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【2026年最新版】Macのテキスト読み上げ機能の設定と使い方【完全ガイド】
「Macにテキスト読み上げ機能があるって聞いたけど、どうやって使うの?」「英語の資料を音声で確認したい」「アクセシビリティとして活用したい」——そんな疑問を持つ方に向けて、macOSに標準搭載されているテキスト読み上げ(TTS)機能を徹底解説します。
macOSには、選択したテキストをその場で音声読み上げできる「読み上げ」機能が標準搭載されています。追加のアプリをインストールすることなく、日本語・英語をはじめ多数の言語に対応した音声で読み上げが可能です。設定を少し調整するだけで、英語学習や長文の校正、視覚的な疲労軽減など、さまざまな場面で活躍します。
本記事では、macOS Sequoia(15)に対応した最新の設定手順から、実践的な活用方法まで丁寧に解説します。
- macOSのテキスト読み上げ機能を有効にする方法
- 音声の種類・読み上げ速度の変更手順
- キーボードショートカットで即座に読み上げる方法
- アクセシビリティ設定とSpeakingモードの活用
- 英語学習・資料確認での実践的な使い方
- 読み上げがうまくいかないときのトラブルシューティング

1. macOSのテキスト読み上げ機能とは?
macOSのテキスト読み上げ(Text to Speech / TTS)は、画面上の選択したテキストを音声で読み上げるアクセシビリティ機能です。Appleが開発した高品質な音声合成エンジンを使用しており、自然なイントネーションで日本語・英語などの読み上げができます。
読み上げ機能でできること
- Webページ・PDF・メモなど、ほぼあらゆるアプリのテキストを読み上げ
- 日本語・英語・中国語など多言語対応
- 読み上げ速度(WPM)の細かい調整
- 複数の音声(声質)から好みのものを選択
- ショートカットキー1つで即座に開始・停止
VoiceOverとの違い
| 機能 | テキスト読み上げ | VoiceOver |
|---|---|---|
| 対象 | 選択したテキストのみ | 画面全体のUI要素 |
| 用途 | 読み上げ・学習・確認 | 視覚障害者向けスクリーンリーダー |
| 操作負荷 | 低い(ショートカット1つ) | 高い(専用操作が多い) |
| 設定場所 | システム設定 > アクセシビリティ > 読み上げコンテンツ | システム設定 > アクセシビリティ > VoiceOver |
日常的に特定のテキストを読み上げたい場合は、より手軽なテキスト読み上げ機能が適しています。
2. テキスト読み上げ機能を有効にする手順
macOSのテキスト読み上げ機能は、デフォルトでは無効になっています。以下の手順で有効化しましょう。
手順1: システム設定を開く
- 画面左上のAppleメニュー()をクリックする
- 「システム設定」を選択する
- 左側のサイドバーから「アクセシビリティ」をクリックする
手順2: 読み上げコンテンツの設定
- アクセシビリティの一覧から「読み上げコンテンツ」を選択する
- 「選択範囲を読み上げるキーを有効にする」のトグルをオンにする
- 初期設定では
Option(⌥)+ Escape(Esc)がショートカットとして割り当てられる
手順3: ショートカットの確認
設定後、任意のテキストを選択して設定したショートカットキーを押すと、読み上げが開始されます。もう一度押すと停止します。

3. 音声の選択と読み上げ速度の調整
読み上げに使う音声の種類や速度は、好みに合わせて細かく変更できます。
音声(声質)の変更方法
- システム設定 > アクセシビリティ > 読み上げコンテンツを開く
- 「システムの声」のドロップダウンをクリックする
- 一覧から好みの音声を選択する
- 「カスタマイズ」をクリックすると、追加の音声をダウンロードできる
日本語・英語で使えるおすすめ音声
| 言語 | 音声名 | 特徴 |
|---|---|---|
| 日本語 | Kyoko | 標準的な女性の声。聞き取りやすい |
| 日本語 | Otoya | 男性の声。ニュース読み上げに向く |
| 英語(米国) | Samantha | 標準的な米国英語の女性の声 |
| 英語(米国) | Alex | 男性の声。英語学習に人気 |
| 英語(英国) | Daniel | 英国英語。発音確認に便利 |
読み上げ速度の変更
- 読み上げコンテンツの設定画面で「読み上げ速度」のスライダーを調整する
- スライダーを左に動かすと遅く、右に動かすと速くなる
- 「再生」ボタンで現在の設定を試聴できる
英語のリスニング学習であれば、最初は少し遅めの設定から始めて徐々に速度を上げていくのがおすすめです。
追加音声のダウンロード
macOSには標準音声以外にも、より自然な「エンハンスド音声」が用意されています。ダウンロードすると、より滑らかで自然な読み上げが楽しめます。
- 「システムの声」のドロップダウン → 「カスタマイズ」をクリック
- 言語を選択し、ダウンロードしたい音声の横にある「クラウド」アイコンをクリック
- ダウンロード完了後、「完了」をクリックして選択する
4. キーボードショートカットで即座に読み上げる
テキスト読み上げの最大の魅力は、キーボードショートカット1つで即座に読み上げを開始・停止できることです。
基本的な使い方
- 読み上げたいテキストをドラッグして選択する
Option(⌥)+ Escを押す(デフォルトショートカット)- 読み上げが開始される
- もう一度
Option + Escを押すと停止する
ショートカットのカスタマイズ
デフォルトの Option + Esc が使いにくい場合は、自分が使いやすいキーに変更できます。
- システム設定 > アクセシビリティ > 読み上げコンテンツを開く
- 「選択範囲を読み上げるキー」の右側にある現在のキー表示をクリック
- 「キーを変更」をクリック
- 新しいショートカットキーを押す
- 「完了」をクリックして保存する
アプリ別の読み上げ対応状況
| アプリ | 対応 | 備考 |
|---|---|---|
| Safari | ○ | Webページのテキストを選択して読み上げ可 |
| メモ | ○ | メモのテキスト全文を読み上げ可 |
| Pages | ○ | 文書の校正に便利 |
| プレビュー(PDF) | ○ | PDFのテキスト層を読み上げ可 |
| Google Chrome | ○ | Webページのテキスト読み上げに対応 |
| Microsoft Word | ○ | macOS版Wordでも動作する |
5. 「読み上げコンテンツ」の詳細設定
読み上げコンテンツの設定画面には、基本的なオン/オフだけでなく、いくつかの便利なオプションが用意されています。
読み上げ中に単語をハイライト表示する
読み上げと同時に、現在読み上げている単語をハイライト表示できます。視覚的に追いながら聞けるため、理解度が高まります。
- 読み上げコンテンツの設定画面を開く
- 「読み上げ中に単語をハイライト表示」をオンにする
- ハイライトの色(デフォルトは黄色)を好みに変更できる
「編集」メニューから読み上げる
ショートカットを使わなくても、メニューバーから読み上げを実行できます。
- テキストを選択した状態で、メニューバーの「編集」をクリック
- 「音声」→「読み上げを開始」を選択する
「読み上げコントローラ」を表示する
画面上に読み上げコントローラを表示して、視覚的に操作することもできます。
- 読み上げコンテンツの設定画面で「読み上げコントローラを表示」をオンにする
- 読み上げ中に画面上にミニプレイヤーが表示される
- 再生・停止・速度変更をマウスで操作できる

6. 英語学習・資料確認での活用方法
テキスト読み上げ機能は、日常業務や学習を効率化する強力なツールです。具体的な活用シーンを紹介します。
英語学習での活用
発音確認:
- 英単語や英文を選択してショートカットを押すと、ネイティブ発音を確認できる
- Alex(米国男性)またはDaniel(英国男性)を使うと本格的な発音学習が可能
- スラッシュリーディング(区切りながら聞く)にも対応
シャドーイング練習:
- 英文を読み上げさせながら声に出して同時に読む「シャドーイング」に活用できる
- 速度を少し遅めに設定してから練習するのがポイント
長文資料の確認
報告書・論文・マニュアルなど長文を確認する際に、目だけでなく耳でも確認することで読み漏れを防げます。
- 全文選択(Command + A)後にショートカットを押すと資料全体を連続読み上げできる
- 手を使わずに確認できるので、別の作業と並行しやすい
文章の校正・推敲
自分が書いた文章を読み上げさせると、目で見ているだけでは気づかない誤字・脱字・不自然な表現が聞こえてくることがあります。
- 文書作成後に全選択して読み上げを実行するだけで手軽に校正できる
- 聞きながら修正箇所をメモするとスムーズ
アクセシビリティとしての活用
視覚的な疲れを感じているときや、目を休ませたいときにも効果的です。
- 長時間のPC作業後に、読み上げで情報収集する
- 字が小さくて読みづらいWebページのテキストを音声で確認する
7. say コマンドを使ったターミナルからの読み上げ
macOSには、ターミナルから直接テキスト読み上げができる say コマンドも用意されています。エンジニアや開発者にとって便利な機能です。
基本的な使い方
# 日本語テキストを読み上げる
say -v Kyoko "こんにちは、MacのTTS機能です"
# 英語テキストを読み上げる
say -v Alex "Hello, this is Mac text to speech."
# テキストファイルを読み上げる
say -f document.txt
# 読み上げ速度を変更する(デフォルト=200)
say -r 150 "ゆっくり読み上げます"
# 音声ファイルに書き出す
say -v Kyoko -o output.aiff "テキストを音声ファイルに変換"
利用できる音声の一覧を確認する
say -v '?'
このコマンドを実行すると、システムにインストールされている全音声の一覧が表示されます。
sayコマンドの主なオプション
| オプション | 内容 | 例 |
|---|---|---|
-v |
音声(声質)を指定 | -v Kyoko |
-r |
読み上げ速度(WPM)を指定 | -r 150 |
-f |
テキストファイルを読み上げ | -f file.txt |
-o |
音声ファイルとして出力 | -o output.aiff |
8. 読み上げがうまくいかないときのトラブルシューティング
読み上げが開始されない
確認項目:
- システム設定 > アクセシビリティ > 読み上げコンテンツで「選択範囲を読み上げるキーを有効にする」がオンになっているか確認する
- テキストが正しく選択されているか確認する(テキスト選択なしではショートカットが機能しない場合がある)
- 設定したショートカットキーが他のアプリと競合していないか確認する
音声が出ない
確認項目:
- Macの音量が消音(ミュート)になっていないか確認する
- システム設定 > サウンドで出力デバイスが正しく設定されているか確認する
- 接続しているイヤホン・スピーカーへの出力が正しいか確認する
日本語が正しく読み上げられない
対処法:
- システム設定 > アクセシビリティ > 読み上げコンテンツで「システムの声」が日本語音声(KyokoまたはOtoya)に設定されているか確認する
- 日本語音声がインストールされていない場合は「カスタマイズ」からダウンロードする
- 一部のアプリではテキストの言語設定が英語になっていて、英語音声で読み上げが実行される場合がある
読み上げ速度が変わらない
対処法:
- 設定変更後、一度ショートカットキーを押して読み上げを停止してから再開する
- Macを再起動してから再度試す
よくある質問(FAQ)
Q1. テキスト読み上げはmacOSのどのバージョンから使えますか?
テキスト読み上げ機能はmacOS 10.7(Lion)以降から搭載されています。現在のmacOS Sequoia(15)でも引き続き利用できます。ただし、新しい「エンハンスド音声」などは比較的新しいmacOSが必要な場合があります。
Q2. 読み上げに使える音声はどれくらいありますか?
デフォルトでインストールされている音声はわずかですが、システム設定の「カスタマイズ」から追加ダウンロードすることで、世界中の50以上の言語・100種類以上の音声が使えます。日本語だけでもKyoko・Otoya・O-ren(Siriの声)などが選べます。
Q3. 読み上げを音声ファイルとして保存できますか?
ターミナルの say コマンドを使えば、AIFFファイルとして保存できます。say -v Kyoko -o output.aiff "テキスト" というコマンドで実行できます。さらにMP3に変換したい場合は、ffmpeg などのツールを使って変換するとよいでしょう。
Q4. VoiceOverと組み合わせて使えますか?
テキスト読み上げとVoiceOverは独立した機能ですが、同時に有効にすることは可能です。ただし音声が重なって聞き取りにくくなるため、通常は片方だけ使用することをおすすめします。VoiceOverを使用中はテキスト読み上げのショートカットが機能しない場合があります。
Q5. iPhoneとMacで読み上げ機能の設定は連携しますか?
基本的に連携はしません。iPhoneの読み上げ機能(設定 > アクセシビリティ > 読み上げコンテンツ)とMacのテキスト読み上げは別々の設定になっています。ただし、iCloudを通じて一部のアクセシビリティ設定が同期される場合もあります。それぞれのデバイスで個別に設定するのが確実です。
まとめ
macOSのテキスト読み上げ機能は、追加費用ゼロで使えるとは思えないほど高機能なツールです。本記事の要点を振り返りましょう。
- システム設定 > アクセシビリティ > 読み上げコンテンツで有効化できる
- デフォルトショートカットは
Option + Esc(カスタマイズ可) - 音声の種類はカスタマイズから追加ダウンロード可能(100種類以上)
- 読み上げ速度・ハイライト表示などの詳細設定も充実している
- ターミナルの
sayコマンドでさらに高度な使い方ができる - 英語学習・文書校正・長文確認など実用的な場面で大活躍
一度設定してしまえば、ショートカット1つで即座に読み上げが始まります。まずは「読み上げコンテンツ」をオンにして、いつもの作業に取り入れてみてください。目と耳の両方を使うことで、情報処理の効率と正確さが大きく向上しますよ。
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