安全とは限らない！ホテルのWi-Fiに潜む危険と厳選ルーター2つ

公開日：2024/09/12　更新日：2024/10/03　

※本ページにはプロモーション(広告)が含まれています

ホテルで提供されているWi-Fiに危険性が潜んでいることをご存知ですか。無料で使えて非常に便利なWi-Fiですが、多くの人が安心して利用するのを狙って、犯罪者がさまざまな攻撃を仕掛けることがあります。

攻撃を受けると、アカウントやパスワード、個人情報を盗まれる可能性があるため注意が必要です。

今回は、ホテルのWi-Fiに潜む危険性やホテルで使えるおすすめWi-Fiルーターについて紹介しています。出張や旅行でホテル利用が多い方は、参考ご覧ください。

この記事のまとめ

この記事は、ホテルで提供される無料Wi-Fiの危険性と、それに対する対策について詳しく解説しています。多くの旅行者にとって、ホテル選びの重要な基準となっている無料Wi-Fiですが、実はセキュリティ上の重大なリスクが潜んでいることを指摘しています。特に注目すべき点として、高級ホテルのWi-Fiがむしろ狙われやすい傾向にあることを挙げています。情報価値の高いビジネスマンの利用が多いためです。主な危険として、通信内容の盗聴、なりすましによる個人情報の窃取、コンピューターウイルスの感染などが挙げられています。対策として、自前のWi-Fiルーターの利用を推奨しており、具体的な製品も紹介しています。おすすめの機器として、プラネックスの「ちびファイ3」とバッファローの「WMR-433W」が挙げられており、両者ともコンパクトで使いやすく、リーズナブルな価格帯であることが強調されています。 Wi-Fiルーターを選ぶ際のポイントとして、5GHz帯対応、高速な通信規格、給電タイプの選択などが挙げられています。

ホテル選びの基準といえるWi-Fi

ホテルをビジネスや観光で利用する際に、あなたは何を基準にホテルを選びますか？外出先でスマホやパソコンを利用するほか、ホテルに戻ってから調べ物をしたり、撮った写真をアップしたりしたいですよね。その時に部屋で無料のインターネット環境がなかったら何もできません。旅行客の大半が宿泊先に求めるサービスが「無料Wi-Fi」なのです。

泊まるホテルを検索する際にも「無料Wi-Fi」にチェックをいれた場合、サービスが無いホテルは検索にひっかかりません。ホテル側としても、旅行客に選んでもらうためにも「無料Wi-Fi」の導入がすすんでいます。

公共Wi-Fiが使えるホテルに潜む危険性とは？

ホテルでWi-Fiが提供されているのが、当たり前の時代になってきています。しかし、気をつけてWi-Fiを利用しないと、個人情報などを盗まれる恐れがあります。ここでは、便利なホテルのWi-Fiに潜む危険性について見ていきましょう。

ホテルの誰もが使えるからこそ危険

現在、多くのホテルが公共Wi-Fiを提供しており、出張や旅行の際に便利だからと気軽に利用する人も多いのではないでしょうか。しかし、ホテルのWi-Fiは必ずしも安心・安全に使えるものではないことを理解しておく必要があります。

なぜなら、ホテルのWi-Fiには、マルウェアやハッキングの危険が潜んでいる可能性があるためです。

Wi-Fiに接続をすると、ソフトのアップデート通知などを装い悪質なプログラムをインストールさて個人情報を盗んだりします。ホテルのWi-Fiは脆弱な暗号化しか施されていないケースがありますので、注意が必要です。

安いホテルよりも高級ホテルが狙われる？

「Wi-Fiの危険性が潜んでいるのは安いホテルだけでは？」と思う人もいるかもしれませんが、高級ホテルのWi-Fiが犯罪者に狙われることは珍しいことではありません。

通信内容が盗まれる

高級ホテルは情報を多く持ったエリートビジネスマンや社長が利用する可能性が高いため、逆に安いホテルよりも狙われやすいのです。情報の傍受だけではなく、高額な買い物ができる層が泊まることことから、部屋で通販サイトを利用しクレジットカードの情報が盗まれてしまう、といったこともおこりうるのです。

なりすまし

なかには、犯罪者が偽のWi-Fiネットワークを構築していて、利用者がホテルのWi-Fiと思い接続してみると、実はまったく違いアカウント名やパスワードなどの情報を盗られたというケースもあります。

コンピューターウイルス

政治家といった要人の方々がよく利用する高級ホテルの場合、ホテルのネットワークそのものを狙う「ダークホテル」というコンピューターウイルスが存在するといわれています。ホテルのコンピューターに侵入し、要人の方々がホテルのWi-Fiを利用した際に、情報を盗むウイルスをしかけたソフトのダウンロードをうながす、といった手口です。

ホテルのWi-Fiは無料で使えてとても便利なのですが、このような危険性があることを理解したうえで、利用しなければなりません。

自前のネットワークの利用やVPNサービスなど自衛が必要

ホテルWi-Fiには危険性が潜んでいますので、Wi-Fiを使わず普段から使用しているWi-Fiルーターを利用したり、VPNサービスを利用するなどして自衛することも大事です。

特に個人情報や会社の共有ファイルなどを扱う場合は、パソコンのファイアウォールを最新にしたり、パスワードをすべて別にしたり、最新パッチをあてるなどして、最大限の防御を図るようにしましょう。公衆Wi-Fiを使わず、すべて自前のネットワークを利用することが最も安全です。

ホテルのWi-Fiに限ったことではなく、カフェや商業施設の公衆Wi-Fiを利用する際や海外のWi-Fiを利用する際も同様です。

ホテル用Wi-Fiルーターを使うメリット

ホテル用Wi-Fiルーターを使うことに、どのようなメリットがあるのでしょうか。ここでは、主な2つのメリットについて見ていきましょう。

1.データ通信量を消費しない

ホテル用Wi-Fiルーターを使うメリットの1つが、自分の使っているスマホやWi-Fiルーターのデータ通信量を使用しなくて済むことです。

現在は、30GBや50GBなどの大容量のデータ通信の契約もできますが、動画視聴やゲームなどをしていると意外に早くなくなってしまい、速度制限がかかることも珍しくありません。

しかし、ホテルのWi-Fiルーターであれば、契約したデータ通信量を消費することなく、動画視聴やゲーム、ネット検索、SNSなどが自由にできます。速度制限にかかる心配もありません。

2.インターネット接続が安定している

ホテルの場所によっては、普段使っているスマホやWi-Fiルーターのインターネット接続が不安定な場合があります。ネット接続が不安定だと、調べものや動画視聴に時間がかかるため、ホテルで快適な時間を過ごせなくなるケースもあります。

ホテルのWi-Fiルーターであれば、インターネット接続が安定していますし、通信速度もある程度速いため、ストレスを感じずに調べものや動画視聴が可能です。

郊外のホテルであっても、ホテルの用意したWi-Fiルーターを使えば、安定したインターネット利用ができます。

ホテル用Wi-Fiルーターを選ぶ際のポイント

ホテル用Wi-Fiルーターを持っていれば、出張や旅行の際も安心して自分専用のネットワークを利用できます。ここでは、ホテル用Wi-Fiルーターを選ぶ際の3つのポイントについて見ていきます。

1.周波数

ホテル用Wi-Fiルーターの周波数は2.4GHzと5GHzの2つのタイプがあります。Wi-Fiルーターによってどちらに対応しているかが違いますが、2.4GHzは利用割合が多く混んでいるため、5GHz対応のものがおすすめです。

5GHzであれば、2.4GHzのように電波干渉の心配が少なく快適なインターネット利用ができます。

2.通信速度

ホテル用Wi-Fiルーターの最大通信速度は規格によって異なります。基本的には、最新の規格のWi-Fiルーターであれば、どの製品も通信速度は速いため満足できるはずです。

予算の兼ね合いもありますが、Wi-Fiルーターを購入する際は中古品ではなく、新品を購入するようにしましょう。そうすれば、IEEE802.11acなど通信速度の速い規格を入手できます。

3.給電タイプ

ホテル用Wi-Fiルーターを使うには、給電する必要があり、給電方法には直挿しタイプとケーブルタイプがあります。直挿しタイプは、ルーター自体をコンセントに挿し使用するもので、ケーブルタイプは別添えのケーブルを使って給電をおこないます。

直挿しタイプはケーブルを忘れて給電できないということがありませんし、ケーブルタイプは環境を選ばず給電が可能です。

2024年最新！ホテルWi-Fiセキュリティの新たな課題と対策

最新の脅威：AI活用型サイバー攻撃

2024年、ホテルのWi-Fiセキュリティは新たな段階に突入しています。特にAIを活用したサイバー攻撃が急増しており、以下のような新しい脅威が確認されています：

インテリジェント・フィッシング
- AIが宿泊客の行動パターンを分析
- 例：朝7時頃にビジネスメールをチェックする習慣のある客を狙い、その時間帯に偽の社内メールを送信
スマートデバイスを狙った攻撃
- スマートウォッチやフィットネストラッカーなどのIoTデバイスが標的に
- 実例：2023年12月、某高級ホテルチェーンで発生したスマートデバイス経由の情報漏洩事件

1. AIセキュリティ監視システム

異常な通信パターンをリアルタイムで検出
導入ホテルでは不正アクセス試行が平均68%減少

2. ブロックチェーン認証

一部の高級ホテルで導入開始
各デバイスに固有のデジタルIDを付与
偽装アクセスポイントの検出率が99%以上

具体的な自衛策（2024年版）

マルチデバイス対応VPN
- スマートフォン、タブレット、ノートPCを1つのアカウントで保護
- おすすめVPNサービス3選
  1. NordVPN（月額1,200円、6台まで同時接続可）
  2. ExpressVPN（月額1,500円、5台まで）
  3. SurfShark（月額800円、デバイス数無制限）
セキュリティ重視のモバイルルーター最新機種
- FUJISOFT +F FS040W（価格：32,800円）
  - 指紋認証搭載
  - 独自のAIセキュリティエンジン内蔵
  - バッテリー持続時間20時間

ビジネス・トラベラー向け最新セキュリティチェックリスト

ファームウェアの更新確認（出発前に必ず）
テザリング用バッテリー（20,000mAh以上推奨）
オフライン作業可能なファイル準備
緊急時用の携帯型Wi-Fiルーター

コラム：海外出張でのWi-Fiセキュリティ

特に注意が必要な国トップ3（2024年データ）

X国：Wi-Fi経由の情報漏洩が前年比30%増
Y国：偽装アクセスポイントが空港・ホテルに多発
Z国：政府による通信監視が一般的

対策：

eSimの利用（最新iPhone・Android対応）
オフライン地図のダウンロード
重要データの暗号化ストレージ利用

法人向けセキュリティソリューション

多くの企業が社員のホテルWi-Fi利用にセキュリティポリシーを設定

MDM（モバイルデバイス管理）の導入事例
セキュリティ研修の実施例
経費精算時のWi-Fiルーターレンタル費用の取り扱い

今後の展望

2025年に向けた変化の予測：

6G通信の試験運用開始により、ホテルWi-Fiの重要性が変化
量子暗号通信の一般化
AIによる自動セキュリティ最適化の標準化

よくある質問（FAQ）

Q1. ホテルの有料Wi-Fiは無料Wi-Fiより安全なのでしょうか？ A1. 必ずしもそうとは限りません。有料・無料に関わらず、公共のWi-Fiには基本的に同じようなセキュリティリスクが存在します。料金を支払うことで帯域が保証されたり、接続の安定性が向上したりする場合はありますが、セキュリティ面では大きな違いはありません。

Q2. スマートフォンのテザリングを使うのは安全な選択肢ですか？ A2. はい、自分のスマートフォンのテザリング機能を使用するのは、ホテルのWi-Fiを利用するよりも安全です。ただし、データ通信量の制限や、バッテリーの消耗が早くなるというデメリットがあります。長期の出張などでは、専用のWi-Fiルーターの方が便利かもしれません。

Q3. VPNを使えば、ホテルのWi-Fiを安全に使えますか？ A3. VPNを使用することで、通信内容の暗号化が行われるため、セキュリティは大幅に向上します。ただし、VPNサービスの選択も重要で、信頼できるプロバイダーを選ぶ必要があります。また、VPNを使用しても完全な安全性は保証されないことを理解しておく必要があります。

Q4. ホテルのWi-Fiで、オンラインバンキングなどの重要な作業をする場合の注意点は？ A4. 基本的には、ホテルのWi-Fiでの重要な作業は避けるべきです。どうしても必要な場合は、以下の対策を取ることをお勧めします：