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【2026年最新版】Excelでウォーターフォールチャート(滝グラフ)を作成する方法【完全ガイド】

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【2026年最新版】Excelでウォーターフォールチャート(滝グラフ)を作成する方法【完全ガイド】

Excelで売上の増減や利益の内訳を視覚的にわかりやすく表現したいと思ったことはありませんか?

「プレゼン資料で数字の変化をわかりやすく見せたい」「前年比の売上増減を一目で伝えたい」「経費の内訳がどのように利益に影響しているか可視化したい」…こんな悩みを抱えているビジネスパーソンは非常に多いです。

そんなときに活躍するのが「ウォーターフォールチャート(滝グラフ)」です。ウォーターフォールチャートは、数値の増減を棒グラフのように表示しながら、値がどのように積み上がったり減少したりするかを視覚的に示すグラフです。Excel 2016以降では標準機能として搭載されており、初心者でも簡単に作成できます。

この記事では、ウォーターフォールチャートの基礎知識から、Excelでの作成手順、見た目のカスタマイズ方法まで、初心者の方にも迷わず操作できるようにステップごとに丁寧に解説します。ぜひ最後まで読んで、プレゼンや報告書のクオリティを一段階アップさせてください。

データ準備とグラフ挿入手順

この記事でわかること

  • ウォーターフォールチャート(滝グラフ)とは何か、どんな場面で使うのか
  • Excel 2016以降の標準機能でウォーターフォールチャートを作成する手順
  • Excel 2013以前のバージョンで手動作成する方法
  • 色・ラベル・軸などの見た目をカスタマイズするテクニック
  • ビジネスで活用できる実践的なデータ例(売上分析・予算管理など)
  • よくあるトラブルと解決策
  • ウォーターフォールチャートに関するFAQ(8問)

ウォーターフォールチャート(滝グラフ)とは?

ウォーターフォールチャートは、初期値から最終値に至るまでの増減の過程を視覚的に表現するグラフです。見た目が「滝(ウォーターフォール)」のように段差で流れ落ちていくことから、この名前が付けられました。日本語では「滝グラフ」「ブリッジチャート」とも呼ばれます。

ウォーターフォールチャートの特徴

通常の棒グラフと異なるウォーターフォールチャートの最大の特徴は、各棒が前の値の終わりから始まる(浮いている)という点です。

  • 増加する値は上方向に伸びる棒で表示される(一般的に緑色やグレー)
  • 減少する値は下方向に伸びる棒で表示される(一般的に赤色)
  • 合計値は基準線(0)から始まる独立した棒として表示される

この表現方法により、「どの項目がどれだけ全体に影響しているか」「プラスの要因とマイナスの要因のバランス」を直感的に把握できます。

ウォーターフォールチャートが活躍する場面

活用場面 具体例
売上分析 前年の売上→各製品の増減→今年の売上
損益計算 売上高→原価→販管費→営業利益
予算管理 予算額→各部門の支出→残余予算
在庫管理 期首在庫→入庫・出庫→期末在庫
人員計画 期初人員→採用・退職→期末人員
キャッシュフロー 期首残高→収入・支出→期末残高

特に経営会議・株主報告・プレゼン資料で多用されるグラフです。「なぜ利益が減ったのか」「どの要因が最も影響が大きかったのか」を一目で伝えられるため、数字だけの表では伝わりにくい情報を効果的に可視化できます。


【前提】ウォーターフォールチャートに対応するExcelのバージョン

ウォーターフォールチャートをExcelの標準機能で作成するには、以下のバージョンが必要です。

Excelバージョン ウォーターフォールチャート 備考
Excel 2016以降 ✅ 標準対応 挿入メニューから直接作成可能
Excel 2019 ✅ 標準対応 2016と同じ操作
Excel 2021 ✅ 標準対応 2016と同じ操作
Microsoft 365 ✅ 標準対応 最新機能が随時追加
Excel 2013以前 ❌ 非対応 積み上げ棒グラフで手動作成が必要
Excel Online(Web版) ✅ 対応 ブラウザからも作成可能

この記事では、まずExcel 2016以降の標準機能を使った作成方法を解説し、その後にExcel 2013以前のバージョンでの手動作成方法も紹介します。


【方法1】Excel標準機能でウォーターフォールチャートを作成する(Excel 2016以降)

Excel 2016以降をお使いの方は、標準機能で数クリックのかんたん操作でウォーターフォールチャートを作成できます。ここではサンプルデータとして「月次売上の増減分析」を例に、ステップごとに解説します。

ステップ1:データを準備する

まず、ウォーターフォールチャートに使うデータをExcelシートに入力します。以下のような形式で準備してください。

項目 金額(万円)
前年売上 5000
新規顧客 800
既存顧客増 400
値上げ効果 200
顧客離脱 -600
価格競争 -300
今年売上 5500

データ作成のポイント:

  • A列に「項目名(カテゴリ)」、B列に「数値」を入力する
  • 増加する項目はプラスの値、減少する項目はマイナスの値で入力する
  • 最初の行(前年売上)と最後の行(今年売上)は「合計」を意味する値にする
  • ヘッダー行(「項目」「金額(万円)」)も含めて入力しておく

ステップ2:データ範囲を選択する

作成したデータ全体を選択します。

  1. セルA1(「項目」のヘッダー)をクリックします
  2. Shiftキーを押しながらセルB8(「今年売上」の数値)をクリックします
  3. ヘッダー行を含むA1:B8の範囲が選択されたことを確認します

※ マウスでドラッグして範囲選択しても同じ結果になります。

ステップ3:ウォーターフォールチャートを挿入する

  1. リボンメニューの「挿入」タブをクリックします
  2. 「グラフ」グループの中にある「ウォーターフォール図、じょうごグラフ、株価チャート…の挿入」ボタンをクリックします(アイコンは縦棒が段差状に並んだような形です)
  3. ドロップダウンメニューから「ウォーターフォール」を選択します

これだけで、基本的なウォーターフォールチャートがシート上に自動生成されます。

色分けとカスタマイズ方法

ステップ4:「合計」を設定する(重要)

ウォーターフォールチャートを挿入した直後は、すべての棒が「増減」として扱われています。最初の項目(前年売上)と最後の項目(今年売上)は「合計」として設定する必要があります。

合計の設定手順:

  1. グラフ内で「前年売上」の棒(データポイント)をダブルクリックします(1回クリックで全データ選択→もう1回クリックで個別選択)
  2. 右クリックして「データ要素の書式設定」を選択します
  3. 右側に表示される書式設定パネルで「合計として設定」にチェックを入れます
  4. 同様に、「今年売上」の棒もダブルクリックして「合計として設定」にチェックを入れます

「合計として設定」にチェックを入れると、その棒は0(基準線)からスタートする独立した棒に変わります。増減とは異なる色で表示され、始点と終点が明確になります。

⚠️ よくある失敗:「合計として設定」を忘れると、最初と最後の棒も他の棒と連動して表示されてしまい、グラフの意味が通じなくなります。必ず設定してください。

ステップ5:グラフタイトルを編集する

  1. グラフの上部に表示されている「グラフタイトル」の文字をクリックします
  2. テキストが編集可能になるので、適切なタイトル(例:「2025年度 売上変動分析」)に変更します
  3. グラフの外をクリックして確定します

以上の5ステップで、基本的なウォーターフォールチャートが完成します。


ウォーターフォールチャートのカスタマイズ方法

デフォルトのウォーターフォールチャートでも十分使えますが、プレゼン用に見た目をカスタマイズすることで、より伝わりやすいグラフに仕上げることができます。

色を変更する

ウォーターフォールチャートのデフォルトカラーは、Excelのテーマによって異なります。増加・減少・合計の色をそれぞれ変更する方法は以下の通りです。

全体の色をまとめて変更する方法:

  1. グラフをクリックして選択します
  2. グラフの右上に表示される「ブラシ」アイコン(グラフスタイル)をクリックします
  3. 「色」タブをクリックします
  4. 好みの配色パターンを選択します

個別の棒の色を変更する方法:

  1. 色を変更したい棒をダブルクリックして個別選択します
  2. 右クリック→「データ要素の書式設定」を選択
  3. 「塗りつぶしと線」タブ(ペンキのアイコン)をクリックします
  4. 「塗りつぶし(単色)」を選択し、好みの色に変更します

おすすめの配色パターン:

要素 おすすめ色 意味
増加 緑(#4CAF50) ポジティブな変化
減少 赤(#F44336) ネガティブな変化
合計 グレー(#607D8B)、青(#2196F3) 基準値・中立

データラベルを表示する

各棒に数値を表示すると、グラフの情報量が大幅にアップします。

  1. グラフをクリックして選択します
  2. グラフの右上に表示される「+」アイコン(グラフ要素)をクリックします
  3. 「データ ラベル」にチェックを入れます

データラベルの位置を変更したい場合は、「データ ラベル」の右にある矢印をクリックして、「中央」「外側」「内部外側」などから選択できます。

接続線(コネクタ線)を表示・非表示にする

ウォーターフォールチャートには、各棒の間を結ぶ接続線(コネクタ線)がデフォルトで表示されることがあります。この線はデータの流れを視覚的に示す役割がありますが、不要な場合は非表示にすることもできます。

  1. 接続線をクリックして選択します
  2. 右クリック→「データ系列の書式設定」を選択
  3. 「コネクタ線を表示する」のチェックを外します

軸の書式を設定する

数値軸(縦軸)の表示形式をカスタマイズすることで、より見やすいグラフにできます。

  1. 数値軸(縦軸の数字部分)をダブルクリックします
  2. 右側の書式設定パネルで以下を調整できます:
    • 最小値・最大値:データ範囲に合わせて調整(余白が多すぎる場合に有効)
    • 表示単位:「千」「万」「百万」などの単位を設定(数字が大きい場合に有効)
    • 表示形式:「数値」タブから桁区切り(カンマ)、通貨記号などを設定

グラフのサイズと位置を調整する

グラフの枠をドラッグすることでサイズを変更できます。プレゼン資料に貼り付ける場合は、以下の目安を参考にしてください。

  • PowerPointに貼る場合:幅20cm × 高さ12cm程度
  • Excel内で表と一緒に表示する場合:セル6〜8列 × 15〜20行分程度
  • 印刷する場合:用紙の横幅の70〜80%程度
プレゼン向けデザイン調整

【方法2】Excel 2013以前で手動作成する方法(積み上げ棒グラフ利用)

Excel 2013以前のバージョンにはウォーターフォールチャートの標準機能がありません。しかし、積み上げ棒グラフの「透明な土台」テクニックを使えば、同様のグラフを手動で作成できます。

ステップ1:補助データを作成する

まず、元データに加えて「透明な土台(ベース)」と「表示用の値」の2列を追加します。

項目 元の値 ベース(透明) 増加 減少
前年売上 5000 0 5000 0
新規顧客 800 5000 800 0
既存顧客増 400 5800 400 0
値上げ効果 200 6200 200 0
顧客離脱 -600 5800 0 600
価格競争 -300 5200 0 300
今年売上 5500 0 5500 0

計算ロジック:

  • ベース(透明):増加の場合は「前の行までの累計値」、減少の場合は「累計値 + 減少値(= 累計値 – |減少値|)」、合計行は0
  • 増加列:元の値がプラスの場合はその値、マイナスの場合は0
  • 減少列:元の値がマイナスの場合はその絶対値、プラスの場合は0

Excel数式の例(B列に元の値がある場合):

C列(ベース)のセルC3に入力する式(C2が前年売上=合計行の場合):

=IF(B3>=0, C2+D2-E2, C2+D2-E2+B3)

D列(増加)の式:

=IF(B2>=0, B2, 0)

E列(減少)の式:

=IF(B2<0, ABS(B2), 0)

ステップ2:積み上げ棒グラフを作成する

  1. A列(項目)、C列(ベース)、D列(増加)、E列(減少)を選択します(Ctrlキーを押しながら列を選択)
  2. 「挿入」タブ→「縦棒グラフの挿入」→「積み上げ縦棒」を選択します

ステップ3:ベース部分を透明にする

ここが最大のポイントです。「ベース」の棒を透明にすることで、増加・減少の棒だけが「浮いて」見えるようになります。

  1. グラフ内の「ベース」のデータ系列(一番下の棒)をクリックして選択します
  2. 右クリック→「データ系列の書式設定」を選択
  3. 「塗りつぶしと線」→「塗りつぶしなし」を選択
  4. 「枠線」→「線なし」を選択

これでベース部分が完全に見えなくなり、ウォーターフォールチャートと同じ見た目になります。

ステップ4:色を調整する

  1. 「増加」のデータ系列をクリック→書式設定で緑色に設定
  2. 「減少」のデータ系列をクリック→書式設定で赤色に設定
  3. 「合計」にあたる棒(前年売上・今年売上)は個別にダブルクリックしてグレーに変更

この方法は手間がかかりますが、Excel 2013以前のバージョンでも完全なウォーターフォールチャートを作成できます。


ビジネスで使える実践的なデータ例

ここまで基本的な作成方法を解説しましたが、実際のビジネスシーンでの活用例を3つ紹介します。それぞれのデータ例をそのままExcelに入力して練習に使えます。

例1:損益計算書(P/L)の可視化

損益計算書の各項目を視覚化する、最も典型的なウォーターフォールチャートの使い方です。

項目 金額(百万円) 種類
売上高 10000 合計(開始)
売上原価 -6000 減少
粗利益 4000 合計(中間)
人件費 -1500 減少
広告費 -800 減少
その他経費 -500 減少
営業外収益 100 増加
営業利益 1300 合計(最終)

このデータでは、「粗利益」「営業利益」を合計として設定することで、売上から経費を引いた利益の流れが一目でわかります。経営会議の資料として非常にインパクトがあります。

例2:前年比の売上増減要因分析

「なぜ売上が増えた(減った)のか?」を要因別に分解して可視化するパターンです。

要因 金額(万円)
2024年度売上 12000
新規事業A 2500
既存事業の成長 1000
海外展開 800
事業撤退B -1500
市場縮小 -800
為替影響 -200
2025年度売上 13800

このグラフにより、「新規事業Aの貢献が最も大きい」「事業撤退Bのマイナスを海外展開で補えている」といった分析がビジュアルで伝わります。

例3:月間キャッシュフロー管理

項目 金額(万円)
月初残高 500
売上入金 350
その他収入 50
家賃 -80
人件費 -200
仕入代金 -150
光熱費・通信費 -30
月末残高 440

フリーランスや中小企業の経営者にとって、毎月のお金の流れを可視化するのに最適です。


ウォーターフォールチャート作成時のよくあるトラブルと解決策

ウォーターフォールチャートを作成する際によくあるトラブルと、その解決方法をまとめました。

トラブル1:「ウォーターフォール」のメニューが見当たらない

原因:Excel 2013以前のバージョンを使用している

解決策:ウォーターフォールチャートの標準機能はExcel 2016以降でのみ利用可能です。お使いのExcelバージョンを確認してください(「ファイル」→「アカウント」→バージョン情報)。Excel 2013以前の場合は、この記事の「方法2:手動作成」を参照してください。

トラブル2:合計の棒が浮いたままで正しく表示されない

原因:「合計として設定」のチェックが入っていない

解決策:合計にしたい棒をダブルクリック(個別選択)→右クリック→「データ要素の書式設定」→「合計として設定」にチェックを入れてください。ダブルクリックではなく1回クリックだと全データ系列が選択されてしまうので注意してください。

トラブル3:棒の順番がデータの入力順と異なる

原因:Excelがカテゴリを自動的にソートしている場合がある

解決策:横軸(カテゴリ軸)をダブルクリック→「軸の書式設定」→「軸のオプション」→「軸を反転する」のチェックが入っていないか確認してください。また、データの入力順がそのまま反映されるので、元データの順番を確認してください。

トラブル4:マイナスの棒が上向きに表示される

原因:データの値がマイナスになっていない(絶対値で入力されている)

解決策:減少する項目は必ずマイナスの値(例:-600)で入力してください。「600」と正の値で入力すると、Excelはそれを「増加」として扱います。

トラブル5:グラフが小さすぎて棒やラベルが見づらい

解決策:グラフの枠をドラッグして大きくしてください。特にデータ項目が多い場合は、横幅を十分に確保する必要があります。データラベルが重なって見づらい場合は、ラベルの位置を「外側」に設定したり、フォントサイズを小さくしたりして調整しましょう。


ウォーターフォールチャートをさらに活用するためのTips

Tip 1:PowerPointに高品質で貼り付ける

Excelで作成したウォーターフォールチャートをPowerPointに貼り付ける際は、以下の方法がおすすめです。

  1. Excelでグラフを選択してコピー(Ctrl + C)
  2. PowerPointに切り替え
  3. 「ホーム」→「貼り付け」→「形式を選択して貼り付け」をクリック
  4. 「図(拡張メタファイル)」を選択して貼り付け

「拡張メタファイル」で貼り付けると、拡大縮小しても画質が劣化しないベクター形式で挿入されます。

Tip 2:グラフテンプレートとして保存する

毎月のレポートで同じ形式のウォーターフォールチャートを作る場合は、テンプレートとして保存すると便利です。

  1. カスタマイズ済みのグラフを右クリック
  2. 「テンプレートとして保存」を選択
  3. わかりやすい名前(例:「売上分析ウォーターフォール」)を付けて保存

次回からは「挿入」→「おすすめグラフ」→「すべてのグラフ」→「テンプレート」から呼び出せます。

Tip 3:複数の合計を設定する(中間合計)

ウォーターフォールチャートでは、「最初」と「最後」だけでなく、中間に「小計」を設定することもできます。例えば損益計算書のグラフで「粗利益」を中間合計として表示すると、コスト構造がより明確になります。

設定方法は「合計」と同じで、中間合計にしたい棒をダブルクリック→「合計として設定」にチェックを入れるだけです。

Tip 4:負の値を含むグラフでの見せ方

赤字決算などでマイナスの合計値がある場合、ウォーターフォールチャートは0より下に棒を表示します。この場合も正しく表示されますが、グラフの読み方が少し複雑になるため、以下の工夫をおすすめします。

  • データラベルを必ず表示する(数値を明示する)
  • 0の位置に参考線を引く(目立つ色の水平線)
  • グラフタイトルに「※マイナスは赤字を示す」と注記を加える

よくある質問(FAQ)

Q1:ウォーターフォールチャートとは何ですか?普通の棒グラフと何が違うのですか?

ウォーターフォールチャートは、数値の増減を視覚的に表現する特殊な棒グラフです。通常の棒グラフはすべての棒が0(基準線)からスタートしますが、ウォーターフォールチャートでは各棒が前の値の終点からスタートします。これにより、値がどのように積み上がったり減少したりするかの「プロセス」を表現できます。売上の増減分析、損益計算書の可視化、予算の使途内訳などで活用されます。

Q2:Excel 2013以前のバージョンでもウォーターフォールチャートは作れますか?

はい、作成可能です。ただし、標準機能としては用意されていないため、積み上げ棒グラフの「透明な土台」テクニックを使って手動で作成する必要があります。この記事の「方法2」で詳しい手順を解説していますので、そちらを参照してください。手間はかかりますが、見た目は標準機能で作ったものとほぼ同じに仕上がります。

Q3:「合計として設定」にチェックを入れても変化がありません。どうすればいいですか?

「合計として設定」のチェックが表示されない場合、データポイントが「個別選択」されていない可能性があります。グラフ内の棒を1回クリックすると全データ系列が選択され、もう1回クリックすると個別のデータポイントが選択されます。2回クリック(ダブルクリック)で個別選択してから、右クリック→「データ要素の書式設定」を開いてください。

Q4:ウォーターフォールチャートの色は自由に変更できますか?

はい、自由に変更できます。増加・減少・合計のそれぞれの色を個別に変更することが可能です。変更したい棒をダブルクリックして個別選択→右クリック→「データ要素の書式設定」→「塗りつぶしと線」→「塗りつぶし(単色)」から好きな色に変更できます。一般的には、増加=緑、減少=赤、合計=グレーまたは青が推奨されます。

Q5:データの途中に「小計」の棒を入れることはできますか?

はい、可能です。小計を表示したい位置にデータ行を追加し、その棒に対して「合計として設定」にチェックを入れてください。例えば、損益計算書のグラフで「粗利益」を中間小計として表示すれば、売上原価を差し引いた時点での利益と、その後の販管費の影響を分けて把握できます。小計は何個でも設定可能です。

Q6:ウォーターフォールチャートの棒の幅を変更できますか?

はい、変更できます。グラフ内のいずれかの棒をクリックして選択→右クリック→「データ系列の書式設定」→「系列のオプション」→「要素の間隔」の値を調整してください。値を小さくすると棒が太くなり、大きくすると棒が細くなります。一般的に、要素の間隔は50〜100%程度が見やすい範囲です。

Q7:ウォーターフォールチャートのデータを後から変更するにはどうすればいいですか?

元のデータ(セルの値)を変更すれば、グラフに自動的に反映されます。項目を追加・削除した場合は、グラフをクリック→「グラフのデザイン」タブ→「データの選択」から、データ範囲を再設定してください。新しく追加した合計行については、改めて「合計として設定」のチェックを入れ直す必要があります。

Q8:Google スプレッドシートでもウォーターフォールチャートは作れますか?

はい、Google スプレッドシートでも2018年頃からウォーターフォールチャート機能が追加されています。「挿入」→「グラフ」→グラフエディタで「グラフの種類」を「ウォーターフォール」に変更するだけで作成可能です。基本的な操作方法はExcelと似ていますが、カスタマイズの細かさではExcelの方が上回ります。


まとめ

この記事では、Excelでウォーターフォールチャート(滝グラフ)を作成する方法を初心者向けに徹底解説しました。

ポイントをおさらいしましょう:

  • ウォーターフォールチャートは数値の増減プロセスを可視化するのに最適なグラフ
  • Excel 2016以降なら「挿入」→「ウォーターフォール」で簡単に作成可能
  • 作成後は「合計として設定」を忘れずに設定する(最重要ポイント)
  • 増加はプラスの値、減少はマイナスの値で入力する
  • Excel 2013以前でも積み上げ棒グラフ+透明な土台で手動作成できる
  • 色・ラベル・軸のカスタマイズでプレゼン品質のグラフに仕上げられる
  • 損益計算書・売上分析・予算管理など幅広いビジネスシーンで活用可能

ウォーターフォールチャートをマスターすれば、「なぜこの数字になったのか」を一枚のグラフで伝えることができます。プレゼン資料や報告書の説得力が格段にアップしますので、ぜひ今日から実践してみてください。

最初は練習として、この記事で紹介したサンプルデータを使ってグラフを作成してみるのがおすすめです。一度手順を覚えてしまえば、次回からは数分で作成できるようになります。

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