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Macのシステム設定移行・アップグレードとは?
macOSは毎年新バージョンがリリースされており、Catalinaから始まりBig Sur、Monterey、Ventura、Sequoiaと進化し続けています。バージョンアップのたびに「システム環境設定」の名称や場所が変わり、特にmacOS Ventura(2022年)から「システム設定」に刷新されて大きく変わりました。
本記事では、macOSのアップグレード方法、新旧バージョン間の設定移行のポイント、移行アシスタントの使い方、そしてよくあるトラブルの対処法まで丁寧に解説します。
- macOSのアップグレード前に確認すべきこと
- アップグレードの手順(App Store経由)
- 移行アシスタントを使ったデータ移行方法
- Ventura以降の「システム設定」の変更点
- アップグレード後の設定確認ポイント
- よくあるトラブルと対処法

macOSアップグレード前の準備
1. 対応機種を確認する
すべてのMacが最新macOSに対応しているわけではありません。アップグレード前に自分のMacが対応しているか確認しましょう。
| macOSバージョン | リリース年 | 最低対応モデル(例) |
|---|---|---|
| macOS Sequoia (15) | 2024年 | MacBook Air/Pro 2020以降など |
| macOS Sonoma (14) | 2023年 | MacBook Air/Pro 2018以降など |
| macOS Ventura (13) | 2022年 | MacBook Air/Pro 2018以降など |
| macOS Monterey (12) | 2021年 | MacBook Air 2015以降など |
Macのモデルを確認するには、画面左上のAppleメニュー()→「このMacについて」をクリックします。
2. ストレージの空き容量を確認する
macOSのアップグレードには通常12〜20GB程度の空き容量が必要です。
- Appleメニュー →「このMacについて」をクリック
- 「ストレージ」タブをクリック
- 空き容量が15GB以上あることを確認する
容量が不足している場合は、不要なファイルを削除するか外付けストレージに移動してから進めましょう。
3. Time Machineでバックアップを取る(必須)
アップグレード前には必ずバックアップを取りましょう。万が一アップグレードに失敗した場合や、不具合が発生した場合に元の状態に戻せます。
- 外付けHDD/SSDをMacに接続する
- Appleメニュー →「システム設定」または「システム環境設定」を開く
- 「Time Machine」をクリック
- バックアップディスクを選択して「ディスクを使用」をクリック
- バックアップが完了するまで待つ(初回は数時間かかる場合あり)
4. 重要なアプリの互換性を確認する
業務で使用しているアプリや特殊なソフトウェアが新しいmacOSに対応しているか、メーカーの公式サイトで確認しましょう。特に以下は要確認です。
- 会計・業務ソフト(弥生会計、フリーウェイなど)
- デザインツール(Adobe製品、Sketch など)
- セキュリティソフト
- 仮想化ソフト(Parallels Desktop、VMware Fusionなど)
macOSアップグレードの手順
App Store経由でアップグレードする方法
- Dockまたはアプリケーションフォルダから「App Store」を開く
- 検索バーに「macOS」と入力する
- アップグレードしたいバージョン(例:macOS Sequoia)をクリック
- 「入手」または「ダウンロード」をクリック
- ダウンロードが完了したら「続ける」をクリックして指示に従う
- インストール中はMacが自動で再起動される(30〜60分程度)
ソフトウェアアップデートからアップグレードする方法
- Appleメニュー →「システム設定」を開く(Ventura以降)
- 「一般」→「ソフトウェアアップデート」をクリック
- 利用可能なアップデートが表示されたら「今すぐアップデート」をクリック

移行アシスタントを使ったデータ移行
移行アシスタントとは
移行アシスタントは、古いMacから新しいMacへ、またはWindowsパソコンからMacへデータを移行するためのApple純正ツールです。以下のデータを移行できます。
- ユーザーアカウントとホームフォルダ(書類・写真・音楽など)
- アプリケーション
- システム設定・環境設定
- ネットワーク設定
- メールアカウントと連絡先
移行アシスタントの使い方(Mac to Mac)
- 両方のMacを同じWi-Fiネットワークに接続する(またはThunderboltケーブルで接続)
- 新しいMacの「アプリケーション」→「ユーティリティ」→「移行アシスタント」を開く
- 「続ける」をクリックし、他の作業中アプリを終了させる
- 「Macから」を選択して「続ける」をクリック
- 古いMacでも移行アシスタントを開き、コードを確認する
- 新しいMac側でコードが一致することを確認して「続ける」をクリック
- 移行するデータを選択して「続ける」をクリック
- 移行完了まで待つ(データ量によって数十分〜数時間)
Time Machineバックアップからの移行
- Time Machineのバックアップが保存された外付けドライブを接続する
- 移行アシスタントを開く
- 「Time Machineバックアップまたは起動ディスクから」を選択
- 使用するバックアップを選択して指示に従う
Ventura以降の「システム設定」変更点
macOS Venturaで「システム環境設定」が「システム設定」に名称変更され、UIが大きく変わりました。iPhoneの設定アプリに近いデザインになっています。
主要な設定の新しい場所
| 設定項目 | 旧(Monterey以前) | 新(Ventura以降) |
|---|---|---|
| Wi-Fi | システム環境設定 → ネットワーク | システム設定 → Wi-Fi |
| Bluetooth | システム環境設定 → Bluetooth | システム設定 → Bluetooth |
| ディスプレイ | システム環境設定 → ディスプレイ | システム設定 → ディスプレイ |
| 省エネルギー | システム環境設定 → 省エネルギー | システム設定 → バッテリー |
| セキュリティ | セキュリティとプライバシー | プライバシーとセキュリティ |
| ソフトウェアアップデート | システム環境設定 → ソフトウェアアップデート | システム設定 → 一般 → ソフトウェアアップデート |
アップグレード後の確認ポイント
- Apple IDのサインイン確認:システム設定 → Apple IDでサインイン状態を確認
- iCloud同期の確認:書類・写真・連絡先が同期されているか確認
- プリンタの再設定:プリンタドライバが更新されて設定が変わることがある
- セキュリティ設定の確認:プライバシーとセキュリティ → ファイアウォールがONになっているか
- 使用中アプリの動作確認:普段使うアプリが正常に動作するか一通り確認

よくあるトラブルと対処法
Q1. アップグレード中に止まってしまった
インストール中は長時間(60分以上)かかることがあります。プログレスバーが動いていれば待ちましょう。2時間以上完全に止まっている場合は、強制再起動(電源ボタンを10秒長押し)を試みてください。再起動後に自動でインストールが再開する場合があります。
Q2. アップグレード後にアプリが起動しない
アプリが32bit対応のみの場合、macOS Catalina以降では動作しません。また、古いバージョンのアプリは署名の問題で起動できないことがあります。アプリを最新バージョンにアップデートするか、開発者のサポートページを確認してください。
Q3. アップグレード後にWi-Fiにつながらない
ネットワーク設定をリセットすることで解決することがあります。システム設定 → Wi-FiでネットワークのWi-Fiを削除してから再接続してみてください。
Q4. 古いmacOSに戻したい
Time Machineでバックアップを取っていれば、復元できます。macOSの復元方法:Macを起動時に「Command+R」を長押しして復旧モードで起動 →「Time Machineから復元」を選択。バックアップなしの場合は元のバージョンへの戻しが困難なため、事前バックアップは必須です。
Q5. アップグレード後に動作が遅くなった
アップグレード直後はSpotlightのインデックス再構築などのバックグラウンド処理が走るため、数時間は遅く感じることがあります。1〜2日様子を見てください。それでも遅い場合はストレージ容量の確認やメモリ不足の可能性があります。
Q6. 移行アシスタントでデータが一部転送されなかった
アプリによっては移行されないライセンス情報やプラグインがあります。その場合は手動でコピーするか、アプリを再インストールしてライセンスを再認証してください。
まとめ
macOSのアップグレードと設定移行は、適切な準備をすれば安全に行えます。
- アップグレード前:対応機種確認・空き容量確保・Time Machineバックアップが必須
- 移行アシスタントを活用すれば、新旧Mac間のデータ移行がスムーズ
- Ventura以降は「システム設定」のUIが大幅刷新(iPhoneライクなデザインに)
- アップグレード後は主要アプリの動作確認を忘れずに
事前準備をしっかりして、安心してアップグレードに臨みましょう。
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