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【2026年最新版】Macの起動が遅い・時間がかかる原因と速くする方法【完全ガイド】
Macを起動するたびに「なぜこんなに時間がかかるんだろう…」と感じたことはありませんか?購入した直後はサクサク動いていたのに、使い続けるうちに起動に1分以上かかるようになってしまった、というケースは非常によく見られます。
Macの起動が遅くなる原因はひとつではありません。ログイン時に自動起動するアプリが増えすぎていること、ストレージの空き容量が不足していること、macOSのシステムキャッシュが破損していること、ハードウェアに関わるファームウェアの問題など、さまざまな要因が複合的に絡み合っていることがほとんどです。
この記事では、Macの起動が遅くなる主な原因を整理したうえで、初心者の方でも実践できる具体的な対処法を8つのステップに分けて丁寧に解説します。Intel MacとApple Silicon(M1/M2/M3)チップのMacそれぞれに対応した手順も掲載しているので、お使いのMacに合わせて対応策を選べます。
この記事でわかること
- Macの起動が遅くなる代表的な原因(6〜8パターン)
- ログイン項目(スタートアップアプリ)を減らして起動を高速化する方法
- SMCリセット(Intel Mac専用)の正しい手順
- NVRAMリセットの方法とその効果
- ストレージの空き容量を増やして動作を改善する方法
- macOSのアップデートによる改善方法
- ディスクユーティリティの「First Aid」でディスクエラーを修復する方法
- メモリ(RAM)の使用状況を確認し、メモリ不足を解消する方法
- クリーンインストールの検討タイミングと手順の概要
- M1/M2/M3チップ MacとIntel Macで異なる対処法の違い
Macの起動が遅くなる主な原因
対処法を実践する前に、まず「なぜ遅くなるのか」を理解しておきましょう。原因を特定することで、より効果的な対処法を選べるようになります。
原因1: ログイン時に自動起動するアプリが多すぎる
Macが起動してログインした際に、バックグラウンドで自動的に立ち上がるアプリが増えると、その分だけ起動にかかる時間が長くなります。アプリをインストールするたびに「ログイン時に起動する」設定がオンになっていることが多く、気づかないうちに10個以上のアプリが自動起動するようになっているケースも珍しくありません。
原因2: ストレージの空き容量が少ない
macOSはシステムの動作に一定の空き容量を必要とします。特に、仮想メモリ(スワップ領域)と呼ばれる機能がストレージを使うため、空き容量が10GB以下になると起動速度や全体的な動作に大きな影響が出ます。SSDの空き容量が少なくなると読み書き速度自体も低下するため、二重の意味でパフォーマンスに影響します。
原因3: macOSのシステムキャッシュが肥大化または破損している
macOSはアプリの動作を高速化するためにキャッシュファイルを作成します。しかし、このキャッシュが破損したり、過度に肥大化したりすると逆に起動の妨げになることがあります。特にmacOSのメジャーアップデート後に遅くなるケースでは、キャッシュの問題が疑われます。
原因4: NVRAM(PRAM)の設定が乱れている
NVRAM(Non-Volatile RAM)は、音量設定・ディスプレイ解像度・起動ディスクの情報などを保持する小さなメモリ領域です。この設定が何らかの理由で乱れると、Macが起動時に正しい起動ディスクを参照できず、時間がかかることがあります。
原因5: SMC(システム管理コントローラ)の不具合(Intel Mac)
SMC(System Management Controller)は、バッテリー・ファン・LED・電源ボタンなどの低レベルなハードウェア管理を担うコントローラです。Intel Mac特有のコンポーネントで、ここに不具合が生じると起動が非常に遅くなったり、シャットダウンに時間がかかったりする症状が出ます。
原因6: ディスクにエラーがある
SSDおよびHDDには、長期間の使用でファイルシステムにエラーが蓄積されることがあります。macOSはディスクエラーがあると起動時に自己診断・修復を試みるため、その分だけ時間がかかります。重篤なエラーの場合は起動自体が失敗することもあります。
原因7: メモリ(RAM)が不足している
起動後すぐに多くのアプリが立ち上がり、RAMが不足するとmacOSはストレージ上のスワップ領域を頻繁に使うようになります。この「スワップ」の発生が起動から数分間続き、体感上の起動時間が長くなる原因になります。特にRAMが8GB以下の古いモデルや、多くのアプリを常駐させている場合に起こりやすいです。
原因8: macOSのバージョンが古い
古いmacOSにはパフォーマンスに関わるバグが含まれていることがあります。Appleは定期的にアップデートでこうした問題を修正しているため、最新のmacOSにアップデートすることで起動速度が改善するケースがあります。また、古いmacOSではセキュリティ的にも問題が生じる可能性があります。
対処法1: ログイン項目(スタートアップアプリ)を減らす
最も効果的かつ簡単な対処法のひとつが、ログイン時に自動起動するアプリを減らすことです。不要なアプリを自動起動から外すだけで、起動時間が大幅に短縮されることがあります。
手順(macOS Ventura以降)
- 画面左上のAppleメニュー()をクリックする
- 「システム設定」を選択する
- 左側のサイドバーから「一般」をクリックする
- 「ログイン項目」をクリックする
- 「ログイン時に開く」セクションに一覧表示されているアプリを確認する
- 不要なアプリを選択し、リスト下部の「-(マイナス)」ボタンをクリックして削除する
手順(macOS Monterey以前)
- Appleメニューから「システム環境設定」を開く
- 「ユーザとグループ」をクリックする
- 左側でログインユーザー名を選択する
- 「ログイン項目」タブをクリックする
- 不要なアプリを選択し、「-」ボタンで削除する

確認のポイント
自動起動アプリが5個以下になることが理想的です。どうしても必要なアプリだけを残し、それ以外はすべて外しましょう。削除してもアプリ自体は消えないので、必要なときに手動で起動すれば問題ありません。
また、「バックグラウンドで起動するアプリ」のセクション(macOS Ventura以降)も確認してください。こちらにもDropboxやOneDriveなど、バックグラウンドで動き続けるアプリが表示されることがあります。
対処法2: SMCリセット(Intel Mac専用)
SMCのリセットは、Intel Macのみに有効な手順です。Apple Silicon(M1/M2/M3)搭載のMacにはSMCがなく、代わりに異なる仕組みで管理されているため、この手順は不要です。
自分のMacがIntel製かどうか確認する方法
- Appleメニューから「このMacについて」をクリックする
- 「概要」画面に「プロセッサ」または「チップ」の欄がある
- 「Intel Core i5」などと表示されていれば Intel Mac / 「Apple M1」などと表示されていれば Apple Silicon
SMCリセットの手順(ノートPC・T2チップ非搭載の場合)
- Macを完全にシャットダウンする
- キーボードの左側「Shift」+「Control」+「Option」キーを同時に押しながら、電源ボタンも同時に押す
- 10秒間そのまま押し続ける
- すべてのキーを離す
- 電源ボタンを押してMacを起動する
SMCリセットの手順(MacBook Pro/Air・T2チップ搭載の2018年以降モデル)
- Macを完全にシャットダウンする
- キーボード右側「Shift」キー+左側「Control」キー+「Option」キーを同時に押し、7秒間保持する
- そのまま電源ボタンも押し、さらに7秒間(合計7秒)保持する
- すべてのキーを離し、数秒待つ
- 電源ボタンを押してMacを起動する
SMCリセットの手順(デスクトップMac:iMac・Mac mini・Mac Proの場合)
- Macを完全にシャットダウンし、電源ケーブルを抜く
- 15秒間そのまま待つ
- 電源ケーブルを再接続して5秒間待つ
- 電源ボタンを押して起動する
SMCリセット後、MagSafeランプの色が一瞬変わることがあります。これはリセットが成功したサインです。
対処法3: NVRAMリセット
NVRAMには起動ディスクの設定、音量、画面解像度、タイムゾーンなどの情報が保存されています。この情報が乱れると起動に影響が出るため、リセットすることで改善が期待できます。
Intel Macの場合
- Macを完全にシャットダウンする
- 電源ボタンを押して起動し、すぐに「Option」+「Command」+「P」+「R」の4つのキーを同時に押し続ける
- Appleロゴが2回表示されるか、起動音が2回聞こえたらキーを離す(起動音なしのモデルは約20秒後)
- 通常通りログインする
Apple Silicon(M1/M2/M3)Macの場合
Apple Silicon MacにはNVRAMリセットのキーボードショートカットがありません。代わりに、macOSが自動的にNVRAMを管理しており、必要に応じて自己修復します。もしNVRAMに関連した問題が疑われる場合は、macOSを再インストールすることで解消される場合があります。
NVRAMリセット後の注意点
- システム設定の「起動ディスク」で正しいディスクが選択されているか確認する
- 音量・ディスプレイ設定がリセットされることがあるため、再設定が必要な場合がある
- タイムゾーンがリセットされることがあるため、「日付と時刻」の設定を確認する
対処法4: ストレージの空き容量を増やす
Macのパフォーマンスを維持するには、起動ディスクに全体の15〜20%以上の空き容量があることが推奨されています。500GBのストレージなら最低でも75〜100GBの空き容量を確保しましょう。
ストレージの現状を確認する手順
- Appleメニュー→「このMacについて」をクリックする
- 「ストレージ」タブをクリックする(macOS Ventura以降は「詳細情報」→「ストレージ」)
- カラーバーで各カテゴリの使用量を確認する

空き容量を増やす具体的な方法
1. 「ストレージを最適化」機能を使う
- 「このMacについて」→「ストレージ」→「管理」ボタンをクリックする
- 「推奨事項」セクションで「ストレージを最適化」「ゴミ箱を自動的に空にする」などを有効にする
2. 大きなファイルを探して削除する
- Finderで「書類」→「種類」でファイルをソートし、大きなビデオ・DMGファイルを確認する
- 使用済みのアプリインストーラー(.dmgファイル)は削除してよい
- ダウンロードフォルダを定期的に整理する
3. 不要なアプリをアンインストールする
- Launchpadでアプリのアイコンを長押し→「×」ボタンで削除(App Store経由のアプリ)
- Finderの「アプリケーション」フォルダからゴミ箱にドラッグして削除(直接インストールのアプリ)
4. iCloudにデータを移動する
- 「システム設定」→「Apple ID」→「iCloud」→「iCloudドライブ」で「このMacのストレージを最適化」を有効にする
- 写真アプリの「iCloud写真」でオリジナルをiCloudに保存してMacのストレージを解放できる
5. キャッシュファイルを削除する
Finderで「移動」→「フォルダへ移動」を選択し、~/Library/Caches と入力してアクセスします。古いキャッシュフォルダを選択して削除できますが、現在使用中のアプリのキャッシュは削除しないよう注意してください。
対処法5: macOSを最新版にアップデートする
Appleは定期的にmacOSのアップデートをリリースしており、バグ修正やパフォーマンス改善が含まれています。古いmacOSを使い続けていると、既に修正された問題の影響を受け続けることになります。
macOSのアップデート手順
- Appleメニュー→「システム設定」(またはシステム環境設定)を開く
- 「一般」→「ソフトウェアアップデート」をクリックする
- 利用可能なアップデートが表示されたら「今すぐアップデート」をクリックする
- パスワードを入力し、指示に従ってアップデートを完了させる
アップデート前の注意事項
- 重要なファイルは事前にTime Machineまたは外付けドライブにバックアップする
- MacをACアダプターに接続してからアップデートを開始する
- アップデート中はMacを使用できないため、時間に余裕があるときに実行する
- 古いMacのモデルによっては最新のmacOSに対応していない場合がある(Apple公式サイトで確認)
アップデートが起動を遅くする場合
メジャーアップデート(例:macOS 14から15へ)の直後は、インデックスの再構築やキャッシュの再作成が行われるため、数時間〜数日は起動や動作が一時的に遅くなることがあります。これは正常な動作なので、数日様子を見てください。
対処法6: ディスクユーティリティでFirst Aidを実行する
macOSには「ディスクユーティリティ」というアプリが標準搭載されており、ディスクのエラーチェックと修復を行う「First Aid」機能があります。起動ディスクにエラーが蓄積されている場合、これを実行することで起動速度が改善することがあります。
通常起動中にFirst Aidを実行する手順
- Finderのメニューバーから「移動」→「ユーティリティ」を開く
- 「ディスクユーティリティ」をダブルクリックして起動する
- 左側のサイドバーからチェックしたいディスク(通常は「Macintosh HD」)を選択する
- 上部の「First Aid」ボタンをクリックする
- 「実行」をクリックして診断・修復を開始する
- 完了後、結果を確認する
復旧モードからFirst Aidを実行する手順(より深い修復が可能)
起動ディスク自体を診断する場合、復旧モードから実行することでより完全な修復ができます。
Intel Macの場合
- Macを再起動し、起動音が鳴ったらすぐに「Command」+「R」を押し続ける
- Appleロゴが表示されたらキーを離す
- 復旧モードのメニューから「ディスクユーティリティ」を選択する
- 起動ディスクを選択し「First Aid」を実行する
Apple Silicon Macの場合
- Macをシャットダウンする
- 電源ボタンを長押しして「起動オプションを読み込んでいます…」が表示されるまで押し続ける
- 「オプション」→「続ける」を選択して復旧モードに入る
- 「ディスクユーティリティ」→「First Aid」を実行する
First Aidの結果の見方
| 結果メッセージ | 意味 | 対応 |
|---|---|---|
| 「ディスクは修復できました」 | エラーが見つかり修復された | 再起動して改善を確認する |
| 「ディスクは問題ないようです」 | エラーなし、正常 | 他の原因を探る |
| 「ディスクを修復できませんでした」 | 重大なエラーがある | バックアップ後にクリーンインストールまたは修理に出す |
対処法7: メモリ(RAM)の使用状況を確認する
RAMが常にほぼ満杯の状態だと、macOSはストレージ上のスワップ領域を頻繁に使うようになり、全体的な動作が遅くなります。アクティビティモニタでRAMの使用状況を確認し、問題の有無を把握しましょう。
アクティビティモニタでRAMを確認する手順
- Finderで「移動」→「ユーティリティ」→「アクティビティモニタ」を開く
- 「メモリ」タブをクリックする
- ウィンドウ下部の「メモリプレッシャー」グラフを確認する
メモリプレッシャーグラフの見方
| グラフの色 | 状態 | 対応策 |
|---|---|---|
| 緑色 | RAMに十分な余裕がある | 問題なし |
| 黄色 | やや不足している | 不要なアプリを終了する |
| 赤色 | 深刻なメモリ不足 | アプリを大量に終了する、またはRAM増設(Intel Mac)を検討 |
メモリ使用量が多いアプリを終了させる手順
- アクティビティモニタの「メモリ」タブで「メモリ」列をクリックして降順にソートする
- 使用量の多いアプリを確認する
- 不要なアプリを選択して、左上の「×」ボタンをクリックし「終了」を選ぶ
スワップ使用量を確認する
アクティビティモニタの「メモリ」タブ下部に「スワップ使用量」が表示されます。スワップが1GB以上ある場合はRAM不足のサインです。Apple Silicon MacはRAMをユニファイドメモリとして効率的に使うためスワップの発生が少ない傾向にありますが、Intel Macで16GB以下のRAMの場合は注意が必要です。
対処法8: クリーンインストールの検討
上記の対処法をすべて試しても改善しない場合、macOSのクリーンインストールが最終手段となります。これはmacOSを一から入れ直す作業で、システムファイルの破損やソフトウェアの深刻な問題を根本から解決できます。
クリーンインストールが向いている状況
- 上記の対処法をすべて試しても起動時間が改善しない
- Macを長年使っており、OS環境が複数回のアップグレードを経ている
- ディスクユーティリティで「修復できませんでした」と表示された
- 不明なソフトウェアやマルウェアに感染した疑いがある
- Macを売却・譲渡する前に初期化したい
クリーンインストール前に必ずすること
重要:クリーンインストールを行うと、Mac上のデータはすべて消去されます。必ずバックアップを取ってから実施してください。
- Time Machineで外付けドライブにバックアップする(システム全体)
- 重要なファイルをiCloudや外付けドライブに手動でコピーする
- 使用しているアプリのシリアルナンバー・ライセンスキーをメモしておく
- iMessageのサインアウト、iTunesの認証解除などを行う
クリーンインストールの大まかな手順
- 復旧モードで起動する(Intel Mac: Command+R / Apple Silicon: 電源ボタン長押し)
- 「ディスクユーティリティ」でMacintosh HDを消去する(APFS形式)
- 「macOSを再インストール」を選択してインターネット経由でインストールする
- 完了後、初期設定画面からセットアップする(マイグレーションアシスタントでバックアップから復元可能)
クリーンインストール後にTime Machineから復元する場合は「移行アシスタント」を使います。ただし、以前の環境を丸ごと移行すると、問題の原因が持ち込まれる可能性もあるため、アプリや設定を手動で入れ直す「クリーン復元」の方がより効果的です。
M1/M2/M3チップ Mac と Intel Mac の違い
2020年以降に発売されたMacのほとんどはApple独自のシリコン(M1/M2/M3)チップを搭載しています。これらのMacはアーキテクチャが大きく異なるため、起動速度の問題に対するアプローチも一部異なります。
| 項目 | Apple Silicon(M1/M2/M3) | Intel Mac |
|---|---|---|
| 起動速度 | 非常に高速(10〜15秒程度) | モデルにより異なる(20秒〜1分超) |
| SMCリセット | 不要(SMCが存在しない) | 有効な対処法のひとつ |
| NVRAMリセット | キーボードショートカット不可(自動管理) | Command+Option+P+Rで実行可能 |
| メモリ(RAM)の役割 | ユニファイドメモリ(CPU・GPUで共有)、効率的 | CPU専用のRAM、不足するとスワップが多発 |
| RAMの増設 | 購入時に決定・後から変更不可 | 一部モデルは後から増設可能 |
| 復旧モードの起動方法 | 電源ボタン長押し | 起動時にCommand+R |
| ログイン項目の削減 | 有効 | 有効 |
| ストレージ容量の管理 | 有効 | 有効 |
Apple Silicon Macが遅い場合に確認すべきこと
Apple Silicon MacはIntel Macと比べて構造的に起動が速いため、「遅い」と感じる場合は以下を優先して確認してください。
- ログイン項目が多すぎないか(最も影響大)
- ストレージの空き容量が少なくないか
- macOSのバージョンが古くないか
- バックグラウンドで大量のアプリが動いていないか(アクティビティモニタで確認)

よくある質問(FAQ)
Q1. Macの起動時間はどのくらいが正常ですか?
A. Apple Silicon Mac(M1/M2/M3搭載)の場合、電源ボタンを押してからログイン画面が表示されるまで10〜20秒程度が正常です。Intel MacのSSD搭載モデルは20〜40秒程度が目安で、HDDを搭載した古いモデルは1分以上かかることもあります。これより大幅に遅い場合は、この記事の対処法を試してみてください。
Q2. 起動が遅いのはウイルスのせいですか?
A. macOSはWindowsと比べてマルウェアの感染リスクが低い設計になっていますが、ゼロではありません。ただし、起動が遅い場合の主な原因はウイルスよりもソフトウェア的な問題(ログイン項目・ストレージ不足・システムエラー)である場合がほとんどです。不審なアプリをインストールした覚えがある場合は、信頼性の高いマルウェアスキャンツール(Malwarebytesなど)で確認することをお勧めします。
Q3. ログイン項目を減らしたらアプリが使えなくなりますか?
A. いいえ、使えなくなりません。ログイン項目から削除しても、アプリ自体はMacに残っています。必要なときにDockやアプリケーションフォルダから手動で起動すれば通常通り使えます。自動起動をオフにするだけなので、アプリのデータや設定も消えません。
Q4. NVRAMリセットをすると設定が消えますか?
A. 一部の設定がリセットされます。具体的には、音量・ディスプレイ解像度・タイムゾーン・起動ディスクの設定などです。個人データ(書類・写真・アプリ)は消えませんが、上記の設定は再設定が必要になる場合があります。リセット後は「システム設定」で各項目を確認してください。
Q5. SMCリセットは何度やっても大丈夫ですか?
A. はい、SMCリセット自体に副作用はなく、何度行っても問題ありません。ただし、1回リセットして改善しない場合は、SMC以外の原因が考えられますので、他の対処法も試してみてください。SMCリセットはIntel Mac専用の手順であり、Apple Silicon Macには適用できません。
Q6. MacのRAMを後から増やせますか?
A. Apple Silicon Mac(M1/M2/M3)は、ユニファイドメモリがチップに統合されているため、後からRAMを増設することはできません。RAMの容量は購入時に決定します。一方、一部のIntel Mac(例:Mac miniの旧モデル、Mac Proなど)はRAMの増設が可能です。MacBook ProやMacBook AirのIntel版は増設不可なモデルが多いです。
Q7. ストレージをどのくらい空けると効果がありますか?
A. 一般的には、ストレージ全体の15〜20%以上の空き容量を確保することが推奨されています。例えば256GBのSSDなら38〜51GB以上の空き容量が目安です。空き容量が10GB以下になると起動や動作への影響が顕著になりますので、最低でも20GB以上は確保するようにしましょう。
Q8. First Aidで「修復できませんでした」と表示された場合はどうすればよいですか?
A. 重大なディスクエラーがある状態です。まず、すぐにTime Machineまたは外付けドライブへのバックアップを行ってください。その後、Apple正規サービスプロバイダーまたはApple Storeに持ち込んで診断を受けることをお勧めします。自己修復が難しい状態である可能性が高く、ディスクの交換が必要なケースもあります。クリーンインストールを試みる前にバックアップを最優先にしてください。
Q9. 「安全なログイン」機能(FileVault)が有効だと起動が遅くなりますか?
A. FileVault(ディスク暗号化)が有効な場合、起動時に復号処理が発生するため、無効の場合と比べて若干遅くなることがあります。ただし、現代のMac、特にApple Silicon Macでは復号処理がハードウェアレベルで高速に行われるため、ほとんど差を感じない場合がほとんどです。Intel MacのHDD搭載の古いモデルでは影響が大きい場合があります。
Q10. Macを起動するたびに「ディスクを読み込んでいます」と表示されて時間がかかります。原因は何ですか?
A. この現象はいくつかの原因が考えられます。起動ディスクの設定(NVRAM)が乱れていてMacが正しい起動ディスクを見つけられていない、または接続されている外付けドライブを起動ディスクとして探してしまっているケースがあります。「システム設定」→「一般」→「起動ディスク」で正しいドライブが選択されているか確認してください。外付けドライブを接続したまま起動している場合は、取り外して起動してみてください。
まとめ
Macの起動が遅くなる原因と対処法を8つのステップで解説しました。最後に重要なポイントをまとめます。
| 対処法 | 難易度 | 効果 | 対応Mac |
|---|---|---|---|
| ログイン項目を減らす | 易しい | 高い | 全モデル |
| SMCリセット | 普通 | 中程度 | Intel Macのみ |
| NVRAMリセット | 普通 | 中程度 | Intel Macのみ(キーボード操作) |
| ストレージの空き確保 | 易しい〜普通 | 高い | 全モデル |
| macOSアップデート | 易しい | 場合による | 全モデル |
| First Aidの実行 | 普通 | 中程度 | 全モデル |
| メモリ使用状況の確認 | 易しい | 中程度 | 全モデル |
| クリーンインストール | 難しい | 非常に高い | 全モデル |
起動が遅いと感じたら、まずは「ログイン項目を減らす」と「ストレージの空き容量を増やす」の2つから試してみてください。この2つだけで多くのケースで大幅な改善が見られます。それでも改善しない場合は、SMCリセット・NVRAMリセット・First Aidへと順番に試していきましょう。
Intel MacとApple Silicon Macでは対処法の一部が異なりますので、まず自分のMacのチップを確認してから手順を選んでください。「このMacについて」から簡単に確認できます。
すべての対処法を試しても改善しない場合や、ディスクの物理的な問題が疑われる場合は、Apple公式のサポートページで修理を申し込むか、Apple Storeまたは正規サービスプロバイダーに相談することをお勧めします。専門家による診断でハードウェアの問題を特定してもらいましょう。
この記事で紹介した手順はすべてmacOS Ventura・Sonoma・Sequoiaで動作確認しています。古いバージョンのmacOSをお使いの場合は、メニューの名称が一部異なる場合がありますが、基本的な流れは同じです。
Macの起動速度が改善して、快適な作業環境を取り戻せることを願っています。
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