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「Outlookのカレンダーが更新されない」「会議の招待を送ったのに相手のカレンダーに反映されない」「スマホのOutlookだけ予定表がずれている」——そんな問題に直面したことはありませんか?
Outlookの予定表・カレンダー同期トラブルは、Windows版・Mac版・スマホ版それぞれで原因が異なり、対処法も複数あります。本記事では2026年最新の情報をもとに、原因と解決策を完全網羅しました。この記事を読めばほとんどのケースで自分で解決できます。
この記事でわかること
- Outlookカレンダーが同期されない主な原因(8種類)
- Windows版Outlookの送受信・キャッシュ・プロファイル修復の手順
- Mac版・iOS版・Android版それぞれの対処法
- Microsoft 365 ExchangeおよびTeamsカレンダーとの同期設定
- Googleカレンダーとの連携方法
- トラブルを未然に防ぐ設定のポイント
Outlookカレンダーが同期されない原因一覧
まずは原因を整理します。以下の表で自分の状況に近いものを確認してください。
| 原因カテゴリ | 具体的な原因 | 主に影響するOS/バージョン |
|---|---|---|
| 送受信の設定 | 自動送受信が無効・間隔が長すぎる | Windows版全般 |
| キャッシュファイルの破損 | .ostファイルまたは.pstファイルが破損している | Windows版(Exchange/Microsoft 365) |
| アカウント設定の問題 | 認証情報の期限切れ・パスワード変更後の未更新 | 全プラットフォーム |
| プロファイルの破損 | Outlookプロファイルの設定ファイルが壊れている | Windows版 |
| サービス障害 | Microsoft 365 / Exchangeサーバーの障害・メンテナンス | 全プラットフォーム |
| アドインの競合 | サードパーティのOutlookアドインが同期を妨害 | Windows版・Mac版 |
| ネットワークの問題 | プロキシ・VPN・ファイアウォールが通信をブロック | 全プラットフォーム(特に企業環境) |
| バックグラウンド同期の設定 | スマホのバッテリー節約モードが同期を制限 | iOS・Android |
対処法1:Outlookの送受信を手動で実行する(Windows版)
最もシンプルな対処法です。自動同期が止まっているだけの場合は、これだけで解決します。
手順
- Outlookを開き、上部のメニューから「送受信」タブをクリック
- 「すべてのフォルダーを送受信する」ボタンをクリック(またはキーボードショートカット F9 を押す)
- カレンダーが更新されるか確認する
自動送受信の間隔を短くする
自動送受信の間隔が長いと、カレンダーの更新が遅れます。以下の手順で間隔を変更してください。
- 「送受信」タブ → 「送受信グループの定義」をクリック
- 「すべてのアカウント」を選択して「編集」をクリック
- 「スケジュールの自動送受信を行う 次の間隔で:〇〇 分」の値を「5」などに変更
- 「OK」→「閉じる」で保存
対処法2:アカウントの再設定(削除・再追加)
認証情報が古くなっていたり、アカウント設定が破損している場合は、アカウントを一度削除して再追加するのが効果的です。
Windows版Outlookでのアカウント再設定手順
- Outlookを開き、「ファイル」タブ → 「アカウント設定」→ 「アカウント設定」をクリック
- 問題のあるアカウント(メールアドレス)を選択し、「削除」をクリック
- 確認ダイアログで「はい」を選択(ローカルデータのみ削除されます。サーバー上のデータは保持されます)
- 「新規」をクリックして、メールアドレスとパスワードを再入力してアカウントを追加
- Outlookを再起動してカレンダーの同期状態を確認
アカウント削除前に確認すること
- アカウントを削除してもサーバー上のメール・カレンダーデータは消えない
- ローカルキャッシュ(.ostファイル)は削除される場合がある
- 再追加後は初回同期に時間がかかる場合がある(数分〜数十分)
対処法3:キャッシュファイル(.ost / .pst)の削除・再構築
Outlookはメールとカレンダーのデータをローカルにキャッシュとして保存しています。このファイルが破損すると、同期が止まる原因になります。
.ostファイルとは?
Exchange・Microsoft 365アカウントが使用するオフラインデータファイル。削除しても次回起動時に自動再作成されます。
.ostファイルの削除手順
- Outlookを完全に終了する(タスクバーのアイコンを右クリックして「ウィンドウを閉じる」)
- Windowsキー + Rキーで「ファイル名を指定して実行」を開く
%localappdata%\Microsoft\Outlookと入力してEnter- 拡張子
.ostのファイルを見つけて削除(または別フォルダに移動してバックアップ) - Outlookを起動すると自動的に.ostファイルが再作成され、同期が再開される
.pstファイルの修復(POP/IMAPアカウント)
POP3やIMAPアカウントを使用している場合は.pstファイルが使われます。Microsoftが提供する「受信トレイ修復ツール(scanpst.exe)」で修復できます。
- エクスプローラーで以下のパスを開く:
C:\Program Files\Microsoft Office\root\Office16\(バージョンにより異なる) SCANPST.EXEをダブルクリックして起動- 「参照」をクリックして問題の.pstファイルを選択
- 「開始」をクリックしてスキャンを実行
- エラーが検出されたら「修復」をクリック
- 修復完了後、Outlookを再起動して同期状態を確認
対処法4:Microsoft 365 / Exchangeのサービス状態を確認する
Microsoftのサーバー側に問題がある場合、何をしても同期は復旧しません。まずサービス状態を確認しましょう。
Microsoft 365サービス状態の確認方法
- ブラウザで Microsoft 365管理センター(
https://admin.microsoft.com)にアクセス - 左メニューから「正常性」→「サービス正常性」をクリック
- 「Exchange Online」「Microsoft Teams」「Outlook」などのサービスに問題がないか確認
- 障害が表示されている場合は、復旧を待つのが最善策
https://status.office365.com でサービス状態の概要を確認できます。また、Twitterで「Outlook 障害」「Microsoft 365 ダウン」などを検索すると、他ユーザーの状況を把握できます。
対処法5:Outlook for Mac・iOS・Androidのアカウント設定を見直す
Mac版Outlook(Microsoft 365)
- Outlookを開き、上部メニューバーの「Outlook」→「環境設定」をクリック
- 「アカウント」をクリック
- 左のリストで問題のアカウントを選択し、右下の「−(マイナス)」ボタンでアカウントを削除
- 「+(プラス)」ボタンから「新しいアカウントを追加」をクリック
- メールアドレスとパスワードを入力して再設定
Mac版でカレンダーだけ同期されない場合の追加手順
- Outlookを終了する
- Finderを開き、「移動」→「フォルダへ移動」で
~/Library/Group Containers/UBF8T346G9.Office/Outlook/Outlook 15 Profiles/を開く - プロファイルフォルダ内の「Calendar Cache」ファイルを削除
- Outlookを再起動するとカレンダーキャッシュが再構築される
iOS版Outlook(iPhone/iPad)
- Outlookアプリを開き、左上のプロフィールアイコンをタップ
- 右上の歯車アイコン(設定)をタップ
- 「メールアカウント」をタップして対象アカウントを選択
- 「アカウントを削除」をタップ
- Outlookトップ画面に戻り、「メールアカウントの追加」から再設定
iOSでバックグラウンド同期を有効にする
- iPhoneの「設定」アプリを開く
- 「一般」→「バックグラウンドアプリの更新」をタップ
- リストから「Outlook」を見つけてオンにする
Android版Outlook
- Outlookアプリを開き、左上のハンバーガーメニューをタップ
- 歯車アイコン(設定)をタップ
- 対象アカウントをタップして「アカウントの削除」を選択
- 「アカウントの追加」から再設定
Androidでバックグラウンド同期を有効にする
- 「設定」→「アプリ」→「Outlook」をタップ
- 「バッテリー」をタップして「制限なし」または「最適化しない」を選択
- 「データ使用量」→「バックグラウンドデータ」をオンにする
対処法6:Outlookプロファイルの修復・再作成(Windows版)
アカウント設定ではなく、Outlook全体のプロファイルが破損している場合に有効です。
コントロールパネルからプロファイルを修復する手順
- Outlookをすべて終了する
- Windowsキー + Rで「ファイル名を指定して実行」を開き、
controlと入力してEnter - コントロールパネルの検索欄で「Mail」と検索し、「Mail (Microsoft Outlook)」をクリック
- 「プロファイルの表示」をクリック
- 現在のプロファイル(通常「Outlook」または会社名)を選択して「削除」をクリック
- 「追加」をクリックして新しいプロファイル名(例:「Outlook_New」)を入力
- ウィザードに従ってメールアカウントを設定
- 「このプロファイルを常に使用する」を選択して新しいプロファイルを指定
- 「OK」で保存してOutlookを起動
対処法7:Outlookアドインを無効化する
ZoomやTeams、セキュリティソフトなどのOutlookアドインが同期を妨げている場合があります。
アドインを無効化する手順(Windows版)
- Outlookを開き、「ファイル」→「オプション」をクリック
- 左メニューの「アドイン」をクリック
- 画面下部の「管理:COMアドイン」が選択されていることを確認し、「設定」をクリック
- すべてのアドインのチェックを外して「OK」
- Outlookを再起動してカレンダーの同期を確認
- 問題が解決したら、アドインを1つずつ有効に戻して原因を特定する
outlook.exe /safe を実行)すると、アドインなしで起動できます。セーフモードで同期が正常に動作する場合、アドインが原因です。
Windows版・Mac版・スマホ版の設定比較表
| 設定項目 | Windows版 | Mac版 | iOS版 | Android版 |
|---|---|---|---|---|
| 手動同期の実行 | F9キー / 送受信タブ | ⌘+Shift+S | カレンダーを引っ張って更新 | カレンダーを引っ張って更新 |
| 同期間隔の設定 | 送受信グループで変更可能 | 自動(変更不可) | プッシュ通知(変更不可) | プッシュ通知(変更不可) |
| キャッシュの場所 | %localappdata%\Microsoft\Outlook | ~/Library/Group Containers/ | アプリ内(アクセス不可) | アプリ内(アクセス不可) |
| プロファイル管理 | コントロールパネルのMailから | 環境設定→アカウント | アプリ内設定 | アプリ内設定 |
| オフラインキャッシュ期間 | 1〜24ヶ月(変更可能) | 12ヶ月(固定) | 1ヶ月(固定) | 1ヶ月(固定) |
| アドイン管理 | ファイル→オプション→アドイン | 環境設定→その他 | 非対応 | 非対応 |
Microsoft 365 Teamsカレンダーとの同期設定
Microsoft 365の環境では、OutlookカレンダーとTeamsカレンダーは基本的に自動同期されます。しかし、表示されない・ずれているケースもあります。
TeamsカレンダーをOutlookに正しく同期させる設定
- 同一Microsoft 365アカウントでサインインしているか確認
OutlookとTeamsが同じアカウントでサインインしていないと同期されません - Teamsのカレンダー設定を確認する
Teamsアプリ左側の「カレンダー」アイコンをクリック → Outlookと同じ会議が表示されているか確認 - Outlookの「Teams会議」アドインを有効にする
Outlookの「ファイル」→「オプション」→「アドイン」→「COMアドイン」で「Microsoft Teams Meeting Add-in for Microsoft Office」にチェックが入っているか確認
Teamsカレンダーにイベントが表示されない場合
- Exchange OnlineのメールボックスにTeamsのスケジュール情報が紐付けられているか管理者に確認
- Teams管理センター(
https://admin.teams.microsoft.com)でカレンダーポリシーが有効になっているか確認 - Teams・Outlookの両方をサインアウト→再サインインしてみる
Googleカレンダーとの連携方法
GoogleカレンダーのイベントをOutlookに表示させたい場合、いくつかの方法があります。
方法1:ICSリンクでGoogleカレンダーをOutlookに追加する
- GoogleカレンダーをPCブラウザで開く(
https://calendar.google.com) - 左側の「マイカレンダー」で対象のカレンダーの「:」→「設定と共有」をクリック
- 「カレンダーの統合」セクションの「カレンダーのICS形式の非公開URL」をコピー
- OutlookのWebアプリ(
https://outlook.live.comまたはhttps://outlook.office.com)を開く - 「カレンダー」→「カレンダーを追加」→「インターネットから購読する」を選択
- コピーしたURLを貼り付けて「インポート」をクリック
方法2:デスクトップ版OutlookにGoogleカレンダーを追加する
- ブラウザからICS形式のURLにアクセスし、
.icsファイルをダウンロード - Outlookを開き、「ファイル」→「開く/エクスポート」→「インポート/エクスポート」をクリック
- 「iCalendar(.ics)またはvCalendar(.vcs)ファイルのインポート」を選択してダウンロードしたファイルをインポート
Microsoft 365関連のおすすめ製品
Outlookを含むMicrosoft 365を快適に使うために、以下のような製品もご検討ください。
よくある質問(FAQ)
まとめ:Outlookカレンダー同期トラブルの解決フロー
| ステップ | 対処法 | 所要時間の目安 | 難易度 |
|---|---|---|---|
| 1 | F9キーで手動同期を実行 | 1分 | ★☆☆☆☆ |
| 2 | Microsoftサービス状態を確認 | 3分 | ★☆☆☆☆ |
| 3 | Outlookをセーフモードで起動してテスト | 5分 | ★★☆☆☆ |
| 4 | アカウントを削除して再追加 | 10〜20分 | ★★☆☆☆ |
| 5 | .ostキャッシュファイルを削除 | 10〜30分 | ★★★☆☆ |
| 6 | アドインをすべて無効化 | 10分 | ★★★☆☆ |
| 7 | プロファイルを再作成 | 20〜40分 | ★★★★☆ |
解決のポイントまとめ
- まず手動同期(F9)を試す——これだけで解決するケースが多い
- パスワード変更後は必ずOutlookにも反映させること
- .ostファイルの削除は怖くない——サーバー上のデータは消えない
- スマホはバックグラウンドアプリの更新をオンにする
- Microsoft 365サービス障害の場合は復旧を待つしかない
- 上記すべて試しても解決しない場合はIT管理者またはMicrosoftサポートへ相談
Outlookのカレンダー同期トラブルは原因が多岐にわたりますが、本記事の手順に従えば多くのケースで自力解決できます。特に「手動同期(F9)→アカウント再設定→.ostファイル削除」の3ステップが最も効果的です。企業環境ではIT管理者への確認も忘れずに行ってください。
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