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Word 2016になってから、Windows版とMac版では、リボンメニューのデザイン等でかなり共通化したデザインとなっていますので、両方を使い分けてもそれほど戸惑うことなく利用することができます。ただし、操作方法や機能について完全互換ではありませんので、主な相違点を紹介して行きます。
オプション設定、環境設定の違い
Windows版では、メニューの「ファイル」ー「オプション」からオプション設定を行います。
Mac版では、メニューの「Word」ー「環境設定」から各種設定を行います。Mac版はmacOSのUIを継承しています。
また、設定できる詳細もWindows版とMac版で異なる部分があります。
リボンメニューの構成にも若干の違い
リボンメニューの構成についても、デザイン、メニュー項目でかなり共通化していますが若干の違いがあります。 「ホーム」メニューについて例示すると、アイコン等はかなり共通です。例えば、「フォント」や「段落」の詳細設定は、Windows版では、リボンメニュー右下部からダイアログを表示しますが、Mac版では、メニューから「形式」ー「フォント」または「段落」を選びます。
設定できる内容はかなり共通化されていますが、最初は設定する場所がどこにあるかで戸惑うかもしれません。
(Windows版)
(Mac版)
その他の違い
一つ重要な違いがあります。Windows版では、マクロとVBAによるWord Basicプログラムを作成することができますが、Mac版では、マクロの記録・編集はできるもののVBAによるプログラム開発はできません。
もう一つ、これはやむを得ないことですがフォントの問題があります。Windows版で利用可能な「MS明朝」、「MSゴシック」については、Mac版でも利用可能です。しかし、Macが装備している「ヒラギノ系フォント」については、Windows側では表示させることができません。相互の版で文書ファイルを交換する場合は、それぞれで利用できるフォントに注意が必要です。
Macで使えるWord機能と互換性のある無料ソフト&サービス
Googleドキュメント
Googleドキュメントは、Googleが提供している文書作成サービスです。
GoogleDriveから利用することができ、Googleアカウントがある方であれば誰でも無料で利用することができます。
Wordとも互換性があり、クラウドサービスであるため他者と共有しながら文書を作成することも可能。会議中に全員で議事録を書きながら話をしていくこともできるので、ビジネス利用にもむいています。
Open Office Writer
OpenOffice Writerは、無料で利用することのできる文書作成ソフトのことです。
OpenOfficeは2000年にサン・マイクロシステムズが立ち上げたオープンソース方式のプロジェクトであり、MicrosoftのOffice関連ソフトと互換性のあるソフトを提供しています。
WriterではWordファイルを自由に開いて閲覧編集することができ、他にもCalcではExcel、ImpressではPowerpointに対して互換性を有しています。ただし、WordなどOfficeソフトを完全再現しているわけではないので、各機能をゴリゴリに使う用途をお考えの場合は、やはりOfficeソフトの購入が必要になります。
Macでお薦めの利用方法
Microsoft Word(Office) 2019 for Macを利用しようと検討されている方へ2013以降のWord(Office)では、結構トラブル発生事例を目にします。そこでお薦めの利用形態を以下に紹介します。
個人の方であれば、まずMicrosoftアカウントを取得してWordOnline(OfficeOnline)を利用しましょう。余程特殊な装飾機能を必要としなければ機能的には十分なレベルのサービスです。また、安定性もWindows版と同レベルです。
仕事として製品版Microsoft Wordの利用が必要な場合は、製品版パッケージではなくOffice365でのWord利用とし、利用にあたって都合が悪い障害が発生するようであれば、macOSの仮想環境でWindowsを動作させ、その中でWordなどを利用することをお勧めします。
Parallels DeskopやVMware Fusionを使った仮想環境では、Windows版WordをあたかもmacOSのアプリのごとく、独立したウィンドウで動作させることができます。 もちろん、そのためには、Macのメモリは最低でも8GBを搭載し、仮想環境で動かすWindowsを購入する必要があります。
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