただく場合がございます。ご理解のほど、何卒よろしくお願い申し上げます。
急ぎのご要件につきましては、弊社営業窓口(TEL:0X-XXXX-XXXX / 受付時間 平日9:00〜18:00)までお問い合わせください。
〇〇株式会社 〇〇事業部
○○ ○○(Email: xxxx@example.com)
文例4:産休・育休中(社外向け)
私、○○は○月○日より産前産後休業(育児休業)をいただいております。
休業中はメールの確認ができない状態となります。誠に恐縮ですが、ご了承のほどよろしくお願い申し上げます。
担当業務については、下記の者が引き継いでおります。
どうぞ引き続きよろしくお願いいたします。
【業務引継ぎ担当】
〇〇部 △△ △△(Email: yyyy@example.com / TEL:0X-XXXX-XXXX)
〇〇株式会社 〇〇部
○○ ○○
文例5:産休・育休中(社内向け)
○月○日より産休・育休に入りました。
業務については△△さん(内線:XXXX)が担当します。
皆さんには大変お世話になりました。どうかよろしくお願いします。
〇〇部 ○○
文例6:年末年始の休暇中(社外向け)
誠に勝手ながら、弊社では下記の期間を年末年始休業とさせていただきます。
【年末年始休業期間】
2025年12月28日(土)〜 2026年1月5日(日)
※2026年1月6日(月)より通常業務を再開いたします。
休業期間中のお問い合わせにつきましては、営業再開後に順次対応いたします。
旧年中のご厚情に感謝申し上げますとともに、新年もご愛顧のほど何卒よろしくお願い申し上げます。
〇〇株式会社 〇〇部
○○ ○○

自動応答が設定できない・反映されない時の対処法
Outlookの自動応答を設定したはずなのにうまく動作しない場合、以下の原因と対処法を順番に確認してください。
原因1:「自動応答」ボタンが表示されない
対処法:
- Outlookで「ファイル」→「情報」を開き、アカウント情報を確認する
- 「Exchange」または「Microsoft 365」と表示されているアカウントを選択した状態で、再度「自動応答」ボタンを確認する
- Gmailなど他のメールサービスの場合は、Outlookの「ルール」機能と「テンプレート」を組み合わせることで同様の機能を実現できます(後述)
原因2:自動応答を設定したが相手に届いていない
原因B:社外向け自動応答の「組織外の送信者に送信する」のチェックがオフになっている
対処法:
- 「ファイル」→「自動応答」を開き、開始日時・終了日時を再確認する
- 現在の日時が設定した期間内に含まれているか確認する
- 「自分の組織外」タブを開き、「自動応答を受け取る外部の送信者」のチェックがオンになっているか確認する
原因3:自動応答が止まらない(期間終了後も返信が続く)
対処法:
- 「ファイル」→「自動応答」を開く
- 「自動応答を送信しない」ラジオボタンを選択して「OK」をクリックする(手動でオフにする)
- Outlookを再起動して設定が反映されたか確認する
原因4:Outlookを閉じると自動応答が止まる
対処法:Exchange / Microsoft 365アカウントに設定された「自動応答(不在時)」機能はサーバー側で動作するため、Outlookを閉じていても自動返信が機能します。ただし、ルール機能を使って自動返信を設定した場合はOutlookが起動している必要があります。重要な不在連絡には、必ず「自動応答(不在時)」ボタンから設定してください。
原因5:GmailなどExchange以外のアカウントで自動応答を設定したい
Exchangeアカウントを使っていない場合、Outlookの「自動応答」ボタンが使えません。以下の代替方法で対応できます。
- Outlookで「ホーム」タブ→「新しいメール」をクリックし、自動返信メッセージを作成する
- 「ファイル」→「名前を付けて保存」を選び、「Outlookテンプレート(.oft)」形式で保存する(例:vacation-reply.oft)
- 「ホーム」タブ→「ルールとアラートの管理」を開く
- 「新しいルール」を作成し、「メッセージを受信したとき」をトリガーに設定する
- アクションとして「テンプレートを使用して返信する」を選び、上記で保存したテンプレートを指定する
- 「完了」をクリックしてルールを保存する
よくある質問(FAQ)
まとめ
Outlookの自動応答(不在時の返信)機能について、設定手順から文例集まで詳しく解説しました。重要なポイントを整理します。
この記事のまとめ
- 自動応答はExchange / Microsoft 365アカウントでサーバー側で動作するため、Outlookを閉じても機能する
- Windowsデスクトップ版は「ファイル」→「自動応答(不在時)」から設定する
- Web版(Outlook on the web)は「設定(歯車)」→「メール」→「自動応答」から設定する
- Mac版は「ツール」→「自動応答」から設定する
- スマホ版は「設定(歯車)」→「アカウント選択」→「自動応答」から設定する
- 期間指定(開始・終了日時)を設定しておくと、帰社後に解除し忘れるリスクを防げる
- 社内向けと社外向けで異なるメッセージを設定できる(組織アカウント限定)
- Gmailなど非Exchangeアカウントの場合は、「ルール+テンプレート」の組み合わせで対応する
休暇や出張前は何かと慌ただしいものですが、自動応答の設定は5分もあれば完了します。長期休暇に入る前日には必ず確認・設定をしておきましょう。
Outlookの設定についてご不明な点がある場合は、ぜひこの記事を参考にしてみてください。設定に困ったときの対処法もまとめてありますので、お役に立てれば幸いです。
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