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Nature Remoが赤外線を正しく送信しない時の対処法【完全ガイド】

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Nature Remo(ネイチャーリモ)はスマートリモコンとして、スマホや音声アシスタントから家電を操作できる便利なデバイスです。しかし、「エアコンをつけようとしたのに反応しない」「アプリでは『送信成功』と表示されるのに、テレビが動かない」という経験はありませんか?

本記事では、Nature Remo(Remo 3やRemo mini(第1・2世代)、Remo nanoなど全モデル共通)で赤外線が正しく送信されないときの原因と対処法を、初心者の方でもわかるように徹底解説します。赤外線リモコンの仕組みから、戸建て木造住宅、鉄骨造、鉄筋コンクリート造マンションまで、住宅構造ごとの注意点も含めたトラブルシューティングの完全版です。


この記事のポイント

  • Nature Remoのトラブルは「本体が送信していない」「間違った信号」「赤外線が届いていない」の3パターンに分類される
  • 赤外線は壁や扉を通過できないため、1部屋に1台の設置が基本原則
  • トラブル発生時はまず「家電に近づけてテスト」→近づけて動けば設置位置の問題、動かなければ信号の問題
  • 「送信成功」は赤外線を送信したことを示すだけで、家電に届いたかは別問題
  • 住宅タイプ(木造・鉄骨・RC造)や家電の種類によって最適な対処法が異なる

Nature Remoと赤外線リモコンの基礎知識

Nature Remoシリーズの製品ラインナップと赤外線仕様

Nature Remoには複数のモデルがあり、赤外線の強さ(到達距離)に違いがあります。トラブルシューティングの前に、お使いの製品の性能を把握しておきましょう。

製品名 赤外線有効範囲 センサー 価格(税込) 特徴
Nature Remo 3 約30畳 温度/湿度/照度/人感 ¥9,980 フラッグシップモデル
Nature Remo Lapis 約30畳 温度/湿度 ¥7,980 節電特化・Matter対応
Nature Remo mini 2 約30畳 温度のみ ¥6,480 コスパ重視モデル
Nature Remo nano 約10畳 なし ¥4,980 エントリーモデル

ここで特に注意していただきたいのが、Nature Remo nanoです。最も低価格なエントリーモデルですが、赤外線の有効範囲が約10畳と他モデルの約1/3しかありません。広いリビングや複数の家電を操作したい場合は、上位モデルを検討することをおすすめします。

また、**Remo mini(初代)**をお使いの場合、赤外線出力が弱めなので最新のRemo mini 2に買い替えるだけで飛距離が約2倍になり改善するケースもあります。ハード的な性能差も念頭に入れてください。

赤外線リモコンの仕組みと特性

Nature Remoシリーズは、エアコンやテレビなど赤外線リモコン対応の家電をスマホで操作できるデバイスです。まず前提として、Nature Remoが家電を操作するには赤外線信号(IR)が届く必要があります。赤外線はテレビやエアコンのリモコンと同じ仕組みで、**光の一種(不可視光、波長940〜950nmの近赤外線)**です。

この赤外線信号には次の特徴があります。

特徴①:直進性が高く、壁や扉を通過できない

赤外線は光の性質上、壁や扉など光を通さない障害物をほとんど透過できません。つまり壁や柱の向こうには届かないということです。公式にも「赤外線は壁や柱などの遮蔽物を通過することができません。そのため1部屋に1台の設置をおすすめ」と案内されています。

材質 赤外線の透過性
透明ガラス・強化ガラス ○ 透過する
透明プラスチック・アクリル ○ 透過する
白い壁紙 △ 反射を利用可能
鏡(アルミ蒸着) × 遮断・反射
金属 × 完全に遮断
木材・コンクリート・壁 × 通過できない
障子・襖 × 遮断

特徴②:届く範囲には限りがある

一般的な赤外線リモコンは有効距離が数メートル程度で、Nature Remoでも正面方向で約10m、斜め45度方向では約5mが限界です。距離が離れるほど信号は弱くなり、反応しづらくなります。光は距離が離れるほど拡散し、単位面積あたりのエネルギーが減少するためです。

特徴③:人の目には見えない

赤外線は人の目には見えません(リモコンの送信部が光って見えない)。そのため届いているか確認しづらいですが、スマホのカメラ越しに見ると送信LEDが点滅することで赤外線を発しているか確認できます。この方法はリモコンが赤外線式かどうかの判定にも使えます。

特徴④:指向性がある

赤外線には指向性があり、送信部と受信部が正対しているときに最も効率よく信号が伝わります。受光部を中心に左右それぞれ45〜90度程度が有効範囲ですが、角度がつくほど到達距離は短くなります。

特徴⑤:一方向通信である

家電から返事は来ません。したがって、信号が届いたかどうかは家電が動いたかどうかで判断するしかありません。

Nature Remoの赤外線発信部の位置

すべてのNature Remoに共通する重要なポイントがあります。それは、赤外線信号が本体の天面(表面)から放射状に照射されるという点です。

つまり、Nature Remoを平置きにすると、赤外線は天井方向に向かってしまい、水平方向の家電には届きにくくなります。壁掛け設置にすると、赤外線が部屋全体に広がりやすくなるため、公式でも壁掛けを最も推奨しています。

以上のように、Nature RemoはWi-Fi経由でスマホ等から命令を受け取りますが、家電への操作自体は赤外線で行っています。Wi-Fiさえ繋がっていれば家の外からでも命令を送れますが、赤外線が物理的に届かなければ家電は反応しない点に注意が必要です。


「赤外線を正しく送信しない」原因は主に3パターン

Nature Remoで家電がうまく動作しない場合、考えられる原因は大きく分けて次の3つです。

パターン①:Nature Remo本体が赤外線信号を送信していない

例: Remoの電源が入っていない、Wi-Fi未接続でオフラインになっている等

この場合、アプリで操作しても家電がまったく反応せず、Nature Homeアプリ上で「送信成功」といった表示も出ません。

パターン②:Nature Remoが赤外線信号を送信しているが、それが間違った信号である

例: リモコン登録が誤っている、違う信号が学習されている等

アプリには「送信成功」と表示されるが、家電は反応しないか、意図しない動作をします。

パターン③:Nature Remoが正しい赤外線信号を送信しているが、家電側の受光部に信号が届いていない

例: Remoの設置場所や向きの問題、距離や障害物の問題で赤外線が届かない

アプリには「送信成功」と表示されるが、家電が反応しません。近づけると反応する場合はこのパターンです。

上記のどのパターンかによって対処法が異なります。以下では順を追ってトラブルシューティングの手順を説明しますので、初心者の方でも確認しながら原因を切り分け、適切な対処ができるようになります。


対処法①:Nature Remo本体の電源・接続状態をチェック(パターン①の対処)

まずはNature Remo本体が正常に動作しているか確認しましょう。赤外線が送信されていないケース(パターン①に該当)では、アプリで操作しても家電がまったく反応せず、Nature Homeアプリ上で「送信成功」といった表示も出ません。この場合はRemo自体が信号を出していない可能性が高いです。

チェックポイント1:電源は入っているか?

Nature RemoはUSB給電です。ケーブルが抜けていたり、ACアダプターの不具合で正しく給電できていないことがあります。USBケーブルやアダプターを差し直し、Remo本体のLEDインジケーターが点灯・点滅するか確認してください。

正常起動時のLED表示:

  • 電源再投入時に黄色LEDがゆっくり点滅して消灯すれば起動完了
  • Remo mini(第2世代)の場合、LEDは本体側面にあります

もしLEDが全く光らない場合は、ケーブルやアダプター、コンセントを変えてみて、それでもダメなら本体故障も疑われます。

重要: Nature Remoには5V/2A以上のUSB ACアダプターが推奨されています。電源供給が不十分だと動作が不安定になります。PCのUSBポートやスマホの低出力充電器では電力不足の可能性があります。

チェックポイント2:アプリでNature Remoがオフラインになっていないか?

Remoが起動していても、Wi-Fiネットワークに繋がっていないと指示を受け取れません。アプリ上でデバイス状態が**「オフライン」と表示されていないか確認しましょう。本体LEDが赤く点滅**している場合も、Wi-Fi接続に問題があります。

オフラインの場合は、Wi-Fi接続に問題がある可能性があります。対処として:

Wi-Fi接続トラブルの基本対処

方法1:Remo本体やWi-Fiルーターを再起動してみる

電源ケーブルを抜き、10秒待ってから再度接続します。正常起動すると、黄色くゆっくり点滅した後、消灯します。Wi-Fiルーターも同様に再起動(30秒〜1分待つ)すると、一時的な通信不良なら改善することが多いです。

方法2:Remoとルーターの距離が遠すぎないか確認

コンクリート壁や金属によって電波が遮られていると繋がりにくくなります。可能であればルーターに近い場所でセットアップし直すのも効果的です。

方法3:2.4GHz帯のWi-Fiに接続しているか確認

Nature Remoは基本的に2.4GHz専用です。5GHzでは接続できないので、ルーターの設定も確認してください。

方法4:IPアドレスの固定

DHCPでIPアドレスが変動するたびに接続が切れる場合は、ルーターの設定でNature RemoのMACアドレスに対してIPアドレスを固定してください。

それでも改善しない場合、他のネットワーク(スマホのテザリングなど)に一時的に接続してみて、問題が家庭内Wi-FiかRemo本体か切り分ける方法もあります。

チェックポイント3:操作対象のリモコンは赤外線方式か?

これは電源・通信とは別の観点ですが、意外な落とし穴です。Nature Remoに登録できるのは赤外線リモコンの家電のみです。テレビや照明の中には、BluetoothやRF(無線)方式のリモコンを採用している製品もあります。その場合、Nature Remoでは操作できません。

リモコンが赤外線式か判断するポイントとして、以下をチェックしてみてください:

  • リモコン先端に透明な送信部(赤外線LED)が見当たらない、またはボタンを押してもその部分がスマホカメラ越しに光らない
  • 壁越しや別室からでも操作できるリモコンである(赤外線は壁越し操作できないため、できてしまうなら無線式の可能性大)
  • リモコンや機器本体に「技適マーク」や「Bluetooth」など無線通信マークの記載がある

こうした特徴に当てはまる場合、そのリモコンはNature Remoでは学習・操作できません。例えば最近の一部高機能テレビのリモコンはBluetooth通信だったりします。この場合は残念ながらNature Remo非対応ですので、別途赤外線リモコンが用意できないか検討する必要があります。

以上の点を確認し、電源・ネットワーク・対応機種の問題がなければNature Remoは指示を受け取り赤外線を送信できる状態といえます。次に赤外線信号が物理的に届いているかを確認していきましょう。


対処法②:赤外線信号が家電に届くかテストする(設置場所の見直し)(パターン③の対処)

Nature Remo本体が正常に動作しているにもかかわらず家電が反応しない場合、赤外線信号が家電の受信部まで届いていない可能性があります(パターン③に該当)。これを確認するために、まずNature Remoを家電の近くまで持って行ってテストしてみましょう。

近距離テストで原因を切り分ける

手順:

  1. 家電の赤外線受光部を確認します。 テレビやエアコン等の受光部は本体前面にある小さな黒色の半透明部品であることが多いです。取扱説明書にも記載がありますが、見当たらなければ本体前面を見渡してみましょう。
  2. Nature Remoをその受光部の正面、数十cm程度まで近づけて、スマホから操作してみます。 この際、Remoと家電の間に人や物が割り込まないようにしてください(赤外線は障害物があると届きません)。
  3. 近距離では反応するか確認します。
    • 近づけたら家電が反応する場合 → Remoが送信する赤外線信号自体は正しいことが分かります。問題は「通常の設置位置からは信号が届いていなかった」点にあります。この先の「設置位置の最適化」に進んでください。
    • 近づけても反応しない場合 → 次の「対処法③リモコン信号の再学習」に進んでください(信号が間違っている可能性があります)。

赤外線が届かない5つの原因

近距離で反応した場合は、赤外線が届いていなかった原因を取り除くことで解決できます。以下に、赤外線が届かない典型的な要因と対策をまとめます。

原因1:障害物による遮断

Nature Remoと家電の間に障害物があると赤外線は届きません。例えばテレビボード内に家電が入っていたり、柱で遮られると反応しません。設置場所を見直し、Remoと各家電の間に見通しの良い経路を確保しましょう。

壁や家具、扉など光を通さないものは赤外線を完全に遮断します。たとえば別室のエアコンは扉を閉めると操作できませんし、テレビが棚の中に入って扉が閉まっていると反応しません。

対策:

  • Remoと各家電の間に直接の見通し経路を作る
  • 扉付きラックに入ったAV機器を操作したい場合は扉を開けるか、扉をガラスに交換する
  • またはIR中継器(リピーター)を使う方法もあります(ガラスは木や金属より赤外線を通しやすいですが、色付きガラスだと弱まる場合があります)
  • 基本はRemoの前に遮るものがない高さ・位置に置くことが重要

原因2:距離が遠すぎる

赤外線の届く距離には限界があります。一般的な室内であれば、5m以内程度に収めるのが理想です。特にRemoから家電まで一直線ではなく斜め方向に飛ばす場合、実効距離は短くなります(真正面に比べ到達距離が落ちるため)。

広いリビングで端から端までとなると厳しい場合もあります。広いLDK(20畳以上)で距離が10mを超える場合、信号が届かない可能性があります。

対策:

  • Remoをより家電に近い中央付近に移す
  • 部屋の中央の高い位置への設置が有効
  • 必要に応じて複数台のNature Remoを設置

原因3:角度の問題(指向性)

Nature Remoとエアコンが同じ壁面にあり、角度がほぼ180度の場合や、家電の赤外線受光部がNature Remoとは逆方向を向いている場合は届きにくくなります。

対策:

  • Nature Remoの向きを調整し、家電の受光部に向ける
  • 壁掛け設置にして適切な角度を確保

原因4:Remoの向き・設置方法の問題

Nature Remoの赤外線発信部はデバイス上面にあります(機種により若干異なりますが、概ね本体のロゴ面から全方向に広がるよう配置されています)。そのため、平置きする場合は周囲を囲まないようにし、発信部が部屋に向くように調整しましょう。

対策:

  • 可能であれば壁掛けやスタンドで立てて設置すると、赤外線が部屋中に飛びやすくなります
  • 実際、Remoユーザーの中には壁に貼ったり、専用ホルダーで斜めに立てかけている方も多いです
  • 壁掛けが難しい賃貸等でも、市販のスマホスタンドや粘着フックを活用して高めの位置にRemoを置くと赤外線の見通しが良くなります
  • 逆に床に直置きしたり、裏返しに置いたり、箱の中に入れるのはNGです

原因5:照明や太陽光の影響(光ノイズ)

赤外線リモコンは38kHzという周波数で信号を変調し、太陽光などの自然光と区別しています。しかし、強い外乱光があると信号がかき消されてしまうことがあります。

周囲の強い光源が赤外線通信を妨害するケースがあります。

特に注意が必要な光源:

  • 直射日光:赤外線成分を多く含むため、窓際での設置は避ける。真夏の日中、エアコンの受光部に日光が当たっているとRemoの信号が届きにくくなることがあります
  • 蛍光灯(特にインバーター式ではない古いもの):赤外線と近い波長の光を発し、リモコン受光部に雑音となって入り込む場合があります。冬場の蛍光灯は、暖まるまで不安定な赤外線を放出してリモコン信号を打ち消す場合があるとも報告されています
  • テレビのバックライト(蛍光管使用のもの)

対策:

  • 該当する環境下ではなるべくRemoを家電に近づけて使う
  • カーテン・照明を調整して強い光が直接受光部に入らないようにする
  • LED照明は赤外線ノイズが少ない傾向ですが、蛍光灯の場合は注意してください

設置位置の最適化:具体的なポイント

部屋の中央付近にNature Remoを設置し、全方位に赤外線が届くようにすると複数の家電をまとめて操作できます。エアコンやテレビなど同じ空間にある家電は一台のRemoでカバー可能です。ただし、部屋の形状や大きさによっては死角がないか確認しましょう。

最適な設置場所のチェックリスト:

  • 操作したいすべての家電が見通せる位置
  • 部屋の中央寄りの壁
  • 天井に近い高い位置(できるだけ高い位置に設置)
  • Wi-Fiルーターとの通信が安定する場所
  • 窓際や蛍光灯の真下を避けている
  • 家電との距離が10m以内(nanoは約5m以内推奨)
  • 障害物(家具、柱など)がない

設置場所探しのコツ

上記のポイントを踏まえ、Nature Remoの設置場所を見直すだけで問題が解決するケースは多いです。特に、「スマホアプリでは送信成功と出るのに反応しない」という場合は、まさに赤外線が家電まで届いていないことが原因であることがほとんどです。

最適な設置場所を探す方法:

  • Remoを一旦USBモバイルバッテリーなどに繋いで持ち歩き、各候補地点で家電が反応するかテストしてみる(仮設置テスト)
  • 一つのRemoで複数の部屋をカバーしたい場合は、ドアを開け放しておくことが前提になります。ドアを開けても厳しい場合は素直に各部屋に1台ずつ置いたほうが確実です

以上で赤外線の物理的な送信環境を整える対策は完了です。それでも**「赤外線は届いているはずなのに動かない」場合、次はリモコン信号そのものの問題**を疑います。


対処法③:リモコン信号を再学習(再登録)する(パターン②の対処)

近距離テストでも家電が反応しなかった場合(パターン②の可能性)、Nature Remoが間違った赤外線信号を送信していると考えられます。これは、設定時にリモコンの学習登録がうまくいっていないケースです。たとえばプリセットの信号が合わなかったり、学習時に余計な信号を拾ってしまったりすると、正しいコードが送信されません。

その場合は**リモコン信号の再登録(再学習)**を行いましょう。

再登録の基本手順

  1. Nature Homeアプリで問題の家電を再設定します。 既存の登録を削除してもよいですが、まずは新規に登録を試す方法がおすすめです。アプリの家電一覧画面で「+追加」→「家電を追加」を選び、**カテゴリで「その他」**を選択します(「その他」で登録すると汎用アイコンになりますが後から変更可能です)。
  2. 学習モードでリモコンの各ボタンを1つずつRemoに向けて押し、信号を記憶させます。
  3. 全ての必要なボタンを登録します。同じ家電に追加でボタンを教え込む場合は、その家電の操作画面で「+追加」から続けて学習できます。主要なオン/offや音量、温度設定ボタンなど一通り登録しましょう。
  4. 終わったら実際に操作してみてください。

登録時の重要ポイント(必ず守ってください)

リモコン登録がうまくいかない原因の多くは、学習時の環境や操作方法にあります。以下のポイントを必ず守ってください。

  • ボタンは短く1回だけ押す:長押しするとエアコンなどでは長い赤外線信号が出てRemoが正しく読み取れない場合があります。カチッと一瞬だけ押すイメージで学習させてみてください
  • リモコンをNature Remoの天面に垂直に向ける:10cm程度まで近づける
  • 蛍光灯を消灯した状態で登録する:他の赤外線ノイズを避ける工夫も重要です
  • できれば別の部屋で登録作業を行う(干渉を避けるため):学習中に近くで他のリモコンを操作したり、強い蛍光灯の真下で行ったりすると誤学習のもとになります。可能であれば学習時だけNature Remoとリモコンを別の静かな部屋に持ち出して作業すると確実です(学習完了後に元の場所へ戻して問題ありません)

プリセットが合わない場合

  1. 操作ボタンを押して「動きません」を選択
  2. 「候補から選ぶ」でリモコンの型番リストから選択
  3. 該当するものがない場合は「学習機能で登録する」を選択

再学習によって正しい信号が登録されていれば、Nature Remoから送信される赤外線で家電が反応するはずです。特にエアコンなどプリセット信号が多岐にわたる機器は、機種ごとに微妙に信号が違う場合があるため、学習機能で細かく登録し直すことで解決する例がよくあります。

特殊なケース:2台の家電が同時に反応してしまう

稀なケースですが、「Remoから操作すると2台のエアコンが同時に反応してしまう」という報告もあります。これは偶然まったく同じ赤外線コードを使うエアコンが近くに2台ある場合などですが、そのような場合は片方のリモコンコードを変えるか、干渉しないようRemoの向きを工夫する必要があります(非常にまれなケースです)。

同じ部屋に同じメーカー・同じ機種のエアコンが2台ある場合に発生します。

解決策: Nature Remoの設置位置を調整し、赤外線が片方のエアコンにのみ届く角度に設定します。それでも難しい場合は、エアコンごとにNature Remoを設置してください。


家電別のトラブルシューティング

家電によって赤外線の受信特性やリモコンの仕組みが異なります。よくあるトラブルと解決策を家電ごとにご紹介します。

エアコンのトラブルと対処法

エアコンリモコンの重要な特徴

エアコンのリモコンは他の家電と赤外線の仕組みが根本的に異なります。ボタンを押すと、「温度を1℃上げる」ではなく、「暖房・24℃・風量自動・風向○○に設定する」という現在のリモコン画面に表示されている設定情報すべてを送信します。

このため、Nature Remoでエアコンを操作する際は、プリセット機能を使うことで運転モードや温度をアプリ上で管理できるようになっています。

よくあるトラブルと解決策

トラブル1:プリセットで操作できない機能がある

メーカー固有の機能(ナノイー、プラズマクラスター、内部クリーンなど)はプリセットで操作できない場合があります。

解決策: 「その他」の家電として新規追加し、使いたい機能のボタンを個別に学習登録してください。登録時には、リモコンで希望の設定にしてから学習させることで、その設定を再現できます。

メーカー プリセットで操作不可の機能
ダイキン タイマー、風ないス、フィルター掃除
パナソニック ナノイーX、タイマー、おそうじ
三菱電機 タイマー、節電、あて/よけ、自然風
日立 内部クリーン、タイマー、みはっておやすみ
シャープ プラズマクラスター、内部清浄、部屋干し

トラブル3:古いエアコンでON/OFFが逆になる

30年以上前の一部機種(旧ナショナル製など)では、ON/OFFが同じ信号のため、ONにしたつもりがOFFになることがあります。

解決策: Nature Remo公式サポートに問い合わせ、対応プリセットの追加を依頼してください。対応困難な場合は、スマートプラグとの併用を検討します。

テレビのトラブルと対処法

テレビ最大の難題:電源ON/OFF問題

ほとんどのテレビは**電源ON/OFFが同一ボタン(トグル式)**です。そのため、Nature Remoから「確実にOFFにする」ことが技術的に難しいという問題があります。

外出先から「テレビを消したい」と思って電源ボタンを送信しても、すでにOFFだった場合はONになってしまいます。

解決方法

方法1:オフタイマーを活用する

シーン機能を使い、オフタイマー設定までの一連の操作(メニュー→設定→タイマー→オフタイマー)を登録します。これにより、ONの状態からは指定時間後に確実にOFFになります。

方法2:チャンネルボタン+電源の組み合わせ(一部機種)

チャンネルボタンでONになるテレビの場合、シーンで「チャンネル1」→「電源」を間隔「短い」で登録すると、どちらの状態からでもOFFにできます。

方法3:専用ボタンの登録(機種による)

YouTubeボタンなどが「OFF時はON+アプリ起動」「ON時はアプリ起動のみ」という動作の場合、これを利用してON状態を確定させてからOFFできます。

プリセットにないボタンの登録

Netflix、Amazon Prime Video、4KBSなどのボタンはプリセットに含まれていません。学習機能で個別に登録してください。

照明器具のトラブルと対処法

照明特有の問題:赤外線受信感度が低い

照明器具、特にシーリングライトは赤外線の受信感度が低い機種が多いです。テレビやエアコンは同じ位置から操作できるのに、照明だけ反応しないというケースがよく報告されています。

解決策

対策1:Nature Remoの向きを調整

照明の受光部に向けてNature Remoの天面を向けます。天井照明の場合、Nature Remoを壁の高い位置に設置すると効果的です。

対策2:反射板を活用

Nature Remoの近くにアルミホイルを適切な角度で設置し、赤外線を天井方向に反射させる方法があります。見た目は良くありませんが、効果的な対策です。

対策3:リモコン受信アダプタの追加

オーム電機の「照明リモコンスイッチ」などを電球ソケットに追加することで、非対応の照明もスマート化できます。アダプタ付属のリモコンをNature Remoに登録してください。

リモコンがない照明の場合

壁スイッチで操作する照明は、そのままではNature Remoで操作できません。以下の方法で対応可能です。

  • スマート電球に交換:Wi-Fi対応のスマート電球(Philips Hue、+Styleなど)に交換すれば、Nature Remo不要で直接操作可能
  • スマートスイッチに交換:パナソニック「とったらリモコン」などに壁スイッチを交換(電気工事士資格が必要)

複数の部屋・住宅環境ごとの赤外線対策

最後に、読者の皆さんのご家庭の環境に合わせたアドバイスをまとめます。木造の戸建て住宅や鉄骨造・RC造のマンションなど、住宅構造によって家電の配置や部屋の区切り方が異なるため、Nature Remoの使い方も少し変わってきます。

基本原則

Nature Remoは1部屋に1台が推奨です。赤外線は壁を越えられないため、ドアで仕切られた別室の家電を操作したい場合は各部屋に設置するのが確実です。とはいえ間取りによっては1台で複数部屋をカバーできるケースもあります。

以下に住宅タイプ別のポイントを整理しました。

住宅タイプ別の対策表

住宅環境 よくある赤外線の悩み・課題 対策・アドバイス
木造戸建て(複数階) ・1階と2階でRemoを共用したいが赤外線は階をまたげない
・LDKが広く端の家電に信号が届きにくい場合がある
・各階ごとに1台設置するのがベスト。特に階段を挟むと直線で届かないため必須です
・1階はリビングとダイニングなど続き間であれば中央に置けば1台でカバー可能な場合もあります
・広い空間で隅々まで届かないときはRemoを高い位置に設置して見通しを確保するか、複数台の設置を検討しましょう
鉄骨造住宅 ・金属製のインテリアが赤外線を遮断する可能性 ・スチール棚、金属製ドア、アルミフレームの家具は赤外線を遮断・反射するため注意
・金属家具がNature Remoと家電の間にないか確認
・金属家具を避け、見通しの良い位置に設置
鉄骨造・RC造マンション ・コンクリート壁で部屋が区切られており他室に信号が届かない
・ワンルームだが柱や家具の陰になる場所がある
・基本は部屋ごとに設置します。特に厚いコンクリ壁は完全に遮断するため必須です
・1K/1LDK程度の単一フロアの住戸なら1台でOK。リビングとキッチン等扉のない続き間なら中央付近に置けば一台で賄えます
・部屋のコーナーなどに柱型がある場合、その陰に入る家電はないか確認し、Remoの設置位置を調整してください(見えないと届きません)
・マンションはWi-Fi電波も届きにくいことがあるので、Remoをルーターから極端に離れた場所や金属製ラック上に置かないよう留意します
・壁がコンクリートのため、画鋲での設置ができない(耐震マット等を活用)
・一部のマンション窓は熱線反射ガラスを使用しており、赤外線の透過性が低下する場合あり

木造戸建ての詳細アドバイス

メリット

  • 壁材(石膏ボード、木材)は白やベージュの壁紙が多く、赤外線が反射しやすい
  • 間取りの自由度が高く、設置場所を選びやすい
  • Wi-Fiの電波も比較的通りやすい

注意点

  • 和室の障子や襖は赤外線を遮断します。和室と洋室を1台で操作することは難しい
  • 窓際は直射日光の影響を受けやすいため避ける
  • 壁を挟んだ隣室への信号伝達はできない

おすすめの設置場所

部屋の中央付近の壁、できるだけ高い位置(天井に近い場所)に壁掛け設置するのがベストです。操作したい家電がすべて見通せる位置を探してください。

RC造マンションの詳細アドバイス

メリット

  • コンクリート壁が赤外線を完全に遮断するため、隣戸との混信がない
  • 室内の壁は内装で覆われているため、同一室内では影響なし

注意点

  • 間仕切り壁がコンクリートの場合、部屋間での操作は完全に不可
  • 壁がコンクリートのため、画鋲での設置ができない(耐震マット等を活用)
  • 一部のマンション窓は熱線反射ガラスを使用しており、赤外線の透過性が低下する場合あり
  • Wi-Fiの電波もコンクリート壁で減衰しやすい

おすすめの設置場所

必ず各部屋に1台ずつNature Remoを設置することを前提に、Wi-Fiルーターとの通信が安定する場所を選んでください。コンクリート壁への設置には、壁掛け穴のないモデル(nano、Lapis)は耐震マットやテープで固定するか、棚の上に平置きします。

広いLDK・吹き抜けがある場合

広いLDK(20畳以上)

  • 距離が10mを超える場合、信号が届かない可能性
  • 部屋の中央の高い位置への設置が有効
  • 必要に応じて複数台のNature Remoを設置

吹き抜け

  • 天井が高い(3m以上)場合、床からのリモコン操作が困難
  • 吹き抜けの天井照明には専用のNature Remoを天井近くに設置するか、Wi-Fi対応スマート電球への交換を検討
  • 2階部分の照明・エアコンには別途Nature Remoが必要

Nature Remoの複数台管理

上記のように、住宅の広さ・部屋数に応じてNature Remoの台数も検討しましょう。ドアを開け放して生活する習慣があるなら1台でも頑張れるかもしれませんが、それでも動作が不安定になりがちです。

ストレスなく使うには、やはり基本どおり**「ワンルーム=1 Remo」**を目安に追加導入するのがおすすめです。Nature Remoはアプリ上で複数台管理できますので(ホームにデバイスを追加可能)、リビング用・寝室用など名前を付けて使い分けるとよいでしょう。


それでも解決しない場合

本体のリセット(最終手段)

上記の手順で改善しない場合、Nature Remo本体を工場出荷状態にリセットします。

リセット手順

  1. クリップや爪楊枝など細く固いものを用意(ボールペンは不可)
  2. Nature Remoに電源ケーブルを接続した状態にする
  3. 本体背面の小さな穴にあるリセットボタンを押し込む
  4. 「カチッ」と手応えがあるまで押し、5秒以上押し続ける
  5. 押している間は黄色いライトが早く点滅
  6. ボタンを離し、黄色くゆっくり点滅すればリセット完了
  7. アプリから再セットアップを行う

注意: リセットを行うと、登録した家電やオートメーション設定がすべて削除されます。必要な場合のみ実行してください。

サポート窓口への問い合わせ

以上の対処法1~3を行ってもなおNature Remoで家電が操作できない場合、Nature Remo本体の不具合や学習できない特殊な信号の可能性があります。その際はメーカーサポートに問い合わせてみるのが良いでしょう。

大半のトラブルは、電源/Wi-Fiの確認→設置場所の見直し→信号の再学習で解決するはずです。

問い合わせ前に確認すること

  • Nature Remoの製品名・型番
  • 操作しようとしている家電のメーカー・型番
  • トラブルの詳細(いつから、どのような症状か)
  • 試した対処法と結果

サポート窓口

プリセット追加のリクエスト

お使いの家電がプリセットに対応していない場合、サポートに問い合わせることでプリセットが追加される場合があります。家電のメーカー、型番、リモコンの型番を伝えてください。


よくある誤解と間違った対処法

誤解1:「送信成功」=家電が動作した

正解: 「送信成功」はNature Remoが赤外線信号を送信したことを示すだけです。家電に届いたか、家電が反応したかは別の問題です。

誤解2:サーバー障害時に本体をリセットすれば直る

正解: Nature Remoはインターネット経由でサーバーと通信しています。サーバー障害時は本体をリセットしても意味がありません。**公式Twitter(@NatureRemo_JP)**で障害情報を確認し、復旧を待ってください。

誤解3:温度センサーの値が正確

正解: Nature Remoの温度センサーは参考値です。他の精密温度計と2℃以上の差がある場合もあります。設置位置(エアコンの風が当たる場所など)によっても変動します。

やってはいけない対処法

  • 5GHzのWi-Fiに接続しようとする:Nature Remoは2.4GHz帯のみ対応
  • Bluetoothリモコンや無線リモコンを登録しようとする:赤外線方式以外は非対応
  • リモコンボタンを長押しで登録する:短く一度だけ押す必要あり
  • 障害発生中に何度もリセット・再設定を繰り返す:復旧を待つべき

トラブル解決チェックリスト

最後に、トラブル発生時にすぐ確認できるチェックリストをまとめます。

赤外線が届かないときの確認項目

  • Nature Remoと家電の間に障害物(家具、柱など)がないか
  • Nature Remoの天面が家電の方向を向いているか
  • 家電との距離が10m以内か(nanoは5m以内)
  • 窓際や蛍光灯の真下を避けているか
  • 同じ部屋に設置されているか(壁越しは不可)

Wi-Fi接続トラブル時の確認項目

  • 本体LEDの状態(赤点滅はオフライン)
  • 2.4GHz帯のWi-Fiに接続しているか
  • Wi-Fiルーターの電源が入っているか
  • インターネット接続が正常か
  • 電源アダプターが5V/2A以上か

リモコン登録がうまくいかないときの確認項目

  • 赤外線リモコンか(スマホカメラで確認)
  • 10cm程度まで近づけて短く一度だけ押しているか
  • 蛍光灯を消灯しているか
  • プリセットが正しい型番か

まとめ

「Nature Remoが赤外線を正しく送信しない」と感じたときの対処法をまとめると次のようになります。

3ステップの対処法

ステップ1:Remo本体の状態確認

電源やWi-Fi接続をチェックし、デバイスがオンラインで指示を受け取れる状態にあるか確認する。

ステップ2:赤外線の物理的な届き方確認

Remoを家電に近づけて反応をテストし、届く場合は設置場所・向きを改善する。距離・障害物・環境光などの要因を取り除き、赤外線がスムーズに届く配置にする。

ステップ3:信号の再学習

近づけてもダメな場合はリモコンコードの問題なので、アプリで再登録を行う。学習は短押しで正確に、他の光の影響を避けて実施する。正しく学習し直せば家電が反応するはずです。

以上の手順で多くの問題は解決します。それでも解決しない場合は、Nature Remo自体の不具合や非対応機器の可能性も考えられます。その際は無理せずメーカーサポートに問い合わせてみましょう。

最後に

赤外線リモコンの基本に立ち返れば、**「見えるところにいれば必ず反応する」**のが原則です。Nature Remoもそれは同じです。適切な場所に設置さえすれば、木造でもRC造でもきちんと赤外線は届きます。そして家電ごとにしっかり信号を覚えさせてあげれば、あとは快適にスマートリモコン生活を楽しめるでしょう。

ぜひ本記事の対処法を参考に、Nature Remoをベストな形で活用してみてください。おうちの環境に合わせて調整し、スマートホーム化をさらに快適なものにしていきましょう。

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