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「スマホの操作をもっと自動化できたらいいのに」と思ったことはありませんか? 毎朝のアラーム後にWi-FiをONにする、会社に着いたらマナーモードにする、充電中は画面を明るくする――こうした繰り返しの操作を全自動化できるのが、Android向け最強の自動化アプリ「Tasker(タスカー)」です。
Taskerは非常に高機能ですが、初めて触る人にとっては「何から手をつければいいのかわからない」というハードルの高さがあります。この記事では、Taskerの基本概念から初期設定、すぐに使える実用レシピ、さらに変数やシーンといった中級テクニックまで、初心者にもわかりやすくステップごとに解説します。
2026年最新のTasker 6.x系に対応した内容ですので、安心して読み進めてください。

この記事でわかること
- Taskerの基本概念(プロファイル・タスク・コンテキスト)の違いと関係
- Google Playからのインストールと初期設定(権限付与)の手順
- 初心者でもすぐ作れる実用レシピ5選(Wi-Fi連動、充電連動など)
- 変数(Variable)の基本的な使い方と活用例
- シーン(Scene)を使ったオリジナルUIの作成方法
- Taskerがうまく動かないときのトラブルシューティング
- よくある質問(FAQ)10問への回答
Taskerとは? Android最強の自動化アプリ
Taskerは、Androidスマートフォンのあらゆる動作を条件付きで自動実行できるアプリです。開発者のJoao Dias氏によって長年メンテナンスされており、Android自動化アプリの中では最も歴史が長く、機能も豊富です。
Taskerでできることの具体例
| カテゴリ | 自動化の例 | 活用シーン |
|---|---|---|
| 場所連動 | 自宅Wi-Fiに接続したらサイレント解除 | 帰宅時の通知見逃し防止 |
| 時間連動 | 毎朝7時にWi-FiとBluetoothをON | 通勤前の準備を自動化 |
| 充電連動 | 充電開始で画面の明るさを最大に | 充電中のナビ表示を見やすく |
| アプリ連動 | カメラ起動時に自動回転をON | 写真撮影時だけ回転許可 |
| 通知連動 | 特定アプリの通知をSMSで転送 | 重要な通知の見逃し防止 |
| センサー連動 | 伏せて置いたらマナーモード | 会議中にサッと消音 |
上の表はほんの一例です。Taskerは350以上のアクションと30以上のコンテキスト(条件)を備えており、これらを組み合わせることで、ほぼ無限の自動化ルールを作ることができます。
他の自動化アプリとの違い
Androidには「MacroDroid」「Automate」「Bixby Routines(Samsung)」など他の自動化アプリもあります。それぞれの特徴を比較してみましょう。
| アプリ名 | 難易度 | カスタマイズ性 | 価格 | おすすめの人 |
|---|---|---|---|---|
| Tasker | やや難しい | 非常に高い | 約500円(買い切り) | とことんカスタマイズしたい人 |
| MacroDroid | 簡単 | 中程度 | 無料(制限あり) | 初心者・手軽に始めたい人 |
| Automate | 普通 | 高い | 無料(制限あり) | フローチャート形式が好きな人 |
| Bixby Routines | 簡単 | 低い | 無料(Samsung専用) | Galaxy端末ユーザー |
Taskerは有料(約500円の買い切り)ですが、一度購入すれば追加課金なしで全機能を使えます。自動化の自由度は他のアプリを圧倒しており、「やりたいことが見つかったのにアプリの制限でできない」ということがほとんどありません。
Taskerの基本概念を理解しよう
Taskerを使いこなすには、まず3つの基本概念を理解することが大切です。この3つさえ押さえれば、あとは応用です。

1. プロファイル(Profile)=「いつ・どんな条件で」
プロファイルは、自動化ルール全体の「入れ物」です。「どんな条件のときに、何をするか」をひとまとめにしたものがプロファイルです。
プロファイルはコンテキスト(条件)とタスク(動作)の2つで構成されます。
2. コンテキスト(Context)=「トリガー条件」
コンテキストは、自動化ルールが発動する条件です。「いつ」「どこで」「何が起きたら」を定義します。
コンテキストの種類:
- アプリケーション:特定のアプリが起動したとき(例:カメラ起動時)
- 日時:特定の時間帯・曜日(例:平日の8:00〜18:00)
- イベント:特定のイベント発生時(例:電話着信、通知受信)
- 場所:特定の場所に入った・出たとき(例:自宅から半径200m)
- 状態:特定の状態のとき(例:Wi-Fi接続中、充電中)
1つのプロファイルに複数のコンテキストを設定することもできます。例えば「平日 AND 自宅Wi-Fi接続中」のように、条件を組み合わせてより細かい制御が可能です。
3. タスク(Task)=「実行する動作」
タスクは、コンテキストの条件が満たされたときに実行される動作(アクション)の集まりです。
タスクに設定できるアクションの例:
- 音量を変更する(着信音、メディア、アラームなど)
- Wi-Fi、Bluetooth、GPSのON/OFF
- 画面の明るさを変更する
- アプリを起動する
- 通知を表示する
- ファイルを操作する
- HTTPリクエストを送信する(IoT連携など)
- 変数に値を代入する
- JavaScriptコードを実行する
1つのタスクには複数のアクションを順番に並べることができ、上から順に実行されます。条件分岐(If文)やループ(For文)も使えるため、プログラミングに近い柔軟な制御が可能です。
3つの関係をまとめると
| 用語 | 役割 | たとえるなら |
|---|---|---|
| プロファイル | ルール全体の入れ物 | レシピカード1枚 |
| コンテキスト | 発動条件(いつ・どこで) | 「材料がそろったら」 |
| タスク | 実行する動作の一覧 | 「調理手順」 |
つまり、「コンテキスト(条件)が満たされたら → タスク(動作)を実行する」というのがプロファイルの基本構造です。料理に例えると、「材料(条件)がそろったら、レシピ(手順)に従って調理する」というイメージです。
Taskerのインストールと初期設定
ここからは実際にTaskerをインストールして使い始めるまでの手順を解説します。
Step 1: Google PlayからTaskerをインストール
- Google Playストアを開く
- 検索バーに「Tasker」と入力して検索
- 開発者が「joaomgcd」であることを確認(偽アプリに注意)
- 価格(約500円)を確認して「購入」をタップ
- インストール完了後、「開く」をタップ
補足:Taskerには7日間の無料トライアル版もあります。公式サイト(tasker.joaoapps.com)からAPKファイルをダウンロードしてインストールできます。まず試してから購入を判断したい方はこちらを利用してください。
Step 2: 必要な権限を付与する
Taskerが正しく動作するためには、いくつかの特別な権限を付与する必要があります。初回起動時にガイドが表示されますが、手動で設定する場合は以下の手順に従ってください。
2-1: 通知アクセス権限
- Android設定アプリを開く
- 「アプリと通知」→「特別なアプリアクセス」→「通知へのアクセス」
- TaskerをONにする
2-2: バッテリー最適化の除外
- 設定アプリ →「アプリ」→「Tasker」
- 「バッテリー」→「バッテリー使用量を最適化」を「制限なし」に変更
- これにより、Taskerがバックグラウンドで強制終了されるのを防ぎます
2-3: ユーザー補助サービスの有効化
- 設定アプリ →「ユーザー補助」
- 「Tasker」を見つけてONにする
- 確認ダイアログが表示されたら「OK」をタップ
2-4: デバイス管理者権限(任意)
- 設定アプリ →「セキュリティ」→「デバイス管理アプリ」
- Taskerにチェックを入れる
- 画面ロックなどの操作を自動化する場合に必要です
注意: メーカーによって設定画面の名称や場所が異なります。Samsung(Galaxy)、OPPO、Xiaomiなどは独自のバッテリー最適化機能を持っているため、追加の設定が必要になることがあります。「端末名 Tasker バックグラウンド」で検索すると、機種別の設定方法が見つかります。
Step 3: Taskerの初期設定を確認する
Taskerアプリを開いて、基本的な設定を確認しておきましょう。
- 右上の「3点メニュー」→「設定」をタップ
- 「UI」タブで「初心者モード」がONになっていることを確認(初めての方はON推奨)
- 「Monitor」タブで「Run In Foreground」がONになっていることを確認
- 「Misc」タブで「Allow External Access」はOFFのままにしておく(セキュリティ上)
これで初期設定は完了です。さっそく自動化ルールを作っていきましょう。
初心者向け実用レシピ5選
ここからは、Taskerを初めて使う方でもすぐに作れる実用的な自動化レシピを5つ紹介します。一つずつ丁寧に手順を解説するので、画面を見ながら一緒に作ってみてください。
レシピ1: 自宅Wi-Fi接続時にサイレントモードを解除する
外出中はマナーモードにしているけど、自宅に帰ったら通知音を鳴らしたい――そんな要望を叶えるレシピです。
作成手順
- Taskerを開き、下部の「PROFILES」タブが選択されていることを確認
- 右下の「+」ボタンをタップ
- コンテキストの種類で「State(状態)」を選択
- 「Net」→「Wifi Connected」を選択
- 「SSID」欄に自宅Wi-FiのSSID名(例:MyHome-WiFi-5G)を入力
- 左上の「←」で戻る
- タスク選択画面で「New Task+」をタップ
- タスク名を「サイレント解除」と入力して右のチェックマークをタップ
- タスク編集画面で「+」をタップ
- 「Audio」→「Silent Mode」を選択
- 「Mode」を「Off」に設定
- 左上の「←」で戻る
- もう一度「+」をタップして「Audio」→「Ringer Volume」を選択
- 音量レベルを好みの値(例:5)に設定
- 左上の「←」で戻り、さらに「←」でプロファイル一覧に戻る
Exit Task(退出タスク)の設定:
Wi-Fiから切断されたとき(自宅を出たとき)に自動でサイレントモードに戻すには、プロファイル名を長押しして「Add Exit Task」を選択し、サイレントモードをONにするタスクを追加します。
レシピ2: 充電中に画面の明るさを最大にする
充電中はバッテリーを気にしなくてよいので、画面を明るくして見やすくするレシピです。ナビ用途にも便利です。
作成手順
- 「PROFILES」タブで「+」をタップ
- 「State(状態)」→「Power」→「Power」を選択
- 「Source」を「Any」に設定(USB・ワイヤレス充電どちらにも対応)
- 左上の「←」で戻る
- 「New Task+」→ タスク名「充電中明るさMAX」
- 「+」→「Display」→「Display Brightness」
- 「Level」を「255」(最大値)に設定
- もう一度「+」→「Display」→「Display AutoBrightness」
- 「Set」を「Off」に設定(自動調整を無効化)
- 左上の「←」でプロファイル一覧に戻る
Exit Taskの設定推奨:充電を外したら自動調整に戻すようにしましょう。Exit Taskで「Display AutoBrightness」を「On」に戻せばOKです。
レシピ3: 毎朝の定時にWi-FiとBluetoothを自動ON
寝る前にWi-FiとBluetoothをOFFにしている方向けのレシピです。毎朝手動でONにする手間を省けます。
作成手順
- 「PROFILES」タブで「+」をタップ
- 「Time(時間)」を選択
- 「From」を 7:00、「To」を 7:05 に設定
- 左上の「←」で戻る
- 「New Task+」→ タスク名「朝の自動ON」
- 「+」→「Net」→「WiFi」→「Set」を「On」
- 「+」→「Net」→「Bluetooth」→「Set」を「On」
- 必要に応じて「+」→「Alert」→「Notify」で「Wi-FiとBluetoothをONにしました」と通知を表示
- 左上の「←」で戻る
レシピ4: カメラ起動時に自動回転をONにする
普段は画面の自動回転をOFFにしているけど、カメラ使用時だけは横向き撮影もしたい方向けのレシピです。
作成手順
- 「PROFILES」タブで「+」をタップ
- 「Application(アプリケーション)」を選択
- アプリ一覧から「カメラ」を選択してチェックマークをタップ
- 左上の「←」で戻る
- 「New Task+」→ タスク名「自動回転ON」
- 「+」→「Display」→「Display AutoRotate」
- 「Set」を「On」に設定
- 左上の「←」で戻る
カメラを閉じると自動的にExit Taskが実行され、自動回転がOFFに戻ります(Taskerのデフォルト動作)。明示的にExit Taskを設定する場合は、AutoRotateを「Off」に戻すタスクを追加してください。
レシピ5: スマホを伏せて置いたらマナーモードにする
会議中やレストランで、スマホを裏返しに置くだけで自動的にマナーモードになるレシピです。
作成手順
- 「PROFILES」タブで「+」をタップ
- 「State(状態)」→「Sensor」→「Orientation」を選択
- 「Is」を「Face Down」に設定
- 左上の「←」で戻る
- 「New Task+」→ タスク名「伏せてマナー」
- 「+」→「Audio」→「Sound Mode」
- 「Mode」を「Vibrate」に設定
- 必要に応じて「+」→「Alert」→「Flash」で「マナーモードにしました」と一瞬だけメッセージを表示
- 左上の「←」で戻る
Exit Taskで「Sound Mode」を「Sound」に戻すようにすれば、スマホを持ち上げたときに通常モードに復帰します。

Taskerの変数(Variable)を理解しよう
ここまでの基本レシピで、Taskerの「コンテキスト → タスク」の流れは掴めたと思います。次のステップとして、変数(Variable)について解説します。変数を使うと、より柔軟で高度な自動化が可能になります。
変数とは?
変数とは、値を入れておける箱のようなものです。プログラミング経験がなくても、Excelのセルをイメージするとわかりやすいでしょう。「A1セルに数字を入れておいて、後でその値を使って計算する」のと同じ感覚です。
変数の種類
| 種類 | 書き方 | 説明 | 例 |
|---|---|---|---|
| ユーザー変数(ローカル) | %変数名(小文字) | そのタスク内だけで有効 | %count, %name |
| ユーザー変数(グローバル) | %変数名(大文字を含む) | 全プロファイル・タスクで共有 | %MyCount, %UserName |
| 組み込み変数 | %XXXX(全て大文字) | Taskerが自動で値を入れる | %TIME, %BATT, %WIFI |
よく使う組み込み変数
| 変数名 | 取得できる値 | 活用例 |
|---|---|---|
| %TIME | 現在時刻(HH.MM形式) | 時間帯によって処理を分岐 |
| %DATE | 現在の日付 | 日報の自動作成 |
| %BATT | バッテリー残量(0〜100) | 残量低下時の省電力化 |
| %WIFI | 接続中Wi-FiのSSID | 場所の判定 |
| %BRIGHT | 画面の明るさ(0〜255) | 明るさの保存と復元 |
| %VOLR | 着信音量 | 音量の保存と復元 |
| %CNUM | 直近の着信番号 | 特定番号からの着信で処理 |
| %NTITLE | 最新通知のタイトル | 通知内容による条件分岐 |
変数の活用例:バッテリー残量で自動省電力
変数を使った実践的な例として、バッテリー残量が20%以下になったら自動で省電力設定にするレシピを作ってみましょう。
- プロファイルを新規作成 →「State」→「Power」→「Battery Level」
- 「From」を「0」、「To」を「20」に設定
- タスクを作成し、以下のアクションを順に追加:
- 「Variable Set」→ 名前: %SavedBright、値: %BRIGHT(現在の明るさを保存)
- 「Display Brightness」→ Level: 50(明るさを下げる)
- 「WiFi」→ Set: Off(Wi-FiをOFF)
- 「Bluetooth」→ Set: Off(BluetoothをOFF)
- 「Notify」→「省電力モードを有効にしました(残量: %BATT%)」
- Exit Task(バッテリー21%以上に回復時)で元の明るさ(%SavedBright)とWi-Fi/BluetoothをONに復元
このように変数を使うことで、「変更前の値を保存しておいて、後で元に戻す」という処理が可能になります。
シーン(Scene)でオリジナルUIを作る
Taskerの上級機能としてシーン(Scene)があります。シーンを使うと、独自のポップアップ画面やウィジェットを作成できます。
シーンとは?
シーンは、Taskerで独自のユーザーインターフェース(UI)を作る機能です。ボタン、テキスト、スライダー、画像などの要素を自由に配置して、オリジナルの操作画面を作ることができます。
シーンで作れるものの例:
- ワンタップでWi-Fi/Bluetooth/GPSなどを切り替えるコントロールパネル
- 特定の相手にすぐ電話できるクイックダイヤル画面
- バッテリー残量や通信状態をリアルタイム表示するダッシュボード
- 簡易的なメモ帳やToDoリスト
- カスタムの音楽プレーヤーコントロール
シーンの基本的な作り方
- Taskerのメイン画面で「SCENES」タブをタップ
- 右下の「+」をタップしてシーン名を入力(例:「コントロールパネル」)
- シーンエディタが開いたら、画面サイズ(幅×高さ)をドラッグで調整
- 長押しで要素を追加:
- Button: タップで動作するボタン
- Text: 文字を表示するラベル
- Slider: スライダー(音量調整など)
- Image: 画像表示
- Toggle: ON/OFFスイッチ
- 各要素をタップして、表示テキスト・サイズ・色・タップ時の動作を設定
- 設定完了後、左上の「←」で保存
シーンの表示方法
作成したシーンは、タスクの「Show Scene」アクションで表示できます。表示方法は3種類あります。
| 表示方法 | 説明 | 用途 |
|---|---|---|
| Dialog(ダイアログ) | 画面中央にポップアップ表示 | 確認画面、入力フォーム |
| Overlay(オーバーレイ) | 他のアプリの上に重ねて表示 | 常時表示パネル |
| Activity(アクティビティ) | 全画面で表示 | ダッシュボード |
Overlay表示を使えば、他のアプリを使いながら常にコントロールパネルを表示させておくことも可能です。ただし、「他のアプリの上に表示」権限が必要になります。
Taskerをさらに便利にするプラグイン
Tasker単体でも十分高機能ですが、プラグインを追加することでさらに機能を拡張できます。特に同じ開発者(joaomgcd)が提供する「AutoApps」シリーズが人気です。
| プラグイン名 | 機能 | 活用例 |
|---|---|---|
| AutoInput | 他アプリのUI操作を自動化 | 自動タップ、テキスト入力 |
| AutoNotification | 通知のカスタマイズ・操作 | カスタム通知ボタン作成 |
| AutoVoice | 音声コマンドの認識 | 音声でTaskerを操作 |
| AutoWear | Wear OS連携 | スマートウォッチから操作 |
| AutoShare | 共有メニューの拡張 | 共有時に自動処理を実行 |
これらのプラグインはGoogle Playから個別にインストールします。無料版もありますが、全機能を使うにはAutoAppsサブスクリプション(月額制)への加入が必要です。まずはTasker本体の機能を使いこなしてから、必要に応じて導入を検討してください。
Taskerがうまく動かないときのトラブルシューティング
Taskerの自動化ルールが期待通りに動かないとき、まず確認すべきポイントをまとめました。
問題1: プロファイルが全く反応しない
確認ポイント:
- プロファイルの左側にあるトグルスイッチがON(緑色)になっているか確認
- Taskerのメイン画面上部のON/OFFボタンが有効(チェックが入っている状態)になっているか確認
- Taskerがバッテリー最適化の対象外になっているか確認(これが最も多い原因です)
- 「設定」→「Monitor」→「Run In Foreground」がONになっているか確認
問題2: 時間指定のプロファイルがずれる
対処法:
- 端末の「日付と時刻」設定で「自動設定」がONになっているか確認
- Taskerの設定 →「Monitor」→「Use Reliable Alarms」を「Always」に変更
- メーカー独自の省電力設定でアラームが制限されていないか確認(特にXiaomi、OPPO、Huawei)
問題3: Wi-Fi接続の検知が遅い・検知されない
対処法:
- Taskerの設定 →「Monitor」→「WiFi Scan Seconds」の値を小さくする(デフォルト300秒→60秒など)
- ただしスキャン間隔を短くするとバッテリー消費が増えるので注意
- Android 12以降では位置情報の権限がWi-Fiスキャンに必要です。Taskerに「常に許可」を設定してください
問題4: 特定のアクションが実行されない
対処法:
- タスク編集画面の下部にある「▶(再生ボタン)」でタスクを手動実行してみる
- エラーが表示された場合は、そのアクションに必要な権限が不足していないか確認
- Android 13以降、一部のアクション(通知の投稿など)に追加の権限が必要になっています
問題5: Taskerが勝手に停止する
対処法:
- 「バッテリー最適化の除外」が最優先の対策です(Step 2の2-2を再確認)
- Samsung端末:「デバイスケア」→「バッテリー」→「バックグラウンド使用の制限」からTaskerを除外
- Xiaomi端末:「セキュリティ」→「バッテリーセーバー」→「アプリバッテリーセーバー」でTaskerを「制限なし」に設定
- OPPO端末:「設定」→「バッテリー」→「省エネ」でTaskerを除外し、「自動起動」を許可
よくある質問(FAQ)
Q1: Taskerは無料で使えますか?
Taskerは有料アプリです(約500円の買い切り)。Google Playからの購入が最も確実です。ただし、公式サイト(tasker.joaoapps.com)から7日間の無料トライアル版をダウンロードできます。トライアル版は全機能が使えるので、購入前に自分の端末で正常に動作するか確認できます。
Q2: Taskerを使うのにroot化は必要ですか?
root化は不要です。Taskerの大半の機能はroot権限なしで動作します。ただし、一部の高度な機能(システム設定の直接変更など)にはroot化が必要な場合があります。初心者の方はroot化なしで十分活用できます。
Q3: iPhoneでもTaskerは使えますか?
いいえ。TaskerはAndroid専用アプリです。iPhoneには「ショートカット」アプリが標準搭載されており、似たような自動化が可能です。ただし、Taskerほどの自由度はありません。
Q4: バッテリーへの影響はどれくらいですか?
Taskerの基本的なプロファイル(時間トリガー、充電トリガーなど)であれば、バッテリーへの影響はごくわずかです。ただし、GPS位置情報を使ったプロファイルやWi-Fiスキャン間隔を短く設定した場合は、バッテリー消費が増えることがあります。必要に応じてスキャン間隔を調整してください。
Q5: 作ったプロファイルを他の端末に移せますか?
はい。Taskerにはプロファイルのエクスポート/インポート機能があります。「長押し」→「Export」→「Description To Clipboard」でテキスト形式でエクスポートしたり、XMLファイルとして保存して別端末に移したりできます。また、TaskerNetというコミュニティサイトで他のユーザーが作ったプロファイルをワンタップでインポートすることもできます。
Q6: Taskerで作った自動化をホーム画面から手動で実行できますか?
はい。タスクをホーム画面のショートカットとして追加できます。Taskerのタスク一覧で任意のタスクを長押しし、「Add Shortcut To Launcher」を選択するだけです。また、クイック設定タイル(通知バーを下ろしたときのアイコン)にタスクを追加することもできます。
Q7: Taskerの学習におすすめの情報源はどこですか?
おすすめの情報源:
- 公式ドキュメント:tasker.joaoapps.com(英語)
- TaskerNet:他のユーザーが作ったレシピを閲覧・インポート可能
- Reddit:r/tasker コミュニティで質問・情報交換(英語)
- YouTube:「Tasker チュートリアル」で検索すると日本語の解説動画も見つかります
Q8: TaskerとGoogleの「ルーティン」機能は何が違いますか?
Google アシスタントのルーティン機能は、限られた条件と動作(音楽再生、スマートホーム操作、天気読み上げなど)しか設定できません。一方Taskerは、Androidのほぼすべての設定やアプリを条件・動作として使えるため、圧倒的に自由度が高いです。ただし設定の簡単さではGoogleルーティンに軍配が上がるため、シンプルな自動化にはGoogleルーティン、複雑な自動化にはTaskerという使い分けがおすすめです。
Q9: Taskerで通話の自動録音はできますか?
Android 9以降、通話録音はOS側の制限により大幅に制限されています。Taskerの「Record Audio」アクションは、通話音声の録音には対応していない場合がほとんどです。通話録音が必要な場合は、端末メーカーが提供する純正の通話録音機能の利用を検討してください。
Q10: Taskerがアップデートで動かなくなることはありますか?
Android OSのメジャーアップデート後に一部の機能が動かなくなるケースは報告されています。しかし、Taskerの開発者は非常にアクティブで、Android新バージョンへの対応も迅速です。問題が発生した場合は、まずTasker自体を最新版にアップデートしてください。多くの場合、アプリのアップデートで解決します。
まとめ
この記事では、Android向け自動化アプリTaskerの基本から実践的な使い方まで解説しました。
この記事のポイント:
- Taskerの基本は「プロファイル=コンテキスト(条件)+タスク(動作)」の3要素
- 初期設定ではバッテリー最適化の除外が最も重要
- 「Wi-Fi接続でサイレント解除」「充電中に画面を明るく」などの実用レシピ5選ですぐに自動化を体験できる
- 変数を使えば「現在の値を保存→後で復元」のような柔軟な処理が可能
- シーンでオリジナルUIを作れば、ワンタップの操作パネルも作成可能
- うまく動かないときはバッテリー最適化設定と権限設定を最初に確認
Taskerは最初こそ「難しそう」と感じるかもしれませんが、基本の3要素さえ理解すれば、あとは組み合わせるだけです。まずはこの記事で紹介した5つのレシピから始めて、少しずつ自分だけの自動化ルールを増やしていきましょう。
日々の「面倒な手動操作」が一つずつ自動化されていく快感は、一度味わうと元には戻れません。ぜひTaskerを活用して、スマートフォンをもっと便利に使いこなしてください。
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