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MacのTime Machine除外設定・最適化ガイド
Time MachineはmacOSに標準搭載されたバックアップ機能ですが、デフォルト設定のままでは不要なファイルまでバックアップされ、ディスク容量を大量に消費してしまいます。本記事では除外設定の方法・除外すべきファイルの種類・バックアップ頻度の調整・ディスク管理まで徹底解説します。
- Time Machineバックアップ除外フォルダの設定方法
- 除外すべきファイル・フォルダの種類(ダウンロード・キャッシュ・VM・動画など)
- バックアップ頻度の調整方法
- バックアップ先ディスクの管理・古いバックアップの削除
- 除外設定による容量削減効果の目安

Time Machine除外フォルダの設定方法
macOS Ventura(13)以降はシステム設定のUIが変わりました。バージョンに応じた手順を確認してください。
macOS Ventura / Sonoma / Sequoia(macOS 13以降)での設定手順
- Appleメニュー(左上のリンゴマーク)→「システム設定」を開く
- 左サイドバーの「一般」をクリック
- 「Time Machine」をクリック
- 「オプション」ボタンをクリック
- 「除外する項目」の一覧が表示される
- 左下の「+」ボタンをクリックしてFinderダイアログを開く
- 除外したいフォルダまたはファイルを選択して「除外」をクリック
- 必要なファイルをすべて追加したら「保存」をクリック
macOS Monterey以前(macOS 12以前)での設定手順
- Appleメニュー→「システム環境設定」を開く
- 「Time Machine」をクリック
- 「オプション」ボタンをクリック
- 「+」ボタンで除外したい項目を追加
- 「保存」をクリック
ターミナルから除外を設定する方法(上級者向け)
特定のパスを素早く除外したい場合、ターミナルコマンドも使えます。
sudo tmutil addexclusion /path/to/folder
除外設定の一覧を確認するコマンド:
sudo tmutil listexclusions
除外すべきファイル・フォルダの種類
すべてのファイルをバックアップする必要はありません。以下のカテゴリのファイルを除外することで、バックアップサイズを大幅に削減できます。
1. ダウンロードフォルダ
ダウンロードフォルダには、インターネットからダウンロードしたファイルが蓄積されます。すでにインストール済みのアプリのインストーラーや、不要になったファイルが多く含まれることがあります。
- パス:
~/Downloads(/Users/ユーザー名/Downloads) - 容量目安:数GB〜数十GBになることも
- 除外の安全性:再ダウンロードできるファイルが多い。ただし重要なファイルは別の場所に移動してから除外すること
2. キャッシュフォルダ
アプリが処理速度向上のために一時保存するキャッシュファイルは、バックアップの必要性が低いです。
| フォルダ | パス | 除外推奨度 |
|---|---|---|
| ユーザーキャッシュ | ~/Library/Caches | 強く推奨 |
| システムキャッシュ | /Library/Caches | 推奨 |
| Safariキャッシュ | ~/Library/Safari/LocalStorage | 推奨 |
| Spotlightインデックス | /.Spotlight-V100 | 推奨(自動再構築される) |
3. 仮想マシン(VM)ファイル
Parallels Desktop・VMware Fusion・UTMなどの仮想マシンファイルは非常に大きく(数十GB〜数百GB)、頻繁に変更されるためTime Machineバックアップには不向きです。
- Parallels:
~/Parallels/(拡張子 .pvm) - VMware Fusion:
~/Documents/Virtual Machines/(拡張子 .vmwarevm) - UTM:
~/Library/Containers/com.utmapp.UTM/
VMファイルをTime Machineから除外する場合、各VMアプリの「スナップショット」機能または外付けドライブへの手動コピーで別途バックアップを取ることをおすすめします。
4. 大容量動画・メディアファイル
4K動画や大容量の音楽・写真ライブラリは、Time Machineのバックアップ先を急速に圧迫します。
- 動画編集用の素材フォルダ(Final Cut Pro Eventsなど)
- 録画ファイルが蓄積されるフォルダ
- Dropsbox・Google Drive・iCloudのローカルキャッシュ(クラウドにもバックアップされている場合)
5. クラウド同期フォルダ(iCloud / Dropbox / OneDrive)
iCloud Drive・Dropbox・OneDriveなどのクラウドストレージに同期されているフォルダは、クラウド側でもバックアップされているため、Time Machineから除外してもリスクは低いです。

バックアップ頻度の調整方法
Time Machineのデフォルトは1時間ごとのバックアップです。頻度を下げることでシステム負荷とディスクI/Oを軽減できます。
macOS標準の頻度設定(macOS 13以降)
- 「システム設定」→「一般」→「Time Machine」を開く
- 「バックアップの頻度」ドロップダウンから選択:
- 毎時間(デフォルト)
- 毎日
- 毎週
- 手動のみ
ターミナルで細かく頻度を制御する(上級者向け)
launchctlとplistを編集することで、任意の間隔でバックアップを設定できます。以下は3時間ごとに設定する例です(操作前に必ずバックアップを取ってください)。
sudo defaults write /System/Library/LaunchDaemons/com.apple.backupd-auto.plist StartInterval -int 10800
バックアップ先ディスクの管理
Time Machineのバックアップ先ディスクが満杯に近づくと、古いバックアップが自動的に削除されます。しかし手動で整理することでより効率的に管理できます。
古いバックアップの手動削除
- 「Time Machine」ダイアログを開く(メニューバーのTime Machineアイコンから「Time Machineを開く」)
- 削除したいバックアップの日付に移動する
- 削除したいファイル・フォルダを右クリック(Control+クリック)
- 「このバックアップを削除」または「すべてのバックアップから削除」を選択
ターミナルで特定のバックアップを削除する
tmutil listbackups
sudo tmutil delete /Volumes/バックアップディスク名/Backups.backupdb/Macの名前/日時
バックアップディスクの推奨容量
| Mac内蔵ストレージ | 推奨バックアップディスク容量 | 理由 |
|---|---|---|
| 256GB | 1TB以上 | 複数世代のバックアップを保持するため |
| 512GB | 2TB以上 | 同上 |
| 1TB | 2〜4TB | 世代管理の余裕を持つため |
| 2TB以上 | 4TB以上 | 大容量データを含む場合 |

除外設定による容量削減効果の目安
適切な除外設定を行うと、バックアップサイズを大幅に削減できます。
| 除外フォルダ | 典型的な削減サイズ |
|---|---|
| ~/Library/Caches | 1〜10GB |
| ~/Downloads | 1〜50GB(使用状況による) |
| 仮想マシンフォルダ | 20〜200GB |
| 動画素材フォルダ | 10〜数百GB |
| iCloud Driveのローカルキャッシュ | 1〜20GB |
よくある質問(FAQ)
いいえ、除外設定をしても過去のバックアップには影響しません。次回以降のバックアップで該当ファイルが含まれなくなるだけです。過去のバックアップから削除したい場合はTime Machineのタイムライン画面から手動で削除してください。
macOS Catalina以降、システムファイルは読み取り専用の別パーティションに保存されており、Time Machineの対象外です。ユーザーデータ(~/Documents・~/Desktop・~/Picturesなど)は絶対に除外しないようにしてください。
初回バックアップは全データをコピーするため時間がかかります。2回目以降は差分のみです。遅い場合の原因として、大容量ファイルの変更・バックアップディスクの速度不足・USB接続の問題などが考えられます。
はい、Time Machine Server機能(SMB)に対応したNASであれば使用できます。ただしネットワーク経由のバックアップは外付けUSBに比べて速度が遅くなる場合があります。
はい、新しいMacのセットアップ時に「移行アシスタント」を使ってTime Machineバックアップから完全に復元できます。アプリ・設定・データすべてが復元されます。
iCloudはクラウドバックアップ、Time Machineはローカルバックアップです。用途が異なるため、両方を利用することがデータ保護の観点から最も安全です。iCloudのみでは通信障害・アカウント問題時にリスクがあります。
おすすめしません。Application Supportにはアプリの設定・データが保存されており、除外するとアプリの設定がバックアップされなくなります。~/Library/Cachesのみを除外するようにしてください。
バックアップディスクの空き容量不足が最も一般的な原因です。古いバックアップを削除するか、より大容量のディスクに変更してください。またディスクのフォーマットがAPFS(推奨)またはMac OS拡張(ジャーナリング)になっているか確認してください。
はい、Time Machineをオフにしてもバックアップディスク上のデータはそのまま残ります。再度オンにすればバックアップが再開されます。
はい、Time Machineは複数のMacのバックアップを同じディスクの別フォルダに保存できます。ただし各MacのバックアップがディスクのI/Oを奪い合うため、ディスクの容量・速度に余裕を持たせることをおすすめします。
まとめ
Time Machineの除外設定と最適化により、バックアップの効率を大幅に改善できます。
- キャッシュ・ダウンロード・VMファイルは積極的に除外する
- バックアップ頻度は用途に合わせて「毎日」や「毎週」に変更できる
- バックアップディスクはMac内蔵ストレージの2〜4倍の容量を用意するのが理想
- 古いバックアップはTime Machineのタイムライン画面から手動削除できる
- 重要なデータ(書類・写真・デスクトップ)は絶対に除外しないこと
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