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海外旅行先で現地の人に道を聞きたい、レストランで注文の説明を受けたい、外国人のお客様と商談したい…そんな場面でスマートフォン1台でリアルタイムに翻訳できたら、とても助かりますよね。iPhoneに標準搭載されている翻訳アプリの「会話モード」なら、2人が交互に話すだけで自動的に言語を判定して翻訳してくれます。
この記事では、iPhoneの翻訳アプリの会話モードの使い方を基礎から丁寧に解説します。オフライン翻訳のダウンロード方法、対面モードの活用法、Google翻訳との比較まで、すべて網羅します。
この記事でわかること
- iPhoneの翻訳アプリ「会話モード」の概要と特徴
- 会話モードの起動・言語設定の手順
- 自動言語検出の使い方
- 対面モードで向き合って翻訳する方法
- オフライン翻訳(通信不要)のダウンロード手順
- Google翻訳との機能比較
- 対応言語一覧
iPhoneの翻訳アプリとは
「翻訳」アプリはAppleがiOS 14から標準搭載した公式翻訳アプリです。追加インストール不要で、iPhoneを持っていれば誰でも無料で使えます。
テキスト翻訳・音声翻訳・カメラ翻訳・会話モードの4つの主要機能を持ち、本記事で解説する会話モードは音声でのリアルタイム通訳に特化しています。
翻訳アプリの主な機能
| 機能 | 内容 | 使いどころ |
|---|---|---|
| テキスト翻訳 | 文字を入力して翻訳 | メール・書類の翻訳 |
| 音声翻訳 | マイクに話しかけて翻訳 | 1人でフレーズを確認 |
| 会話モード | 2人が交互に話してリアルタイム翻訳 | 外国人との会話・旅行 |
| カメラ翻訳 | カメラで映したテキストを翻訳 | メニュー・看板・書類 |

会話モードを起動する方法
翻訳アプリの会話モードの起動は非常にシンプルです。
ステップ1: ホーム画面またはアプリライブラリから「翻訳」アプリを開く(青いアイコン)
ステップ2: 画面下部のタブから「会話」をタップ
ステップ3: 画面上部に2つの言語が表示される。必要に応じて言語を変更する
ステップ4: 会話モードが起動した状態になる。これで準備完了
言語ペアの選択・変更方法
会話モードでは画面上部に「言語A ⇔ 言語B」の形で翻訳する2言語が表示されます。
ステップ1: 変更したい言語(左または右)をタップする
ステップ2: 言語リストが表示される。よく使う言語は「お気に入り」に追加できる
ステップ3: 使用したい言語をタップして選択する
ステップ4: 左右の言語を入れ替えたい場合は、2言語の間の↔アイコンをタップする
日本語と英語の組み合わせが最もよく使われますが、フランス語・スペイン語・中国語・韓国語など多数の言語から選択できます。
会話モードで翻訳する方法(基本操作)
言語設定が完了したら、実際に会話モードを使ってみましょう。
手動で話す人を切り替える方法
ステップ1: 画面左下または右下のマイクボタンをタップ(左が言語A担当、右が言語B担当)
ステップ2: マイクが有効になっている間に話す
ステップ3: 話し終えると自動で翻訳結果が表示・読み上げられる
ステップ4: 相手が話す番になったら、相手側のマイクボタンをタップして話してもらう
自動言語検出(オート検出)を使う方法
毎回マイクボタンを押すのが面倒な場合は、自動言語検出を使うとより自然に会話できます。
ステップ1: 会話モード画面の中央上部の「…」(3点ボタン)または「自動」アイコンをタップ
ステップ2: 「自動」をオンにする
ステップ3: これでどちらの言語で話しても自動でどちらの人が話しているかを判断して翻訳してくれる
自動言語検出はとても便利ですが、似た発音の言語同士では誤認識することがあります。誤認識が多い場合は手動モードに切り替えて使うと確実です。
対面モードで向き合って翻訳する方法
iPhoneを1台で2人が向かい合って使う「対面モード」は、テーブルを挟んで向かい合う状況(レストランでの注文、カウンターでの接客など)に最適です。
対面モードの起動手順
ステップ1: 翻訳アプリの「会話」タブを開く
ステップ2: 画面右上の人が向かい合っているアイコン(対面モードアイコン)をタップ
ステップ3: 画面が上下に分割される。上半分が一方の人用、下半分が相手用(画面が上下逆になる)
ステップ4: テーブルの上にiPhoneを置いて、それぞれが自分側の画面に向かって話す
ステップ5: 翻訳結果は相手側の画面に表示・読み上げられる
対面モードが特に便利なシーン
- 海外のレストランでの注文・アレルギー説明
- 空港・ホテルでのチェックイン
- 海外の市場・ショップでの値段交渉
- 病院・診療所での症状説明
- 外国人観光客への道案内・接客
オフライン翻訳のダウンロード方法
海外旅行でモバイルデータ通信のない環境や、Wi-Fiが使えない場所でも翻訳を使うために、オフライン翻訳データを事前にダウンロードしておきましょう。
ステップ1: 翻訳アプリを開き、画面右上の「…(3点ボタン)」または「設定」をタップ
ステップ2: 「ダウンロード済みの言語」をタップ
ステップ3: ダウンロードしたい言語の右にある「↓(ダウンロード)」ボタンをタップ
ステップ4: ダウンロードが完了すると「✓(チェックマーク)」に変わる
ステップ5: 翻訳アプリの設定で「オンデバイスモード」をオンにすると、インターネット接続なしで翻訳を実行できる
旅行前にWi-Fi環境でダウンロードしておくことを強くおすすめします。1言語あたり数百MBの容量が必要です。
iPhone翻訳アプリとGoogle翻訳の比較
iPhoneには標準翻訳アプリとGoogle翻訳の両方が使えます。それぞれの特徴を比較します。
| 比較項目 | Apple翻訳(標準) | Google翻訳 |
|---|---|---|
| インストール | 不要(標準搭載) | 別途インストール必要 |
| 対応言語数 | 約20言語 | 130言語以上 |
| 会話モード | あり(対面モード含む) | あり(会話機能) |
| カメラ翻訳 | あり | あり(AR対応) |
| オフライン対応 | あり(言語DL必要) | あり(言語DL必要) |
| Siri連携 | あり | なし |
| プライバシー | オンデバイス処理に強い | Googleサーバーに送信 |
| 翻訳精度(日英) | 高い | 高い(対応言語が多い分優位な場合も) |
Apple翻訳がおすすめな場面: 日本語・英語・フランス語・スペイン語・中国語・韓国語などの主要言語のみ使用する場合、プライバシーを重視する場合、Siriとの連携を活用する場合
Google翻訳がおすすめな場面: 130言語以上の幅広い言語が必要な場合(アジア・アフリカ・南米のマイナー言語)、AR(拡張現実)で看板や書類をリアルタイムに翻訳したい場合

対応言語一覧(2026年3月時点)
Apple翻訳アプリが対応している言語は以下の通りです(iOS 18時点)。
| 地域 | 対応言語 |
|---|---|
| 東アジア | 日本語、中国語(簡体字)、中国語(繁体字)、韓国語 |
| ヨーロッパ(西) | 英語(米国)、英語(英国)、フランス語、ドイツ語、スペイン語、イタリア語、ポルトガル語(ブラジル)、ポルトガル語(ポルトガル) |
| ヨーロッパ(東・北) | ロシア語、ポーランド語、オランダ語、スウェーデン語、ノルウェー語、デンマーク語、フィンランド語 |
| 中東・南アジア | アラビア語、ヒンディー語、トルコ語、タイ語、インドネシア語、ベトナム語 |
合計20言語以上に対応しており、旅行でよく訪れる国の言語はほぼカバーされています。対応言語はiOSのアップデートとともに随時追加されています。
よくある質問(FAQ)
Q1. 翻訳アプリが見当たりません
iOS 14以降に標準搭載されています。古いiOSの場合はアップデートしてください。また、App Storeで削除してしまった場合は「翻訳」で検索して再インストール(無料)できます。
Q2. 会話モードで声が認識されません
マイクのアクセス許可を確認してください。「設定」→「プライバシーとセキュリティ」→「マイク」→「翻訳」がオンになっているか確認してください。また、周囲が騒がしい環境ではマイクに近づいてはっきり話すと認識率が上がります。
Q3. SiriでもiPhoneの翻訳機能は使えますか?
はい、使えます。「Hey Siri、”ありがとう”を英語で言って」または「Siri、英語で”Where is the station?”を日本語に翻訳して」のように話しかけると翻訳してくれます。ただし会話モードのような双方向リアルタイム翻訳はSiriでは対応していません。
Q4. オフラインモードで翻訳の精度は落ちますか?
オフラインモードはデバイス上のモデルで処理するため、オンライン(サーバー側の最新モデル)と比べてわずかに精度が下がることがあります。ただし日常的な会話レベルなら十分な精度があります。
Q5. 翻訳した内容は保存できますか?
はい、翻訳アプリの「翻訳」タブには履歴が保存されます。また、お気に入り(星マーク)で保存しておくと後から見返せます。
Q6. Apple Watch でも翻訳できますか?
watchOS 7以降のApple Watchに翻訳アプリが搭載されています。手首を上げて話しかけるだけで翻訳でき、iPhoneをポケットにしまったままで翻訳できるのが便利です。ただし会話モードはiPhone側の機能です。
Q7. 音声読み上げの速度を変えることはできますか?
現時点では翻訳アプリ内で読み上げ速度を直接変更する設定はありません。「設定」→「アクセシビリティ」→「読み上げコンテンツ」→「読み上げる速度」でiOS全体の読み上げ速度を調整することはできますが、翻訳アプリに直接影響しない場合があります。
Q8. Android版のiPhone翻訳アプリはありますか?
Apple翻訳アプリはiPhone専用でAndroid版はありません。Android端末を使っている方はGoogle翻訳(無料・Android向け)が同等以上の機能を持ちます。
まとめ
iPhoneの翻訳アプリの会話モードは、海外旅行や外国人との会話を劇的に簡単にしてくれる機能です。ポイントをまとめます。
- 翻訳アプリの「会話タブ」から起動するだけで双方向リアルタイム通訳が可能
- 自動言語検出をオンにすると、どちらの言語で話しても自動で翻訳してくれる
- 対面モードでiPhoneを机に置いて向かい合いながら使える
- 旅行前にオフライン翻訳データをダウンロードしておけば通信なしでも使える
- 主要言語20言語以上に対応。Siri・Apple Watchとの連携も可能
- Google翻訳と比べて言語数は少ないが、プライバシーとSiri連携が強み
次回の海外旅行前に、ぜひオフライン翻訳データをダウンロードして準備しておきましょう。言葉の壁がなくなれば、旅の体験は何倍にも豊かになります。
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