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iPhoneのデュアルSIMやeSIM機能を使いこなすと、1台のiPhoneで仕事用と個人用の電話番号を使い分けたり、海外旅行時に現地SIMを使ったりすることができます。本記事では、eSIMの設定方法から物理SIMとの切り替え、回線管理のコツまで徹底的に解説します。
- iPhoneのデュアルSIMとeSIMの基本的な仕組み
- eSIMの設定手順(QRコード方式・アプリ方式)
- 物理SIMとeSIMを切り替える方法
- データ通信・通話の回線を使い分ける設定
- eSIM対応キャリアと注意点
iPhoneのデュアルSIMとeSIMとは?
デュアルSIMとは、1台のスマートフォンに2つの電話番号・回線を登録して同時に使用できる機能です。iPhoneでは物理SIM(nanoSIM)とeSIM(電子SIM)を組み合わせる形式が主流ですが、iPhone 15以降のモデル(米国版)ではデュアルeSIMにも対応しています。
eSIMとは何か
eSIM(Embedded SIM)は、物理的なSIMカードが不要な電子SIMです。スマートフォンの基板に内蔵されており、キャリアの情報をデジタルで書き込むことで回線を開通できます。主なメリットは以下の通りです。
- SIMカード交換不要:物理カードの抜き差しなしに回線を切り替えられる
- 複数回線を保存可能:最大8〜20件のeSIMプロファイルを保存できる
- 即時開通:店頭に行かずオンラインで開通手続きが完了する
- 海外利用に便利:渡航先の現地eSIMを事前に設定しておける
日本国内のeSIM対応キャリア(2026年最新)
| キャリア | eSIM対応 | 対応iPhoneモデル | 転入即時 |
|---|---|---|---|
| docomo | ○ | iPhone XS以降 | ○ |
| au | ○ | iPhone XS以降 | ○ |
| SoftBank | ○ | iPhone XS以降 | ○ |
| 楽天モバイル | ○ | iPhone XS以降 | ○(即時開通) |
| IIJmio | ○ | iPhone XS以降 | △(審査次第) |
| mineo | ○ | iPhone XS以降 | △ |
| povo 2.0 | ○ | iPhone XS以降 | ○(オンライン完結) |

eSIMを設定する方法(ステップ別解説)
eSIMを設定するには、主に「QRコード方式」と「アプリ方式(キャリアアプリ)」の2種類があります。ここでは最も一般的なQRコード方式を中心に解説します。
事前準備
- 対象のキャリアでeSIMの開通申し込みを完了させておく
- キャリアからQRコードまたはアクティベーションコードを受け取る
- Wi-Fi環境またはモバイルデータ通信が使用可能な状態にする
- iPhoneのiOSを最新版にアップデートしておく
ステップ1:設定アプリを開く
- ホーム画面から「設定」アプリを開きます
- 「モバイル通信」をタップします
- 「eSIMを追加」または「モバイル通信プランを追加」をタップします
ステップ2:QRコードを読み取る
- 「QRコードを使用」を選択します
- キャリアから届いたQRコードをカメラで読み取ります
※QRコードが手元にある場合は、別のデバイスやプリントアウトで表示してください - 「モバイル通信プランを追加」の確認画面が表示されたら「追加」をタップします
ステップ3:eSIMのアクティベーション
- eSIMのダウンロードが開始されます(通常1〜2分)
- 完了すると「モバイル通信プランが追加されました」と表示されます
- 「完了」をタップして設定を終了します
アクティベーションコードを使用する場合
QRコードが使えない場合(スクリーンショットなど)は、手動でアクティベーションコードを入力することもできます。
- 「QRコードを使用」画面の下部にある「詳細を手動で入力」をタップ
- キャリアから届いたSM-DP+アドレスとアクティベーションコードを入力
- 「次へ」をタップして手順を進める
デュアルSIMの設定と回線管理
2つの回線を追加したら、それぞれの用途(電話・SMS・データ通信)を設定します。適切に設定することで、電話は個人番号、データ通信は仕事の回線、といった使い分けが可能になります。
デフォルト回線の設定
- 「設定」→「モバイル通信」を開く
- 「デフォルトの音声回線」をタップして、通話に使うメインの回線を選択する
- 「デフォルトのデータ通信回線」をタップして、モバイルデータに使う回線を選択する
- 「デフォルトのSMSとiMessage」も必要に応じて設定する
連絡先別に発信回線を変更する
特定の連絡先に電話するとき、その人への発信に使う回線を指定することができます。
- 「連絡先」アプリで目的の連絡先を開く
- 「編集」をタップ
- 「優先する回線」をタップして使用したい回線を選択
- 「完了」をタップして保存する
通話時に回線を切り替える
電話をかける際に、毎回どちらの回線を使うか選択することも可能です。デフォルト回線以外にかけたい場合は、発信前に通話アプリ内で回線を切り替えてください。

物理SIMとeSIMの使い分け方
物理SIMとeSIMは、それぞれ得意・不得意があります。目的に応じて使い分けましょう。
| 項目 | 物理SIM | eSIM |
|---|---|---|
| 切り替えの手軽さ | カード交換が必要 | ソフトウェアで即切替 |
| 複数回線の保存 | 1枚のみ | 最大8〜20件保存可 |
| 海外利用 | 現地SIM購入が必要 | 現地eSIM事前設定可 |
| 機種変更時 | SIMを差し替えるだけ | eSIM転送手続きが必要 |
| 紛失・盗難リスク | カード自体を紛失する可能性 | 端末内蔵なのでリスク低 |
| 対応キャリア数 | 幅広い(ほぼ全キャリア) | 主要キャリア・MVNO |
eSIMを一時停止・削除する方法
使わなくなったeSIMプロファイルは一時停止または削除できます。一時停止はプロファイルを残したまま通信を停止する方法、削除は完全にプロファイルを消去する方法です。
eSIMを一時停止する
- 「設定」→「モバイル通信」を開く
- 一時停止したいeSIM回線名をタップ
- 「この回線をオフにする」をタップ
- 確認が表示されたら「オフにする」で完了
eSIMを削除する
- 「設定」→「モバイル通信」を開く
- 削除したいeSIM回線名をタップ
- 「モバイル通信プランを削除」をタップ
- 「削除」をタップして確定する
⚠️ 注意:eSIMを削除すると、プロファイルが完全に消去されます。再利用するにはキャリアで再発行手続きが必要です。削除前に本当に不要かよく確認してください。
機種変更時のeSIM引き継ぎ方法
iPhoneを機種変更する際、eSIMのデータ移行には注意が必要です。物理SIMとは異なり、単純な差し替えはできません。
iPhone間のeSIM転送(iOS 16以降)
- 新旧のiPhoneを近づけた状態でiPhoneの設定を開始する
- データ移行中に「eSIMを転送しますか?」と表示される
- 「転送」をタップすると自動でeSIMが新しいiPhoneに移行する
ただし、この機能はキャリアが対応していない場合や、eSIMの種類によっては利用できないことがあります。その場合は各キャリアのサポートに連絡してeSIMの再発行を依頼してください。

よくある質問(FAQ)
Q1. iPhoneのeSIMは何件まで保存できますか?
iPhone XS/XR〜iPhone 14シリーズは最大8件のeSIMプロファイルを保存できます(同時に使用できるのは2回線)。iPhone 15以降(日本版)は最大20件まで保存できます。
Q2. eSIMと物理SIMを同時に2回線とも通話で使えますか?
デュアルSIM待受(DSDS)に対応しているiPhoneでは、2回線同時に着信を受けることができます。ただし、通話中はもう一方の回線でデータ通信が使えない場合があります(機種・設定による)。
Q3. 海外旅行でeSIMを使う際の注意点は?
現地の海外向けeSIMサービス(Airalo、esim.net等)で事前にeSIMを購入し、出発前にiPhoneに設定しておくと、現地到着後すぐにデータ通信が使えます。ローミングより大幅にコストを抑えられます。
Q4. eSIMを設定したのに「圏外」と表示されます。どうすればいいですか?
以下を試してください。①iPhoneを再起動する、②「設定」→「モバイル通信」でeSIM回線がオンになっているか確認する、③機内モードをオン/オフして回線を再接続する、④それでも解決しない場合はキャリアのサポートに連絡する。
Q5. SIMロックされたiPhoneでもeSIMは使えますか?
SIMロックがかかったiPhoneでは、ロック元キャリアのeSIMしか設定できません。他キャリアのeSIMを使いたい場合は、まずSIMロック解除(SIMフリー化)の手続きを行う必要があります。2021年10月以降、日本ではSIMロック禁止が義務付けられているため、それ以降に購入した端末は基本的にSIMフリーです。
Q6. eSIMの設定中にエラーが表示されます。
「モバイル通信プランを追加できません」というエラーが出る場合は、①QRコードの有効期限切れ、②すでにeSIMが最大件数に達している、③キャリア側の開通処理が完了していない、などの原因が考えられます。キャリアのサポートに問い合わせてみてください。
まとめ
iPhoneのデュアルSIM・eSIM機能を使いこなすことで、1台のiPhoneで仕事と個人の電話番号を使い分けたり、海外渡航時に現地eSIMを活用してコストを削減したりと、スマートフォンの利便性が大幅に向上します。
eSIMの設定自体は非常に簡単で、キャリアから届いたQRコードを読み取るだけで数分で完了します。まだデュアルSIMを試したことがない方は、ぜひ本記事を参考にチャレンジしてみてください。設定後は、データ通信・通話のデフォルト回線を自分の使い方に合わせて最適化することで、より快適なiPhoneライフを送ることができます。
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